JPS5842177B2 - シンキビシクロ ( 2 2 1 ) ヘプテンユウドウタイノ セイゾウホウ - Google Patents

シンキビシクロ ( 2 2 1 ) ヘプテンユウドウタイノ セイゾウホウ

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JPS5842177B2
JPS5842177B2 JP8163675A JP8163675A JPS5842177B2 JP S5842177 B2 JPS5842177 B2 JP S5842177B2 JP 8163675 A JP8163675 A JP 8163675A JP 8163675 A JP8163675 A JP 8163675A JP S5842177 B2 JPS5842177 B2 JP S5842177B2
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bicyclo
carbon atoms
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exo
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浩巳 下村
久夫 山本
純基 勝部
明彦 杉江
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は医薬的価値の高い新規な物質群およびそれらの
製造方法に関する。
更に詳しくは一般一〔I〕 〔式中、Aは2〜4個の炭素原子を有するアルキレン鎖
を、BおよびXはビニレン鎖またはエチレン鎖を、Zは
カルボキシル基もしくはその塩を表わすかまたは2〜5
個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基より選ば
れたるカルボン酸誘導体を表わし、R1は水素原子、1
〜8個の炭素原子を有するアルキル基または5〜10個
の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル基を表わし
、R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表わ
す。
〕であられされる新規ビシクロ〔2,2,1〕ヘプテン
誘導体の製造法に関する。
本発明は胃酸分泌抑制作用、抗潰瘍作用、平滑筋刺激作
用等のプロスタグランディン様作用を有するきわめて医
薬的価値の高い新規ビシクロヘプテン誘導体の製造法に
関するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明はビシクロヘプテン環の
側鎖としてアルケニルカルボン酸誘導基を導入すること
により医薬的価値の高まったビシクロ〔2゜2.1〕ヘ
プテン誘導体の製造法に関するものである。
即ち、本発明者等はかねてビシクロヘプテン誘導体の合
成研究に従事して来たが、今回一般式〔I〕で表わされ
るアルケニルカルボン酸側鎖を有することに特徴を有す
る新規ビシクロヘプテン誘導体の合成に成功し、かつそ
の化合物が強い胃酸分泌抑制作用、抗潰瘍作用、平滑筋
刺激作用等のプロスタグランディン様作用を有し更にア
ラキドン酸からプロスタグランディンへの生合成を促進
する作用を有することを見い出し、本発明方法に到達し
た。
一般式〔I〕において、Aで示される部分は2〜4個の
炭素原子を有するアルキレン鎖であり、エチレン、プロ
ピレン、ブチレン、イソブチレン基等が挙げられる。
BおよびXはビニレン鎖もしくはエチレン鎖であるが、
Bにおけるビニレン鎖は立体構造上シス型であることが
必須である。
カルボン酸の塩とは治療用量において無害なカルボン酸
塩である、たとえば、ナトリウム、カリウム、カルシウ
ム等の金属塩あるいはアンモニウム塩あるいはまたエタ
ノールアミン塩等の有機塩基等が挙げられる。
更にまたZはアルコキシカルボニル基(エステル)を示
すものであるが、例えばメトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、ブトキシカルボニル基等が挙げられる。
R□としては水素原子、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、1−
メチル−ヘキシル、1,1−ジメチル−ヘキシル、5−
