JPS58399B2 - 感熱性組成物およびその製造方法 - Google Patents

感熱性組成物およびその製造方法

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JPS58399B2
JPS58399B2 JP52154855A JP15485577A JPS58399B2 JP S58399 B2 JPS58399 B2 JP S58399B2 JP 52154855 A JP52154855 A JP 52154855A JP 15485577 A JP15485577 A JP 15485577A JP S58399 B2 JPS58399 B2 JP S58399B2
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dca
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な感熱性組成物およびその製造方法に関し
、より詳細には炭素数13以上の長鎖二塩基酸またはそ
のアルカリ金属塩を熱可塑性樹脂中に微細な粒子として
分散させてなる感熱性組成物に関する。
従来、感熱画像形成法は熱エネルギーを利用し、物理的
あるいは化学的方法によって画像を形成するものであり
、例えばワックス・タイプの感熱紙は前者の方法で、金
属化合物や無色染料を顕色剤と反応させることにより、
金属、金属硫化物、金属錯化合物などの金属着色物質や
染料を形成させるのは後者の方法で行なわれている。
しかしながら、これらの感熱性組成物は、傷が付きやす
く、高価であったり、地膚が着色し発色画像が鮮明でな
かったり、一般的に定着が不可能であるので、例えばさ
らに加熱されたり、有機溶媒と接触し、発色剤と顕色剤
がそれにより溶解したりすると、その部分が発色ないし
は着色し、画像との区別が難しくなる欠点を有する。
本発明は、これら従来の材料が有する欠点を改善するよ
う為されたものであって、本発明者らは使用温度が80
℃ないし140℃である通常の感熱性記録材料を研究し
、新規な感熱性組成物を見出した。
即ち、本発明は、炭素数13以上の長鎖二塩基酸または
そのアルカリ金属塩を、熱可塑性樹脂中に分散したこと
を特徴とする感熱性組成物である。
ここに、炭素数13以上の長鎖二塩基酸またはそのアル
カリ金属塩(以下、DCAと略記する)を指定する理由
は、炭素数13以下のDCAは、一般的に融点が130
℃以上と高く、また加熱時に熱可塑性樹脂と相溶しく難
く、特に熱記録後、コロナ放電により帯電し、静電潜像
を形成し、トナー現像により記録画像(以後、トナー画
像記録シートと記す)とする場合に、非加熱部と加熱部
における画像コントラストを低下せしめるからである。
このことは後述の比較例に示したように、炭素数が短い
場合には、親油基であるメチレン部分が親油性の熱可塑
性樹脂構造中に熱熔融により相溶するのが難しくなるば
かりでなく、カルボキシル基が分散体表面に優先的に分
布しないで、比較的内部に配向してしまう為か、コロナ
放電に対し帯電性が未加熱部においても観測されてしま
うことによる。
また、二塩基酸を運用した理由は、−塩基酸では融点が
総体的に低く、実使用上約80℃が必要とされるのに対
し、例えばステアリン酸の融点は71.5℃であって、
使用に耐え難く、かつ親水基であるカルボキシル基が1
個であるから、熱可塑性樹脂中に分散させた場合に、記
録層表面が親水性になる程度が低く、前述のトナー画像
記録シートに用いた場合、加熱部および非可熱部におけ
る静電コントラストが期待できないが為である。
DCAの炭素数は13以上である限り、本発明組成物成
分として使用可能であって、炭素数が20以上でも特性
的に差は無いが、現実に何を運用するかはその製造の容
易性とコストが考慮されよう。
例えば、オキシ酸としては炭素数20程度のものも存在
し、これを酸化することによって二塩基酸とすることも
可能であるが、そのようなりCAの使用はコスト高とな
るので、殊更にそのような高炭素数のDCAを用いない
で、作用効果が同程度である炭素数13ないし20程度
のもので十分である。
これらDCAは、遊離の酸として使用することができる
が、またそのアルカリ金属塩であっても同様に使用でき
る。
本発明に使用可能なりCAとして、具体的に次のような
ものが挙げられる(括弧内は融点)。
1.11−ウンデカンジカルボン酸 (114
