JPS5839762A - Ni基耐熱合金 - Google Patents
Ni基耐熱合金Info
- Publication number
- JPS5839762A JPS5839762A JP13784381A JP13784381A JPS5839762A JP S5839762 A JPS5839762 A JP S5839762A JP 13784381 A JP13784381 A JP 13784381A JP 13784381 A JP13784381 A JP 13784381A JP S5839762 A JPS5839762 A JP S5839762A
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- JP
- Japan
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- alloy
- strength
- heat resistant
- creep rupture
- present
- Prior art date
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- Granted
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はNi基耐熱合金に関し、更に詳しくはクリープ
破断強度、熱疲れ強さおよび高温での耐硫化腐食性が優
れ、しかも高価な元素を含まない特性を有するNi基耐
熱合金に関する。
破断強度、熱疲れ強さおよび高温での耐硫化腐食性が優
れ、しかも高価な元素を含まない特性を有するNi基耐
熱合金に関する。
ガスタービン動翼は、高温で高速回転するために生ずる
遠心力に十分に耐えるクリープ破断強度と、燃焼ガス中
に含まれる硫黄による硫化腐食に耐え、且つガスタービ
ンの起動、停止、動翼の空冷などによって生ずる熱疲れ
に対しても十分な抵抗力を持つことが要求される。
遠心力に十分に耐えるクリープ破断強度と、燃焼ガス中
に含まれる硫黄による硫化腐食に耐え、且つガスタービ
ンの起動、停止、動翼の空冷などによって生ずる熱疲れ
に対しても十分な抵抗力を持つことが要求される。
従来の耐熱合金の中で前記の特性を持つ優れた合金とし
てはlN−738LC(インコ社製、組成後記)がある
。しかし、この合金は高価なT1、Nb、Mo等の元素
を含んでおり、しかもクリープ破断強度と熱疲れ強さが
十分とは云えない問題点がある。
てはlN−738LC(インコ社製、組成後記)がある
。しかし、この合金は高価なT1、Nb、Mo等の元素
を含んでおり、しかもクリープ破断強度と熱疲れ強さが
十分とは云えない問題点がある。
本発明の目的はこの問題点を解決し、前記の如き高価な
元素を含まず、クリープ破断強度と熱疲れ強さの点でl
N−738LC合金よりも優れた特性を有するNi基耐
熱合金を提供するにある。
元素を含まず、クリープ破断強度と熱疲れ強さの点でl
N−738LC合金よりも優れた特性を有するNi基耐
熱合金を提供するにある。
なお、合金の熱疲れ強さは、高温引張試験と高温低サイ
クル疲れ試験によって検討した。
クル疲れ試験によって検討した。
本発明の合金の構成元素と組成は、Co5〜18−1C
r14〜16%、W9〜11%、Al1〜31、Ti3
N4チ、C0,05〜0.2チ、Bo、001〜0.0
5−1ZrO,001〜0,2−を含有し、残部は実質
的にNiよりなるNi基耐熱合金である。
r14〜16%、W9〜11%、Al1〜31、Ti3
N4チ、C0,05〜0.2チ、Bo、001〜0.0
5−1ZrO,001〜0,2−を含有し、残部は実質
的にNiよりなるNi基耐熱合金である。
それぞれの構成元素の作用効果および組成範囲の限定理
由は以下のとおりである。
由は以下のとおりである。
Coはr相、およびNi1A1で表わされるr′相中に
固溶してこれらの相を固溶強化するとともに、r相のr
′相析出能を増加して析出強化を助長する。本発明合金
で以上の効果を得るにはCoが5−以上必要であるが、
18−を超えるとC相などの有害析出物が生じてクリー
プ破断強度が不足する。したがってCoを5〜18−に
限定した。
固溶してこれらの相を固溶強化するとともに、r相のr
′相析出能を増加して析出強化を助長する。本発明合金
で以上の効果を得るにはCoが5−以上必要であるが、
18−を超えるとC相などの有害析出物が生じてクリー
プ破断強度が不足する。したがってCoを5〜18−に
限定した。
Crは耐硫化腐食性をよくすると同時に、r相尤多量に
固溶してその強化にも役立つ0本発明合金でこれらの効
果を得るためKはCrが14−以上必要であるが16−
を超えるとC相などの有害相が生成してクリープ破断強
度、高温引張強度及び高温疲れ強さが共に低下する。し
たがってCr含有量を14〜16%に@定した。
