JPS5839663Y2 - 安全鋏 - Google Patents

安全鋏

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JPS5839663Y2
JPS5839663Y2 JP2121281U JP2121281U JPS5839663Y2 JP S5839663 Y2 JPS5839663 Y2 JP S5839663Y2 JP 2121281 U JP2121281 U JP 2121281U JP 2121281 U JP2121281 U JP 2121281U JP S5839663 Y2 JPS5839663 Y2 JP S5839663Y2
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JP
Japan
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blade
case
fixed
scissors
protective case
Prior art date
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JP2121281U
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JPS57132660U (ja
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益彦 滝川
重次 滝川
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、幼児にも危険性なく容易に使用させ得るよ
うな安全鋏に関するものである。
ところで、幼児教育の一環として、できるだけ幼少時か
ら鋏を使わせることは、ただ単に器用さを培うだけでな
く、知能の発育を促すものであるとして、奨励されてい
る。
然し乍ら鋏は、ナイフなどよりも安全性が高いとはいえ
、矢張り刃物類に属するものであるから、これを幼児に
使わせるについては、それ相当の危険性がある。
例えば、その扱い方に不慣れな間は不慣れ故に、また成
る程度まで慣れたときは紙などを切ることの面白さに夢
中となって、■字形に開かれた刃と刃の間で指先を挾ん
だり、まったくの好奇心や戯れからこの鋏を弄んで刃の
先端で突いたりするなど、予期しない切り傷や刺し傷を
負う虞れが多分にある。
一方、鋏で紙などを切るとき最も留意すべき点は、鋏の
刃に対してその紙などを第6図中の実線イで示す如くな
るだけ直角に保たせることであり、仮りに同図中の鎖線
口で示す如く斜めに保つときは、その紙などが摺り合わ
される刃と刃の間へ挾まって、思うようには切れなくな
る。
然し乍ら、不慣れな幼児にこの点を会得させるには、相
当な期間を要し、無理に早く覚え込ませようとすれば、
鋏を使うことに興味を示さなくなる虞れがある。
本考案は、鋏に関する上記したような従来の問題点に対
処して、この鋏を幼児でも危険性なく容易に使用可能な
らしめるため、少なくとも鋏の刃部全体を該部分の開閉
動作力江1在で゛あるように覆わせ、且つ切ろうとする
紙なと゛を理想的な態勢で送り込ませ得るようにしたも
のである。
以下これを図面に示す実施例について詳述する。
図に於てA、Bは従来公知の鋏を構成する2本−月の鉄
構成部材であって、いずれも刃部1aもしくは11〕と
、柄部2aもしくは2bと、把持部3aもしくは3bと
を有する。
これらの両部材A、Bは、双方の刃部と柄部との間の個
所で交追させられた状態のもとにピン4で枢着されて、
このピン4を支点とした把持部3 a 、3 bの開閉
動作で゛刃部la、lbを開閉させる如く動作させ得る
ようになっており、5 a 、5 bはV字形に対向し
て摺り合わされる如く夫々の刃部1a、lbに形成され
た刃先である。
かかる鋏に対して、本考案は次のように実施される。
即ちCは」―記した鋏の少なくとも刃部1a。1bを覆
わせる扁平な保護ケースであって、図例では柄部2a、
2bまで゛をも覆い得る形状とされている。
この保護ケースCは、V字形に開かれた状態にあるとき
の鋏の刃部1a、lbから柄部2a。
21〕にわたる範囲を両側から挾むように向かい合わさ
れた一対の覆板6,7と、それら両覆板6,7の側縁間
を接続する側壁8,9と、同じく両覆板6,7の先端縁
間を接続する端壁10とで構成されて、刃部1a、lb
の自由な開閉動作が可能、であるような内部空間11を
有すると共に、柄部2a、2bの自由な開閉動作を可能
となすべく後端が開口部12とされて、少なくとも各把
持部3a、3’bを該開口部から後方へ露出せしめてお
り、且つその端壁10は前記鋏のピン4を中心とした円
弧状とされている。
なおこの保護ケースCは、製作の段階では複数個の部分
