JPS5840583Y2 - 作動緩衝型ソレノイド - Google Patents

作動緩衝型ソレノイド

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Publication number
JPS5840583Y2
JPS5840583Y2 JP1976019008U JP1900876U JPS5840583Y2 JP S5840583 Y2 JPS5840583 Y2 JP S5840583Y2 JP 1976019008 U JP1976019008 U JP 1976019008U JP 1900876 U JP1900876 U JP 1900876U JP S5840583 Y2 JPS5840583 Y2 JP S5840583Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
guide tube
iron core
movable iron
movable
groove
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976019008U
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JPS52111358U (ja
Inventor
広久 吉永
方人 宮本
俊文 神山
博史 千田
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はソレノイドの可動鉄心の作動を緩衝させ作動音
を小さくする作動緩衝型ソレノイドに関し、構成が簡単
で実施の容易な作動緩衝型ソレノイドを提供することを
目的とするものである。
従来におけるソレノイドの構造を第1図に示しており、
1は可動鉄心、2は磁気回路を構成するフレーム、3は
コイル、4はボビンである。
そして、この種のソレノイドは作動時に可動鉄心1がフ
レーム2に勢いよく引きつけられるため、動きが急で作
動音および衝撃が大きいという欠点を有していた。
第2図は前述のような従来における欠点を除去すべく創
案されたものであり、図において5は円筒状のボビン6
に巻回したコイル、7はフレーム、8は前記ボビン6内
に設けられた円筒状の案内管で、可動鉄心9の上下摺動
を案内する。
この可動鉄心9の周方向には凹形の溝10が設けられて
おり、その溝10には空気圧縮用のリング11が装着さ
れている。
また、前記可動鉄心9の中心には、貫通孔12が設けら
れ、そして下端部にはその貫通孔12の開口を開閉する
弁13が取付けられている。
次に、その動作について説明する。
今、コイル5に電流が流れると、可動鉄心9が矢印A方
向に吸引され、案内管8内の空気14が圧縮される。
この際、弁13は閉じた状態である。ここで、可動鉄心
9が矢印A方向に移動していくにつれて空気14の気圧
は高くなり、可動鉄心9が急激にフレーム7に吸収され
ることが妨げられる。
この圧縮された空気はリング11の隙間や弁13の隙間
から放出される。
ついで、コイル5が解磁されると可動鉄心9が外部のバ
ネ(図示せず)などによって矢印A方向と反対方向に解
放される。
そして、可動鉄心9が戻るにつれて空気14が負圧にな
るので弁13が作動して貫通孔12を通して外部の空気
を吸込み、可動鉄心9が戻る妨げとはならない。
以上のように可動鉄心に弁機能を持たせることにより、
簡単な構成で可動鉄心の作動を緩衝させ作動音を小さく
することができる。
しかしながらこのような構成例においては、可動鉄心に
弁機能を持たせるために、可動鉄心に貫通孔12を設け
ねばならず、その加工性に問題を残している。
本考案はこのような加工性の問題をも解決したものであ
り、第3図、第4図は本考案の一実施例である。
この実施例では、断面がY形をした弾性を有するY形す
ング11′を用い、前記構成例の弁による働きをこのY
形すング11′に持たせたものである。
すなわち、コイル5を巻回したボビン6内に、下端部を
閉塞するようにフレーム7に当接させた案内管8を配設
し、その案内管8内に可動鉄心9を摺動可能なように挿
入し、またその可動鉄心9の外周面に設けた溝内に、開
放側が案内管8の下端部側になりかつ外周部が案内管8
の内面に接するようにY形すング11′を装着したもの
である。
すなわち、可動鉄心9が矢印A方向に作動する時のみ案
内管8内の空気が圧縮され緩衝効果がでるが、可動鉄心
9が外部のバネなどによって解放される場合には、Y形
すング11′の作用により外部がら空気が可動鉄心9と
案内管8との隙間を通って入り込むことができるので、
可動鉄心9の戻りが妨げられることはない。
以上のように本考案は構成されているものであり、つぎ
のような効果を有する。
(1)可動鉄心の作動時に緩衝効果が生れるため、可動
鉄心の動きがゆるやがである。
したがって作動音が小さく静かである。
(2)構造が簡単で耐久性に優れ、安価に構成できる。
(3)従来のソレノイドの主要部品を共用することがで
きるので、簡単な設計変更で安価に実施することができ
る。
(4)可動鉄心の保持力は従来と全く変らない。
(5)貫通孔を設ける必要がなく、単に可動鉄心の周方
向に溝を設け、この溝にY形すングを装着するだけで良
いので製造が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来におけるソレノイドの断面図、第2図は従
来の欠点を除いた作動緩衝型ソレノイドの一構成例を示
す断面図、第3図は本考案の一実施例を示す断面図、第
4図は第3図の要部部品の斜視図である。 5・・・・・・コイル、6・・・・・・ボビン、7・・
曲フレーム、8・・・・・・案内管、9・・・・・・可
動鉄心、1o・・曲溝、11・曲刊ング、11′・・・
・・・Y形すング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻回したボビン内に、下端部を閉塞するように
    フレームに当接させた案内管を配設するとともに、その
    案内管内に可動鉄心を摺動可能なように挿入し、かつ前
    記可動鉄心の外周面に溝を設けるとともに、その溝内に
    開放側が前記案内管の下端部側になりかつ外周部が案内
    管の内周面に接するように断面形状がY形の弾性を持っ
    たY形ノングを装着してなる作動緩衝型ソレノイド。
JP1976019008U 1976-02-19 1976-02-19 作動緩衝型ソレノイド Expired JPS5840583Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976019008U JPS5840583Y2 (ja) 1976-02-19 1976-02-19 作動緩衝型ソレノイド

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JP1976019008U JPS5840583Y2 (ja) 1976-02-19 1976-02-19 作動緩衝型ソレノイド

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JPS52111358U JPS52111358U (ja) 1977-08-24
JPS5840583Y2 true JPS5840583Y2 (ja) 1983-09-13

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ID=28479087

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JP1976019008U Expired JPS5840583Y2 (ja) 1976-02-19 1976-02-19 作動緩衝型ソレノイド

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5991996A (ja) * 1982-11-19 1984-05-26 松下電器産業株式会社 直流ソレノイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5512407Y2 (ja) * 1974-08-02 1980-03-18

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JPS52111358U (ja) 1977-08-24

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