JPS5839671B2 - 可撓性ポリアミド管状体の製造方法 - Google Patents

可撓性ポリアミド管状体の製造方法

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JPS5839671B2
JPS5839671B2 JP49135128A JP13512874A JPS5839671B2 JP S5839671 B2 JPS5839671 B2 JP S5839671B2 JP 49135128 A JP49135128 A JP 49135128A JP 13512874 A JP13512874 A JP 13512874A JP S5839671 B2 JPS5839671 B2 JP S5839671B2
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JP
Japan
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tubular body
layer
polyamide
weight
ethylene
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Expired
Application number
JP49135128A
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English (en)
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JPS5161563A (en
Inventor
徹 平塚
勝也 大野
昭郎 山口
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐衝撃性および可撓性にすぐれたポリアミド管
状体に関するものである。
ポリアミドはすぐれた機械的強さ、耐薬品性など化学的
性質を有しているため管状体にも使用されているが、ポ
リアミド管状体はそれ自体可撓性に劣るため、従来から
ポリアミドに可塑剤を配合することにより管状体に可撓
性を付与されている。
ところが、可塑剤で可塑化されたポリアミド管状体は可
撓剤かにじみ出し経口的に可撓性が失なわれる。
特に高温雰囲気下、溶剤との接触状態下で使われる際に
その欠点が顕著に認められる。
さらに流体輸送に際しては可塑剤が液体中に混入するた
め食品関係用途に用いることは衛生上好ましくない。
そこで本発明者らは機能的にすぐれ、剛性の高いポリア
ミドから可塑剤を使用することなく可撓性のすぐれた管
状体を得ることを目的として鋭意検討した結果、 (4)(イ)オレフィンに不飽和カルボン酸またはその
誘導体が共重合されてなる変性ポリオレフィン または (ロ)エチレン−酢酸ビニル共重合体、0〜30重量部
に (/ラ ポリアミド100〜70重量部の割合で混合さ
れてなる混合重合体または単独重合体の層と、 (B) (イ)前記変性ポリオレフィンまたは (ロ)エチレン−酢酸ビニル共重合体50〜100重量
部に ←→ ポリオレフィン50−0重量部の割合で混合され
てなる混合重合体または単独重合体の層 を含む可撓性ポリアミド樹脂管状体、 とすることによって前記の目的が遠戚されることがわか
った。
以下具体的に本発明の管状体の構造及び特徴について述
べる。
本発明の管状体は基本的に■ポリアミドを主体とする層
(以下A層ともいう)と(B)変性ポリオレフィン又は
エチレン−酢酸ビニル共重合体を主体とする層(以下B
層ともいう)の2層を少なくとも含む。
ここで少なくとも2層を含むとは、前記の2層のみから
なるか、更に前記2層が相接してできる積層構造物に、
本発明の効果を損なわない範囲で、他の重合体を積層す
ることが許されるという意味である。
A層のポリアミドに添加される、またはB層に使われる
変性ポリオレフィンC(A)(()または(BXI’)
、1とは、エチレン、プロピレンなどのオレフィンに
不飽和カルボン酸またはその誘導体を共重合してなる共
重合体を意味し、ここでいう不飽和カルボン酸としては
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸など
があり、これらの誘導体とは酸無水物、アミド、イミド
、エステル、金属塩化合物などが挙げられる。
これら変性ポリオレフィンにおける不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体の共重合割合は任意であり、その共重合
態様としてはグラフト共重合をも包含するものである。
これら変性ポリオレフィンとしてはエチレンメタクリル
酸亜鉛共重合体のようなアイオノマーが最も好ましく使
用される。
A層のポリアミドに添加される、またはB層に使われる
エチレン−酢酸ビニル共重合体((A)(ロ)または(
B)(ロ)〕とはそれ自体公知のもので酢酸ビニルの共
重合比率が3〜45%のものをいう。
A層に使用されるポリアミド((A)(→〕とはナイロ
ン6、ナイロン66、ナイロン6101ナイロン612
、ナイロン11、ナイロン12などの通常のポリアミド
またはこれら相互の共重合体である。
必要に応じて各種の添加剤をポリアミドに配合できる。
B層に添加されるポリオレフィン((B)(/→〕とし
てはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンプロピレ
ン共重合体、ポリブテン等周知の重合体を意味する。
本発明の管状体は、 (4)ポリアミド単独重合体またはポリアミド100〜
70重量部に変性ポリオレフィン又はエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を30重量部以下の割合で混合してなる混
合重合体(A層)と、(B) 変性ポリオレフィンま
たは、エチレン−酢酸ビニル共重合体の単独物、または
これら重合体に、ポリオレフィンを50重量部以下の割
合で混合して得た混合重合体(B層)を共押出しするこ
とによって得られる。
共押出しは、少なくとも前記A層とB層を含む層状の管
