JPS5840732B2 - スチル写真用フイルムユニット - Google Patents

スチル写真用フイルムユニット

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JPS5840732B2
JPS5840732B2 JP9938979A JP9938979A JPS5840732B2 JP S5840732 B2 JPS5840732 B2 JP S5840732B2 JP 9938979 A JP9938979 A JP 9938979A JP 9938979 A JP9938979 A JP 9938979A JP S5840732 B2 JPS5840732 B2 JP S5840732B2
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core
film unit
film
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ウオルター・エル・バラード
デービツド・エル・カー
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 a 技術分野 本発明はディスク形スチル写真用フィルムユニットに関
する。
b 発明の背景 米国特許第2531652号明細書には、中心軸線のま
わりで、前記中心軸線と同心の輪形即ち環状の区域に複
数の像を受けるために回転可能の感光性フィルムのディ
スクよりなるフィルムユニットが記載・図示されている
このフィルムユニットは、カートリッジ、マガジン、又
は他の形状のハウジングを具備していないため、暗いと
ころでカメラに装填しなげればならない。
フィルムの寿命の間、いろいろな場合に、あとで取り出
すことができるように、フィルムに対して固定した関係
で情報を記録する必要がある。
例えば、フィルムの感度、フィルムが黒白かカラーか、
フィルムの好適な現像処理法の指定、および乳剤の番号
等の情報を、フィルムが市場に出される前に記録するこ
とが必要な場合がある。
カメラの露出制御装置をセットするためには、上記のど
れかの情報(例えばフィルム感度)をカメラに於て取り
出すことが有益である場合がある。
写真を撮影する場合には、像に関する情報、例えばフラ
ッシュを使用したかどうか、周囲照明の性質(自然光、
白熱光、螢光等の別)等を記録することが望ましいこと
がある。
撮影後、フィルムを処理ノために取扱業者に渡す際に、
取扱業者としては、処理業者がフィルムを正しい取扱業
者に返せるように自分自身の業務に関する情報、顧客に
関する情報、谷潜像毎に必要とされるプリントの性質と
枚数等の情報を記録したい場合がある。
処理業者は、例えば取扱業者や所望プリントの性質およ
び枚数等の情報、および又谷プリント毎に使用した露出
に関する情報を記録したいことがある。
処理業者としては、又上記の情報の多くのもの、例えば
現像処理にあたってはその指定事項、又焼付にあたって
はフラッシュの使用不使用、照明状態、および必要とさ
れるプリントの性質と枚数等の情報を使用したい。
又、取扱業者に返すためにプリントとフィルムとを揃え
る際には、取扱業者と顧客に関する情報を必要とする。
この情報記録および取出しサイクルの一部は、現存のネ
ガフィルムからの焼増の注文があった場合に、繰返され
る。
C発明の開示 本発明の目的は感光性材料のディスクに付随する便利で
経済的な媒体で、ディスクの耐用期間の量情報を受は入
れ、貯蔵することが可能な媒体を提供することである。
この目的はプラスチック材料に分散された粒子状磁性記
録材料を含むコアをディスクの中央開孔にとりつげてい
るフィルムユニットにより達成される。
コアと結合された磁気記録材料は、フィルムユニットの
全寿命を通して情報を追加しかつ取り出すことができる
記録媒体を供給するものである。
磁気記録材料はコアと結合されており、がっ又コアは、
フィルムユニットがコアの大部分を露出したカートリッ
ジハウジング内に配置することができるように、不透明
材料により形成されているので、感光性の区域がカート
