JPS5840309Y2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPS5840309Y2 JPS5840309Y2 JP1978043790U JP4379078U JPS5840309Y2 JP S5840309 Y2 JPS5840309 Y2 JP S5840309Y2 JP 1978043790 U JP1978043790 U JP 1978043790U JP 4379078 U JP4379078 U JP 4379078U JP S5840309 Y2 JPS5840309 Y2 JP S5840309Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- chamber
- outer cylinder
- frame
- wall part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Silencers (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は騒音を抑え、また液圧縮を防止するためのモー
タカバーを設けた密閉形圧縮機に関するものである。
タカバーを設けた密閉形圧縮機に関するものである。
冷凍運転用の圧縮機は、液圧縮を起しやすく、また室内
で使用することが多いので騒音を抑える配慮が必要であ
る。
で使用することが多いので騒音を抑える配慮が必要であ
る。
このため従来のこの種圧縮機では、液圧縮を防止し、ま
た低騒音を防止するために種々な手段を施しているが、
液圧縮を防ぐ手段と、騒音を防ぐ手段とが、全熱異質の
技術手段であるため、これらの二様の技術手段を組入れ
ると必然的に構造が複雑になる欠点があった。
た低騒音を防止するために種々な手段を施しているが、
液圧縮を防ぐ手段と、騒音を防ぐ手段とが、全熱異質の
技術手段であるため、これらの二様の技術手段を組入れ
ると必然的に構造が複雑になる欠点があった。
本考案は上記の点に鑑みて考案したもので、モータカバ
ーを改良してモータカバー内を三室に仕切ると共に、こ
の三室で冷媒の膨張・収縮をくり返すように威し、簡単
な構造で油とガス冷媒との気液分離を行なうと共に、騒
音を吸収することを、その目的とするものである。
ーを改良してモータカバー内を三室に仕切ると共に、こ
の三室で冷媒の膨張・収縮をくり返すように威し、簡単
な構造で油とガス冷媒との気液分離を行なうと共に、騒
音を吸収することを、その目的とするものである。
本考案の構成は、圧縮機構を下部に、電動機を上部に一
体にハウジング内に収納してなる密閉形圧縮機において
、前記電動機を被覆するモータカバーを、逆コツプ形の
外筒と、小径筒壁部と継ぎ壁と大径筒壁部とをこの順に
一体形成して外る逆コツプ形の内筒とにより二重構造に
形成して、前記外筒を圧縮機構の架構上端部に気密状に
嵌合する一方、前記電動機の固定子に小径筒壁部を嵌合
した内筒の大径筒壁部を、架構に対する外筒嵌合部より
も若干上方において前記外筒の内周面に気密状に嵌合し
、モータカバー内を、架構上端、固定子外周、外筒内壁
、内筒の大径筒壁部および継ぎ部により囲繞される側部
室と、内筒外周および外筒内周により囲繞される空室と
、内筒内周および固定子により囲繞される上部室との三
室に仕切ると共に、前記ハウジング内と側部室とを連通
ずる吸入孔を前記外筒に、側部室と空室とを連通ずる第
一吸入口を前記継ぎ壁に、空室と上部室とを連通ずる第
二吸入口を前記小径筒壁部にそれぞれ穿設したものであ
って、前記側部室と空室と上部室との三室で冷媒の膨張
・収縮のくり返しを行ない、ラビリンス効果による消音
と気液分離作用とを奏するようにしたのである。
体にハウジング内に収納してなる密閉形圧縮機において
、前記電動機を被覆するモータカバーを、逆コツプ形の
外筒と、小径筒壁部と継ぎ壁と大径筒壁部とをこの順に
一体形成して外る逆コツプ形の内筒とにより二重構造に
形成して、前記外筒を圧縮機構の架構上端部に気密状に
嵌合する一方、前記電動機の固定子に小径筒壁部を嵌合
した内筒の大径筒壁部を、架構に対する外筒嵌合部より
も若干上方において前記外筒の内周面に気密状に嵌合し
、モータカバー内を、架構上端、固定子外周、外筒内壁
、内筒の大径筒壁部および継ぎ部により囲繞される側部
室と、内筒外周および外筒内周により囲繞される空室と
、内筒内周および固定子により囲繞される上部室との三
室に仕切ると共に、前記ハウジング内と側部室とを連通
ずる吸入孔を前記外筒に、側部室と空室とを連通ずる第
一吸入口を前記継ぎ壁に、空室と上部室とを連通ずる第
二吸入口を前記小径筒壁部にそれぞれ穿設したものであ
