JPS5841528B2 - キ−ボ−ド装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、静電結合または電磁結合タブレットを使用し
たキーボード装置、更に詳しくいえば、タブレットを容
易に変換可能としたキーボード装置に関するものである
。

タブレット式入力装置としては、タブレットの二つの座
標軸方向にそれぞれ複数の信号線が異なる平面に配列さ
れていて、これらの信号線の各交点位置の各々に文字ま
たはその他の符号を定義するキャラクタシートが前記タ
ブレット上に固定され、このキャラクタシートに表示さ
れている所望の符号を、たとえば検出ペンによって指示
することにより、指示された符号のコード信号を出力す
るようなものが広く知られている。

ところがこのようなキーボード装置を使用する場合には
、タブレット上のキーの量に自ずと限界があるため、複
数のキャラクタシートを交換可能に使用することにより
、そのキーの数を実質的に増加する方法が実用化されて
いる。

しかしながら、この方法ではキャラクタシートの交換時
にキャラクタシー１−の符号とタブレット上に区画され
たキーのセグメントとの位置がずれないようにしなけれ
ばならない。

またキャラクタシートの中に収容される情報の種類によ
っては、この情報を表示するキーのセグメントの大きさ
を変えた方が合理的な場合もある。

たとえば、在庫管理機や人事管理機等の多項目入力装置
として用いられる場合である。

本発明は、互いにキー区画の大きさの異なる複数枚のタ
ブレットを交換可能に使用することによって上述せる問
題を解消する装置を提供せんとするものである。

以下本発明を添付図面に示した実施例によって説明する
。

第１図において、１は本体で、該本体１の上面部にはタ
ブレット２が配置されている。

このタブレット２は、その上端を本体１に設けられたタ
ブレット挿入口３に着脱自在に挿入されている。

本体１には、更にタブレット２の抜き出し用ボクン４と
、タブレツ１へ２をタッチするための指示ペン５および
その他必要なディスプレイパネル６等が取付けられてい
る。

本体１内にはタブレット２に信号を印加するための１駆
動手段（図示せず）が収納され、この駆動手段から延び
る信号伝送路はタブレット挿入口３まで達し、その端末
部は後述せる如くタブレット２と電気的に接続される構
造を有している。

第２図は、本発明によるキーボード装置のためのタブレ
ットの一部を破裁した斜視図であるが、これは静電結合
方式を例に挙げて示したものである。

この図面において７は、通称エッヂカードと呼ばれてい
るプリント配線基板と同様の構造を有する基板で、該基
板７の一辺には多数の信号用端子８と一つの接地用端子
９がプリント配線されている。

この基板７には、更に多数の第一信号線路１２が互いに
間隔をもって平行にプリント配線されていて、該第−信
号線路１２の各々は、プリント配線の接続線路１２ａに
よって対応する端子８に電気的に連絡されている。

また、基板７上には第一信号線路１２および接続線路１
２ａを覆うように絶縁パネル１４ａが貼られ、このパネ
ル１４ａ上に多層プリント配線技術により、多数の第二
信号線路１３が前記第一信号線路１２と直交するように
互いに間隔鵠って平行に配さバ■柘。

この第二信号線路１３の各々は、配されている。

この第二信号線路１３の各々は、接続線路１３ａからス
ルーホール１０（第３図）を通って対応する端子８と電
気的に連絡されている。

絶縁パネル１４ａの上には第二信号線路１３および接続
線路１３ａを覆う別のもう一つの絶縁パネル１４ｂが貼
られ、このパネル１４ｂの上には更にプリント配線技術
によっテシールド層１５が設けられている。

このシールド層１５については、実開昭４９−９９１２
９号に記載されているのでここでは詳細に述べないが、
手短かにいえば、第一信号線路１２と第二信号線路１３
の各交点部分に孔１５ａを有し、その交点部分以外を静
電的にシールドするものである。

なお、シールド層１５は第３図に示されたように、スル
ーホール１１によって接地用端子９に電気的に連絡され
ている。

１６は、シールド層１５に配置され、キー領域１７を表
示する表層パネルである。

また、１８はタブレット２を識別するために設けられた
切欠よりなる符号であり、この符号１８を読取るための
手段（図示せず）がタブレット挿入口３内に設けられて
いる。

なお、符号読取手段は、機械的なリミットスイッチや発
光素子と受光素子との対で符号１８の有無、あるいは場
所を検出することによってタブレット２を識別するコー
ドを読むものであるが、その他基板γ上に端子８および
９以外の端子を数個設けて、適当に短絡などしてコード
化した符号を読取るもの等種々の方法を採用することが
できる。

このようにして読取った信号により挿入されたタブレッ
トの識別もできるものである。

タブレット挿入口３に設けられた信号伝送路の端末部と
タブレット２の端子８，９の構造は、通常のコネクター
に用いられているあらゆる構造をとり得るが、その−例
の断面図および拡大した説明図を示したものが第４図、
第５図である。