リッジハウジング内にあっても磁気記録材料は磁気記録
・読取ヘッドによる接触が可能である。
このようなフィルムユニットは昼光下でカメラに装填す
るのに適している。
このように、本発明によれば、フィルムユニットがフィ
ルム工場から出荷される前にカートリッジハウジング内
にある時でも、カメラ内にある時でも、写真取扱店で処
理のために送り返される際に、又写真仕上所でカートリ
ッジハウジングから取り出すために暗室へ送る前でも、
随時フィルムユニット上に情報を記録することが可能と
なる。
勿論、カートリッジハウジングをフィルムユニットから
除去した後でも記録された情報はフィルムユニットと共
に残存し、現像処理および焼付の際に利用することが可
能である。
更に、カートリッジハウジングを除去した後でも、該ハ
ウジングの除去前には・・ウジングの外部からその一部
又は全部が直接接触不能であったコアの一区域上に追加
の情報を記録することも可能である。
本発明は又、磁気記録材料が、銀を含んでいる高価な感
光材料部分と重ならないという利点を有している。
もし磁気記録材料が感光性材料の部分と重なるとすれば
カートリッジハウジングに特別の窓を開設し、かつカメ
ラ内に装填されていない該カートリッジに遮光性を与え
るために該窓を遮蔽可能にすることが必要となろう。
又これと異なる方法としてはカートリッジハウジングの
露出窓を拡大することが必要となろう。
しかしながら、露出中に於けるフィルム面の位置に関す
る問題を避けるためには、磁気記録材料を露出窓から離
しておくことが望ましいのである。
磁気記録材料は粒状であってかつコア全体に分散されて
いるから、シート状素子をコアに固着させる構造の場合
には不可避な付加的製造工程を避けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
d 実施例による説明 写真用フィルム一般は、そのカメラ、写真処理装置、焼
付装置等との使用と同様に周知であるので、本明細書に
於ては、特に本発明を構成する要素およびそれら構成要
素と直接に協力する要素に関して説明することにする。
特別に図示又は説明されなかった要素は当業者にとって
周知である種種の形状をとることができるものとする。
特に、感光層、フィルム支持体、その他の写真構成部分
は何れも多数の周知のそれら構成部分から任意に選択し
得るものとする。
第1図、第2図に本発明の実施例を示す。
フィルムユニット1は、コア2と該コア2によって支持
されるフィルムディスク3とを具備する。
コア2はフィルムディスク3のための構造支持体であっ
て、例えばポリスチレンのようなプラスチック材料のよ
うな剛性の材料により形成される。
フィルムディスクは、複数の分離した像フレーム4を受
けるためにコア2の周囲より外部に配設された環状の感
光性像区域を含む。
コア2は、スピンドル開口5と該スピンドル開口5から
その両側外方に離隔して設けられた1対の位置ぎめ穴6
とを含む。
スピンドル開口5にはスピンドルキー溝7が形成されて
いる。
スピンドル開口5と位置ぎめ穴6とは共に後述する回転
装置と協働してフィルムユニット1を移動させる。
キー溝7は前記回転装置上に於けるフィルムユニット1
の一方向位置ぎめが確実に行なわれるようにする。
コア2は、そのプラスチックのコア体内に磁性粒子状物
質を分散させることによって形成された磁気区域を具備
している。
前記磁性粒状物質としては、カンマ酸化第二鉄(ドーピ
ング処理の有無は問わず)、酸化第一第二鉄、二酸化ク
ロム、亜鉄酸化第二鉄等の、種々の強磁性材料又はフェ
リ磁性材料の粒子状物質でよい。
従来の酸化鉄は、本発明の実施の際に使用し得る磁性粒
状物質の典型的な例である。
褐色の酸化鉄(γFe2O3)が写真用の用途に必要と
される遮光性保護を与えるのに好適であることがわかっ
た。
黒色材料が不可欠である場合には、立方晶系黒色の酸化
鉄(Fe304・)を使用することができる。
粒子状物質はコア2を製造するのに使用されるプラスチ
ック材料内に分散させることが好適である。
この分散は従来の方法により色々な濃度で行なうことが
できる。
例えば、従来の酸化鉄粉末の従来のゴム変性衝撃高級の