メチル−ヘキシル、1−エチルヘキシル等の1〜8個の
炭素原子を有するアルキル基、シクロペンチルメチル基
、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルプロピル基
等の5〜10個の炭素原子を有するシクロアルキルアル
キル基があげられる。
R2としては水素原子、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル基等のアルキル基等が挙げられる。
一般式〔I〕で表わされる本発明方法の目的化合物は、
その構造上多数の立体異性体が考えられるが、これらを
同様に包含するものである。
従って本発明方法はある特定の立体構造を有するものの
場合でもあるいはまた立体異性体の混合物である場合で
も同じ〈実施できるものである。
本発明による新規ビシクロ(2,2,1)へブテン誘導
体は以下の方法により製造される。
即ち (1)一般式〔■〕 〔式中、A、B、X、R1およびZは前記と同じ意味を
有する。
〕であられされるカルボニル誘導体のカルボニル基に一
般式(1) %式% 〔式中、R2は前記と同じ意味を有し、Mはマグネシウ
ムハライドまたはアルカリ金属を表わす。
〕であられされる有機金属化合物を反応させることによ
って得られる。
(2)一般式〔■勺 〔式中、A、B、XおよびZは前記と同じ意味を有し、
R2′は水素原子または1〜4個の炭素原子を有するア
ルキル基を表わす。
〕であられされるカルボニル誘導体のカルボニル基に一
般式〔■〕 R’ −M (IV)〔式中、
R1′は5〜8個の炭素原子を有するアルキル基または
5〜10個の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル
基を、Mは前記と同じ意味を表わす。
〕であられされる有機金属化合物を反応させるこ舌によ
って得られる。
本反応を実施するに当っては通常溶剤の存在下、一般式
〔■〕および〔杓で表わされる原料化合物と同モル乃至
1.5倍量の有機金属化合物を使用して行なわれる。
使用される溶剤としては、エーテル、テトラヒドロフラ
ン、ベンゼン、グリム等の非極性溶剤が適している。
有機金属化合物はメチルブロマイド、エチルブロマイド
、ブチルブロマイド、アミルブロマイド等のアルキルハ
ライドと金属マグネシウムあるいはリチウム等のアルカ
リ金属と通常の方法に従がい反応させて得られるものが
使用される。
反応温度は特に限定はなく、−10℃乃至溶剤の還流温
度で行なわれる。
反応時間は主に反応温度、反応試剤の種類によって異な
るが、通常室温で約10分乃至5時間である。
反応終了後本反応の目的物化合物は常法に従って反応混
合物から採取される。
例えば、反応混合物中へ塩化アンモニヤ水を加え、コン
プレックスを分解し、有機物を適当な有機溶剤で抽出し
、抽出液から溶剤を留去することによって得られる。
得られた目的化合物は必要ならば、常法により例えばカ
ラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィーなど
を用いて更に精製することができる。
さらに必要ならば、常法に従いここで生成した水酸基へ
保護基を導入することができる。
保護基としては、テトラヒドロピラニル基、テトラヒド
ロチオピラニル基、低級アルコキシアルキル基、アシル
基等であり、低級アルコキシアルキル基としてはメトキ
シメチル基、エトキシメチル基、α−エトキシエチル基
等が、アシル基としてはアセチル基、プロピオニル基等
があげられる。
これらは溶剤の存在下あるいは不存在下、たとえばジヒ
ドロピラン、メチラール、エチルビニルエーテル等の試
剤と酸の存在下縮合して達成される。
また保護基がアシル基の場合においては、溶剤の存在下
あるいは不存在下、各々対応する酸無水物あるいは酸ハ
ライドとピリジン、酢酸ソーダ等の塩基の存在下達成で
きる。
なお、本発明の原料化合物は、たとえば下記合成経路に
示す方法により本発明者らにより考案され初めて合成さ
れた一連の新規化合物を経由して合成されたものである
〔図中、R1,A、BおよびZは前記と同じ意味ヲ有し
、TsはP−)ルエンスルフオニル基マたはメシチル基
を、R3は水素原子またはテトラヒドロピラニル基、ア
ルコキシアルキル基を示す。
〕すなわち、ジオール体(1)をモノトシル化し、トシ
