JPS5840865Y2 - ゴキブリ誘引殺虫器 - Google Patents

ゴキブリ誘引殺虫器

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JPS5840865Y2
JPS5840865Y2 JP1980134948U JP13494880U JPS5840865Y2 JP S5840865 Y2 JPS5840865 Y2 JP S5840865Y2 JP 1980134948 U JP1980134948 U JP 1980134948U JP 13494880 U JP13494880 U JP 13494880U JP S5840865 Y2 JPS5840865 Y2 JP S5840865Y2
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JP
Japan
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insecticide
casing
attractant
cockroach
attracting
Prior art date
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JP1980134948U
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JPS5759577U (ja
Inventor
圭彬 浦浜
敬一 牛山
国裕 大神
隆之 日和
Original Assignee
日東電工株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はゴキブリ誘引殺虫器に関する。
ゴキブリの殺虫器としては従来より所謂粘着トラップが
知られているが、これは生態学的見地からみて、効果的
にゴキブリを駆除することができないのはよく知られて
いるところである。
本考案者らはゴキブリの殺虫器について鋭意研究した結
果、ゴキブリが暗い隙間に好んで隠れ潜む習性を利用し
て、ケーシングに長く延びる通路を多数設けると共に、
この通路の内壁に誘引殺虫剤層、好オしくは殺虫剤と誘
引剤を含有するポリウレタン樹脂被膜を形成することに
より、安全且つ衛生的にしかも長期間にわたってゴキブ
リを効沫的に殺虫することができることを見出して本考
案に到ったものである。
本考案のゴキブリ誘引殺虫器は、ケーシングが長く延び
る多数の通路を有し、この通路の内壁に誘引殺虫剤層が
設けられていることを特徴とする。
以下に実施例を示す図面に基づいて本考案を説明する。
第1図に本考案のゴキブリ殺虫器の一実施例を示す。
ケーシング1は上板2と下板3との間にケーシングの横
断方向に連続する波板4が固定され、上板と波板、及び
下板と波板との間に長く延びる通路5が多数形成されて
いる。
上板、下板及び通路を形成するための隔壁部材の素材と
しては特に制限されないが、通常、コートボール紙等の
紙類、スチレン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹
脂等の合成樹脂が用いられる。
これらの部材は好ましくは光非透過性とし、通路を暗く
する。
上板と下板との間隔は3〜20rIrrILが好ましく
、波板のピッチは10〜30rMLが好ましい。
本考案においては、第2図に示すようにこのように板部
材に回置れた通路にゴキブリが入り込んだときに、殺虫
剤がゴキブリに作用するように、通路の内壁の全面又は
一部に誘引殺虫剤層6が設けられている。
第3図は本考案の別の実施例を示し、上板2と下板3と
の間に適宜間隔で隔壁部材としての円管7が固定されて
おり、円管内が通路5を形成している。
円管間の間隔によっては、円管の外側の空隙も通路とす
ることができる。
図示した実施例においては上板と下板の各内面及び円管
内壁に誘引殺虫剤層6が形成されている。
更に本考案によれば、第4図に示すように、上に説明し
た単位ケーシング1が多段に積層されていてもよい。
この場合、ケーシングの内部に位置する上板と下板は一
枚の仕切板8に換えることができる。
第5図は更に別の本考案の一実施例を示し、上板2と下
板3との間に平板9が適宜間隔で固定されて、多数の通
路5が形成されており、平板の上板又は下板に対する角
度を変えることにより、上板と下板との間隔は伸縮自在
であり、斗た、例えば、包装する場合等には平板を寝か
せて上板を下板に沿わせることができる。
即ち、ケーシング1は折畳み自在である。
このような折畳み自在のケーシング1は、第6図にも示
すように、隔壁部材ヲ屈曲板10のように屈曲自在とす
ることによって得ることができる。
更に、第7図は折畳み自在のケーシングの別の実施例を
示し、屈曲自在の波板11の端部が相互に接合され、波
板自体が上板、下板及び隔壁部材を兼ね、対向する波板
の谷部を相互に近接させて、通路5が形成されている。
第8図の実施例では、屈曲自在の波板12が下板3に両
端にて接合されており、下板の中央を折曲げ自在とする