状体が形成されるように行なわれる。
2層の構造の管状体を得る場合A層とB層のいずれを内
側にすることも可能であるが、可撓性その他の特性面か
ら、A層を内側とする方が好ましい。
3層構造の管状体を得る場合、好ましくは前記好ましい
2層構造の管状体の最内層に前記B層を設ける構造とす
る方がよい。
本発明のポリアミド管状体の成形法としては、通常の管
状体の押出成形法が適用されるが、少なくとも2台の溶
融押出機を必要とする。
例えば2層構造の管状体を成形する場合、2台の押出機
へ前記2種の重合体を別々に供給し、これら2種の溶融
重合体の別々に押出された流れを共通のダイ内に圧力供
給してそれぞれ環状の流れとなした後ダイ内で合流させ
て2層管状体とし、ついでダイ外へ押出して通常のサイ
ジング法、冷却方法により所定の寸法になるよう賦形、
冷却固化後引取機にかけるのである。
3層の管状体を成形する場合には3台の押出機を用いて
別々に押出される溶融重合体を共通のダイ内で環状にな
して後合流接合させて3層にするか、または2台の押出
機を用い外層と内層を形成する重合体が押出機から1つ
の流れで押出されて後ダイ内で環状に2分され内側の流
れは内層を外側の流れは外層を形成するようにし、別の
押出機からの溶融重合体からの流れがダイ内で2分され
た内側および外側環状溶融重合体の間にやはり環状で供
給されて、3者が環状に合流して接合された後、ダイ側
へ押出され通常の方法でサイジング冷却をされるのであ
る。
押出機およびダイ内は重合体の溶融温度より高い温度に
保たれる必要があり、とくに別々の押出機からの流れが
合流するダイにおいては一般に溶融温度の高いポリアミ
ドにあわせた温度に保たれる。
溶融温度の低いポリオレフィンにあわせて温度設定がな
されると溶融温度の高いポリアミドの流動性低下、固化
がおこり満足に層状管状体が押出されぬことおよび製品
外観におとるものかえられるなどのトラブルが発生する
ため好ましくない。
管状体におけるA層とB層の厚み比率はB層が5%以上
になるようにする。
B層が5%以上の場合、ポリアミドを主体として構成さ
れる管状体の可撓性および耐衝撃性が飛躍的に改良され
るからである。
本発明で得られる可撓性にすぐれたポリアミド管状体は
水配管、ブレーキオイル、モーターオイルなどの油の配
管、ガソリンおよび各種有機溶剤の配管、フレオンなど
の液体輸送用管および気体、固体輸送管に有用であり、
配管しゃすく可撓性の保持、物性、耐久性などにすぐれ
た特性を示すものである。
以下に発明の実施例を挙げて本発明をさらに詳述する。
実施例 1 2台の押出機を用い一方の押出機にはナイロン6(東し
■CM1021)、そして他方の押出機**には、エチ
レンにメタクリル酸の亜鉛塩を共重合させてなる変性ポ
リエチレンであるアイオノマー1サーリンA“を供給し
て溶融し管状に押出した。
外層にポリアミド層がそして内層に2サーリンA“の層
が積層された管状体をバキュームタンク内でサイジング
しながら冷却して外径6rILrIL1内径4間で外層
と内層の厚さ比が1対1の2層管状体を成形した。
一方比較例としての上記エチレン酢酸ビニル共重合体、
アイオノマーを配合しないでナイロン、低密度ポリエチ
レンのくみあわせで上述の方法で成形してなるもの、■
外径6間、内径5間のナイロン6管状体と外径5mm、
内径4mmの低密度ポリエチレン90重量%とアイオノ
マー10重量%との混合物からなる管状体とを別々に成
形した後、挿入しあってなる管状体および■通常の方法
で得られるナイロン6単一層からなる外径6間、内径4
朋の管状体を作製した。
これら各種管状体の物性評価結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように本発明の管状体は可撓性およ
び耐衝撃性の極めて優れたものであり、曲げた場合へた
りをおこさず曲げることができる最小曲げ半径が小さい
なお、最小曲げ半径の測定は30cIIL長に切断した
管状体の両端をおり曲げキンキング(へたり)を生じな
い最小曲げ半径をもとめた。
衝撃強さは15cm、長に切断した成形品を平面上に置
き453.6grの剛球を高さをかえて落下させた時の
半数破壊エネルギーを求めた。
実施例 2 内層および外層として各々第2表に示した組成のものを
用い、実施例と同様にして、内外層の肉厚比1:1、外
径6關、内径4關の二層管状体を成形した。
得られた各成形品の物性を実施例1と同様に測定した結
果を第2表に示す。
第2表から明らかなとおり、外層に使用する重合体とし
ては、変性ポリエチレン、またはエチレン−酢酸ビニル
共重合体50重量部にポリエチレンを50重量部混合し
たもの、または変性ポリオレフィン、またはエチレン−
酢酸ビニル共重合体単独物を選んだとき最小曲げ半径と
衝撃強さが格段にすぐれているといえる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)(イ)オレフィンに不飽和カルボン酸または、
    その誘導体が共重合されてなる変性ポリオレフィン または、 (0)エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜30重量部に ())ポリアミド100〜70重量部の割合で混合され
    てなる混合重合体または単独重合体の層と、 (B)(イ)前記変性ポリオレフィン または、 (ロ)エチレン−酢酸ビニル共重合体50〜100重量
    部に (/→ ポリオレフィン50〜0重量部の割合で混合さ
    れてなる混合重合体または単独重合体の層を含む可撓性
    ポリアミド管状体。
JP49135128A 1974-11-26 1974-11-26 可撓性ポリアミド管状体の製造方法 Expired JPS5839671B2 (ja)

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JPS49116162A (ja) * 1973-03-13 1974-11-06

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