JPS5838580B2 - 階段の滑り止施工方法 - Google Patents
階段の滑り止施工方法Info
- Publication number
- JPS5838580B2 JPS5838580B2 JP54008329A JP832979A JPS5838580B2 JP S5838580 B2 JPS5838580 B2 JP S5838580B2 JP 54008329 A JP54008329 A JP 54008329A JP 832979 A JP832979 A JP 832979A JP S5838580 B2 JPS5838580 B2 JP S5838580B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base metal
- stairs
- groove
- metal fitting
- elastic filling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、コンクリート製の階段に滑り止を取付ける
施工方法に関するものである。
施工方法に関するものである。
階段には、昇降時の滑落を防ぐために、各階の上面先端
部に滑り止が取付けられている。
部に滑り止が取付けられている。
滑り止としては、金属製のベース金具に設けた溝内に、
ゴムや同効の合成樹脂を用いて形成した弾性充填条を、
上面に突出するように嵌着したものが、滑り止効果が優
れているので多く用いられている。
ゴムや同効の合成樹脂を用いて形成した弾性充填条を、
上面に突出するように嵌着したものが、滑り止効果が優
れているので多く用いられている。
上記のような滑り止をコンクリートの階段に固定する場
合、アンカーを使用すると構造が複雑で施工に手数を要
するという問題が生じるため、例えば実公昭40−30
131号公報に示されるように、コンクリートねじを用
いて行なえるようにするのが好ましい。
合、アンカーを使用すると構造が複雑で施工に手数を要
するという問題が生じるため、例えば実公昭40−30
131号公報に示されるように、コンクリートねじを用
いて行なえるようにするのが好ましい。
すなわち、コンクリートねじを用いれば、現場において
ねじを締付けるだけでよく、アンカーと滑り止の連結や
、アンカーの階段への埋込み等の作業が省け、簡単で能
率よくしかも経済的な滑り止の取付けが行なえるという
利点がある。
ねじを締付けるだけでよく、アンカーと滑り止の連結や
、アンカーの階段への埋込み等の作業が省け、簡単で能
率よくしかも経済的な滑り止の取付けが行なえるという
利点がある。
ところで、滑り止におけるベース金具への弾性充填条の
取付けは、充分な抜止強度を生じるようにしなければな
らず、このため、ベース金具に設ける溝を下部広幅の蟻
溝に形成し、弾性充填条をこの蟻溝へ弾性的に嵌合する
断面形状に形成し、弾性充填条をその弾性に抗して溝内
へ圧入することによって取付ける構造の採用が適してい
る。
取付けは、充分な抜止強度を生じるようにしなければな
らず、このため、ベース金具に設ける溝を下部広幅の蟻
溝に形成し、弾性充填条をこの蟻溝へ弾性的に嵌合する
断面形状に形成し、弾性充填条をその弾性に抗して溝内
へ圧入することによって取付ける構造の採用が適してい
る。
しかしながら、溝に対して弾性充填条を圧入する作業は
、充填糸の弾力に抗して行なわなければならないので、
手作業で簡単に行なうことができず、滑り止を階段に固
定する現場作業での取付けは不可能であり、このため弾
性充填条を加熱して柔軟にする必要があり、工場組立て
でしか実施し得ないものである。
、充填糸の弾力に抗して行なわなければならないので、
手作業で簡単に行なうことができず、滑り止を階段に固
定する現場作業での取付けは不可能であり、このため弾
性充填条を加熱して柔軟にする必要があり、工場組立て
でしか実施し得ないものである。
また、滑り止をコンクリートねじで固定する場合、溝の
部分でコンクリートねじをねじ込み、その頭部が弾性充
填条により覆われるようにするのが、美感や安全性の面
から好ましい。
部分でコンクリートねじをねじ込み、その頭部が弾性充
填条により覆われるようにするのが、美感や安全性の面
から好ましい。
しかし、蟻溝に対して弾性充填条は現場取付けが行なえ
ないため、コンクリートねじを弾性充填条で覆える位置
にねじ込むことは不可能になり、前述した美感や安全性
を損ねることになる。
ないため、コンクリートねじを弾性充填条で覆える位置
にねじ込むことは不可能になり、前述した美感や安全性
を損ねることになる。
この発明は、上記のような点にかんがみてなされたもの
であり、ベース金具の固定がコンクリートねじの使用に
よって行なえ、しかもコンクリートねじを弾性充填条で
覆える位置にねじ込むことができ、仕上りが美しく安全
で経済的な階段の滑り止施工方法を提供するのが目的で
ある。
であり、ベース金具の固定がコンクリートねじの使用に
よって行なえ、しかもコンクリートねじを弾性充填条で