ことによってケーシングが折畳み自在とされている。
本考案においては、殺虫剤としてはペルメトリン、アレ
スリン等のピレスロイド系殺虫剤、ダイアジ/ン、スミ
チオン等の一種又は二種以上の混合物が好ましく用いら
れ、!た、誘引剤としてはウィンターグリーンオイル、
レモンオイル等の天然精油、サナギ油、魚油等の動物油
、精糖密、廃糖蜜等の糖類、ア□ノ酸等の一種又は二種
以上の混合物が好ましく用いられる。
これら殺虫剤及び誘引剤をケーシング内通路の内壁に塗
布することによって殺虫剤層を形成することもできるが
、このような殺虫剤層は表面の摩擦や長期の使用によっ
て容易に失なわれるので、好斗しくは本考案に従って次
のようにして形成される。
即ち、前記したような通路の内壁(以下、単に基材とい
う。
)に、殺虫剤を含有するウレタンプレポリマー液状物を
塗布し、次に水及び/又はインシアネート基と反応し得
る活性基を分子内に二個以上有する有機化合物を溶剤と
する誘引剤の溶液に接触させて上記ウレタンプレポリマ
ーを架橋する。
ウレタンプレポリマーとしては分子内にインシアネート
基を二個以上有するものであれば特に制限されることな
く適宜のものが用いられるが、好斗しくはポリエーテル
ポリオール、特に好渣シ<はポリエチレングリコールの
分子鎖末端にメタフェニレンジインシアネートやトリレ
ンジインシアネートのようなジインシアネートを反応さ
せて得られるプレポリマー又はこれを主成分とするプレ
ポリマーが用いられる。
一般にポリエーテルポリオールポリインシアネートプレ
ポリマーは表面の機械的強度にすぐれ、更にポリエチレ
ングリコールポリインシアネートプレポリマーは親水性
であるため、水分による架橋高分子化が容易であり、ま
た、一般に殺虫剤が親油性であるため、架橋されたポリ
ウレタン層を移行して表面に高濃度で浸出するからであ
る。
上記のようなポリエーテルポリオールポリインシアネー
トプレポリマーは市販品として容易に人手できる。
殺虫剤は、架橋ポリウレタン層表面によく移行し、表面
に有効濃度の殺虫剤が存在するように、通常、プレポリ
マー100重量部について5〜100重量部が用いられ
る。
尚、必要に応じて上記以外の殺虫剤を併用してもよいの
は勿論である。
殺虫剤を含有するプレポリマー液状物の基材への塗布量
は、波状物中の殺虫剤含有量にもよるが、通常、1〜2
001/rr?、好オしくは3〜io。
?/rr?である。
基材17?Z2当りの殺虫剤量は1〜10iが適当であ
る。
かくして基材上に塗布された殺虫剤含有プレポリマーは
、水、−分子中にインシアネート基と反応し得る活性基
を二個以上有する有機化合物(重合体を含む。
)又はこれらの混合物を溶剤とする誘引剤の溶液に接触
させることにより架橋される。
上記活性基は代表的には水酸基、ア□ノ基、カルボキシ
ル基等である。
誘引剤の多くが水溶性であるところから、上記溶剤とし
ては水が好ましく用いられるが、誘引剤の種類によって
は、斗た、ウレタンプレポリマーの架橋促進剤として、
又は触媒としてポリオール、ポリアミン等を含む水性溶
剤を用いてもよく、また、これら有機溶剤単独を溶剤と
して用いてもよい。
本考案においては、用いる誘引剤が一般に分子内にプレ
ポリマーのインシアネート基と反応し得る水酸基やアミ
ノ基を有するため、プレポリマーが誘引剤溶液の溶剤で
架橋高重合化される際に、誘引剤自体も少なくとも一部
が架橋ポリウレタン中に組込オれて固定され、架橋ポリ
ウレタン層表面の機械的摩擦や誘引剤の揮散による消失
力勅止される。
誘引剤溶液の誘引剤含量は特に制限されないが、通常、
5〜30重量係程度である。
基材上のプレポリマーに誘引剤溶液を接触させるには、
例えば誘引剤溶液をスプレーガンで噴霧するが、塗布、
浸漬等他の手段も採用できる。
用いる誘引剤溶液の量はプレポリマーを架橋させるに足
ればよく、きた、架橋温度も常温でよいが、必要ならば
加熱してもよい。
所望ならば、誘引殺虫剤層を予め合成樹脂フィルム等の
上に形成し、これを基材に貼着してもよへ 以上のように、本考案によれば、ケーシングに長く延び
る暗い通路を多数設けたから、ゴキブリはその習性とし
てこのような通路に好んで入り込み、かくして通路内壁
の殺虫剤層によって効果的に殺虫される。
更に、本考案に従って形成した殺虫剤層に釦いては、殺
虫剤は架橋ポリウレタン層を徐々に移行してその表面に
浸出するから、シート表向は常に殺虫剤の有効濃度が維
持されて殺虫効果が高く、一方、誘引剤は架橋ポリウレ
タン層の表面とその近傍に少なくともその一部がポリウ
レタンに化学的に結合されて分布しているから、誘引効
沫カよく発揮されると共に、機械的摩擦等によっても容
易に失なわれない。
従って、本考案による誘引殺虫器によれば、通常の使用
温度にち−ける誘引殺虫効果が極めて長期間、例えば2
0週間以上にわたって持続される。
以下に本考案に用いる好!しい殺虫剤層について実施例
を挙げる。
実施例 ウレタンプレポリマー「タケネートA433NSJ(成
田薬品工業■製)100重量部に殺虫剤ペルメトリン5