固溶してその強化にも役立つ0本発明合金でこれらの効
果を得るためKはCrが14−以上必要であるが16−
を超えるとC相などの有害相が生成してクリープ破断強
度、高温引張強度及び高温疲れ強さが共に低下する。し
たがってCr含有量を14〜16%に@定した。
Wはr相およびr′相中に固溶してこれらの相を著しく
固溶強化する。本発明合金では、この効果を得るにはW
を9−以上含有させる必−があるが11−を超えると耐
硫化腐食性が悪くなり、C相などの有害析出物も生じて
高温疲れ強さを低下させる。したがってWを9〜11−
に限定した。
固溶強化する。本発明合金では、この効果を得るにはW
を9−以上含有させる必−があるが11−を超えると耐
硫化腐食性が悪くなり、C相などの有害析出物も生じて
高温疲れ強さを低下させる。したがってWを9〜11−
に限定した。
AIはr′相を生成するために必要な元素であり、本発
明合金を十分く析出強化するためには2−以上含有する
ことが必要である。しかし、3チ以上含有すると本発明
合金の活性を低下させ、このため高温疲れ強さが低下す
る。したがってAI含有量を2〜3%に限定した。
明合金を十分く析出強化するためには2−以上含有する
ことが必要である。しかし、3チ以上含有すると本発明
合金の活性を低下させ、このため高温疲れ強さが低下す
る。したがってAI含有量を2〜3%に限定した。
Tiは、その大部分がr′相に固溶し【著しく固溶強化
するとともに、r’相の量を増加させて析出強化に寄与
する。本発明でこれらの効果を得るためKは4−以下T
iが必要であるが5慢を超えるとC相を生じてクリープ
破断強度が低下する。したがりてTi量を4〜5−に限
定した。
するとともに、r’相の量を増加させて析出強化に寄与
する。本発明でこれらの効果を得るためKは4−以下T
iが必要であるが5慢を超えるとC相を生じてクリープ
破断強度が低下する。したがりてTi量を4〜5−に限
定した。
CはMC凰、M、C,型、M、C3iの3種類の炭化物
を作って主として粒界を強化する。本発明合金でこの効
果を十分得るには、Cが0.059&以上必要であるが
、0.2−を超えると粗大なMC型あるいはM、 C,
型炭化物が多量に晶出して、クリープ破断強度が低下す
る。したがってC含有量をO,OS−〜0.2%に限定
した。
を作って主として粒界を強化する。本発明合金でこの効
果を十分得るには、Cが0.059&以上必要であるが
、0.2−を超えると粗大なMC型あるいはM、 C,
型炭化物が多量に晶出して、クリープ破断強度が低下す
る。したがってC含有量をO,OS−〜0.2%に限定
した。
Bは粒界に偏析して高温での粒界強度を向上させ、クリ
ープ破断寿命と破断伸びを増加させる。また、高温引張
強度も増加させる。本発明合金でこの効果を得るには、
Bがo、ooi1以上必要である。しかしB含有量が0
.05−を超えると粒界に低融点の共晶を生成し、溶融
損傷を起こしやすくなる。したがって、本発明合金のB
含有量を0.001〜0.05%に限定した。
ープ破断寿命と破断伸びを増加させる。また、高温引張
強度も増加させる。本発明合金でこの効果を得るには、
Bがo、ooi1以上必要である。しかしB含有量が0
.05−を超えると粒界に低融点の共晶を生成し、溶融
損傷を起こしやすくなる。したがって、本発明合金のB
含有量を0.001〜0.05%に限定した。
ZrもBと同様粒界強化元素であり、0.001−以上
必要であるが0.2チを超えると粒界に金属間化合物を
生じ、クリープ破断強度と高温引張強度が低下する。し
たがりて、Zr含有量を0.001〜0.2−に限定し
た。
必要であるが0.2チを超えると粒界に金属間化合物を
生じ、クリープ破断強度と高温引張強度が低下する。し
たがりて、Zr含有量を0.001〜0.2−に限定し
た。
実施例
本発明合金の実施例および従来合金の比較例の組成を示
すと、第1表の通りである。
すと、第1表の通りである。
これらの合金について、鋳ばなし材と、AI被覆処理材
とのクリープ破断試験(JIS、Z−2272)、高温
引張試験(JIS、G’−0567)および高温疲れ試
験を行った。その結果は次の第2表の通りであった。
とのクリープ破断試験(JIS、Z−2272)、高温
引張試験(JIS、G’−0567)および高温疲れ試
験を行った。その結果は次の第2表の通りであった。
申ム1被覆後、1000℃で2時間熱処理後空冷した。
軸高温疲れ試験は、±α211%ひずみ、毎時30ナイ
クルの条件で試験した。
クルの条件で試験した。
この結果が示すよ5K、(1)鋳ばなし材においては、
本発明合金と従来合金とは、クリープ破断のびはほぼ同
等であるが、破断寿命は本発明合金が非常に優れている
。
本発明合金と従来合金とは、クリープ破断のびはほぼ同
等であるが、破断寿命は本発明合金が非常に優れている
。
(2) A I被覆処理材における結果からも明らかな