℃)HOOC(CH2)11COOH 1,12−ドヂカンジカルボシ酸 (124
℃)HOOC(CH2)t2COOH 1,13−トリデカンジカルボン酸 (114
℃)HOOC(CH2)13COOH 1,14−テトラテ゛カンジカルボン酸 (123
℃)HOOC(CH2)14COOH ■、15−ベンタガカンジカルボン酸 (118
℃)HOOC(CH2)15C00H 1,16−ヘキサデカンジカルボン酸 (125
℃)HOOC(CH2)1aCOOH ■、18−オクタ1カンジカルボン酸 (122
℃)HOOC(CH,2)18COOH ■、20−エイコサンジカルボン酸 (124
℃)HOOC(CH2)2oCOOH− ■、20−トコサンジカルボン酸 (127
℃)HOOC(CH2)22COOH 7−テトラデセン−1,14−ジカルボン酸 (109
℃)HOOCXCH2)6CH(CH2)aCOOH7
,11−オクタデカジエン−1,18−ジカルボン酸(
114℃) HOOC(CH2)6CH−CH(CH2)2CH=C
H(CH2)6COOH 1,14−テトラゾ゛カンジカルボン酸カリウム(13
0℃) KOOC(CH2)14COOK l、18−オクタデカンジカルボン酸ナトリウム(13
5℃) NaOOC(CH2)18COONa 本発明は、上記のようなりCAが、マトリックスである
熱可塑性樹脂中に均一に分散されている常温では白濁状
不透明な感熱性組成物であって、この組成物は、前述し
た通常の使用温度において加熱程度に応じて透明化の程
度を異にする。
むろん高温になる程透明度は高くなる。
透明化する理由は、必ずしも明確ではないが、加熱によ
りDCAとマトリックスとの間に一種の相溶現象を生じ
、相変化を起こすためと考えられる。
この感熱性組成物は親水基を持ったDCAが熱可塑性樹
脂中に分散された構造となっているために、その表面は
親水性となり、電気的には半導電性と考えられ、その結
果、トナー画像記録シートとしで用いる場合には、コロ
ナ放電により帯電電荷を付与しても、電荷が乗り難いか
、乗っても減衰が早い特性を有するので好ましい形態を
構成しでいる。
要するに本発明組成物は前述したDCAと熱可塑性樹脂
を組合せ使用しているので表面の性質として親水性と親
水性の低下した表面構造を同時に有しているのである。
このようにして、DCAが分散されるべきマトリツクス
である熱可塑性樹脂として次のようなものが単独で、あ
るいは2種以上のブレンド体としで使用される。
即ち、アクリル系樹脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体
、塩化ビニル−酢酸ビニル−ポリビニルアルコール共重
合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体、
スチレン−ブタジェン共重合体、ビニルトルエン−ブタ
ジェン共重合体、ポリオレフィン樹脂、環化ゴム等であ
る。
本発明感熱性組成物をトナー画像記録シートに使用する
場合の熱可塑性樹脂として特に好ましいものは、アクリ
ル系樹脂であって、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、クロト
ン酸、アコニット酸等のうち少なくとも1つとアクリル
系共重合性単量体、例えばアクリル酸メチル、アクリル
酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブ
チル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸イソプロピル
、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、
メタクリル酸ラウリル等のうち、少なくとも1つの単量
体とのアクリル系多元共重合体、さらにこれらの共重合
性単量体に、その他の共重合性単量体、例えばスチレン
、α−メチルスチレン、β−クロルスチレン、ビニルト
ルエン、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピ
ル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸ヒド
ロキシプロピル、アクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、ジアセトンアクリルアミド、グリシジルメ
タクリレート等を必要に応じて共重合させたアクリル系