0重量部を混合し、厚さ25μのポリエステルフィルム
上にアプリケーターにて6i/lr?の割合で塗布した
この塗布層上に精糖密10重量多を含有する水溶液を・
・ンディスプレーにて室温で噴霧したところ、約15分
後にプレポリマーは被膜化した。
このようにして得た誘引殺虫剤層を有するフィルムを直
径60 rran、高さ120rrrmのガラス容器の
底面に置き、次にこの容器内にチャバネゴキブリ成虫雌
雄65匹を放して殺虫剤層に強制接触させ、その50多
ノツクダウンタイムを測定した。
結果を第9図に示すように、18週間経過後も殺虫効果
の低下は認められなかった。
さた、上記殺虫剤層の表面をガラス棒に巻いたガーゼで
100回摩擦した直後に同様の効力試験を行なったが、
やはり18週間経過後も効力の低下は認められなかった
次に、ウレタンプレポリマー「タケネートA433NS
jlOO重量部に殺虫剤ダイアジノン30重量部を混合
し、厚さ25μのポリエステルフィルム上に6i/rr
?の割合で塗布した。
以下、上記と同様にして精糖密を誘引剤とする殺虫剤層
を調製ヒコ。
この殺虫剤層について上記と同様に50%ノックダウン
タイムを測定したが1.20週間経過後も十分な殺虫効
力を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゴキブリ誘引殺虫器の一実施例を示す
要部斜親図、第2図は第1図の殺虫器の要部横断面図、
第3図は他の実施例の要部断面図、第4図乃至第8図は
更に他の実施例を示す側面図、第9図は本考案に好まし
く用いられる殺虫剤層の効果の経時変化を示すグラフで
ある。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・上板、3・
・・・・・下板、4.7,9.10・・・・・・隔壁部
材、5・・・・・・通路、6・・・・・・誘引殺虫剤層

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)ケーシングが長く延びる多数の通路を有し、この
    通路の内壁に、殺虫剤を含有するウレタンプレポリマー
    液状物が水及び/又はインシアネート基と反応し得る活
    性基を分子内に二個以上有する有機化合物を溶剤とする
    誘引剤の溶液にて架橋されて形成されたポリウレタン樹
    脂被膜からなる誘引殺虫剤層が設けられていることを特
    徴とするゴキブリ誘引殺虫器。
  2. (2) ケーシングが上板、下板及びこの間に固定さ
    れて通路を形成する隔壁部材からなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のゴキブリ誘引殺虫
    器。
  3. (3)隔壁部材がケーシングの横断方向に連続する波板
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第2項
    記載のゴキブリ誘引殺虫器。
  4. (4) 隔壁部材がケーシングの横断方向に適宜間隔
    にて配設されている板又は管であることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第2項記載のゴキブリ誘引殺虫器
  5. (5) ウレタンプレポリマーの少なくとも一部がポ
    リエチレングリコールポリインシアネートであることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のゴキブ
    リ誘引殺虫器。
  6. (6)誘引剤の溶液が糖類、アミノ酸又はこれらの二種
    以上の混合物の水溶液であることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のゴキブリ誘引殺虫器。
  7. (7)殺虫剤がピレスロイド系殺虫剤、ダイアジノン、
    ス□チオン又はこれらの二種以上の混合物であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のゴキブ
    リ誘引殺虫器。
JP1980134948U 1980-09-22 1980-09-22 ゴキブリ誘引殺虫器 Expired JPS5840865Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5759577U JPS5759577U (ja) 1982-04-08
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826710U (ja) * 1971-07-31 1973-03-31
JPS516449U (ja) * 1974-07-02 1976-01-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826710U (ja) * 1971-07-31 1973-03-31
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