ポリスチレンの結合剤に対する分散は、適当な混合装置
によって下記の重量比によって行なわれた: 上記の重量比は好適な分散の例示である。
上記の外に、酸化鉄対結合剤の重量比が1:1から1:
100の範囲で分散を行なった。
混合装置としては、例えば、バッチミキサ、混合(複ス
クリュー)押出機等の従来の種々の装置の中から選択す
ることができる。
どの混合装置を使用したとしても、生成された酸化物を
含浸した結合剤は通常ペレット状にされる。
このようにペレット状にされた磁性酸化物とポリスチレ
ンとの混合物は在来の射出成形装置によりコア2に製造
される。
コア材料には酸化鉄の粒状体が分散されているので、コ
ア2は種々のデータを磁気的に記録し、永久的に記憶(
又は選択的に消去)することのできる記録媒体となる。
ポリスチレン又は他の低級のプラスチック材料により形
成されたコアの物理的強度を低下させることなしに使用
できる量のγFe2O3の粒子状体は、好適な不透明性
をコアに与えることがわかった。
γF e 20 aは褐色である。コアを黒色にしたい
場合は、コアを形成するポリスチレンとγFe2O3と
の混合物に微粉砕されたカーボンを加えることができる
Fe3O4は黒色であって、コアの物理的強度に悪影響
を与えることなく使用できる量に於て、同様に好適な不
透明性を与える。
これら2つの酸化鉄を混合する方が微粉砕カーボンを混
合するよりも容易であるので、カーボンを省略して酸化
鉄だけで十分な不透明性を与えることにより、付加的利
点を得ることができる。
第2図に示すように、コア2の近辺に又は接触して磁気
ヘッド9を位置させて、コアの磁気ヘッドに対する相対
回転の間にデータを記録および/又は再生することがで
きる。
第2図から明らかなように、磁性粒子状体をコア2全体
に分散させることは不必要であり、磁気ヘッド90通路
又はその隣接の区域のみに分散させれば十分である。
同様に、磁性粒子状体、即ち酸化鉄粒子の濃度によって
は、酸化鉄粒子をコア20表層のみに散布させるだけで
十分となる。
酸化物を含浸したコアの符号化特性は、コアの厚さによ
って変ることが観察されている。
即ち、記録のS/N比は記録された波長がコアの厚さに
近づくにつれて増加する。
これは、波長が大きいほど含まれる厚さも厚くなり、従
ってそれだけ多量の酸化鉄を利用するためであると思わ
れる。
符号化能力に関しては、従来の計測器を用いた場合、S
/N比が282db に於てビットバッキング密度が
40ビツト/礪に近いことが経験的に認められている。
これらの試験には、厚さ約1朋のコア内に重量比で5%
の濃度の酸化鉄粒子を含んだ材料を用いた。
コア上のアーク状軌道に記録するためには波長約0.2
ynmの信号を用いた。
記録周波数は、記録中わコアの回転速度と関係する。
このように磁気記録媒体と写真媒体とは一体に結合され
ているので、磁気記録されたデータが種種の写真的操作
および工程を通じて、対応する写真的情報に随伴するこ
とが可能となる。
第3図はフィルムユニットの製造からプリントを顧客の
手に渡すまでの典型的な写真処理工程の各段階を示す。
重要なことは、フィルム製品に関するデータが前記全工
程中を通じてフィルムユニット上に担持され、かつ必要
に応じて谷像フレームに関して対応させることができる
、ということである。
フィルム製品は、まず製造段階Aに於て形成される。
いくつかの方法が可能である。例えばフィルムユニット
1は第1図に従って製造され酸化鉄粒子はコア2に組入
れられる。
製造段階Aに於ては、磁性酸化物粒子を含浸したコア2
上にフィルムに関する情報を記録することができる。
このフィルムに関する情報としてはASAフィルム感度
、フィルムタイプ(屋内型か屋外型か)、カラーか黒白
か、フィルムの有効期限、露出ラチチュード、乳剤番号
、処理コード、等であるが、これらに限定されるもので
はない。
製造業者は独得の識別番号をフィルムユニット上に記録
することができ、この情報は製造業者ノみならず写真仕
上げ業者の管理のため、例えば分類のためおよび同一の
フィルムタイプ又は乳剤が同一の方法で処理されるよう
確認のために利用されることができる。