って、前記側部室と空室と上部室との三室で冷媒の膨張
・収縮のくり返しを行ない、ラビリンス効果による消音
と気液分離作用とを奏するようにしたのである。
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図に示す密閉形圧縮機は電動機1と圧縮機構2との
一体連結体を複数個のスプリング3a。
一体連結体を複数個のスプリング3a。
3 a 、3 bを介して密閉状の・・ウジフグ4内に
設置して構成したもので、前記ハウジング4に接続した
吸入管5から該ハウジング4内に一旦吸入した冷媒を、
吸入孔23を介してさらに圧縮機構2に吸入して圧縮し
、吐出管1に吐出する如くした、いわゆる低圧ドーム式
である。
設置して構成したもので、前記ハウジング4に接続した
吸入管5から該ハウジング4内に一旦吸入した冷媒を、
吸入孔23を介してさらに圧縮機構2に吸入して圧縮し
、吐出管1に吐出する如くした、いわゆる低圧ドーム式
である。
一方、第2図は、前記第1図の部分拡大断面図であり、
前記の圧縮機構2は架構10と、該架構10内に組込ん
だ下記の各部品とによって構成している。
前記の圧縮機構2は架構10と、該架構10内に組込ん
だ下記の各部品とによって構成している。
即ち、前記架構10の上部中央に形成した一側の軸受1
1と、該架構10の下面に形成した他側の軸受(図示せ
ず)とによってクランク軸14を支持すると共に、該ク
ランク軸14におけるクランクピン15の周りにおいて
前記架構10に多数のシリンダ16a・・・を形成して
いる。
1と、該架構10の下面に形成した他側の軸受(図示せ
ず)とによってクランク軸14を支持すると共に、該ク
ランク軸14におけるクランクピン15の周りにおいて
前記架構10に多数のシリンダ16a・・・を形成して
いる。
これらシリンダ16a・・・はその開口部にヘッドカバ
ー18を設け、該ヘッドカバー18内に設けた吸入弁(
図示せず)を介してシリンダ16a・・・と架構10内
の室19とを連通し、また同へラドカバー18内の吐出
弁(図示せず)を介して前記シリンダ16a・・・と通
路20、吐出管7に連通せしめている。
ー18を設け、該ヘッドカバー18内に設けた吸入弁(
図示せず)を介してシリンダ16a・・・と架構10内
の室19とを連通し、また同へラドカバー18内の吐出
弁(図示せず)を介して前記シリンダ16a・・・と通
路20、吐出管7に連通せしめている。
一方、前記電動機1は、前記架構10の上端開口部に下
端を気密状に圧入した筒形の固定子1aと、該固定子1
a内において前記クランク軸14の上端にキー31を介
して固定した回転子1bとから構成している。
端を気密状に圧入した筒形の固定子1aと、該固定子1
a内において前記クランク軸14の上端にキー31を介
して固定した回転子1bとから構成している。
そして、前記固定子1a及び回転子1bを被うように前
記架構10の上端にモータカバー20を嵌合している。
記架構10の上端にモータカバー20を嵌合している。
前記モータカバー20は逆コツプ形の外筒21と、その
内部に設置した逆コツプ形の内筒22とによって二重構
造に形成している。
内部に設置した逆コツプ形の内筒22とによって二重構
造に形成している。
ここで、前記内筒22は天壁面22dと小径筒壁部22
bと傾斜状の継ぎ壁22cと大径筒壁部22aとをこの
順に一体形成したものである。
bと傾斜状の継ぎ壁22cと大径筒壁部22aとをこの
順に一体形成したものである。
そして前記外筒21の下端を前記圧縮機構2の架構10
上端部に気密状に嵌合する一方、前記電動機1の固定子
1aに内筒22の小径筒壁部22bを嵌合し、該内筒2
2の大径筒壁部22aを、架構10に対する外筒21嵌
合部よりも若干上方において前記外筒21の内周面に気
密状に嵌合している。
上端部に気密状に嵌合する一方、前記電動機1の固定子
1aに内筒22の小径筒壁部22bを嵌合し、該内筒2
2の大径筒壁部22aを、架構10に対する外筒21嵌
合部よりも若干上方において前記外筒21の内周面に気
密状に嵌合している。
このようにしてモータカバー20内を次の三つの室に仕
切っている。
切っている。
すなわち、架構10上端と固定子1a外周と外筒21内
壁と内筒22の大径筒壁部22aおよび継ぎ部22cと
によって囲繞される側部室29と、内筒22外周と外筒
21内周とによって囲繞される空室28と、内筒22内
周と固定子1aとによって囲繞される上部室30との合
計三つの室に仕切ったのである。
壁と内筒22の大径筒壁部22aおよび継ぎ部22cと
によって囲繞される側部室29と、内筒22外周と外筒
21内周とによって囲繞される空室28と、内筒22内