ル体(2)とし、シアン体(3)に導き、このものはシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーで立体異性体を分離
後、必要ならば、二重結合を接触還元し、化合物(31
の水酸基は必要に応じ保護した後、シアノ基をジイソブ
チルアルミニウムハイドライド等で還元しアルデヒド体
とした後ヴイツテツヒ反応により化合物(5)に導いた
後化合物(5)あるいはカルボン酸の活性誘導体とアル
コールあるいはアミンと反応させ化合物(6)とし、化
合物(6)の水酸基の保護基を除去後モファット酸化(
Moffatt oxi −dation)あるいはコ
リンズ酸化(Col l 1nsoxidation)
に付しアルデヒド体(8)としヴイツテイヒ反応により
化合物(II)を得ることができる。
以下に代表的実施例を記載するが、本発明方法はもとよ
りこれに限定されるものではない。
参考例 1 2−ヒドロキシメチル−3−シアノメチル−ビシクロ(
2,2,1)ヘプト−5−エンの調製トランス−ビス−
23−ヒドロキシメチル−ビシクロ(2,2,1〕ヘプ
ト−5−エン15.4gとp−1ルエンスルフオン酸ク
ロライド19.1gとを無水トルエン100TfLlに
溶解し、冷却下無水ピリジン50′IILlを滴下した
室温で16時間攪拌の後、水1007ILlと酢酸エチ
ル200ydを加え有機層を分液し、10%塩酸水、飽
和重曹水、水の順で洗い乾燥した。
溶媒を留去し、目的のトシレート体30gを得た。
無水ジメチルスルホオキサイド200TrLlに青酸ナ
トリウム14gを懸濁させ90℃に加熱下、上記トノ1
/−トを加え95〜100℃で1時間加熱した後反応液
を冷却し、目的物を酢酸エチルで抽出した。
溶媒を留去し得た油状物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付しベンゼン溶出部より先ず、2−エキソ−
ヒドロキシメチル−3−エンド−シアノメチル−ビシク
ロ−(2,2,1)ヘプト5−エン6gが得られ、次い
で2−エンド−ヒドロキシメチル−3−エキソ−シアノ
メチル−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン5g
を得た。
これらは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位”””)); 3450゜
2250 1420 1040 1020核磁気
共鳴において3.3(TMSからppm)にエンド−ヒ
ドロキシメチル体のヒドロキシメチルのメチレン基に基
づく吸収が二重線として現われ、また3、7p−にエキ
ソ−ヒドロキシメチル体のヒドロキシメチルのメチレン
基に基づく吸収が多重線として現われた。
参考例 2 2−エンド−ヒドロキシメチル−3−エキソ−シアノメ
チル−ビシクロ(2,2,1)へブタンの調製 参考例1の方法で得られる2−エンド−ヒドロキシメチ
ル−3−エキソ−シアノメチル−ビシクロ〔2,2,1
〕ヘプト−5−エン700m&をメタノール50m1に
溶解し、5%パラジウム−炭素の存在下接触還元し、目
的のへブタン700119を得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位cm ’));3600
〜3100 2950 2850 225010
60 1010 参考例 3 2−エンド−ヒドロキシメチル−3−エキソ−(6′−
カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)ビシクロ(
2,21)ヘプト−5−エンの調製参考例1の方法で得
られる3−エキソ−シアノメチル体1.5gを乾燥トル
エンに溶解し、−70℃に冷却し、水素化ジイソブチル
アルミニウム3.4gを含むトルエン溶液を滴下した。
滴下後室温にて反応液を4時間攪拌し水冷し、飽和塩化
アンモニア水10−を加え30分間攪拌した。
10%塩酸水10TrLlを加え10分間攪拌の後、ト
ルエン層を分液し、得たトルエン層を水で中性になる迄
水洗した後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
硫酸マグネシウムを済去し、トルエンを留去した残渣よ
り2−エンド−ヒドロキシメチル−3−エキソ−ホルミ
ルメチルビシクロ[2,2,1)ヘプト−5−エン1.