このフィルムユニットは第6図に示したカートリッジ組
立体内に組み込まれる。
第6図かられかるように、前記カートリッジはフィルム
ユニットの感光性区域を包み込む・・ウジング70を具
備する。
前記ハウジング70は開ロア2を有し、該開ロア2の周
縁はコア2と協働して遮光部を形成する。
フィルムユニットをハウジングに関して回転させて、像
区域4を次々とカートリッジハウジングの露出窓74と
整合させることができる。
カートリッジがカメラに装填されていない時に光がカー
トリッジ内に入らないように、カートリッジに露出窓を
閉じる手段を設けることが好適である。
第6図かられかるように、コア20犬部分が磁気ヘッド
によって接触できるようにカートリッジの外部に露出し
ている。
本発明によるフィルムユニットを組み込むのに好適なカ
ートリッジ組立体については特公昭56−16414号
、特開昭55−25096号等の記載が参考となる。
フィルムユニットはカートリッジ内に組み込まれた状態
に於て販売される。
使用者は第3図の段階Bで示すようにカートリッジをカ
メラ内に装填し、容体フレーム4毎に露光を行なう。
カメラの磁気ヘッドは下記の2つの機能を行なうことが
できる:(1)ASAフィルム感度、フィルムのタイプ
、フィルムのラチチュード等のフィルムに関する情報を
とり出し、カメラの絞り、シャッタ、フラッシュ等を調
節又は制御するのに使用するためにそれらの情報をカメ
ラの露出制御系統に与える:(2)使用した照明の性質
や形式等、後の段階で役立つ適切な露出情報を記録する
第4図に示すように、フィルムユニット1はカメラ内に
装填され、回転子組立体20との係合によって回転され
る。
回転子組立体20は、コア2のスピンドル開口5とかみ
合うスピンドル21と、同じくコア2の位置ぎめ穴6と
かみ合う1対の位置ぎめピン22とを具備する。
回転子組立体20は、矢印24の示す方向に段階的に駆
動される軸23に装着される。
フィルムユニット1は、スピンドル21とピン22とが
それぞれ対応するコアの穴5と6とに係合するように回
転子組立体20上に着座する。
スピンドル21には、フィルムユニット1の一方向位置
ぎめを確実に行なわせるためにスピンドル用キー溝Iと
かみ合うキー25が設けられる。
カメラは、レンズ26と、せん光電体27と、1個又は
それ以上の充電池よりなる光電池組立体28とを具備す
る。
磁気記録・再生ヘッド31は情報を読み出しおよび記録
するためにコア2と接触して配設される。
コンピュータ30は、それに連結されたせん光電体27
又は光電池28からの入力信号によって、コア上に記録
するための適当な信号を与える。
コンピュータ30からの記録信号は増幅器29によって
使用可能のレベルまで増幅されてコア2上に記録するた
めに磁気ヘッド31を与えられる。
コア2から再生が行なわれる場合には、比較的弱い再生
信号は増幅器29によって増幅されてコンピュータ30
に与えられる。
再生信号はカメラの電子系統によって使用される。
例えば、この再生信号がフィルム感度をあられしている
場合は、露出決定に影響を与えるために使用される。
第4図はフィルムユニット1上に情報を記録および再生
するための基本的構成部分を略示するものである。
フィルムユニット1は第3図の段階Cで示すようにカー
トリッジ組立体に入ったままカメラから取り出され、通
常の方法で、即ち郵送又は取扱店を介して写真仕上げ業
者に届けられる。
取扱店を介する場合は、取扱店はコア2上に自店独自の
識別番号を記録し、それによって写真仕上げ工場に於け
る受注管理を助けることができる。
写真仕上げ工場に於ては、フィルムユニット1は受理作
業りを通り、そこでフィルムは大きさとタイプとによっ
て分類される。
顧客の注文番号、希望プリント枚数、プリントサイズ等
、顧客に関するい(つかの情報を磁気コア2上に記録す
ることが可能である。
カートリッジ組立体から取り出されたフィルムユニット
は段階Eに於て現像され、可視像を形成する。
現像されたフィルムユニットは焼付装置Fに送られる。
焼付作業は一般に自動的に進められる。
ネガフィルムを適当な露出補正のためにあらかじめ走査