ように、本発明の合金は、クリープ破断試験による破断
寿命および破断のび、高温引張試験による破断強度、Q
、 2−耐力、破断のび、および高温疲れ試験による破
断に至る繰返し数のすべての点において従来合金のそれ
に比べ大巾に向上している。
ように、本発明の合金は、クリープ破断試験による破断
寿命および破断のび、高温引張試験による破断強度、Q
、 2−耐力、破断のび、および高温疲れ試験による破
断に至る繰返し数のすべての点において従来合金のそれ
に比べ大巾に向上している。
なお、751GNam80a+25−Nacl f)組
成の塩中で、900℃で20時間の硫化腐食試験を行っ
た。
成の塩中で、900℃で20時間の硫化腐食試験を行っ
た。
その結果、本発明合金、従来合金ともCr愈Q@の保護
被膜が生成し、同等の耐硫化腐食性を示した。
被膜が生成し、同等の耐硫化腐食性を示した。
本発明のNi基耐熱合金は、従来の優れた耐価に製造し
得られ、しかもクリープ破断強さ、高温疲れ強さ、およ
び高温引張強さのすべての点で従来合金に比べて大巾に
優れ、また耐硫化腐食性も同等であると言う優れたもの
である。
得られ、しかもクリープ破断強さ、高温疲れ強さ、およ
び高温引張強さのすべての点で従来合金に比べて大巾に
優れ、また耐硫化腐食性も同等であると言う優れたもの
である。
従って価格と性能の両面からガスタービンの高効率化に
寄与するものと考える。
寄与するものと考える。
特許出願人 科学技術庁金属材料技術研究所長9
Claims (1)
- 重量%でCo5〜18%,Cr14〜16%,W9〜1
1%、Al2〜3%,Ti4〜5%,C0.05〜0.
2%,B0.001〜0.05%,Zr0.001〜0
.2%を含有し、残部は実質的KNiよりなるNi基耐
鴫会金。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13784381A JPS6014825B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | Ni基耐熱合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13784381A JPS6014825B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | Ni基耐熱合金 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5839762A true JPS5839762A (ja) | 1983-03-08 |
JPS6014825B2 JPS6014825B2 (ja) | 1985-04-16 |
Family
ID=15208106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13784381A Expired JPS6014825B2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | Ni基耐熱合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6014825B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63250435A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-18 | Hitachi Ltd | 耐熱疲労性及び耐食性に優れたニツケル基合金 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6438509A (en) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 | Kawasaki Steel Co | Method of machining burner |
US20190104718A1 (en) * | 2017-10-09 | 2019-04-11 | Efran Cano | Entry barrier |
-
1981
- 1981-09-03 JP JP13784381A patent/JPS6014825B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63250435A (ja) * | 1987-04-08 | 1988-10-18 | Hitachi Ltd | 耐熱疲労性及び耐食性に優れたニツケル基合金 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6014825B2 (ja) | 1985-04-16 |
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