4gを得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位[”));3600〜31
50 3050 2950 28502800
2700 1720 水素化ナトリウムL77IC純度50%)をジメチルス
ルホキサイド301111に懸濁させ、攪拌しつつ75
℃に加熱する。
約1時間で水素の発生が止むので加熱を止めて放冷し、
室温に戻してからこの溶液に4−カルボキシ−n−プチ
ルトリフェニルスホスホニウムブロマイド8.2gのジ
メチルスルホキサイド2011Ll溶液を加え約10分
間攪拌後、上記アルデヒド体のジメチルスルホキサイド
10WLl溶液を加え、室温で2時間攪拌した。
反応物を氷水80WLlにあけ、酢酸エチルで抽出する
水層を10%HClで酸性化し、酢酸エチルで抽出した
酢酸エチル抽出液を水洗、硫酸マグネシウムで乾燥後減
圧濃縮した。
残渣1.8gを過剰のジアゾメタンと処理し、メチルエ
ステルとした後、シリカゲルカラムクロマトを行ない、
目的化合物1.19を油状物として得た。
このものは以下の性状を有した〇 赤外吸収(フィルム法(単位cm ”));3600
〜3100 3050 2950 285017
40 1440 1240 120011600
40 参考例 4 2−エキソ−ヒドロキシメチル−3−エンド(6′−カ
ルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(
2,2,1)ヘプト−5−エンの調製 参考例1の方法によって得られる2−エキソ−ヒドロキ
シメチル−3−エンド−シアノメチル−ビシクロ−[2
,2,1)ヘプト−5−エン1gから参考例3と同様の
方法で目的の2−エキソ−ヒドロキシメチル−3−エン
ド−(6′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル
)−ビシクロ〔2゜2.1〕ヘプト−5−エン700r
n9を油状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位cIrL−1)) ;36
00〜3100 3050 2950 2850
1740 1440 1240 1200 11
60040 参考例 5 参考例4の方法で得られる2−エキソ−ヒドロキシメチ
ル−3−エンド−(6′−カルボメトキシ−2′−シス
−ヘキセニル)ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エ
ン500■を二酸化クロム1.2Iiとピリジン1.9
gとから調製されたコリンズ試薬を含むジクロルメタン
溶液に加え酸化し、2−エキソ−ホルミル−3−エンド
−(6′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)
−ビシクロ〔2゜21〕ヘプト−5−エン460■を油
状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位の一す);3050゜29
50 2850 2800 2700 174017
20 1230 1030 核磁気共鳴において9.66(単位TMSからの岬)に
ホルミルプロトンに基づく二重線および3.55にメチ
ルエステルに基づく単線があられれた。
同様の方法で参考例3の方法で得られる2−エンド−ヒ
ドロキシメチル−3−エキソ−(6’−カルボメトキシ
−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,1)
ヘプト−5−エンから2−エンビーホルミル−2−エキ
ソ−(6′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル
)−ビシクロC2,2゜1〕ヘプト−5−エンを油状物
として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位crn ’));305
0゜2950 2850 2800 2700 174
01720 1230 1030 核磁気共鳴において9.35(単位TMSからのpp!
11)にホルミルプロトンに基づく二重線があられれた
参考例 6 参考例5の方法で得られる2−エキソ−ホルミル−3−
エンド−(6′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセ
ニル)−ビシクロ[2,2,1)ヘプト−5−エン12
01r1gとヘキサノイルメチレンブチルホスフォラン
150■とを無水エーテル中室温で48時間放置した後
、エーテルを留去し、得た残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーに付し目的の2−エキソ−(3′−オキ
ソ−1′−トランス−オクテニル)−3−エンド−(6
′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)−ビシ
クロ〔2,2,1〕ヘプト−5−エン130rrI9を
油状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位cm ’));3050
゜2950 2925 2850 1740 1690
1670 1620 1440 1240 1160更
に文献公知のヴイッティヒ反応(Wittigreac
tion) (ジャーナル・オブ、ザー・アメリカン・
ケミカル・ソサイテイ第91巻、5675頁(1969
年)あるいはケミカル・レビュー第74巻87頁(19
74年))により下記の化合物を得た。