するか又は焼付光線を焼付の間に測定して、カットオフ
フィルタの配置を制御する。
それでもなお、焼付装置がいくつかの条件について前も
って情報を受けていれば有益である。
露出の際にフラッシュを使用したということがこのよう
な条件の一つの例であり、プリント枚数が主に焼増注文
の場合に役立つ他の例である。
従って焼付装置は、コア2上の磁気記録を読み取り、か
つ第3図の段階Bで記録された露出条件に関する情報を
取り出すための読み取りヘッドを具備する。
焼付装置の露出制御系は取り出された情報によって適宜
変えられる。
プリントサイズがコア2上に記録されていれば、1つの
以上のサイズのプリントを作る能力を有する焼付装置を
自動的に制御することが可能である。
当該像フレーム4を焼付ゲートに位置ぎめした状態で、
プリントサイズがコア2がら自動的に読み出され、それ
に従って焼付機が制御されて所望のプリントを作成する
他方、各々異なったサイズのプリントを作成することの
できる複数の焼付機を使用する場合は、コア2上に記録
されたプリントサイズに関するデータは、フィルムユニ
ットを谷焼付機間にふり分けるのに使用することができ
る。
コア2上に記録された情報は第5図に暗示した写真焼付
機によって使用されるように配置される第4図の回転子
組立体20と同様な回転子組立体40が、矢印41で示
すように軸方向変位ができるように装着されており、そ
れにより降下してフィルムユニット1のコア2上に着座
する。
スピンドル42と位置ぎめピン43とは回転子組立体4
0から延長し、それぞれコア2のスピンドル開口5と位
置ぎめ穴6とに係合する。
スピンドル42上のキー44はキー溝Tとかみ合うこと
によってフィルムユニットの一方向位置ぎめを行なう。
このようにしてフィルムユニットは、像フレーム4が次
々と光軸45と焼付機の焼付ゲート開口46とに整合す
るように、位置ぎめされている。
焼付光線は、照明灯48と楕円体反射鏡49とを具備す
る照明組立体47によって発生される。
低温鏡50は、熱放射を照明組立体47の背部から放出
し、有効な白色光を楕円体反射鏡49の開口部を介して
反射する。
光量積分器51は、光を現に使用されている特定サイズ
の像フレーム4に集光する。
焼付光線は像フレーム4上のすり傷等の効果を減少させ
るために、散光器52によって更に修正される。
その後焼付光線は像フレームを横断し、そこで画面の内
容に従って変調される。
このように像フレーム4によって変調された像光線の赤
、緑、青の成分を赤、緑、青の光電管53が測定する。
焼付用レンズ54が光線を集光し、印画紙55面上の像
平面に向って該光線を集束する。
印画紙55は像フレーム4から次々と像光線に対して露
出されるために供給ロール56から段階的に送り出され
るように装着されている。
焼付用レンズ54と印画紙55との間には、光線を制御
するためのシャッタ・フィルタ組立体57が挿入されて
いる。
暗色のシャッタ58は、像の露出を開始させるために、
焼付光線の経路から外れるように移動できるようになっ
ている。
シアン色、マゼンタ色、黄色の各フィルタ59は、光電
管53からの測定結果によって各々像フレーム4の赤色
、緑色、青色の露出を制御するために光線中に入る。
暗色のシャッタ58は更に露出を終了させるために焼付
光線の中に入りこむようになっている。
コア2上に記録された情報を再生するために磁気ヘッド
60がコア2に接触して位置決めされる。
磁気ヘッド60は増幅器61に接続され、該増幅器61
は焼付露出用コンピュータ62に接続される。
コンピュータ62には又分類用キーボード63が接続さ
れる。
コンピュータ62は更に光電管53とシャッタ・フィル
タ組立体57とにも接続される。
こうして第3図の焼付段階Fで露出された印画紙は、印
画紙処理および検査段階Gを通る。
仕上げられたプリントとそのフィルムユニット1とは段
階Hで、顧客に送り戻すために一緒にされ包装される。
フィルムユニット1上の情報記録部分の作動につき、焼
付作業中の情報の使用に関連して説明する。
情報は、第3図に示した流れ工程図の各段階に於て記録
することができる。