覆える位置にねじ込むことができ、仕上りが美しく安全
で経済的な階段の滑り止施工方法を提供するのが目的で
ある。
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。
。
図示のように、滑り止1は、ベース金具2と、このベー
ス金具2の上面に形成された長手方向の溝3に嵌着され
た弾性充填条4とで形成されている0 ゛前記溝3は、下部が広幅の蟻溝を二条並列して設けた
例を示しているが、溝3の数及びその断面形状は伺ら図
示に限定されるものではない。
ス金具2の上面に形成された長手方向の溝3に嵌着され
た弾性充填条4とで形成されている0 ゛前記溝3は、下部が広幅の蟻溝を二条並列して設けた
例を示しているが、溝3の数及びその断面形状は伺ら図
示に限定されるものではない。
前記弾性充填条4は、ゴム又は同効の合成樹脂など、滑
り止効果のある弾性材料を用い、溝3内へ弾力的に嵌合
して充分な抜止強度を生じるような断面形状に形成され
ている。
り止効果のある弾性材料を用い、溝3内へ弾力的に嵌合
して充分な抜止強度を生じるような断面形状に形成され
ている。
上記弾性充填条4は、溝3内に嵌合したとき、上面がベ
ース金具2の表面に適当な高さを突出し、この上面に滑
り止用の粗断5が設けられ、また下面には、溝3内への
嵌合が行いやすいように、弧状の凹溝6が長手方向に沿
って設けられている。
ース金具2の表面に適当な高さを突出し、この上面に滑
り止用の粗断5が設けられ、また下面には、溝3内への
嵌合が行いやすいように、弧状の凹溝6が長手方向に沿
って設けられている。
この弾性充填条4は、短かい場合溝3に現場で嵌めるこ
とができるが、長尺であると、加熱して柔軟にした状態
でないと溝3内に嵌挿することができないので、弾性充
填条4は通常工場において溝3に嵌め合わされ、ベース
金具2と組合わせられることになる。
とができるが、長尺であると、加熱して柔軟にした状態
でないと溝3内に嵌挿することができないので、弾性充
填条4は通常工場において溝3に嵌め合わされ、ベース
金具2と組合わせられることになる。
前記弾性充填条4は、ベース金具2と等しい長さのもの
が使用されることになるが、この弾性充填条4は長尺と
短尺の複数に切離されている。
が使用されることになるが、この弾性充填条4は長尺と
短尺の複数に切離されている。
上記弾性充填条4の長尺弾性充填条4aは工場で溝3に
嵌着されるのに対し短尺の弾性充填条4bは現場打によ
って溝3に取付けられる。
嵌着されるのに対し短尺の弾性充填条4bは現場打によ
って溝3に取付けられる。
弾性充填条4を切離して短尺の弾性充填条4bとする部
分は、ベース金具2を階段Aに固定したい位置と対応す
る部分に決定するもので、図示では階段の両端部に短尺
の弾性充填条4bを位置させている。
分は、ベース金具2を階段Aに固定したい位置と対応す
る部分に決定するもので、図示では階段の両端部に短尺
の弾性充填条4bを位置させている。
なお、ベース金具2には、短尺の弾性充填条4bを取付
ける位置に、コンクリートねじ7を挿入する皿孔8が、
工場又は現場加工によって設けられる。
ける位置に、コンクリートねじ7を挿入する皿孔8が、
工場又は現場加工によって設けられる。
次に施行順序を説明すると、滑り止1は、ベース金具2
の溝3に切目の設けていない弾性充填条や長尺の弾性充
填条4aが工場で取付けられて組立てられて、所定数の
短尺弾性充填条4bが別に用意されている。
の溝3に切目の設けていない弾性充填条や長尺の弾性充
填条4aが工場で取付けられて組立てられて、所定数の
短尺弾性充填条4bが別に用意されている。
滑り止1を階段Aに取付けるには、滑り止1を階段Aの
上面先端部に設けられた段部Bにセットした後、第2図
のようにベース金具2に設けられた皿孔8の部分からド
リルでコンクリート層内に下孔9を穿ける。
上面先端部に設けられた段部Bにセットした後、第2図
のようにベース金具2に設けられた皿孔8の部分からド
リルでコンクリート層内に下孔9を穿ける。
長尺の弾性充填条4aを溝3の所定位置に取付けると、
溝3内には短尺の弾性充填条4bを取付けるための空間
が形成される。
溝3内には短尺の弾性充填条4bを取付けるための空間
が形成される。
第1図の場合、この空間は溝3の両端部に形成され、こ
の空間において、溝3の底面に皿孔8を穿設するもので
ある。
の空間において、溝3の底面に皿孔8を穿設するもので
ある。
次に、皿孔8に挿入したコンクリートねじ7を下孔9に
ねじ込み、第3図のように、ベース金具2を階段Aに固
定する。
ねじ込み、第3図のように、ベース金具2を階段Aに固
定する。
この後、溝3の開放された空間部分に、短尺の弾性充填
条4bを嵌め込み、第4図のように、滑り止1の取付を
完了する。
条4bを嵌め込み、第4図のように、滑り止1の取付を
完了する。
なお、短尺の弾性充填条4bは接着剤を使用してベース
金具2及び長尺弾性充填条4aに固定すると共に、ベー
ス金具2も接着剤やモルタルを使用して階段Aに固定を
行うようにしてもよい。