多元共重合体が挙げられる。
これらの熱可塑性樹脂の軟化点としては75ないし16
0℃の範囲が適当とされる。
本発明にあっては、このような熱可塑性樹脂をマトリッ
クスとして、その中に一種または二種以上のDCAが均
一に分散させられるが、ここに分散とは、DCAが固体
粒子として熱可塑性樹脂中に均一に存在し、常温におい
て白濁状態を形成しているものを言い、DCAの好まし
い量は、熱可塑性樹脂1重量部に対して概ね0.05な
いし0.4重量部である。
0.05重量部以下では白濁度が低下し、また表面の親
水性の程度も低く、0.4重量部以上では、加熱作用使
用温度において相溶化しないで、白濁状態が維持される
傾向があるためである。
粒子状に存在するDCAの粒径は、本発明組成物の使用
される態様によって一様ではないが、トナー画像記録シ
ートとして使用される場合には、その層の厚さと帯電特
性の関係より制限されるので、0.1ないし3μ程度、
熱記録材料として使用する場合には記録画像の鮮鋭度か
ら言って、5μ未満が好ましい。
本発明組成物は、上述したDCAの熱可塑性樹脂中に分
散した感熱組成物であるが、その他生量の補助的な物質
を添加することができる。
そのような補助的な物質としては、本発明組成物をフィ
ルムないしはシート状に賦形して熱的記録に用いる際、
加熱時に原稿やサーマルヘッドにひつつくのを防止する
ための粘着防止剤が例示できる。
そのようなものとして、二酸化チタン、酸化亜鉛、各種
のクレイ、ホワイトカーボン、酸化マグネシウム、酸化
アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、シ
リカ、サテンホワイト、リトポン、でんぷん粒子などが
挙げられ、その添加量は帯電特性に支障がない範囲、通
常熱可塑性樹脂1重量部に対し、0.05ないし0.3
重量部程度である。
トナー画像記録シートとして用いる場合には、当然帯電
防止剤は添加できないが、その他酸化防止剤やスリッピ
ングエージェントなど通常の熱可塑性樹脂への添加物質
の存在は妨げない。
本発明の感熱性組成物を製造する方法には(1)機械的
な方法即ち、DCAと熱可塑性樹脂とを液状有機媒体の
存在下に磨砕したのち、前記有機媒体を除去し、該DC
Aを熱可塑性樹脂中に微細な粒子として存在させる方法
、および、(2)DCAならびに熱可塑性樹脂の有機溶
媒溶液から前記溶媒を除却し、該DCAを熱可塑性樹脂
中に微細な粒子として存在させる方法とがある。
第1の方法は、いわゆる湿式磨砕であって、少なくとも
熱可塑性樹脂に対する媒体としては、これを溶解しうる
溶媒であることが必要であるが、DCAに対しでは必ず
しも溶解可能である必要はない。
この方法を採用する利点は、粘着防止剤のような添加物
質を添加した組成物を製造する際に、それら添加物も同
時に磨砕され、DCAと共に均一な分散系として調製さ
れるからである。
具体的な分散手段として、ボールミル、チューブミル、
振動ミル、コロイドミル等の粉砕機を用いる湿式粉砕法
、或いは超音波照射や高速剪断攪拌機(ホモミキサー)
などの使用を挙げることができる。
第2の方法には、DCAおよび熱可塑性樹脂に対する共
通の有機溶媒を使用する場合と、両者別個の有機溶媒を
使用する場合とがあるが、その何れを採用するかは、主
として使用する樹脂の形態によって異ることになる。
例えばアクリル系樹脂のように、通常有機溶媒溶液とし
て入手されるものは、そのままでDCAの有機溶媒溶液
と混合すれば足り、そのまま後者の方法が適用される。
第2の方法における前者は、溶媒に対するDCAと熱可
塑性樹脂の溶解度の差を利用するものであり、一般にD
CAの方が溶解度が低いことで溶媒除却にともなって熱
可塑性樹脂溶液中に沈着し、さらに溶媒の除却が完結す
ることによって本発明組成物が得られる。
本発明に使用される熱可塑性樹脂が粉末状ないしはペレ
ット状で入手されるものであるときは、一回の溶解操作
ですむこの方法が有利である。
ここに使用せられるDCAの有機溶媒としては、エチル
、ブチル、プロピル、ダイアセトンアルコール等のアル
コール類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキソラ
ン、メチルジオキソラン等の環状エーテル類が挙げられ
る。
熱可塑性樹脂に対する有機溶媒としては、上記のDCA
の有機溶媒以外に、ベンゼン、トルエン、キシレン、ケ
ロセン、混合炭化水素溶媒等が挙げられる。