磁気ヘッド9は前述した如くコア20表面に接触して位
置決めされている。
記録されるべき情報が1ビツトの形、即ちある条件があ
るかないかの形である場合には、磁気ヘッド9を付勢さ
せると、コア2内の酸化鉄粒子状体は磁化される。
コア2とヘッド9との間の相対運動は不要である。
しかし、一連の複数のビット、即ち、より複雑なデータ
を記録する必要がある場合には、コア2をヘッド9に対
して、又はその逆に移動させることが有利である。
殆んどの記録・再生の場合、例えば焼付作業中に露出と
露出との間や像と像との間を移動するために、コアを移
動させることが附随的に必要となることが多い。
第4図に示した回転子組立体20はフィルムユニット1
を回転させるための手段を示している。
同図に示すように、フィルムユニット1はスピンドル2
1と位iぎめピン22とに係合して回転子組立体20上
に着座する。
正確な方向ぎめはキー25によって確実に行なわれる。
写真を撮影するにはフラッシュか又は周囲光線が用いら
れる。
周囲光線とすれば、光線は典型的には、日光、螢光、又
はタングステン光である。
光電管組立体28は、周囲光線の種類を例えば波長によ
って識別するための信号をコンピュータ30に与える。
他方せん光電球27の付勢はコンピュータ30によって
制御され、記憶される。
焼付機のための有益な情報の一例として「フラッシュの
使用・不使用」をとれば、コンピュータ30はそれ自体
フラッシュ27の付勢を行なわせるのであるから、フラ
ッシュが使用されたか否かを直ちに識別する。
もし使用されていれば、コンピュータ30は磁気ヘット
31を付勢させる。
すると磁力線はコア2を貫通し、従って酸化鉄粒子の磁
化を変化させる。
そして1ビツトの磁気データが残されて、被写体を照明
するのにせん光電球が使用されたことを指示する。
反対に、磁気ビットがない場合は、フラッシュが使用さ
れなかったことを示す。
コア2上の未使用の区域を使って、写真仕上業者が付加
的情報を記入することができる。
特に、顧客が特定の像フレームから追加の焼付を依頼す
るいわゆる焼増(リプリント)の場合には、プリント枚
数をコア2の磁気的に活性の部分に記入することができ
る。
カメラに関連して説明した回転子組立体20のような回
転子組立体が、各偶フレーム4に対向したコア20部分
に記録するためにコア2を磁気ヘッドを通過して回転せ
るのに好適である。
今、フラッシュの使用、不使用を指示しているフィルム
ユニット1を第5図に示した装置で焼付する場合、該フ
ィルムユニットはまずフィルムディスク3が焼付ゲート
開口46と隣接するように配置される。
焼付機の回転子組立体40がコア2上に着座して、スピ
ンドル42とスピンドル開口5、および位置ぎめピン4
3と位置ぎめ穴6とのそれぞれの協働により、フィルム
ユニット1を正確に位置ぎめする。
磁気ヘッド60は、各偶フレームに対応する酸化鉄粒子
の磁化を検出するように、コア2と接触して配置される
別の像フレームを焼付ゲート開口46に位置ぎめするた
めに回転子組立体40がコア2を回転させると、磁気ヘ
ッド60は酸化鉄粒子の磁化の存在を検出する。
この検出の結果発生された信号は増幅器61によって利
用可能の太きさまで増幅されてコンピュータ62に送ら
れる。
その間に、オペレータは像フレームを肉眼で点検し、分
類用キーボード63によってカラーおよび/或は濃度補
正を入力する。
暗色のシャッタ58が開いて露出を開始させる。
そして赤、緑、青の光電管53は像光線のモニターを開
始する。
これが開始されると、コンピュータ62は増幅器61か
らの、フラッシュの使用・不使用に関する指示を検出し
、このデータをキーボード63かもの分類に関するデー
タと結合する。
それから各党電管53は、オペレータの分類とコア2か
ら再生されたデータ(即ち、この場合はフラッシュによ
る照明の有無)とを顧慮してコンピュータ62によって
決定された価になるまで被写界光線を積分する。
コンピュータは又枚数に関する表示をも検出しており、
必要枚数のプリントを作成させる。
本発明の一実施例の作動を、オペレータが制御する焼付
機に関連して説明したが、同様な説明は完全に自動化さ
