JPS5839924B2 - ゼンホウコウゾクポリアミドセンイノエンシンホウホウ - Google Patents
ゼンホウコウゾクポリアミドセンイノエンシンホウホウInfo
- Publication number
- JPS5839924B2 JPS5839924B2 JP9496375A JP9496375A JPS5839924B2 JP S5839924 B2 JPS5839924 B2 JP S5839924B2 JP 9496375 A JP9496375 A JP 9496375A JP 9496375 A JP9496375 A JP 9496375A JP S5839924 B2 JPS5839924 B2 JP S5839924B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- tow
- roller
- feed roller
- aromatic polyamide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、全芳香族ポリアミド繊維からなるトウの延伸
方法に関するものであり、更に詳しくは全芳香族ポリア
ミド繊維を温水浴中で良好な調子で延伸する方法に関す
る。
方法に関するものであり、更に詳しくは全芳香族ポリア
ミド繊維を温水浴中で良好な調子で延伸する方法に関す
る。
乾式法又は湿式法で紡糸して得られた全芳香族ポリアミ
ド未延伸繊維のトウを、一定速度で該繊維を供給する送
りローラーとそれより数倍速い一定速度で該繊維を引取
る引取りローラーとの間に設けた50−100℃の温水
中で延伸し、次いで280’C以上の熱板にて熱処理及
び/又は延伸することによって高度に配向結晶化した全
芳香族ポリアミド繊維を製造することは既に公知である
。
ド未延伸繊維のトウを、一定速度で該繊維を供給する送
りローラーとそれより数倍速い一定速度で該繊維を引取
る引取りローラーとの間に設けた50−100℃の温水
中で延伸し、次いで280’C以上の熱板にて熱処理及
び/又は延伸することによって高度に配向結晶化した全
芳香族ポリアミド繊維を製造することは既に公知である
。
しかしながら全芳香族ポリアミド繊維は他の繊維に比べ
延伸性が悪く、特に該繊維のトウを、温水浴中で延伸す
ると、前記温水浴延伸での糸切れが多く、異常糸の多い
製品しか得られないという問題がある。
延伸性が悪く、特に該繊維のトウを、温水浴中で延伸す
ると、前記温水浴延伸での糸切れが多く、異常糸の多い
製品しか得られないという問題がある。
本発明者らは、かかる問題を解決すべく鋭意研究の結果
、送りローラーを3個のローラーを組合せたニップ式ロ
ーラーとなし、該ローラー上に導かれたトウの表面に特
定条件で温水を注加することによって、延伸時の糸切れ
が激減し延伸調子が非常に向上すること、更には糸質の
均一性が一段と向上することを見出し、本発明に到達し
たものである。
、送りローラーを3個のローラーを組合せたニップ式ロ
ーラーとなし、該ローラー上に導かれたトウの表面に特
定条件で温水を注加することによって、延伸時の糸切れ
が激減し延伸調子が非常に向上すること、更には糸質の
均一性が一段と向上することを見出し、本発明に到達し
たものである。
即ち、本発明は全芳香族ポリアミドの未延伸繊維からな
るトウを送りローラーと引取りローラーとの間に設けた
温水浴中で延伸するに際し、送りローラーを3個のロー
ラーを組合せたニップ式ローラーにて構成し、かつ該送
りローラー上に導かれたトウの表面に、繊維に対し1〜
20倍量の50〜100℃の温水を注加することを特徴
とする全芳香族ポリアミド繊維の延伸方法である。
るトウを送りローラーと引取りローラーとの間に設けた
温水浴中で延伸するに際し、送りローラーを3個のロー
ラーを組合せたニップ式ローラーにて構成し、かつ該送
りローラー上に導かれたトウの表面に、繊維に対し1〜
20倍量の50〜100℃の温水を注加することを特徴
とする全芳香族ポリアミド繊維の延伸方法である。
本発明に云う全芳香族ポリアミドとは合成線状重合体の
繰返し単位85モル以上、好ましくはは2官能性芳香環
を表わす)で表わされる全芳香族ポリアミドであり、特
にポリメタフェニレンイソフタルアミド及びポリメタフ
ェニレンイソフタルアミドテレフタルアミド共重合体が
好適に用いられる。
繰返し単位85モル以上、好ましくはは2官能性芳香環
を表わす)で表わされる全芳香族ポリアミドであり、特
にポリメタフェニレンイソフタルアミド及びポリメタフ
ェニレンイソフタルアミドテレフタルアミド共重合体が
好適に用いられる。