いずれにせよ、第2の方法の利点は微細な分散体として
の本発明組成物が容易に製造しうる点にある。
上述のようにして得られた本発明組成物は、公知の手段
によりフィルムないしはシート状に賦形し、また必要に
応じ天然または人造の紙、不織布、織布、ガラス板、金
属箔、金属蒸着紙、金属ラミネート紙、あるいはプラス
チック製のフィルムやシートを支持体として積層するこ
とにより、熱的記録媒体に使用できる。
ここに熱エネルギー源としでは、熱ペン、熱スタンプ、
サーマルヘッド、ヒーター、赤外線ランプ、キセノンフ
ラッシュランプ、レーザー等が使用形態と使用温度に応
じて、本発明感熱性組成物に用いられる。
いま、本発明組成物の用途例を、添付図面について説明
しよう。
第1図は、本発明組成物を使用した画像形成体感熱性シ
ート1の模式的な断面図であって、透明フィルムのよう
な支持体2上に本発明組成物より成る感熱層3が積層せ
られて成る。
むろん図中符3aはDCA、3bはそのマトリックスで
ある熱可塑性樹脂を示す。
このシート1に画像を形成させるには、第2図イに示し
たように、画像濃度4aを有する原稿4の上に該シート
1の感熱層3を向けて重ね合わせ、支持体2側から赤外
線ランプ5により熱輻射線を照射する。
そうすると同口図に示したように、感熱層3には、画像
部の熱輻射線吸収による温度上昇にともないこれと接触
している感熱層3に画像部に対応した透明性の増加した
パターン6が得られるのである。
このように、本発明感熱性組成物は、熱記録材料として
使用することができ、感熱性シート、トナー画像記録シ
ートとして応用できる。
以下、まず比較例を示し、ついで実施例につき述べる。
比較例 炭素数18の直鎖飽和脂肪酸として、ステアリン酸CH
s(CH2)16 C0OH,炭素数lOの直鎖飽和二
塩基酸として、セバシン酸H00C(CH2)8COO
H。
及び炭素数12の直鎖飽和二塩基酸として、1゜10−
デカンジカルボン酸HOOC(CH2)10COOHを
選び、静電印刷用マスター感熱材料の適性試験を行った
熱可塑性樹脂のアクリル樹脂(ダイアナールLR−29
7、三菱レイヨン製)の50%溶液10部に対し、上記
の各カルボン酸0.5部(重量比でlO対l)を加え、
テトラヒドロフラン10部と共に加温して均一な溶液と
し、導電処理をしたアート紙に塗布し、40℃で30分
乾燥後の塗布膜厚は11μであった。
試料表面上を120℃に加熱した鉄片を圧着し、熱パタ
ーンを与えた後、−5KVのコロナ放電により一様に負
電荷を与え、直ちに正トナーの二成分磁気ブラシで現像
をした。
現像後加熱定着し、未加熱部及び加熱部の反射濃度を測
定した。
その結果を第1表に示したが、いずれの感熱材料も未加
熱部と加熱部濃度の差がほとんど無く、むしろ加熱部で
濃度が低下し、静電印刷用マスターの感熱材料には使用
できなかった。
実施例1 ■、14−テトラデカンジカルボン酸(融点123℃)
2重量部(以下単に部と記す)をテトラヒドロフラン2
5部に加温して溶解する。
この溶液に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体(種水化学
K・K製エスレツクC1軟化点76℃)の20wt%テ
トラヒドロフラン溶液45部を加え、十分に攪拌し均一
な溶液とする。
この溶液をワイヤーバーを用いて、支持体とする厚さ8
0μのポリエステルフィルム上に塗布し、30℃の温風
で乾燥により塗膜厚lOμの感熱シートを作製した。
文字原稿の上に塗布面を重ね、1350Wの石英赤外線
ランプを5秒間照射した。
照射後の感熱シート面を見ると、非加熱部(原稿の非画
像部)は白濁した非透明であったが、加熱部(原稿の画
像部は透明化し、文字原稿に一致した透明画像パターン
が得られた。
光に透かして支持体から見ると、原稿に忠実な画像パタ
ーンであった。
実施例2 1.11−ウンデカンジカルボン酸(融点114℃)5
部をテトラヒドロフラン45部に十分に攪拌しで、溶解
させ、飽和ポリエステル樹脂(東洋紡績に−に製バイロ
ン300、軟化点123℃)の20wt%トルエン溶液
125部を加えて混合し均一な溶液とする。
実施例1に従い、塗布乾燥をし塗膜厚12μの感熱シー
トを作製した。
文字原稿の上に塗布面を重ね市販の感熱用複写機(3M
K・K製のサーモファックス)で複写した所、文字原稿
に忠実な画像部が透明なパターンを得た。
光に透かして見ると原稿に忠実な画像パターンであった
またこの1.11−ウンデカンジカルボン酸をカリウム