に分けられていてもよいが、最終的には1個のケースと
して一体化されているものとし、また外部から内部を透
視可能ならしめるべく、その全体もしくは少なくとも覆
板6,7が、透明な素材、例えば硬質の透明な合成樹脂
によって形成されているものとする。
このような保護ケースCに対して、前記鋏の刃部1a、
lbは、まずこれを閉さ゛しめた状態に於て、後端の開
口部12から内部空間11内へ、先端を端壁10に近接
させるべく深く挿入される。
然る後、一方の鋏横取部材Aにつき、これの刃部1aを
内部空間11の片方へ寄せて該刃部の背を側壁8へ添接
させた態勢のもとに、柄部2aを覆板6,7の少なくと
も片方にネン13で固定させる。
すると保護ケースCの全体は、−・方り)鋏横取部材A
へ固定された状態となるが、この状態に於ても、他方の
鉄構、成部材Bのピン4を支点としだ回動は依然として
自由で゛あり、1′羊って刃部1bの1aに宮寸する開
閉動作も、内部空間11内に於て目出に行なえることに
なる。
然して保護ケースCかこのように装着されると、鋏で切
りたい紙などを該鋏の刃部1a、lb間へ送り込めなく
なる。
そこで保護ケースCの両面を構成する各覆板6,7には
、保護ケース側へ固定された方の刃部1aの刃先5aに
沿い、内部空間11へ通じる細巾のスリブl−14,1
5が夫々形成され、これら各スリブl〜の先端は、端壁
10に設けられた狭い導入「]16へ連続している。
また両スリツ1へのうちで゛、内面に刃部1bが摺接す
る方の覆板6へ設けられたスリット14の後端は、この
刃部1bと連続した柄部2bの背に向わせるべく湾曲し
てピン4附近で゛側壁8の開口端17に至らせられ、内
面に刃部1aが固接する方の覆板7へ設けられたスリッ
ト15の後端は、この刃部1aと連続した柄部2aの背
に向わせるべく湾曲してピン4附近で側壁9の開口端1
8へ至らせられている。
いずれにしてもこれらのスリブ) 14,15、導入口
16及び開口端17.18は、図からも明らかな如く、
保護ケスC全体の前記したような一体化された形状を損
ねるものではない。
なお覆板6,7の各内面における開口部12からピン4
が位置させられる個所までの範囲には、このケースCの
鋏への装着時にピン4の両端が岡えないようにするため
、浅い溝19.20が形成されている。
上記したような保護ケースCを備える安全鋏に於ては、
これの刃部1a、lbが該ケースで覆われて、夫々の刃
先5a、5bが細巾のスリブ1−14.15及び狭い導
入口16から覗き見れる程度の状態にあるから、刃部1
a、lb間へ指先を挾み込んだり、それら各刃部の先端
で突いたりするようなことは、意図的であるや舌やに拘
らず、絶対に不可能である。
またこのような安全鋏で例えば紙21を切断しようとす
る場合には、刃部1a、lb間をV字形に開かせた状態
で、その紙21を導入口16から内部空間11内へ、ス
リンl−14,15に沿って送り込みつつ、外部へ露出
した把持部3 a 、3 bで刃部1a、1bに開閉動
作を行なわせればよい。
するとその紙21は、一方の刃部1aの刃先5aに沿う
ようスリンl−14,15で案内され乍ら、この刃先5
aと、これに摺り合わされる如く接近してくる他方の刃
部1bの刃先51)とで、保護ケースC内に於て切断さ
れ、且つその切1#rされた両紙片のうちの一方は、ス
1ツト14の湾曲部分から開口端17を経て、同じく他
方はスリット15の湾曲部分から開II」端18を経て
、互に上下へ引き離される如く誘導せられ、保護ケース
Cから離脱していくことになる。
このため切断しようとする紙は、導入口16から無制限
に送り込めることになり、従ってカバ一体Cに邪魔され
ないで長く連続的に切断できることになる。
即ちこの安全鋏は、切断しようとする物をスリン) 1
4.15へ導入せしめる点を除いては通常の鋏と全く同
様の取扱い方で使用し得るのである。
然も」二記のようにして切断されるときの紙21は、両
スノツI−14,15間へ橋渡しされたような状態に保
たれて、鋏の刃部1a、lbに対しては第6図の実線イ
で示す如く理想的な直角の態勢となるから、鋏の取扱い
に不慣れでも確実に切断され得る。
以上の如く、本考案は鋏の少なくとも刃部全体を該部分
の開閉動作が自在であるように保護ケースで覆わせ、且
つその覆われた刃部に対して切断しようとする紙などを
理想的な態勢で゛送り込ませ得るようにしたものである
から、このような本考案によれば、鋏がもつ危険性、即
ち刃先間で゛指先を挾んだり刃の先端で突いたりする事
態を確実に防止せしめ得て、その危険性を認識し得ない
幼児にも、鋏を安全に使用させることができ、また取扱
いに不慣れな幼児でも紙などを確実に切断せしめ得て、
鋏の使用を容易ならしめることができる。
然も本考案に係る安全鋏は、使用時の取扱い方を通常の