赤外吸収はフィルム法にて測定し、単位はm”である。
2−エンド=(3′−オキソ−1′−トランス−オクテ
ニル)−3−エキソ−(6′−カルボメトキシ−2′−
シスーヘキセニル)−ビシクロC2,2゜1〕ヘプト−
5−エン 赤外吸収;3050.3000.2950 。
2850.1740,1700,1670,1620゜
1440 1370 2−エキソ−(3′−オキソ−1′−トランス−ブテニ
ル)−3−エンド−(6′−カルボメトキシ−2′−シ
ス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,l〕ヘプト−5
−エン 赤外吸収;3050.2950.2850 。
1740.1690..1670,1620,1440
゜370 2−エキソ−(3′−オキソ−17−ドランスープロペ
ニル)−3−エンド−(6′−カルボメトキシ−2′−
シスーヘキセニル)−ビシクロ(2,2゜1〕ヘプト−
5−エン 赤外吸収;3050,2950,2925゜1740
1690 1470 1370 1340280 2−エンド−(3′−オキソ−17−ドランスープロペ
ニル)−3−エキソ−(6′−カルボメトキシ−2′−
シス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2゜1〕ヘプト−
5−エン 赤外吸収;3050.2950.2925 。
1740 1690 1470 1370 13402
80 実施例 1 参考例6の方法で得られる2−エキソ−(3′オキソ−
1′−トランス−オクテニル)−3−エンド−(6′−
カルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ
(2,2,1]ヘプト−5−エン300■を無水テトラ
ヒドロフラン15縦に溶解し、これに別途ヨウ化メチル
と金属マグネシウムから調製されたメチルマグネシウム
イオダイドのエーテル溶液を必要量の1.1倍量を10
0C〜15℃で滴下した。
室温で2時間攪拌した後、塩化アンモニア水51nlを
加えコンプレックスを分解の後、減圧でテトラヒドロフ
ランを留去し得た残渣から目的物をベンゼンで抽出した
ベンゼンを留去後得た油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、目的の2−エキソ−(3′−ヒド
ロキシ−3′−メチル−1′−トランス−オクテニル)
−3−xント−(6’−カルボメトキシ−2′−シス−
ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,l’lヘプト−5−
エン263mgを油状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位CTt ’));360
0〜3200 3050 2950 2925 285
01740 1450 1430 1360実施例 2 2−エンド−(3′−オキソ−1′−トランスーオクチ
ニル)−3−エキソ−(6′−カルボメトキシ−2−シ
ス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2゜1〕ヘプト−5
−エン5001n9を実施例1と同様の方法でメチルマ
グネシウムイオダイドでメチル化し目的の2−エンド−
(3′−ヒドロキシ−3′−メチル−1′−トランス−
キクテニル)−3−エキソ−(6′−カルボメトキシ−
2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,1)ヘ
プト−5−エン450■を油状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位C1l ’) ) ;3
600〜3200,3050,2950,2925,2
850゜1740 1450 1430 1360実施
例 3 2−エキソ−(3′−オキソ−1′−トランス−ブテニ
ル)−3−エンド−(6′−カルボメトキシ2′−シス
−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−
エンi、ogを無水テトラヒドロフラン25m1!に溶
解し、この溶液に別途n−アミルブロマイドと金属マグ
ネシウムとから常法に従がい調製されたグリニヤ試薬の
テトラヒドロフラン溶液を必要量の1.2倍量10〜1
5℃で滴下した。
同温度で3時間攪拌後、反応液に塩化アンモニア水を加
えコンプレックスを分解の後テトラヒドロフランを減圧
下留去し、得た残渣からベンゼンで目的物を抽出した。
ベンゼンを留去し得た油状物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し目的の2−エキソ−(3′−ヒドロ
キシ−37−メチル−1′−トランス−オクテニル)−
3−エンド−(6′−カルボメトキシ−2′−シス−ヘ
キセニル)−ビシクロ(2,2,1)ヘプト−5−エン
680■を油状物として得た。
このものは実施例1で得られたものと赤外吸収で一致し
た。
実施例 4 2−エキソ−(3′−オキソ−1′−トランス−プロペ
ニル)−3−エンド−(6′−カルボメトキシ2′−シ
ス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2゜1〕ヘプト−5
−エン580■を無水テトラヒドロフラン20m1に溶
解し、この溶液にシクロヘキシルメチルブロマイドと金
属マグネシウムとから得られるグリニヤ試剤のテトラヒ
ドロフラン溶液を必要量の1.3倍量10〜15℃で滴