即ち、第４図はタブレット２が挿入されない状態のタブ
レット挿入口３の断面を示したもので、１９は挿入部ハ
ウジングであり、該挿入部ハウジンク１９は、その一方
の側面にタブレット２を挿入するための挿入口２０を有
し、また他方の側面には接続端子２１がある。

該接続端子２１は、デジタル化電気回路手段と電気的に
接続する部分である。

該接続端子２１のベース２１ａには、導電性板バネ２２
の一端が相互の凹凸に入り込んで電気的に連結されてい
る。

前記板バネ２２の他端は、タブレットの挿入部ハウジン
グ１９の中央部に軸２４によって支持されたＬ字形をし
たレバー２３に相互に入り込んでこれと電気的に連結さ
れている。

このレバー２３のＬ字形の先端は、タブレット２上の端
子８，９と接触するための接点２６が形成されている。

なお、前記板バネ２２はリミットスイッチ等に多用され
ていると同様の構造および働きヲ有し、そのスナップア
クションによってレバー２３を二方向に撰択的に付勢し
て回動させる。

第５図は、タブレット２が挿入されている状態を示す主
要部の拡大した説明図である。

第４図から第５図の状態へ移行するのは、タブレット２
が挿入口２０より挿入されるとレバー２３のＬ字形の短
い腕２７に押し当り、タブレット２が更に押し込まれる
ことによって、レバー２３が前述の板バネ２２のスナッ
プアクションによって付勢され、前記レバー２３の接点
２６がタブレット２の端子８に圧接され電気的に接続さ
れる。

なお、レバー２３の数が多い場合には、端子８との圧接
による摩擦力によりタブレットを十分固定することもで
き、これで固定が不十分な場合には通常のコネクターの
ロック装置に多用されている方式を用いたり、レバー２
３の接点２６をカギ型とし、タブレット２上の対応する
部分に凹部を設ける等の方式を採用することができる。

一方、タブレット２を抜き出す場合には、ボタン４を矢
印方向に押圧するとクランク２８がボタン４に連動され
て回動し、ロッド２９を介して開放てこ２５に伝達され
るから、この開放てこ２５がレバーの腕２７を板バネ２
２に抗して反転させるので力をほとんど要さないでタブ
レット２を抜き出すことができる。

前記接続端子２１に電気的に接続されるデジタル化電気
回路手段は、例えば特開昭４８ ４１６２５号のような回路手段を用いてもよい。

また、タブレット２についても一面の構成のみを説明し
たが、基板７の下面を導体箔で被覆して静電的にシール
ドすれば二枚のタブレットを貼り合わせて両面使用も可
能となる。

本発明は以上の構造であるので、本体１に対してタブレ
ット２が任意に着脱自在であり、次のような利点を有す
るタブレット装置を提供することができる。

すなわち、表層パネル１６に文字、符号、見出し語等の
キャラクタを表示したタブレット２を数種類用意し、必
要に応じて本体に差し換えることにより、一台のキーボ
ード装置を極めて多数のキーを有する入力装置として使
用することができると共に、キー領域１７の大きさの異
なるタブレット２を用意すれば、漢字入力装置としても
、商品名、人名等の実名を表示した多項目入力装置とし
ても使用可能な多用途のタブレット装置として使用する
ことができる。

また、キャラクタを表示した表層パネル１６とタブレッ
ト２は、常に一対一で対応して固定させることが可能な
ので、従来のキャラクタシ・−トのみを交換する方式の
ような位置ずれによる誤入力等が起こらない。

なお、本発明によれば、表層パネル１６を袋状等とする
ことによりその袋の中にキャラクタシートを差し換え可
能とすることもできる。

これによってキャラクタシートは、直接指示ペン等で接
触されないため耐摩耗性のある特殊紙や特殊印刷等を用
いる必要はなく、例えば人名を表示しであるキャラクタ
シー トにおいては、表示内容を書き換える必要性が生
じるが、ユーザー側で容易に通常の方法で書き換えが可
能となる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はタブレ
ット装置の外観斜視図、第２図はタブレットの一部を破
裁して示す斜視図、第３図はスルーホール接続部を拡大
してその一部を断面で示す斜視図、第４図はタブレット
挿入部の縦断面図、第５図は第４図に示されたタブレッ
ト連結装置を図解する斜視図である。 １は本体、２はタブレット、３はタブレット挿入口、４
はボタン、１０，１１はスルーホールメッキ、１２は第
一信号線路、１３は第二信号線路、１７はキー領域、１
８は切り欠き、２０は挿入口、２２は板バネ、２３は可
動接点、２５は開放てこである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 座標軸に沿って間隔をもって配置された二組の導体
   群を内部に有し、且つ、前記導体群のための各々の端子
   を少なくとも一側の外表面に有するタブレットと、この
   タブレットの支持面を有する本体ケーシングと、この本
   体ケーシング内に設けられた回路装置と、前記タブレッ
   トを前記本体ケーシングの支持面上に着脱自在に装着し
   、且つ、前記端子を、前記回路装置に電気的に接続する
   為にタブレットの一側を圧接する接点を有する連結手段
   とを備えていることを特徴とするキーボード装置。