周と固定子1aとによって囲繞される上部室30との合
計三つの室に仕切ったのである。
而して前記・・ウジフグ4内と側部室29とを連通ずる
吸入孔23を前記外筒21に穿設し、また前記側部室2
9と空室28とを連通ずる第一吸入口25を前記継ぎ壁
22cに穿設し、さらに前記空室28と上部室30とを
連通ずる第二吸入口26を前記小径筒壁部22bに穿設
している。
吸入孔23を前記外筒21に穿設し、また前記側部室2
9と空室28とを連通ずる第一吸入口25を前記継ぎ壁
22cに穿設し、さらに前記空室28と上部室30とを
連通ずる第二吸入口26を前記小径筒壁部22bに穿設
している。
ここで、前記吸入孔23は上下二段の孔23a。
23bからなり、上段の吸入孔23a、23a・・・は
比較的大径で、下段の孔23b 、23b・・・はそれ
よりも小径であり、この下段の孔23b、23b・・・
の下縁と、架構10の上部縁10aとが同じ高さに位置
するように、前記外筒21の下部口縁を前記架構10の
上部口縁10aの周囲に気密状に嵌合したのである。
比較的大径で、下段の孔23b 、23b・・・はそれ
よりも小径であり、この下段の孔23b、23b・・・
の下縁と、架構10の上部縁10aとが同じ高さに位置
するように、前記外筒21の下部口縁を前記架構10の
上部口縁10aの周囲に気密状に嵌合したのである。
また、前記第一吸入口25も上下二種類あ孔25at2
5bからなるものであり、前記第二吸入口26・・・は
内筒22の小径筒壁部22bと天壁面22dとのコーナ
部分に形成したものである。
5bからなるものであり、前記第二吸入口26・・・は
内筒22の小径筒壁部22bと天壁面22dとのコーナ
部分に形成したものである。
図示実施例は上記の如く構成するものにして、該圧縮機
は冷凍閉回路内に組込んで使用するものである。
は冷凍閉回路内に組込んで使用するものである。
そこで、電動機1によってクランク軸14を回転させ、
そのクランク作用によって各ピストン17a 、 17
bをシリンダ15a、16b内で往復動させることによ
って、冷凍閉回路内において冷媒が循環し始める。
そのクランク作用によって各ピストン17a 、 17
bをシリンダ15a、16b内で往復動させることによ
って、冷凍閉回路内において冷媒が循環し始める。
この場合各ピストン17a。17bは電動機1内の冷媒
を吸入するため、電動機1内は負圧傾向になり、このた
め吸入管5から・・シリンダ4内に吸入された冷媒は自
動的に点線矢印の如く吸入孔23からモータカバー20
内に吸入される。
を吸入するため、電動機1内は負圧傾向になり、このた
め吸入管5から・・シリンダ4内に吸入された冷媒は自
動的に点線矢印の如く吸入孔23からモータカバー20
内に吸入される。
斯る吸入冷媒は大略、湿り気味であり、また少量の潤滑
油を含んでいるので、先づ吸入孔23から側部室29へ
吸入された直後、先づ固定子1aの周面に接触し、該固
定子1aの熱によって若干の蒸発作用を受ける。
油を含んでいるので、先づ吸入孔23から側部室29へ
吸入された直後、先づ固定子1aの周面に接触し、該固
定子1aの熱によって若干の蒸発作用を受ける。
そしてさらに第一吸入口25・・・から空室28に流入
するとき第一吸入口25・・・の抵抗を受けることにな
り、該第−吸入口25・・・の周りの継ぎ壁22cとの
接触でガスと液、油とが分離され、液、油は下方の孔2
3bかし・シリンダ4の内部下方に流下し、一方ガス冷
媒&!第一吸入口25・・・75−12)空室28内に
流入する。
するとき第一吸入口25・・・の抵抗を受けることにな
り、該第−吸入口25・・・の周りの継ぎ壁22cとの
接触でガスと液、油とが分離され、液、油は下方の孔2
3bかし・シリンダ4の内部下方に流下し、一方ガス冷
媒&!第一吸入口25・・・75−12)空室28内に
流入する。
斯るガス冷媒内には1だ多少の液、油が残るが、斯る液
、油は第二吸入口26・・・に達する1でに空室28を
形成する壁と接触して分離し、孔25b、孔23bを介
してハウジング4の内部下方に流下させられ、一方ガス
冷媒は第二吸入口26・・・から電動機1内に吸入され
、固定子1aと回転子1bとの間を下方向へ通過する。
、油は第二吸入口26・・・に達する1でに空室28を
形成する壁と接触して分離し、孔25b、孔23bを介
してハウジング4の内部下方に流下させられ、一方ガス
冷媒は第二吸入口26・・・から電動機1内に吸入され
、固定子1aと回転子1bとの間を下方向へ通過する。
この場合、ガス中に含まれている若干の液はさらに電動
機との熱交換によって蒸発させられ、結果としてガス冷
媒のみがシリンダ16 a t 16 b内に吸入され
る。