下し室温で3時間攪拌したのち塩化アンモニア水101
rLlを加えコンプレックスを留去し減圧下テトラヒド
ロフランを留去し得た残渣から目的物をベンゼンで抽出
し、ベンゼンを留去して得た粗油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し目的の2エキソ−(3′−
ヒドロキシ−4′−シクロヘキシル−1’−1ランス−
ブテニル)−3−エンド−(6′カルボメトキシ−2′
−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,2,1)ヘプト
−5−エン420■を油状物として得た。
このものは以下の性状を有した。
赤外吸収(フィルム法(単位cm ’) ) ;36
00〜3200 3075 3050 2950 29
002850 1740 1480 1440 133
01240 1160 実施例 5 参考例6で得られた2−エンド−(3′−オキソ1’−
1−yンスープロペニル) −3−4キソ−(6′−カ
ルボメトキシ−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(
2,2,1)ヘプト−5−エン230■を実施例1と同
様の方法でメチルマグネシウムイオダイドでメチル化し
目的の2−エンド−(3′−ヒドロキシ−1′−トラン
ス−ブテニル)−3−エキソ−(6′−メトキシカルボ
ニル−2′−シスヘキセニル)−ビシクロ(2,2,1
)ヘット−5−エン140■を油状物として得た。
赤外吸収:3600〜3200 30502950.2
850,1740,1450,1440゜1370.1
340,1240,1160実施例 6 参考例6で得られる2−エキソ−(3′−オキソ−i’
−トランス−プロペニル)−3−エンド(6′−メトキ
シカルボニル−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(
2,2,1)ヘプト−5−エン1801n9を実施例3
と同様の方法でn−アミルマグネシウムブロマイドと反
応し目的の2−エキソ−(3′−ヒドロキシ−1′−ト
ランスーオクテニノ03−エンド−(6’−メトキシカ
ルボニル−2′−シス−ヘキセニル)−ビシクロ(2,
2,1)ヘプト−5−エン110mgを油状物として得
た。
赤外吸収:3600〜3200 30502950.2
925,2850,1740,1460゜1410 1
340 1240

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 〔式中、Aは2〜4個の炭素原子を有するアルキレン鎖
    を、BおよびXはビニレン鎖またはエチレン鎖を、Zは
    カルボキシル基もしくはその塩を表わすかまたは2〜5
    個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル基より選ば
    れたるカルボン酸誘導体を表わし、R1は水素原子、1
    〜8個の炭素原子を有するアルキル基または5〜10個
    の炭素原子を有するシクロアルキルアルキル基を表わし
    、R2は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基を表わ
    す。 〕であられされる新規ビシクロ〔2,2 テン誘導体を製造するに当り一般式 〔式中、A 、 B 、 X 、 RoおよびZは前記
    と同じ意味を有する。 〕で表わされるカルボニル誘導体のカルボニル基に一般
    式 〔式中、R2は前記と同じ意味を有し、Mはマグネシウ
    ムハライドまたはアルカリ金属を表わす。 〕で表わされる有機金属化合物を反応させることを特徴
    とする前記ビシクロ(2,2,1)ヘプテン誘導体の製
    造法 2一般式 〔式中、A、B、XおよびZは第1項と同じ意味を有し
    、R,/は5〜8個の炭素原子を有するアルキル基また
    は5〜10個の炭素原子を有するシクロアルキルアルキ
    ル基を表わし、R2′は水素原子または1〜4個の炭素
    原子を有するアルキル基を表わす。 〕で表わされる新規ビシクロ(2,2,1)ヘプテン誘
    導体を製造するに当り、一般式 〔式中、A、B、X、ZおよびR2′は前記と同じ意味
    を有する。 〕で表わされるカルボニル誘導体のカルボニル基に一般
    式 %式% 〔式中、R1′は前記と同じ意味を有し、Mはマグネシ
    ウムハライドまたはアルカリ金属を表わす。 〕で表わされる有機金属化合物を反応させることを特徴
    とする前記ビシクロ[2,2,1]ヘプテン誘導体の製
    造法。
JP8163675A 1975-06-27 1975-07-01 シンキビシクロ ( 2 2 1 ) ヘプテンユウドウタイノ セイゾウホウ Expired JPS5842177B2 (ja)

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NO762107A NO762107L (ja) 1975-06-27 1976-06-17
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FR7619480A FR2316926A1 (fr) 1975-06-27 1976-06-25 Nouveaux derives de bicycloheptenes
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