JPS5838590Y2 - 親子形計器用変圧器 - Google Patents
親子形計器用変圧器Info
- Publication number
- JPS5838590Y2 JPS5838590Y2 JP12567779U JP12567779U JPS5838590Y2 JP S5838590 Y2 JPS5838590 Y2 JP S5838590Y2 JP 12567779 U JP12567779 U JP 12567779U JP 12567779 U JP12567779 U JP 12567779U JP S5838590 Y2 JPS5838590 Y2 JP S5838590Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- parent
- voltage
- child
- instrument transformer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は低圧巻線短絡時の短絡電流を抑制することので
きる親子形計器用変圧器に関するものである。
きる親子形計器用変圧器に関するものである。
親子形計器用変圧器とは、計器用変圧器の二次側短絡の
ような計器用変圧器の異常によって系統保護システムの
誤動作をさけるために、計器用変圧器に親巻線と子巻線
の二個の低圧巻線を有し、一方の巻線に万一二次短絡が
起っても、他方の巻線が電圧平衡継電器を動作させて系
統保護継電器の動作を抑止させるものである。
ような計器用変圧器の異常によって系統保護システムの
誤動作をさけるために、計器用変圧器に親巻線と子巻線
の二個の低圧巻線を有し、一方の巻線に万一二次短絡が
起っても、他方の巻線が電圧平衡継電器を動作させて系
統保護継電器の動作を抑止させるものである。
従来の親子形計器用変圧器は第1図に示すような構成で
ある。
ある。
すなわち計器用変圧器の鉄心1a。1bは二個に分割さ
れ、高圧巻線2は二個の鉄心1a、Ib共通に鎖交する
ように巻回され、低圧巻線は親巻線3と子巻線4の二個
からなり、親巻線3は鉄心1aに、子巻線4は鉄心1b
に各々巻回されて別々の磁気回路を構成している。
れ、高圧巻線2は二個の鉄心1a、Ib共通に鎖交する
ように巻回され、低圧巻線は親巻線3と子巻線4の二個
からなり、親巻線3は鉄心1aに、子巻線4は鉄心1b
に各々巻回されて別々の磁気回路を構成している。
電圧平衡巻線5,5′は鉄心1aに巻回された巻線5′
と鉄心1a及び1b両方にまたがって巻回された巻線5
の二個の巻線からなシ、各々の巻線の極性が同一となる
端子を各々並列接続としている。
と鉄心1a及び1b両方にまたがって巻回された巻線5
の二個の巻線からなシ、各々の巻線の極性が同一となる
端子を各々並列接続としている。
親巻線3および子巻線4の出力は電圧平衡継電器6に接
続され、親巻線3には負担1が接続されている。
続され、親巻線3には負担1が接続されている。
電圧平衡巻線5,5′は二個の鉄心1a、laの磁束を
均一化させる。
均一化させる。
目的で巻回されたものである。
親子形計器用変圧器は親巻線3もしくは子巻線4のどち
らかの巻線に短絡事故が起っても他方の巻線には電圧が
残っているため電圧平衡継電器6の動作によう系統保護
回路の動作をインターロックすることができる。
らかの巻線に短絡事故が起っても他方の巻線には電圧が
残っているため電圧平衡継電器6の動作によう系統保護
回路の動作をインターロックすることができる。
この場合子巻線4に二次短絡事故が起っても鉄心1b側
には電圧平衡巻線が巻回されていないため磁束は子巻線
4部分を鎖交しないように通るだけで、子巻線4には電
圧が誘起されないため、短絡電流が全んど流れないので
子巻線4短絡事故が継続しても何んら問題ない。
には電圧平衡巻線が巻回されていないため磁束は子巻線
4部分を鎖交しないように通るだけで、子巻線4には電
圧が誘起されないため、短絡電流が全んど流れないので
子巻線4短絡事故が継続しても何んら問題ない。
しかし親巻線3に短絡が起った場合は、電圧平衡巻線5
,5′の働きによって鉄心1aの親巻線3部分にも磁束
が通るように作用するため、親巻線には高圧巻線2、電
圧平衡巻線5.5’、親巻線3のインピーダンスによっ
て決昔る大きな短絡電流が流れる。
,5′の働きによって鉄心1aの親巻線3部分にも磁束
が通るように作用するため、親巻線には高圧巻線2、電
圧平衡巻線5.5’、親巻線3のインピーダンスによっ
て決昔る大きな短絡電流が流れる。
同時に電圧平衡巻線5,5′にも親巻線3と同じ大きさ
の短絡電流が流れる。
の短絡電流が流れる。
従って、親巻線短絡事故が継続された場合は親巻線3お
よび電圧平衡巻線5,5′は焼損すると共に高圧巻線2
も熱的に損傷を受けて地絡筐たは巻線の断線事故にまで
波及して計器用変圧器が焼損すると共に重大な系統事故
となる欠点を有している。
よび電圧平衡巻線5,5′は焼損すると共に高圧巻線2
も熱的に損傷を受けて地絡筐たは巻線の断線事故にまで
波及して計器用変圧器が焼損すると共に重大な系統事故
となる欠点を有している。
本考案は、上記の欠点を改良するためになされたもので
、その目的とするところは、親巻線に二次短絡が起った
場合の短絡電流を抑制することのできる親子形計器用変
圧器を提供することである。
、その目的とするところは、親巻線に二次短絡が起った