機との熱交換によって蒸発させられ、結果としてガス冷
媒のみがシリンダ16 a t 16 b内に吸入され
る。
また、前記側部室29と空室28と上部室30との三室
を通って冷媒が通過する間に、該冷媒は膨張・収縮の(
り返しを行ない、ラビリンス効果によって騒音が吸収さ
れるのである。
を通って冷媒が通過する間に、該冷媒は膨張・収縮の(
り返しを行ない、ラビリンス効果によって騒音が吸収さ
れるのである。
なお、本実施例においては、吸入孔23を二種類の孔2
3a。
3a。
23bによって形成し、また第一吸入口25を二種類の
孔25a 、25bによって形成しているが、孔23
a t 23 b及び孔25a、25bをそれぞれ一種
類の孔にしてもよいのは勿論である。
孔25a 、25bによって形成しているが、孔23
a t 23 b及び孔25a、25bをそれぞれ一種
類の孔にしてもよいのは勿論である。
本考案は以上詳述したように、圧縮機構2を下部に、電
動機1を上部に一体に7・シリンダ4内に収納してなる
密閉形圧縮機において、前記電動機1を被覆するモータ
カバー20を、逆コツプ形の外筒21と、小径筒壁部2
2bと継ぎ壁22cと大径筒壁部22aとをこの順に一
体形成してなる逆コツプ形の内筒22とにより二重構造
に形成して、前記外筒21を圧縮機構2の架構10上端
部に気密状に嵌合する一方、前記電動機1の固定子1a
に小径筒壁部22bを嵌合した内筒22の大径筒壁部2
2aを、架構10に対する外筒21嵌合部よりも若干上
方において前記外筒21の内周面に気密状に嵌合し、モ
ータカバー20内を、架構10上端、固定子1a外周、
外筒21内壁、内筒22の大径筒壁部22aおよび継ぎ
部22cにより囲繞される側部室29と、内筒22外周
および外筒21内周により囲繞される空室28と、内筒
22内周および固定子1aにより囲繞される上部室30
との三室に仕切ると共に、前記)・シリンダ4内と側部
室29とを連通ずる吸入孔23を前記外筒21に、側部
室29と空室28とを連通ずる第一吸入口25を前記継
ぎ壁22cに、空室28と上部室30とを連通ずる第二
吸入口26を前記小径筒壁部22bにそれぞれ穿設した
ものであるから、前記側部室29と空室28と上部室3
0との三室で冷媒の膨張・収縮のくり返しを行ない消音
と気液分離とを行なうことができる効果がある。
動機1を上部に一体に7・シリンダ4内に収納してなる
密閉形圧縮機において、前記電動機1を被覆するモータ
カバー20を、逆コツプ形の外筒21と、小径筒壁部2
2bと継ぎ壁22cと大径筒壁部22aとをこの順に一
体形成してなる逆コツプ形の内筒22とにより二重構造
に形成して、前記外筒21を圧縮機構2の架構10上端
部に気密状に嵌合する一方、前記電動機1の固定子1a
に小径筒壁部22bを嵌合した内筒22の大径筒壁部2
2aを、架構10に対する外筒21嵌合部よりも若干上
方において前記外筒21の内周面に気密状に嵌合し、モ
ータカバー20内を、架構10上端、固定子1a外周、
外筒21内壁、内筒22の大径筒壁部22aおよび継ぎ
部22cにより囲繞される側部室29と、内筒22外周
および外筒21内周により囲繞される空室28と、内筒
22内周および固定子1aにより囲繞される上部室30
との三室に仕切ると共に、前記)・シリンダ4内と側部
室29とを連通ずる吸入孔23を前記外筒21に、側部
室29と空室28とを連通ずる第一吸入口25を前記継
ぎ壁22cに、空室28と上部室30とを連通ずる第二
吸入口26を前記小径筒壁部22bにそれぞれ穿設した
ものであるから、前記側部室29と空室28と上部室3
0との三室で冷媒の膨張・収縮のくり返しを行ない消音
と気液分離とを行なうことができる効果がある。
この点について更に詳述すると、吸入孔23から吸入さ
れる冷媒に含まれている液、油を、第一吸入口25の前
域と、第二吸入口26の前域とで二段階に分離させるこ
とができ、しかも分離した液、油を孔25b、23bを
介して自動的にモータカバー20外に排出するので、電
動機の運転熱と相まって圧縮機構での液圧縮を防止し、
また該モータカバー20における内筒22と外筒21と
の間に形成した空室28は、冷媒通路を逆行する騒音を
吸収するいわゆる消音チャンバーとしての機能を発揮す
る。
れる冷媒に含まれている液、油を、第一吸入口25の前
域と、第二吸入口26の前域とで二段階に分離させるこ
とができ、しかも分離した液、油を孔25b、23bを
介して自動的にモータカバー20外に排出するので、電
動機の運転熱と相まって圧縮機構での液圧縮を防止し、
また該モータカバー20における内筒22と外筒21と
の間に形成した空室28は、冷媒通路を逆行する騒音を
吸収するいわゆる消音チャンバーとしての機能を発揮す
