JPS5840628B2 - 鉄線製鉄筋受の脚部に対する合成樹脂キヤツプの取付け法 - Google Patents

鉄線製鉄筋受の脚部に対する合成樹脂キヤツプの取付け法

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JPS5840628B2
JPS5840628B2 JP12224579A JP12224579A JPS5840628B2 JP S5840628 B2 JPS5840628 B2 JP S5840628B2 JP 12224579 A JP12224579 A JP 12224579A JP 12224579 A JP12224579 A JP 12224579A JP S5840628 B2 JPS5840628 B2 JP S5840628B2
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leg
mounting hole
synthetic resin
steel wire
reinforcing bar
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伝 斎藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄線製鉄筋受の脚部に対する合成樹脂キャップ
の取付法に関する。
鉄線製鉄筋受の脚杆の下端は、コンクリート打設後に於
てコンクリート壁面より外部に露出し発錆する。
この発錆の問題を解消するために、鉄筋受の脚杆の下端
部に合成樹脂キャップをその取付穴に於て挿着すること
が提案されている。
一般にこの種鉄筋受は鉄線を切断後曲成して製造される
鉄線の切断時には、切断部にパリが発生し且つ切断部附
近の軸線が多少的る傾向があり、之等は鉄筋受の脚杆の
下端にそのまま残る。
従って鉄筋受の脚杆の下端部に合成樹脂キャップをその
取付穴に挿着する場合に上記のパリや屈曲傾向がキャッ
プの挿入を妨げ、特に之等の挿着作業を自動機械的に行
う場合には、挿着ロスは20〜30φにも達する。
またこのような挿着による取付法では、寸法誤差により
挿着が緩くなって、挿着されたキャップの一部が運搬や
施工時に鉄筋受より自然脱落する欠点もある。
このような問題を解消するために、キャップの取付穴を
鉄筋受の脚杆の径より多少大きくしておいて2等両者を
接着剤を用いて接着する方法が考えられるが、この接着
剤使用による方法は、作業が複雑で量産性に欠けると共
に、接着剤として金属と合成樹脂の両方に接着性のある
特殊にして高価な接着剤が必要となり、高価につく欠点
があり、実用的でない。
本発明者は上記従来の問題を解消するべく鋭意研究を重
ねた結果、熱可塑性合成樹脂キャップを、その取付穴に
於て、該取付穴内より空気を排出しつつ鉄線製鉄筋受の
脚部の下端部に溶融挿着するときは、上記従来法の欠点
を悉く除去し得ることを見出し絃に本発明を完成するに
至ったものである。
以下に本発明を添附図面にもとづき説明すると次の通り
である。
図に於て、1は鉄線製鉄筋受主体、2はその脚部である
図には鉄筋受主体1として、頂部に於て直交し組合せら
れた2個の門型杆1a、1bからなる構造のものが示さ
れているが、該主体1の構造は何等図示のものに限定さ
れず、鉄線製であって脚部を有するものであればその構
造は別に問わない。
3は合成樹脂製キャップであって、該キャップ3には、
軸線と平行する方向に、適当深さの取付穴4が形成され
ている。
このキャップ3は熱可塑性合成樹脂、例えばポリエチレ
ン(高密度)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ナイ
ロンABS樹脂等から形成される。
本発明に於て、上記鉄線製鉄筋受主体1の脚部2の下端
部に合成樹脂製キャップ3を取付けるに際し、該主体1
の脚部2が上記樹脂の融点以上で且つ分解温度以下の温
度に加熱される。
例えばキャップ3が高密度ポリエチレン製である場合に
は、加熱温度200〜300℃程度が適当である。
次に合成樹脂キャップ3がその取付穴4に於て、上記の
加熱された脚部2の下端部に挿入される。
この挿入は取付穴4内の空気を排気しつ−)行うことが
肝要であり、さもないと内部に空気が残り内部欠陥を生
ずる。
第3図、第4図及び第5図に本発明法に適用される排気
手段の具体例が示されている。
第3図には取付穴4として角型例えば正方形状のものを
形成し、その隅角部4aがこれに挿入される脚部2(第
3図に仮想線で示されている)より側方へはみ出すよう
構成し、との隅角部4aを通じて取付穴4内の空気を排
出するようにした場合の一例が示されている。
第3図に於て、4bは脚部2の挿入時に溶融される樹脂
部分であり、この樹脂部分4bより溶出した樹脂は上記
隅角部も内に流入して最終的にこれを完全に埋める。