また、トウとは単糸数が5000本以上の繊維束をいう
。
。
以下図によって本発明を説明する。
図は本発明の一実施態様で延伸装置の概略図である。
図に於てYはトウ(繊維束)、1a、1b。1c、は送
りローラー、2a、2b、2cは引取りローラー、3は
温水浴、4は温水江別装置である。
りローラー、2a、2b、2cは引取りローラー、3は
温水浴、4は温水江別装置である。
1b、2bは弾性体で被覆されたローラーであり、1a
、1c、2a、2cはステンレススティールよりなるロ
ーラーである。
、1c、2a、2cはステンレススティールよりなるロ
ーラーである。
これらのローラーは、それぞれ図の如く1b、2bが1
a、lc又は2a、2cの上に圧接する如く載置され、
各ローラーはニップ式ローラーに構成されている。
a、lc又は2a、2cの上に圧接する如く載置され、
各ローラーはニップ式ローラーに構成されている。
繊維束Yは送りローラー1a、1b、1cを経て温水浴
3中で延伸され引取りローラー2at2bt2cを経て
次工程例えば熱板上での熱処理及び/又は延伸工程、オ
イリング処理工程、捲縮工程等に導かれる。
3中で延伸され引取りローラー2at2bt2cを経て
次工程例えば熱板上での熱処理及び/又は延伸工程、オ
イリング処理工程、捲縮工程等に導かれる。
本発明の特徴は温水浴3中で延伸するに際し、温水江別
装置4によって前記ローラー1b上の繊維束に温水を圧
加することにある。
装置4によって前記ローラー1b上の繊維束に温水を圧
加することにある。
温水江別装置4としては通常の江別装置例えばパイプに
略0.2U程度の穴をあけた多孔径の江別装置によりロ
ーラー1b上の繊維束の全面に圧加することが好ましい
。
略0.2U程度の穴をあけた多孔径の江別装置によりロ
ーラー1b上の繊維束の全面に圧加することが好ましい
。
又圧加する温水量は繊維束に対し、1〜20倍量(重量
)、好ましくは3〜10倍量(重量)が適当である。
)、好ましくは3〜10倍量(重量)が適当である。
圧加する温水の温度は50〜100℃が好適であり、温
水浴3の温度も50〜100℃が好適である。
水浴3の温度も50〜100℃が好適である。
又、温水中には延伸油剤を含有させてもよい。
送りローラーは図の如く3個のローラーを組合せたニッ
プ式ローラーとする必要があり、かかるローラーによっ
て太デニールのトウを確実に把持、移送することができ
る。
プ式ローラーとする必要があり、かかるローラーによっ
て太デニールのトウを確実に把持、移送することができ
る。
また、このように構成した送りローラーでは、未延伸繊
維のトウがローラー1bの表面を帯状に拡開した状態で
移動するため、注水の効果が太きい。
維のトウがローラー1bの表面を帯状に拡開した状態で
移動するため、注水の効果が太きい。
本発明の方法は、乾式紡糸又は湿式紡糸の倒れの方法に
よって得られた全芳香族ポリアミドの未延伸繊維トウの
延伸にも適用が可能であるが、特に湿式紡糸で多孔数の
口金を用い連続的にトウを温水浴延伸行う工程において
好適に用いられる。
よって得られた全芳香族ポリアミドの未延伸繊維トウの
延伸にも適用が可能であるが、特に湿式紡糸で多孔数の
口金を用い連続的にトウを温水浴延伸行う工程において
好適に用いられる。
本発明方法によれば、従来、特に短繊維用のトウ製造に
際し、単糸数5000以上の繊維束を処理する場合に温
水浴中での糸切れが多く引取りローラーへの捲付が多発
し延伸が困難であり、又、得られた糸質の均一性が充分
でなかった欠点が解消される。
際し、単糸数5000以上の繊維束を処理する場合に温
水浴中での糸切れが多く引取りローラーへの捲付が多発
し延伸が困難であり、又、得られた糸質の均一性が充分
でなかった欠点が解消される。
本発明のかかる効果が何に起因するかは必ずしも明らか
でないが、前記構成の送りローラー上を走行しつつある
トウ(繊維束)に温水を圧加することにより該ローラー
上にトウ(繊維束)が均一に拡開しかつ該ローラーの表
面に対しトウ構成繊維がなじみスリップが防止されるた
め均一延伸が可能になるものと考えられる。
でないが、前記構成の送りローラー上を走行しつつある
トウ(繊維束)に温水を圧加することにより該ローラー
上にトウ(繊維束)が均一に拡開しかつ該ローラーの表
面に対しトウ構成繊維がなじみスリップが防止されるた
め均一延伸が可能になるものと考えられる。
実施例 l
固有粘度1.7のポリメタフェニレンイソフタルアミド
、テレフタルアミド(I/T共重合モル比=9773
)をN−メチル−2−ピロリドンに溶解し、重合体濃度
20重量%の紡糸溶液を調整した。