る。
以上要するに、モータカバー20は液、油とガス冷媒と
の分離機能と、消音機能とを発揮するので、これら三機
能を果す二手段を施した従来の圧縮機に比べて構造が簡
単で廉価に提供できる効果がある。
の分離機能と、消音機能とを発揮するので、これら三機
能を果す二手段を施した従来の圧縮機に比べて構造が簡
単で廉価に提供できる効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す全体の概略図、第2図は
前回の部分拡大断面図である。 1・・・電動機、2・・・圧縮機構、5・・・吸入管、
7・・・吐出管、10・・・架構、20・・・モータカ
バー、21・・・外筒、22・・・内筒、25・・・第
一吸入口、26・・・第二吸入口、28・・・空室、2
9・・・側部室、30・・・上部室。
前回の部分拡大断面図である。 1・・・電動機、2・・・圧縮機構、5・・・吸入管、
7・・・吐出管、10・・・架構、20・・・モータカ
バー、21・・・外筒、22・・・内筒、25・・・第
一吸入口、26・・・第二吸入口、28・・・空室、2
9・・・側部室、30・・・上部室。
Claims (1)
- 圧縮機構2を下部に、電動機1を上部に一体に・・ウジ
フグ4内に収納してなる密閉形圧縮機において、前記電
動機1を被覆するモータカバー20を、逆コツプ形の外
筒21と、小径筒壁部22bと継ぎ壁22cと大径筒壁
部22aとをこの順に一体形成してなる逆コツプ形の内
筒22とにより二重構造に形成して、前記外筒21を圧
縮機構2の架構10上端部に気密状に嵌合する一方、前
記電動機1の固定子1aに小径筒壁部22bを嵌合した
内筒22の大径筒壁部22aを、架構10に対する外筒
21嵌合部よりも若干上方において前記外筒21の内周
面に気密状に嵌合し、モータカバー20内を、架構10
上端、固定子1a外周、外筒21内壁、内筒22の大径
筒壁部22aおよび継ぎ部22cにより囲繞される側部
室29と、内筒22外周および外筒21内周により囲繞
される空室38と、内筒22内周および固定子1aによ
り囲繞される上部室30との三室に仕切ると共に、前記
ノ・ウジフグ4内と側部室29とを連通ずる吸入孔23
を前記外筒21に、側部室29と空室28とを連通ずる
第一吸入口25を前記継ぎ壁22cに、空室28と上部
室30とを連通ずる第二吸入口26を前記小径筒壁部2
2bにそれぞれ穿設したことを特徴とする密閉形圧縮機
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978043790U JPS5840309Y2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978043790U JPS5840309Y2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54146403U JPS54146403U (ja) | 1979-10-11 |
JPS5840309Y2 true JPS5840309Y2 (ja) | 1983-09-10 |
Family
ID=28918875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978043790U Expired JPS5840309Y2 (ja) | 1978-04-03 | 1978-04-03 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5840309Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6111515Y2 (ja) * | 1979-12-08 | 1986-04-11 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48105106U (ja) * | 1972-03-08 | 1973-12-07 | ||
JPS536803Y2 (ja) * | 1973-08-31 | 1978-02-21 | ||
JPS5528875Y2 (ja) * | 1975-05-06 | 1980-07-10 |
-
1978
- 1978-04-03 JP JP1978043790U patent/JPS5840309Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54146403U (ja) | 1979-10-11 |
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