鋏のそれと異ならせるものではないため、不慣れな幼児
に一般的な鋏の取扱い方を習熟させる教習具として好適
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図は第1図
の要部のみを示す欠截側面図、第3図は第1図のI−I
線よりみた断面図、第4図は同IIII線よりみた断面
図、第5図は同lll−■線よりみた断面図、第6図は
切断状態を説明する断面図である。 A、B・・・・・・鋏横取部材、C・・・・・・保護ケ
ース、1a。 1b・・・・・・刃部、2a、2b・・・・・・柄部、
3a、3b・・・・・・把持部、4・・・・・°・ピン
、5a、5b・・・・・・刃先、11・・・・・・内部
空間、12・・・・・・開口部、13・・・・・・ネジ
、14.15・・・・・・スリン1、.16・・・・・
・導入口、17.18・・・・・・開口端、21・・・
・・・紙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 個々に刃部と柄部及び把持部とが備えられた2本一対の
    鉄構成部材をそれら双方の刃部と柄部の間で交差させた
    状態のもとにピンで枢着せしめてなる鋏に於て、これの
    各把持部を除いた少なくとも上記各刃部の全体か゛、こ
    れら各刃部の自由な開閉動作を可能とするような内部空
    間をもつ後方へ開放された扁平な保護ケースで覆われる
    と共に、いずれか一方の鉄構成部材が該部材の刃部を上
    記内部空間の片方へ寄せた態勢で上記保護ケースに固定
    されて、該ケースの一方の内側面には固定された方の鉄
    構成部材の刃部が固接し、他方の内側面には固定されな
    い方の鉄構成部材の刃部が前記のピンを中心として回動
    可能であるように摺接しており、更にその保護ケースの
    両側には、ケス先端面の導入口に連続した細巾のスリッ
    トが該ケースに固定された方の刃部の刃先に沿って夫々
    形成され、且つ固定された方の刃部が固接しているケー
    ス側面のスリットの後端は該刃部に連続した柄部の背へ
    向かうように湾曲させられ、固定されない方の刃部が摺
    接しているケース側面のスリットの後端は該刃部に連続
    した柄部の背へ向かうように湾曲させられて、前記した
    ピン附近で夫々の開口端に至らせていることを特徴とす
    る安全鋏。
JP2121281U 1981-02-14 1981-02-14 安全鋏 Expired JPS5839663Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2121281U JPS5839663Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14 安全鋏

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JP2121281U JPS5839663Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14 安全鋏

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Publication Number Publication Date
JPS57132660U JPS57132660U (ja) 1982-08-18
JPS5839663Y2 true JPS5839663Y2 (ja) 1983-09-06

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ID=29819095

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2121281U Expired JPS5839663Y2 (ja) 1981-02-14 1981-02-14 安全鋏

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JP2004160108A (ja) * 2002-11-08 2004-06-10 Yajima Takeo はさみ
WO2020245615A1 (en) * 2019-06-07 2020-12-10 Milinovic Mario Safety scissors for children

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JPS57132660U (ja) 1982-08-18

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