JPS5839122Y2 - ヘア−ドライヤ−のスイツチ装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はへアードライヤーのスイッチ装置に関し、特に
スイッチを押圧操作するスイッチレバーが確実に動作す
る様にしたものである。

一般に整髪用ヘアードライヤーには温風、冷風、切の切
替を行なう切替スイッチを設け、このスイッチにより乾
燥、整髪等の必要に応じて所望の風を得る様にしている
が、特に整髪の場合は頭髪に温風を当てて希望の髪型に
した後に急速に冷風を当てて行なうのが効果的である。

このために、温風から急速に冷風に切替わる所謂瞬間冷
風スイッチなるスイッチが別個に設けられ、その形状を
使用者がバンドルの握る位置に制限されずにスイッチを
操作できるＬ形形状のレバーとしその一端を枢支した、
しかし乍ら、上述の様にレバーをＬ形形状にしたために
枢支部と反対側はガタッキを生じると共に時にはその一
部がケースに当たりスイッチを動作させることができな
い欠点があった。

本考案は上述の欠点を解消したもので以下図面について
説明すると、１は２ツ割型のハウジング２．３よりなる
Ｌ形のケースで、一側を水平方向にしその先端に吐出口
４を設は他側を垂直方向にしてバンドル部５を設けてい
る。

６は前記ケース１内に設置したモーター、７は該モータ
ー６によって駆動回転されるファン、８は前記ケース１
内のファン７と吐出口４間に設置したヒーター、９は前
記バンドル５部の前側面に設けた釦で、バンドル５内の
切替スイッチ１０に連結され押圧により該切替スイッチ
１０を操作せしめて温風、冷風、切の各位置の選択を行
なう。

１１は前記ケース１内の切替スイッチ１０の上部に斜状
態にて固定した押釦１２とその押圧レバー１３を有する
マイクロスイッチ等のスイッチで、複数個の孔１４．１
４を一方のハウジング２の内壁に突設したピン１５．１
５に嵌合して固定される。

このスイッチ１１は前記ヒーター８と電源間に挿入され
ており押釦９の押圧時のみヒーター回路を遮断するもの
である。

１６はＬ形形状で左右両側に内側に折曲する一対のガイ
ド片１６ ａ 、１６ ａを有した断面が山形のスイッ
チレバーで、一側をケース１の水平方向側のヒーター８
の下部に枢支し他側を垂直方向側のバンドル部５の上部
に位置せしめて水平方向と垂直方向に跨がり第１図のＡ
方向酸いはＢ方向、Ｃ方向の何れの押圧方向によっても
押圧でき得る構成にしている。

このスイッチレバー１６の取付けに伴ない前記スイッチ
１１の押圧レバー１３及びスイッチ１１の一部が或いは
全部がスイッチレバー１６の内側に位置する様に構成し
、このスイッチレバー１６は押圧レバー１３の復元力に
より常時前側に突出する如く附勢されている。

１７．１７はスイッチレバー１６の他側の両側辺に外方
向に突出して設けたストッパーで、スイッチレバー１６
が必要以上にケース１より突出するのを防止している。

次に第４図に示す電気回路図について説明すると、１８
，１８′は交流電源の供給端子、１９．１９’、２０は
切替スイッチ１０の内蔵接点で、一つの接点１９は一方
の供給端子１８に接続し一つの接点１９′はスイッチ１
１及びヒーター８を介して他方の供給端子１８′に接続
している。

又、切替スイッチ１０の可動接点は整流器２１及び降圧
用抵抗器２２を介して他方の供給端子１８′に接続し整
流器２１の整流側端子にはモーター６を接続している。

而して、今、整髪のために温風を送風している時に急速
に冷風を必要とする時は、スイッチレバー１６をＡ、Ｂ
、Ｃの何れかの方向より押圧すると、押圧レバー１３及
び押釦１２が押圧されスイッチ１１がＯＦＦとなりヒー
ター８の通電が遮断されるため急速に冷風が吐出される
。

この時のスイッチレバー１６の押圧時は第２図の一点鎖
線の様に該レバー内にスイッチ１１の一部が位置してい
るためにスイッチ１１の外壁はスイッチレバー１６のガ
イドとなり該レバーのズレ及び一部が当たり引掛かると
いったことがなくなる。

尚、本考案はスイッチレバーにより操作されるスイッチ
は瞬風冷風スイッチとして説明したが、必らずしもこの
冷風スイッチに限定されず、温風、冷風、切のスイッチ
であってもよい。

以上の様に本考案はケースの水平方向と垂直方向に互っ
て一側をケースに枢支したＬ形形状で、内側に新曲する
ガイド片を有した断面−形のスイッチレバーと、ヒータ
ーに接続した押圧レバーを有するスイッチを設け、前記
スイッチレバーの他側部の前記ガイド片の内側に押圧レ
バーとスイッチの一部或いは全部を位置せしめスイッチ
の外壁をスイッチレバーのガイドとしたものであるから
、スイッチレバーの押圧に伴ない該レバーはスイッチの
外壁に沿って移動するためにスイッチレバーのガタッキ
が防止できると共にレバーがケースに当たり押圧できな
いといったことがなくなる。

又、スイッチレバーの内側にスイッチを位置せしめたこ
とによりスイッチの位置決め及びガタッキを防止できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のヘアードライヤーのスイッチ装置を用
いた断面図、第２図はスイッチの動作説明図、第３図は
スイッチレバーとスイッチの斜視図、第４図は電気回路
図である。 １はケース、４は吐出口、５はバンドル部、６はモータ
ー、７はファン、８はヒーター、１３は押圧レバー、１
６はスイッチレバー、１６ ａ 、１６ ａはガイド片
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一側を水平方向にしその先端に吐出口を設は他側を垂直
   方向にしてバンドル部としたＬ形のケースと、前記ケー
   ス内に設けたモータにより駆動されるファンと、該ファ
   ンと吐出口間に設けたヒーターと、前記ケースの水平方
   向と垂直方向に跨がり一側を前記ケースに枢支したＬ形
   形状で内側に新曲するガイド片を有した断面Ｕ形のスイ
   ッチレバーと、ヒーター側に接続した押圧レバーを有す
   るスイッチとからなり、前記スイッチレバーの他側部の
   前記ガイド片の内側に押圧レバーとスイッチの一部或い
   は全部を位置せしめスイッチの外壁をスイッチレバーの
   ガイドとしたことを特徴とするヘアードライヤーのスイ
   ッチ装置。