JPS5840591Y2 - ノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器 - Google Patents

ノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器

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JPS5840591Y2
JPS5840591Y2 JP2001479U JP2001479U JPS5840591Y2 JP S5840591 Y2 JPS5840591 Y2 JP S5840591Y2 JP 2001479 U JP2001479 U JP 2001479U JP 2001479 U JP2001479 U JP 2001479U JP S5840591 Y2 JPS5840591 Y2 JP S5840591Y2
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JP
Japan
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winding
noise
power transformer
inductor
transformer
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Expired
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JP2001479U
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JPS55120125U (ja
Inventor
仁太郎 沼田
Original Assignee
株式会社成田製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器に
関するものである。
近時、電子装置の電源回路を介して外部に流出、又は外
部より流入するノイズ信号、例えば、テレビジョン受像
機から出る水平同期信号(15、75KHz)及び色副
搬送波信号(3,58MHz)等が問題視され、かかる
ノイズ信号の阻止が必要とされる。
これに対して、従来は第1図に示したように二つのイン
ダクタンスla、lbを用いた平衡形のインダクタ1を
電源変圧器2と別に設けて電源回路に挿入するなどの手
段がとられているが、それだけ余分の部品を別に必要と
する欠点があった。
本考案は、ノイズ阻止用のインダクタを変圧器の鉄心に
巻込んで形成することにより、上記の欠点を解消したノ
イズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器を提供したも
のである。
以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
第2図において、Pは電源変圧器Tの鉄心Fに巻かれた
1次巻線、Sは2次巻線である。
この鉄心Fは衆知のように接地される。
El及びL2は同じ巻数で相互の間及び接地電位の鉄心
Fに対してそれぞれ分布容量を有するように対向して鉄
心Fに巻かれたノイズ阻止用の平衡形のインダクタを構
成する巻線である。
巻線L1.L2はそれぞれを流れる変圧器入力電流によ
る磁界が互いに逆極性となるように、1次巻線Pの各端
部にそれぞれ直列に接続される。
上記の各巻線の具体的な巻方の一例を第3図により述べ
ると、鉄心Fに設けた巻枠Bに適当な絶縁を施した上に
巻線L1を巻き、その上に変圧器1次巻線の電圧に充分
耐える絶縁を施してから巻線L1に対向させて巻線L2
を巻く。
この場合、巻線り、、 L2はそれぞれの全長にわたる
インダクタンスと相互間の分布容量及び接地電位にある
鉄心Fに対する分布容量とで分布定数回路を形成してノ
イズ阻止フィルタの役目をするので、阻止しようとする
ノイズ信号の周波数によって、巻線Ll、L2の巻数、
巻線ピッチ、及び両巻線間の距離(巻線間絶縁物の厚さ
)等を適切に選定すると効果的である。
次いで、巻線L2の上に絶縁層を介して1次巻線Pを巻
き、その巻始めを巻線L2の巻終りに接続し、巻線Pの
巻終りを巻線L1の巻終りに接続する。
最後に、1次巻線Pの上に所要の絶縁を施した上で2次
巻線Sを巻くが、巻線Sの目出線は1次巻線Pの目出線
より離すように配慮する。
上記の巻方の外に、巻線L1.L2を1次巻線Pと2次
巻線Sの間、又は1次巻線Pの中間に巻込む方法もある
次に、本実施例の作用を第4図により説明すると、変圧
器Tの負荷側に図示のようなノイズ源Nがあると、これ
よりノイズ電流nが2次巻線Sに流入する。
これが巻線P、S間の浮遊容量Coを介して1次巻線P
側に流れ出るが、ノイズ電流nに対しては巻線L1.L
2が同極性の磁界を生ずる向きに接続されているのでそ
れぞれインダクタンスとして作用し、また巻線L1.L
2間の分布量Cd1及び該両巻線と鉄心Fとの間の分布
容量Cd2も作用してノイズ阻止フィルタとして働らき
、ノイズ電流nが電源側に流出するのを阻止する。
逆にノイズ源が電源側にある場合でも、ノイズ電流は巻
線L1.L2の作用で阻止されて変圧器Tの出力側に流
出することがない。
上記の巻線L1.L2は変圧器Tの1次電流iに対して
は互いに逆極性の磁界を生ずるので、総合ではインダク
タンスとして作用せず、またこれらの巻数は、例えば各
50ターンのように、■次巻線Pに比して極めて少ない
ので、変圧器の作用に悪影響を与えることはない。
なお、上記の実施例ではノイズ阻止用の巻線L1.L2
をそれぞれ1次巻線Pの各端部に直列に接続したが、巻
線L□、L2はそれぞれ2次巻線Sの各端部に直列に接
続してもよい。
また、上記のノイズ阻止用巻線L1.L2と同様の巻線
をもう1組設けて、前者を巻線P、後者を巻線Sの各端
部にそれぞれ直列に接続するようにしてもよい。
なお、変圧器Tの2次電流又は1次電流のように、巻線
S又は巻線Pを環流するようなノイズ電流に対しては、
巻線L1.L2のみでは有効な阻止作用をしないので、
第4図に示したように、巻線L1゜L2の各端部相互間
に別にバイパスコンデンサC1,C2を挿入してノイズ
電流を側流させる要がある。
上記のように本考案は、ノイズ阻止用のインダクタを電
源変圧器の鉄心に巻込んで構成したので、変圧器の外部
に別にインダクタを付加する要なく、部品数と取付スペ
ースを節約できて安価にノイズ信号を阻止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電源変圧器に適用するノイズ阻止手段の
一例を示す回路図、第2図は本考案の実施例を示す結線
図、第3図は本考案の変圧器の巻線要領の一例を示す説
明図、第4図は第2図の実施例の作用を説明する回路図
である。 T・・・・・・電源変圧器、F・・・・・・鉄心、P・
・・・・・1次巻線、S・・・・・・2次巻線、L、、
L2・・・・・・平衡形インダクタを構成する巻線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1次巻線及び2次巻線が巻かれた電源変圧器の鉄心に少
    なくとも二つの巻線が相互間及び前記鉄心に対してそれ
    ぞれ分布容量を有するように対向して巻込まれてなる平
    衡形のインダクタを具備し、前記インダクタの各巻線は
    それぞれの変圧器電流による磁界が互いに逆極性となる
    ように前記1次巻線の各端部又は2次巻線の各端部にそ
    れぞれ直列に接続されているノイズ阻止インダクタを組
    込んだ電源変圧器。
JP2001479U 1979-02-19 1979-02-19 ノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器 Expired JPS5840591Y2 (ja)

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JP2001479U JPS5840591Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 ノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器

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Publication Number Publication Date
JPS55120125U JPS55120125U (ja) 1980-08-26
JPS5840591Y2 true JPS5840591Y2 (ja) 1983-09-13

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JP2001479U Expired JPS5840591Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 ノイズ阻止インダクタを組込んだ電源変圧器

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