金具2及び長尺弾性充填条4aに固定すると共に、ベー
ス金具2も接着剤やモルタルを使用して階段Aに固定を
行うようにしてもよい。
以上のように、この発明によると、上面に下部広幅の溝
が設けられたベース金具と、溝内の全長にわたって弾力
的に嵌着する弾性充填条と、ベース金具を階段に固定す
るコンクリートねじを用い、弾性充填条を長短複数に切
離し、ベース金具を階段に固定する前に予め長尺弾性充
填条を溝に嵌着して溝内に短尺弾性充填を現場取付けす
るための空間を形成しておき、この空間部分でコンクリ
ートねじによりベース金具を階段に固定した後、空間に
短尺弾性充填条を現場で嵌着するようにしたので、長尺
の弾性充填条をベース金具の溝内へ現場取付けができな
い構造の階段滑り止を、弾性充填条によって覆える位置
において、コンクリートねじで階段に固定することがで
きるようになる。
が設けられたベース金具と、溝内の全長にわたって弾力
的に嵌着する弾性充填条と、ベース金具を階段に固定す
るコンクリートねじを用い、弾性充填条を長短複数に切
離し、ベース金具を階段に固定する前に予め長尺弾性充
填条を溝に嵌着して溝内に短尺弾性充填を現場取付けす
るための空間を形成しておき、この空間部分でコンクリ
ートねじによりベース金具を階段に固定した後、空間に
短尺弾性充填条を現場で嵌着するようにしたので、長尺
の弾性充填条をベース金具の溝内へ現場取付けができな
い構造の階段滑り止を、弾性充填条によって覆える位置
において、コンクリートねじで階段に固定することがで
きるようになる。
また、コンクリートねじを弾性充填条で覆えるので仕上
りが美しく安全な取付けが行なえるようになる。
りが美しく安全な取付けが行なえるようになる。
図面はこの発明の施工順序を示すもので、第1図は滑り
止の分解斜視図、第2図は滑り止を階段にセットした縦
断面図、第3図は同上をコンクリートねじで固定した縦
断面図、第4図は滑り正固定の完了を示す縦断面図であ
る。 1・・・・・・滑り止、2・・・・・・ベース金具、3
・・・・・・溝、4・・・・・・弾性充填条、7・・・
・・−ンクリートねじ、8・・・・・・皿孔、9・・・
・・・下L
止の分解斜視図、第2図は滑り止を階段にセットした縦
断面図、第3図は同上をコンクリートねじで固定した縦
断面図、第4図は滑り正固定の完了を示す縦断面図であ
る。 1・・・・・・滑り止、2・・・・・・ベース金具、3
・・・・・・溝、4・・・・・・弾性充填条、7・・・
・・−ンクリートねじ、8・・・・・・皿孔、9・・・
・・・下L
Claims (1)
- 1 上面に下部広幅の溝が設けられたベース金具と、こ
のベース金具の溝内へ全長にわたって弾力的に嵌着する
長さの弾性充填条と、ベース金具を階段に固定するため
のコンクリートねじとを用意し、弾性充填条を長短複数
に切離し、ベース金具を階段に固定する前に、予め長尺
弾性充填糸を溝に嵌着して溝内に短尺弾性充填糸を現場
取付けするための空間を形成しておき、ベース金具にお
ける溝の底面で前記空の位置に皿孔を設け、このベース
金具を階段に設置したのち階段に皿孔と通じる下孔を穿
設し、皿孔から下孔にコンクリートねじをねじ込んで階
段にベース金具を固定し、この後短尺の弾性充填条を溝
の空間に現場で嵌着することを特徴とする階段の滑り止
施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54008329A JPS5838580B2 (ja) | 1979-01-27 | 1979-01-27 | 階段の滑り止施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54008329A JPS5838580B2 (ja) | 1979-01-27 | 1979-01-27 | 階段の滑り止施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55101657A JPS55101657A (en) | 1980-08-02 |
JPS5838580B2 true JPS5838580B2 (ja) | 1983-08-24 |
Family
ID=11690137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54008329A Expired JPS5838580B2 (ja) | 1979-01-27 | 1979-01-27 | 階段の滑り止施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838580B2 (ja) |
-
1979
- 1979-01-27 JP JP54008329A patent/JPS5838580B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55101657A (en) | 1980-08-02 |
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