JPS5839347Y2 - 冷凍サイクル装置における強制空冷凝縮器のフイルタ−掃除装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考、案は、製氷機および冷蔵庫などの冷凍サイクル
装置における強制空冷凝縮器のフィルター掃除装置に関
するものである。

冷凍サイクル装置における強制空冷凝縮器では、その蛇
管やフィンへの塵埃付着による目詰りを防止するため、
フィルターか゛用いられている。

しかし、このフィルターはすぐに目言吉りをおこすため
、そのつど掃除を行う必要がある。

このフィルターの掃除は、使用者にとっては甚だ煩わし
く、手間のか・る作業であって、それを怠ると凝縮器へ
の空冷作用の低下を招くおそれがある。

この考案は、上記の問題を解消するためになされたもの
であって、とくに製氷機あるいは冷蔵庫の庫体に設けら
れている扉体の開閉操作時の運動を利用してフィルター
の掃除が自動的に行われるようにしたものである。

以下、この考案を、製氷機に実施した図面に基いて詳し
く説明する。

第１図ないし第６図において、１は冷凍サイクルによる
製氷機構を内蔵している製氷機の庫体、２はその貯氷室
に貯留されている氷塊を取り出すための扉体であり、庫
体底部には、フィルター３を具備する凝縮器４および冷
却用ファン５、ならびに圧縮機６が据付けられている。

前記フィルター３の下方隅部近傍の庫体側部分には、棒
形ブラシ７が支軸８で揺動自在に支持され、このブラシ
７の往復揺動でフィルター面の掃除ができるようになっ
ている。

一方、前記扉体２のヒンジ部には、レバー９が取付けら
れ、このレバー９の先端部と前記棒形ブラシ７の基端部
とがロッド１０で連結され、扉体２の開閉操作に連動し
て棒形ブラシ７が往復揺動されるようになっている。

なお、前記棒形ブラシ７は、支軸８に巻装しであるコイ
ルバネ１１で戻り易くしである。

前記フィルター３の下方部位には、ブラシ７の払拭時に
フィルター面から落とされた塵埃や異物を収容するため
の受箱１２が庫体の外に取り出せるように配置されてい
る。

上記の如く横取された製氷機によれば、庫体の貯氷室か
ら氷塊を取り出す際の扉体の開閉操作のたびに、ブラシ
７によってフィルター３の表面が自動的に払拭されるの
で、煩わしいフィルターの掃除作業は不必要となり、保
守管理面での改善が計れる。

この考案は、上述した製氷機に限らず、冷蔵庫のような
他の冷凍サイクル装置にも実施できるものであり、その
場合にも前記と同様な効果が得られる。

以上に述べたように、この考案によれば、庫体に、強制
空冷凝縮器をもつ冷凍サイクル機構が組み込まれたもの
において、前記凝縮器用フィルターの近傍部位に掃除ブ
ラシが揺動自在に配置され、前記庫体側の扉体の開閉動
作に連動して前記ブラシを揺動させる運動伝達機構が組
み込まれているので、庫体側の扉体の開閉操作のたびに
前記フィルターの掃除が自動的に行われる故、面倒で手
数のか・るフィルター掃除作業の省力化ならびにフィル
ターの保守管理の合理化が同時に計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す製氷機の斜視図、第
２図は要部の拡大断面図、第３図はフィルター掃除装置
の一部切断正面図、第４図はその側面図、第５図はブラ
シ揺動機構部分の斜視図、第６図はブラシ取付は部分の
分解斜視図である。 １・・・・・・庫体、２・・・・・・扉体、３・・・・
・・フィルター４・・・・・・凝縮器、５・・・・・・
冷却用ファン、６・・・・・・圧縮機、７・・・・・・
ブラシ、８・・・・・・支軸、９・・・・・・レバー、
１０・・・・・・ロッド、１１・・・・・・コイルバネ
、１２・・・・・・受箱。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 庫体に、強制空冷凝縮器をもつ冷凍サイクル機構が組み
   込まれたものにおいて、前記凝縮器用フィルターの近傍
   部位に掃除ブラシが揺動自在に配設され、前記庫体側の
   扉体の開閉動作に連動して前記ブラシを揺動させる運動
   伝達機構が組み込まれていることを特徴とする冷凍サイ
   クル装置における強制空冷凝縮器のフィルター掃除装置
   。