れた焼付機、即ち露出の決定がすべて焼付機によって行
なわれる場合にも適用される。
典型的な場合、ネガフィルムは焼付ゲー ト開口46に
到着する以前に走査される。
走査データはフラッシュの使用・不使用の表示のような
コア2から取られたデータと結合され、適当な露出決定
アルゴリズムを選択するために像フレームを被写界の種
類によって分類する。
それからアルゴリズムは種々なフィルタ時間を計算し、
かつ谷フィルタを適当な時間に露出光線に導入するよう
に機械装置を制御する。
このような自動化された焼付機に於ては、第5図で点線
で示した光電管53’を走査装置として焼付ケート開口
46の上流側に配置し、像フレームが焼付ケート開口に
到着する以前に各偶フレームを走査するようにすること
も可能である。
オペレータが分類用キーボード63を介して入力を行な
う方法に代えて、自動分類装置65を用いることもでき
る。
そうすれば熟練したオペレータの助けなしでも、コアか
らとられたデータは被写界の種類を決定する簡単な方法
を設定するのに効果的となる。
例えば、フラッシュを用いた被写界の場合は、一般にネ
ガフィルムの中心部の濃度が高くなる。
しかし、昼光で撮影した被写界でも中心部の濃度が高く
なる場合があるので、単に中心部の濃度が高いことがわ
かっただけでは被写界の種類の識別のためには不十分で
ある。
又、このように同じく中心部の濃度が高いネガフィルム
でも、熟練した専門家が見ればそれがフラッシュ撮影の
被写界か昼光撮影の被写界かの区別は簡単にわかるが、
走査装置にとっては、これら被写界の種類は同一となる
しかし、コア2上にあるフラッシュの使用・不使用に関
するデータによって、焼付装置はこれら被写界の適正な
識別を確実に行なうことができる。
フィルムユニット上の磁気媒体が写真仕上業者の手許に
くるまで誰にも使用されず、同仕上業者が最初の使用者
となる場合には、フィルムユニット上の像フレームと磁
気媒体の特定区域との間の固定した関連性は不要とする
ことができる。
コア上の磁性区域は、像フレーム4と特定的に結合した
ものとしてよりも、フィルムディスク3全体と好都合に
結合した記録素子としてこれを使用することができる。
注文番号、特別の指示等の顧客に関する情報は、特定の
像フレームへの言及なしにコア2上に順次に記録するこ
とができる。
特に顧客が追加のプリントのためにフィルムユニットを
返送する焼増の場合は、写真仕上業者は各フレームに、
フレーム番号と該フレームからのプリント枚数とを記入
することができる。
こうして、フレームに対するデータの関連性は、データ
の位置と像フレームとの物理的な関連によってではなく
、前記のようにすることによってコア2上に記録された
データ内に維持される。
位置によってフレームと関連付けられていないデータの
場合は、第1のフレームを焼付する前に、関連するデー
タをさがすためにあらかじめコア2を走査することが望
ましい。
第5図に示した構成に於ては、この事前走査は、磁気ヘ
ッド60が注文に関するすべてのデータをとり出せるよ
うに回転体組立体40が最初にフィルムユニットを1回
転させることによって実施することができる。
このようなデータは後に焼付用コンピュータ62によっ
て呼び出しできるように電子的記憶装置(例えば第5図
に点線で示したメモリ66)に記憶させておく必要があ
る。
コア2上の磁性区域は又、顧客が自分の関心に関係する
データを随時記録、記憶および再生するために使用でき
るものでもある。
特に、像がフィルムディスクからスクリーン上に投与さ
れたり、又は電子的観察装置(例えばテレビジョンの陰
極線管)上に表示するために電子的に走査される等の場
合には、それら像の編集のため、又は投与される像の制
御のために前記データを使用することができる。
像に関するデータ又は選択された像の言葉による説明も
含むことができる。
特定の実施例の符号化特性は高度のものである必要はな
く、記憶された情報自体が基本的な場合は、その符号化
特性も基本的なもので十分である。
例えば、第4図のカメラの磁気ヘッド31は低忠実度の
書込専用ヘッド又は単に、せん光電体27を付勢させる
