JPS5840113A - 水処理における凝集剤注入制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水処理忙おける凝集剤の注入制御装あった。

第１図は凝集剤注入制御方式としてフィードフォワード
注入制御装置による従来例であり、第２図はフィードバ
ック注入制御装置による従来例を示している。図におい
て、（１）は原水に凝集剤を注入する急速攪拌池、（２
）は原水濁質と凝集剤を混合させるフロキュレータを含
む沈澱池、（８）は上記急速攪拌池（１）に流入する原
水流量を計測する原水流量計、（４）は原水濁度計、（
６）は処理水の濁度を設定する設定器、（６）は原水濁
度と設定処理水濁度より凝集剤注入率を計算するフィー
ドフォワード凝集剤注入率演算器、（γ）は比率演算器
、（８）は凝集剤注入制御器、（９）は凝集剤流量針、
αＱは凝集剤注入量制御器、（９）は処理水濁度計、（
２）は制御演算器、Ｑ〜は関数発生器である。

第１図において、急速攪拌池（１）に流入した原水は凝
集剤が注入されて沈澱池（２）におけるフロキュレータ
でフロックが形成されそしてそのフロックが沈降されて
所望の処理水濁度になる。ここで、凝集剤の注入量は、
原水濁度計（４）により測定された原水濁度と、予めジ
ャーテスト、または過去の経験等よシ求められた関数が
設定されである演算器（６）によシ求められる注入率の
結果、及び原水流量計（８）による原水流量とから比率
演算器（γ）によって決められる。そして、その凝集剤
注入量は、制御器（８）、凝集剤流量計（９）、及び凝
集剤注入操作器−によシ制御され、所望の値となる。

他方、第２図においては、運転員が沈澱池（２）の出口
における処理水濁度を設定すると、関数発生器α締よシ
それに応じた所定の関数信号がフィー′ドパツク凝集剤
注入率演算器（２）に入力し、そして沈澱池（２）のフ
ロック形成池最終段の処理水濁度を濁度計０１Ｊより測
定した値の信号と前記関数信号との偏差に基づき、フィ
ードバックルーズの制御演算器（田が比率演算器（γ）
に設定されている比率の調整を行うようになっている。

従来の凝集剤注入制御装置は以上のように構成されてい
るので、第１図の場合は、処理水濁度を測定しておらず
、このため、処理水濁度が所望設定濁度と違っても注入
率を変更することができず、したがって処理水濁度が悪
くなったり、凝集剤の第２図においては、処理水濁度の
測定点をフロキュレータ最終段においているため、実際
に制御しようとする沈澱池出口濁度と７０キユレ一タ最
終段の濁度の関係式を各プラント毎に求めなければなら
ず、このための労力と時間が必要としていた。

そしてまた、上記関係式が求まっても、フィードバック
制御に影響を与える滞留時間（沈澱池入口から７セキユ
レ一タ最終段迄）は１〜２時間あシ、フィードバック制
御の制御性を解決することにはならない。さらに、原水
水質が変わると凝集プロわシ、このため単純なフィード
バック制御だけでは処理水濁度が振動を起すなどの欠点
があった。

本発明は、上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、凝集剤注入制御において、原水濁
度によるフィードフォワード注入　　　□率を計算する
演算器と、処理水濁度にょるフィードバック注入率を計
算する演算器とを組み合わせることによシ、凝集剤注入
量を少なくし、良質の水を製造することができる凝集剤
注入制御装置を提供することを目的としている。

以下、本発明の一実施例を第１、第２図と同一部分拡同
一符号を附して示す第５図に基いて説明する。第３図に
おいて、（ロ）は本発明における注入量演算器で、この
演算器は、フィードフォワード凝集剤注入率演算器（６
）の出力とフィードバック演算器（２）の出力とを加算
する加算器（２）、この加算器Ｈの出力と原水流量計（
８）の出力とに基いて凝集剤の注入量を決める比率演算
器（テ）、及び凝集剤注入量制御器（６）を備えている
。その他は従来と同様である。

本発明の動作を説声すると、第３図において、流入して
きた原水の濁度は原水濁度計（４）によって測定され、
この信号紘フィードフォワード凝集剤注入率演算器（６
）に送られる。演算器（６）においてはジャーテストな
らびに過去のデータより設定器（５）の処理水濁度の設
定値になるようあらかじめ求められた関数式によって原
水濁度に応じたフィードフォワード注入率が決定される
。又、処理水濁度は濁度計（ロ）によって測定され、演
算器（２）に送られ、演算器（２）においては、設定器
（６）の設定値と、処理水濁度の偏差に応じて、処理水
濁度が設定値になるようにフィードバック注入率が決定
される。また、無駄時間、−次遅れ時間に応じた制御周
期、制御ゲインが外部よシ設定される。そして、注入量
演算器（ロ）では上記フィードフォワード注入率とフィ
ードバック注入率よシ注大量が決定される。

なお、上記実施例では、処理水濁度計を沈澱池出口に設
置したが、これより上流側に設置した場合でも演算器（
２）の定数を変更すれば良いのは勿論である。

以上のように本発明によれば、フィードフォワード演算
器とフィードバック演算器を組み合せたので、プロセス
のゲインが変わっても応答性良く制御でき、又今迄のよ
うにフィードフォワード注入率を求める関数式だけで制
御しているのではないので、この関数式の精度が悪くて
も、フィードバック注入率で補正することができ、この
ための労力、時間も軽減でき、沈澱池出口の処理水濁度
によるフィードバック制御ができるので、プラント毎に
沈澱池内の濁度分布も測定する必要がなく、経済的にも
精度的にも今迄よシ良い効果が得られる０

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はそれぞれ従来の凝集剤注入制御装置を
示す構成図、第３図は本発明の一実施例による凝集剤注
入制御装置を示す構成図である。 （１）・・急速攪拌池　　（２）・・沈澱池（８）・・
原水流量計　　（４）・・原水濁度計（５）・・処理水
濁度設定器 （６）・・フィードフォワード凝集剤注入率演算器（γ
）・・比率演算器 （８）嗜・凝集剤注入量制御器 （９）・・凝集剤流量針 （至）・・凝集剤注入操作器 （ロ）・拳処理水濁度針 （２）・・フィードバック凝集剤注入率演算器（制御演
算器） ０鴫・・関数発生器　　　（ロ）・・加算器（ロ）・・
注入量演算器 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　葛　野　信　− 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 濁質を除去する原水の流量を測定する原水流量計と、上
   記原水の濁度を測定する原水濁度計と、凝集剤注入後の
   処理水濁度を測定する処理水濁度計と、上記原水濁度計
   による原水濁度にょシ凝集剤のフィードフォワード注入
   率を計算するフィードフォワード凝集剤注入率演算器と
   、上記処理水濁度計による処理水濁度によりフィードバ
   ック注入率を計算するフィードバック凝集剤注入率演算
   器と、処理水濁度設定器と、上記フィードフォワード注
   入率、上記フィードバック注入率及び原水流量から凝集
   剤注入量を計算する注入量演算器とを備えた水処理にお
   ける凝集剤注入制御装置。