JPS5839705Y2 - 水枕等の栓蓋の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水枕の改良、特に水枕の栓蓋の構造に関する
。

水枕は水又は水と氷とを挿入した後に、水枕の袋口を締
金具により閉塞するが、相当の力を加えないと閉鎖、開
放ができず、簡単に開閉できない。

そのために、従来水枕の袋口を簡単に閉塞し、使用後も
容易に開放でき、しかも閉塞時にトいて充分な気密性が
図れる水枕が望まれた。

本考案はかかる要望に答えるためになされたもので、弱
（・力でも袋口を簡単に開閉でき、しかも栓蓋の取り付
け、取り外れが容易になると共に閉塞時に確実に閉塞し
得る水枕を提供することを目的とするものである。

以下、本考案の代表的な実施例を示す図面にしたがって
説明する。

下板１は、たとえば金属又は硬質合成樹脂などの素材に
より構成され、円形、楕円、舟型などの水枕本体の括れ
た袋口１４に相応した形状をなす平板で、その略中央部
に支持棒２が一体的に突設固定しである。

該支持棒２の周面には、後述する栓本体４を確実に保持
するために栓本体４内に突出する突起３を設けている。

該支持板２は、たとえば下板１の略中央部に設けた孔に
嵌装あるいは下板１と一体成形等の手段により設けであ
る。

栓本体４は、該支持棒２を貫通せしむる孔５を有し、下
板１上に配されている。

該本体４は、たとえばコム又はビニールの独立塊状物あ
るいは連続気泡のスポンジの外表面をコム又はビニール
等の被膜で全面被覆したもので構成された上底向から下
底面にかける外形形状を下底面に向かって縮径するテー
パ状とする柔軟弾性体である。

上板６は、下板１と相似的形状の平板で、該下板１より
も大きな而を有する。

該−上板６は、該支持棒２を貫通せしむる孔７校び鞘８
を有し、栓本体４の上部に配されて該下板１とともに該
栓本体４を挾持する。

尚、下板１及び上板６の対応内面には栓本体４を確実に
保持するための突出する突起１５．１６を同様に設けて
いる。

鞘８は、上板６の上部に突出する突起により形成され、
その上部がアーム９より押圧されるようになっている。

また、該鞘８の上部には、上板６を上下するアーム９の
可動を確実に行なえるようにするために第４図に示すよ
うに突起１３を設けてもよい。

アーム９は、栓本体４及び上板６を貫通して突出する支
持棒２の上部に、たとえばピン１２を介して倒立、横倒
自在に取り付けである。

該アーム９は、略り字型をなし、上板６の鞘８を押圧す
るたとえば卵型の抑圧部１０と、アーム９本体をピン１
２を支点として可動せしめるための加圧部１１とから構
成されている。

水枕本体の括れた袋口１４の袋口外周部には、この部分
を補強する補強環１γが設けられている。

補強環１１は、たとえば合成樹脂、木、金属、板バネ、
硬質コム、合成繊維、布、布入りゴム、ワイヤー入りゴ
ム等の如き非伸縮性の素材で構成され、円形、楕円、飛
型等の如き形状をしている。

該補強環１７は、合成樹脂、木、金属等の如く剛性を有
する場合には、第５図イ又は口の如く水枕の括れた袋口
１４に相応する形状に予め成形して訃〈と好ましく、ま
た板バネ、硬質ゴム、合成繊維、布、布入りゴム、ワイ
ヤー入りコム等の如く可撓性を有する場合には、たとえ
ば第５図イ又は口の如く水枕の袋口１４に相応する形状
に予め成形して釦いてもあるいは円形等であってもよい
。

特に、可撓性を有する非伸縮性の素材を使用する場合に
は、水枕の袋口１４になじみ、該袋口１４より水又は氷
を挿入する際に、該袋口１４の開口を阻害することがな
く機能させるので、常時取り付けて釦いて使用できるの
で好ましい。

このように構成された本考案は、第１図の如く、下板１
に取り付けた支持棒２に孔５を介して栓本体４を挿通す
るとともに孔１を介して上板６を挿通して栓本体４を挾
持し、該支持棒２の上部にピン１２を介してアーム９を
取り付けた栓蓋Ａを、外周に補強環１γを配した水枕の
袋口１４内に挿着した後、第２図の如くアーム９の加圧
部１１を指で押圧してアーム９の押圧部１０により上板
６の鞘８を介して上板６を押圧し、柔軟弾性体の栓本体
４を上、下面板１，６で挾持して栓本体４を圧迫する。

この際、押圧部１０を有するアーム９を横倒するとアー
ム９の梃子作用によって弱い力でも上板６を強く押圧し
、上、下面板１，６で挾持した栓本体４を強力に圧迫す
る。

栓本体４はその容積の一部を横方向に膨出しはみ出すよ
うな状態となり、この部分が袋口１４内と緊密に密着す
ると同時に、補強環１γが栓本体４の圧迫叉び膨出によ
る袋口１４の膨出を制御し、袋口１４を介して栓本体４
を圧し、上述の栓本体４と袋口１４との密着をより強固
なものにする。

しかも、予め補強環１１を袋口１４の外周と略等しい大
きさにしてト〈と、栓蓋Ａによる閉栓をより確実に行な
うことができて好ましい。

かくして、袋口１４は強大な圧力で閉栓状態となり、充
分な気密性が確保される。

一方、脱栓には、アーム９を第１図の如く上述とは逆方
向即ち倒立させれば、栓本体４が収縮して上底面から下
底面に向って縮径するテーパ状に戻るから、栓蓋Ａを水
枕の括れた袋口１４から容易に外せる。

上述の如く、本考案は、水枕の袋口内面に挿着される栓
蓋に相応するように、該袋口外周に非伸縮性の補強環が
配しであるので、栓本体の玉迫及び膨出により変形する
該袋口を制御するとともに該栓本体を圧するため、該栓
蓋が袋口内に強固に密着して充分な気密性の高い閉栓状
態が得られる。

しかも、栓本体を上底面から下底面に向かって縮径とす
るので、栓蓋の取り付は取り外しが容易になシ、またア
ームの梃子作用によって弱い力でも栓蓋の開閉ができ、
婦女子の操作に難がなく家庭に釦ける水枕の栓蓋として
有効に使用することができる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一部を切欠いた側面図、第２図はその
使用状態を示す一部切欠側面図、第３図は本考案に使用
する栓蓋の一例を示す斜視図、第４図は他の栓蓋を示す
斜視図、第５図イ叉び口は本考案に使用する補強環の斜
視図及び千函図である。 １・・・下板、２・・・支持棒、３，１３，１５，１６
・・・突起、４・・・栓本体、５，７・・・孔、６・・
・上板、８・・・鞘、９・・・アーム、１０・・・押圧
部、１１・・・加圧部、１２・・・ピン、１４・・・袋
口、１１・・・補強環。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 括れた袋口の袋口外周部に非伸縮性の補強環を設けた水
   枕の袋口に、下板に支持棒を突設し該支持棒を鞘を有す
   る上板に貫通し下板と下板との間に上底向から下底面に
   かける外形形状を下底面に向かって縮径するテーパ状と
   する柔軟弾性体の栓本体を介装し支持棒の先端にピンを
   介して押圧部を有するアームを倒立。 横倒可能に設はアームを倒立。 横倒することによって上記上。下板に挾持された柔軟弾
   性体の栓本体を横方向に膨出、収縮可能にした栓蓋を、
   着脱可能に取り付けたことを特徴とする水枕。