この取付穴4は正方形に代え正三角或は正五角形以上の
多角形であってもよい。
第4図は取付穴4として、平面星形のものを形成した場
合の一例を示し、その放射状に突出している部分の先端
部4a′が挿入される脚部2(第4図に仮想線で示され
ている)より側方へはみ出すよう構成し、このはみ出し
先端部4a′より排気するようになした場合が示されて
いる。
このはみ出し先端部4a′は、樹脂部分4b’より溶出
した樹脂により埋められる。
取付穴4としては、その化第5図に示すように歯車型に
形成してもよい。
第6図及び第7図は本発明法を適用して鉄筋受主体1の
脚部2の下端部に合成樹脂キャップ3を取付けた状態を
示し、第6図の要部拡大断面図から明かなように脚部2
の下端部は溶融後硬化した樹脂層5を介して合成樹脂キ
ャップ3に固着されている。
この場合、第1図及び第6図に示すように、脚部2の下
端部にアンカ一部6を形成しておくことにより、より一
層確実な取付は状態を確保できる。
このアンカ一部6は脚部2の全周に連続していても或は
第1図及び第6図に示すように断続的に形成されていて
もよく、後者の場合には、抜止め効果に加え回止め効果
が得られる。
本発明取付法は、脚部2の下端部に対し合成樹脂キャッ
プ3をその取付穴4に於て溶融挿着する方式であるので
、仮に脚部2の下端部に切断時のパリや屈曲傾向を有し
ていても挿入を小さな押込力でもって容易に確実に行う
ことができ、この挿着作業を自動機械的に何等挿着ロス
を生ぜしめることなく遂行できる。
而して本発明取付法を適用することにより量産が可能と
なり、製品を廉価に提供でき、この廉価に提供できる点
は、この種鉄筋受が一度に多量に消耗品的に使用される
ことに鑑み極めて有用である。
更に本発明に於ては脚部2に対する合成樹脂キャップ3
の溶融挿着を、排気しつつ行う構成となしたので、キャ
ップ3内に空気溜り等の内部欠隔を生ずることがないと
共に、キャップ3と脚部2とは溶融樹脂層を介して固着
されるので、極めて安定確実な挿着状態が得られ、運搬
や施工時に懸念されるキャップ3の自然脱落の問題も解
消できる。
この自然脱落の問題は、脚部2にアンカ一部を形成して
おくことにより、より一層確実に防止できる。
尚本発明に於て、キャップ3は第8図に示すように脚部
2の下端の水平屈曲部2aに挿着するようにしてもよい
またアンカ一部6は、第8図に示すように切込み溝6a
であってもよくこの切込み溝6aは上下に多段的に形成
してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明法の一実施状況を示し、第1図は本発明法
に用いられる鉄筋受主体の一例を示す斜面図、第2図は
同合成樹脂キャップの一例を示す斜面図、第3〜5図は
、本発明法に於ける排気手段の相異なる具体例を示す平
面図、第6図は本発明法により取付けられたキャップの
状況を示す要部拡大断面図、第7図は同全体の斜面図、
第8図は本発明の他の実施例を示す要部断面図である。 図に於て、1は鉄筋受主体、2はその脚部、3は合成樹
脂キャップ、4はその取付穴、5は溶融樹脂層、6はア
ンカ一部である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鉄線製鉄筋受主体の各脚部の下端部に与えた熱によ
    り、熱可塑性合成樹脂キャンプ主体の取付穴の内壁部を
    溶融しつつ、該キャップ主体をその取付穴に於て上記脚
    部の下端部に挿入し取付ける方法であって、上記取付穴
    に予め側方はみ出し部を形成しておき、取付穴に対する
    脚部下端部の挿入時に該はみ出し部を通じて取付穴内の
    空気を排出し、排出した後は当該はみ出し部を溶融樹脂
    により埋設することを特徴とする鉄線製鉄筋受の脚部に
    対する合成樹脂キャップの取付法。 2 鉄線製鉄筋受主体の各脚部の下端部にアンカ一部を
    形成し、該アンカ一部を溶融樹脂中に埋設することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の取付法。
JP12224579A 1979-09-21 1979-09-21 鉄線製鉄筋受の脚部に対する合成樹脂キヤツプの取付け法 Expired JPS5840628B2 (ja)

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JPS5646050A JPS5646050A (en) 1981-04-27
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JPH0218820U (ja) * 1988-07-25 1990-02-07
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