フラッシュ回路によって直接に付勢される電磁石であっ
てもよい。
フラッシュの使用・不使用のような基本的な2状態情報
の場合、ヘッドを付勢させるたけで、磁性酸化物材料の
磁性区域には大きな不連続を残しておくことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を磁気ヘッドと共に示す斜視図
;第2図は第1図の側面図:第3図は本発明によるフィ
ルムユニットの製造、露出、処理および焼付の各段階を
示す工程流れ図:第4図は本発明によるフィルムユニッ
トをカメラの記録装置と共に使用しているところを示す
概略図:第5図は本発明によるフィルムユニットを写真
焼付機と共に使用しているところを示す概略図;第6図
は第1図に示したと同様なフィルムユニットを包含する
カートリッジの一面の平面図であって、そのカートリッ
ジハウジングの一部を除去して内部を示す図面、 1°°°°゛フイルムユニツト、2・・・・・・コア、
3・・・・・・フィルムディスク、4・・・・・・像フ
レーム、9・・・・・・磁気ヘッド、10・・・・・・
磁気リンク、20・・・・・・回転子組立体、21・・
・・・・スピンドル、23・・・・・・軸、26・・・
・・・レンズ、27・・・・・・せん光電球、28・・
・・・・光電池組立体、29・・・・・・増幅器、30
・・・・・・コンピュータ、31・・・・・・磁気ヘッ
ド、40・・・・・・回転子組立体、42・・・・・・
スピンドル、45・・・・・・光軸、46・・・・・・
焼付ゲート開口、47・・・・・・照明組立体、48・
・・・・・照明灯、49・・・・・・楕円体反射鏡、5
0・・・・・・低温鏡、51・・・・・・光量積分器、
52・・・・・・散光器、53・・・・・・光電管、5
4・・・・・・焼付用レンズ、57・・・・・・シャッ
タ・フィルタ組立体、58・・・・・・暗色シャッタ、
59・・・・・・フィルタ、60・・・・・・磁気ヘッ
ド、61・・・・・・増幅器、62・・・・・・コンピ
ュータ、74・・・・・・露出窓。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スチルカメラで露出され、その後処理される様にな
    された写真フィルムユニットで、 軸の周りの環状領域に配置された像区域4を有する未露
    出の感光性材料のディスク3を含み、前記ディスクは像
    区域を露出のため一時に一つづつ呈示する如くカメラに
    より回転可能であるフィルムユニットに於て、プラスチ
    ック材料に分散された粒子状磁性記録材料を含む不透明
    コア2がディスク3の中央開口にとりつげられているこ
    とを特徴とするフィルムユニット。 2 粒子状材料がコア2全般に渉り分散されていること
    を特徴とする前記第1項記載の写真フィルムユニット。 3 粒子状材料がコアの不透明性を与えることを特徴と
    する前記第1項又は第2項に記載の写真フィルムユニッ
    ト。
JP9938979A 1978-08-04 1979-08-03 スチル写真用フイルムユニット Expired JPS5840732B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US93106078A 1978-08-04 1978-08-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5522799A JPS5522799A (en) 1980-02-18
JPS5840732B2 true JPS5840732B2 (ja) 1983-09-07

Family

ID=25460166

Family Applications (1)

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JP9938979A Expired JPS5840732B2 (ja) 1978-08-04 1979-08-03 スチル写真用フイルムユニット

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