、テレフタルアミド(I/T共重合モル比=9773
)をN−メチル−2−ピロリドンに溶解し、重合体濃度
20重量%の紡糸溶液を調整した。
これを0.08℃m、孔数34000の紡糸口金から塩
化カルシウムを40重量%を含む凝固浴中に湿式紡糸し
、紡出糸を3.0m/mπで引取りそのまま連続的に水
洗浴に送って脱溶媒した後、この未延伸繊維のトウを9
5℃温水中で2.3倍に延伸し、次いで110’Cの加
熱ローラー上で乾燥後330℃熱板上で1.8倍に熱処
理延伸した。
化カルシウムを40重量%を含む凝固浴中に湿式紡糸し
、紡出糸を3.0m/mπで引取りそのまま連続的に水
洗浴に送って脱溶媒した後、この未延伸繊維のトウを9
5℃温水中で2.3倍に延伸し、次いで110’Cの加
熱ローラー上で乾燥後330℃熱板上で1.8倍に熱処
理延伸した。
この際、図に示された延伸装置を用い送りローラーIb
上のトウ(繊維束)の表面全面に1.5gmの多孔穴を
持った温水江別装置4により、80℃の温水を繊維束に
対し5倍量(重量)圧加した場合の延伸及び糸質は以下
のようであった。
上のトウ(繊維束)の表面全面に1.5gmの多孔穴を
持った温水江別装置4により、80℃の温水を繊維束に
対し5倍量(重量)圧加した場合の延伸及び糸質は以下
のようであった。
比較例 l
送りローラー1b上のトウ(繊維束)上に温水の圧加を
行なわない以外は実施例1と同じ処理を行った場合の延
伸性及び糸質は以下のようであり安定な延伸は困難であ
り、又、糸の均一性も不良であった。
行なわない以外は実施例1と同じ処理を行った場合の延
伸性及び糸質は以下のようであり安定な延伸は困難であ
り、又、糸の均一性も不良であった。
図は本発明の一実施態様で延伸装置の概略図である。
Y:繊維束、1a〜1c送りローラー、2a〜2c:引
取ローラー、3:温水浴、4:温水江別装置。
取ローラー、3:温水浴、4:温水江別装置。
Claims (1)
- 1 全芳香族ポリアミドの未延伸繊維からなるトウを、
送りローラーと引取りローラーとの間に設けた温水浴中
で延伸するに際し、前記送りローラーを3個のローラー
を組合せたニップ式ローラーにて構成し、かつ該送りロ
ーラー上に導かれたトウの表面に、繊維に対し1〜20
倍量の50〜100℃の温水を注加することを特徴とす
る全芳香族ポリアミド繊維の延伸方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9496375A JPS5839924B2 (ja) | 1975-08-06 | 1975-08-06 | ゼンホウコウゾクポリアミドセンイノエンシンホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9496375A JPS5839924B2 (ja) | 1975-08-06 | 1975-08-06 | ゼンホウコウゾクポリアミドセンイノエンシンホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5218920A JPS5218920A (en) | 1977-02-12 |
JPS5839924B2 true JPS5839924B2 (ja) | 1983-09-02 |
Family
ID=14124571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9496375A Expired JPS5839924B2 (ja) | 1975-08-06 | 1975-08-06 | ゼンホウコウゾクポリアミドセンイノエンシンホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839924B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4533190A (en) * | 1983-12-09 | 1985-08-06 | Booty Donald J | Electrical power track system |
JPS6212286U (ja) * | 1986-06-16 | 1987-01-24 |
-
1975
- 1975-08-06 JP JP9496375A patent/JPS5839924B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5218920A (en) | 1977-02-12 |
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