塩として使用したところ、その対果は遊離の酸の場合と
殆んど異らなかった。
実施例3 7.11−オクタデカジエン−1,18−ジカルボン酸
10部(融点114℃)、トルエン50部、シリカ微粉
末(サイロイドP−244、富士デヴイソン化学に−に
製)3.5部及びアクリル樹脂(三菱レイヨンに−に製
、LR−297、軟化点120℃)の30wt%トルエ
ン溶液llO部と共にボールミルで10時間磨砕したの
ち、この磨砕物をワイヤーバーを用いて導電処理をした
厚さ80μのアート紙(表面抵抗:20℃、60%RH
3,2×107Ω)に厚さ10μとなるように塗布し、
温風(40℃)で乾燥することにより感熱シートが得ら
れた。
この感熱シートに最高温度が130℃になるように制御
したサーマルヘッドで印字を行い、次いで乾式複写機(
三田工業に−に製コピスター900D)を用い帯電・現
像をした所、印字部のみにトナーが固着した記録シート
として得られた。
実施例4 1.18−オクタデカンジカルボン酸(融点122℃)
2.0部をダイアセトンアルコール5部、トルエン15
部に40℃に加温して溶解させる。
この溶液にスチレン−メタクリレート共重合体(グツド
イヤー社製、軟化点155℃)の20wt%トルエン溶
液50部を加え均一な溶液とする。
厚さ50μのトレーシング紙に加温して調製した溶液を
塗布し、40℃で30分間乾燥をした。
塗膜は約14μであった。
このように作製した感熱シートを実施例2のサーモファ
ックスを用い、原稿の電子写真学会テストチャートNo
、1−Rの上に塗布面を下にして重ね合わせて複写を行
った。
感熱シートは原稿の画像部に対応して透明となったパタ
ーンを有した。
次いで一6KVのコロナ放電により負帯電後、正トナー
の二成分系磁気ブラシ現像を行い、転写紙を重ね、−3
50Vに印加した転写ローラー間を通して転写をした。
転写後は加熱定着ローラで定着をし、原稿に忠実なカブ
リの無い静電印刷物を得た。
なお、ベタ部の画像濃度は1.0であった。この感熱シ
ートは静電印刷用マスターとして、クリーニング操作を
経て500枚の印刷をすることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明感熱性組成物を使用した感熱性シートの
模式的な断面図、第2図はこのシートを用いて画像形成
体を作成する手順説明図であって、420はその順序を
示す。 1・・・・・・感熱性シート、2・・・・・・支持体、
3・・・・・・感熱層、3a・・・・・・DCA、3b
・・・・・・熱可塑性樹脂、4・・・・・・原稿、5・
・・・・・赤外線ランプ、6・・・・・・透明パターン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭素数13以上の長鎖二塩基酸またはそのアルカリ
    金属塩を、熱可塑性樹脂中に分散したことを特徴とする
    感熱性組成物。 2 熱可塑性樹脂1重量部に対し、炭素数13以上の長
    鎖二塩基酸またはそのアルカリ金属塩は、0.05ない
    し0.4重量部である特許請求の範囲1記載の感熱性組
    成物。 3 熱可塑性樹脂はアクリル系樹脂である特許請求の範
    囲1記載の感熱性組成物。 4 熱可塑性樹脂1重量部に対し、粘着防止剤0.05
    ないし0.3重量部を添加した特許請求の範囲1記載の
    感熱性組成物。 5 熱可塑性樹脂の軟化温度が75℃ないし160℃で
    ある特許請求の範囲1記載の感熱性組成物。 6 炭素数13以上の長鎖二塩基酸またはそのアルカリ
    金属塩と、熱可塑性樹脂とを液体有機媒体の存在下に磨
    砕したのち、前記媒体を除却し、該長鎖二塩基酸または
    そのアルカリ金属塩を熱可塑性樹脂中に微細な粒子とし
    て存在させることを特徴とする感熱性組成物の製造方法
    。 7 炭素数13以上の長鎖二塩基酸またはそのアルカリ
    金属塩および熱可塑性樹脂の有機溶媒溶液から、前記溶
    媒を除却し、該長鎖二塩基酸またはその塩を熱可塑性樹
    脂中に微細な粒子として存在させることを特徴とする感
    熱性組成物の製造方法。
JP52154855A 1977-12-21 1977-12-21 感熱性組成物およびその製造方法 Expired JPS58399B2 (ja)

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