場合の短絡電流を抑制することのできる親子形計器用変
圧器を提供することである。
以下本考案を第2図に示す一実施例を参照して説明する
。
。
第1図と同一部分は同符号を付した。親巻線3回路にコ
ンデンサ8とリアクトル9、可飽和リアクトル10、抵
抗11には電圧継電器12を接続し、電圧継電器12が
作動した時に警報接点131が閉絡となるようにする。
ンデンサ8とリアクトル9、可飽和リアクトル10、抵
抗11には電圧継電器12を接続し、電圧継電器12が
作動した時に警報接点131が閉絡となるようにする。
上述のよ1・うな構成によれば、親巻線3の短絡時に短
絡電流が流れて可飽和リアクトル10が飽和し、可飽和
リアクトルの飽和時のインダクタンスL′とりアクドル
9のインダクタンスLとコンデンサ8のキャパシタンス
Cからなる並列共振回路の共振周波数が計器用変圧器の
定格周波数と同一もしくはほぼ等しくすれば、短絡電流
が流れると並列共振が起って親巻線3回路のインピーダ
ンスは大きく変化するので短絡電流を抑制することがで
きる。
絡電流が流れて可飽和リアクトル10が飽和し、可飽和
リアクトルの飽和時のインダクタンスL′とりアクドル
9のインダクタンスLとコンデンサ8のキャパシタンス
Cからなる並列共振回路の共振周波数が計器用変圧器の
定格周波数と同一もしくはほぼ等しくすれば、短絡電流
が流れると並列共振が起って親巻線3回路のインピーダ
ンスは大きく変化するので短絡電流を抑制することがで
きる。
4た短絡電流が流れると抵抗11の端子電圧は高くなる
ので電圧継電器12が作動して、警報接点13を閉路と
するので警報を出すことができる。
ので電圧継電器12が作動して、警報接点13を閉路と
するので警報を出すことができる。
以上説明したように本考案によれば、親子形計器用変圧
器の親巻線に短絡事故が継続的に起っても親巻線及び電
圧平衡巻線が焼損することがなく、また短絡事故につい
ての警報を出すこともできる。
器の親巻線に短絡事故が継続的に起っても親巻線及び電
圧平衡巻線が焼損することがなく、また短絡事故につい
ての警報を出すこともできる。
第1図は従来の親子形計器用変圧器を示す結線図、第2
図は本考案の親子形計器用変圧器を示す結線図である。 la、lb・・・・・・鉄心、2−・・・・・高圧巻線
、3・・・・・・親巻線、4・・・・・・子巻線、5,
5′・・・・・・電圧平衡巻線、6・・・・・・電圧平
衡継電器、1・・・・・・負担、8・・・・・・コンデ
ンサ、9・・・・・・リアクトル、10・・・・・・可
飽和リアクトル、11・・・・・・抵抗、12・・・・
・・電圧継電器、13・・・・・・警報接点。
図は本考案の親子形計器用変圧器を示す結線図である。 la、lb・・・・・・鉄心、2−・・・・・高圧巻線
、3・・・・・・親巻線、4・・・・・・子巻線、5,
5′・・・・・・電圧平衡巻線、6・・・・・・電圧平
衡継電器、1・・・・・・負担、8・・・・・・コンデ
ンサ、9・・・・・・リアクトル、10・・・・・・可
飽和リアクトル、11・・・・・・抵抗、12・・・・
・・電圧継電器、13・・・・・・警報接点。
Claims (1)
- それぞれ一個以上の低圧巻線を施した二個の鉄心に共通
の高圧巻線を施し、一方の鉄心の一個の低圧巻線を親巻
線、他方の鉄心の一個の低圧巻線を子巻線とし、高圧巻
線を巻いた鉄心脚と親巻線を巻いた鉄心脚にそれぞれ別
巻線を巻き、これら巻線を接続して電圧平衡巻線を構成
した親子形計器用変圧器において、前記親巻線回路に可
飽和リアクトルを含む並列共振回路を設けたことを特徴
とする親子形計器用変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567779U JPS5838590Y2 (ja) | 1979-09-13 | 1979-09-13 | 親子形計器用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12567779U JPS5838590Y2 (ja) | 1979-09-13 | 1979-09-13 | 親子形計器用変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5643142U JPS5643142U (ja) | 1981-04-20 |
JPS5838590Y2 true JPS5838590Y2 (ja) | 1983-09-01 |
Family
ID=29357562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12567779U Expired JPS5838590Y2 (ja) | 1979-09-13 | 1979-09-13 | 親子形計器用変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838590Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-13 JP JP12567779U patent/JPS5838590Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5643142U (ja) | 1981-04-20 |
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