JPS588815Y2 - 階段組立て用踏板取り付け部品 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は階段を組み立てる際に、ササラ桁に踏板を取り
付けるのに好適な階段組立て用踏板取り付は部品に関す
る。

従来、階段を組立てる場合、その階段の種類によって若
干の違いはあるもののササラ桁に踏板受は用の切れ込み
を設けたり、ササラ桁と踏板の相互がかみ合うよう両方
に欠き込みを設けたりして組立てられていた。

階段はその役割から云って家の上下をつなぐ連絡通路で
あり、安全で快適な設計でなければならない。

建築基準法でもこの点を考慮して住宅の階段の踏面は１
５ｃｎｎ以上、蹴上げは２３ｃｍ以下と定められている
。

通常の住宅の１階の床から２階の床までは２ｍ８０ｃｍ
から３ｍ＜らいあるから、蹴上げ２０〜２３ｃｒｎにと
ると、１３〜１４段を均等に分割して踏板を設置しなけ
ればならない。

まして踏板の水平レベルが出ていなければ危険な住宅に
なってしまう。

そこで工事者は階段の高さを１３〜１４段で均等分割し
てササラ桁に踏板を受ける位置を割り出し、階段の高さ
と階段に使用する水平方向の長さから階段の勾配を求め
て踏板を受ける切り込み溝が床面に対し水平になるよう
ササラ桁の欠き込みを行ない、ササラ桁に踏板を取りつ
けたのちクサビによって微調整を行うか、あるいはＬ字
型の取り付は金具を用いて組立てる場合は各段ごとにＬ
字型金具の水平レベルを出したうえで１定するという方
法がとられ、技術的な苦労は計り知れないものがあった
。

特に昨今の工事者の技術レベルの低下により業界ではよ
り簡単でより確実な階段組立て方法の開発が望まれてい
た。

本考案は階段組立ての際のササラ桁と踏板との取り付け
と調整を簡単かつ正確に行えるよう工夫された階段組立
て用踏板取り付は部品を提供しようとするものである。

本考案による階段組立て用踏板取り付は部品の特徴は階
段のササラ桁の傾斜に対して水平位置になるように、上
下からササラ桁をはさみ込む短、長２片のコの字型片２
，１及びこのコの字型の上下片２．１の各両脚の間にサ
サラ桁の両側面に嵌合するように垂直位に取りつけられ
た２片のササラ桁取付は片７，７′及び前記コの字型の
下片１の両側部を一部拡張した踏板固定片４，４′より
なり、前記コの字型片１の内深部のササラ桁前部傾斜面
接触面には柔軟性を有する踏板取り付は角度調整片３を
有し、前記ササラ桁取り付は片７，７′及び踏板固定片
４．４′にはそれぞれ釘穴５，５′及び６，６′を設け
ていることを特徴とする鞍を検値にした形状の階段組立
て用踏板取り付は部品であり、ササラ桁になんらの切り
込み、欠き込みも行わずして任意の位置にこの階段組立
て用踏板取り付は部品を取りつけることでササラ桁に対
し常に同じ角度で踏板の取り付けが出来、しかもその角
度は踏板取り付は部品とササラ桁が接する部分長、短２
つのコの字型片１に付された柔軟性を有する踏板取り付
は角度調整片３の屈曲量を調整するだけで自由にかつ総
ての踏板を同じ正確さで手早く取り付けることができる
という点にある。

本考案を実施例になる図面によって説明すると第１図は
本考案の踏板取り付は部品の斜視図を示し、第２図はサ
サラ桁に踏板取り付は部品を固定した側面図、第３図は
踏板を取り付けた状態を示す斜視図である。

長、短２つのコの字型片１，２は長片１を下に短片２を
上にしてササラ桁８にまたがる様にはめ込まれる。

コの字型片１の内深部には柔軟性を有する取り付は角度
調整片３が設けであるのでササラ桁８の表面と接し、屈
曲させることで第２図の様に踏板９の取り付は角度が決
定出来る。

取り付は角度調整片３とコの字型片２の内側の先端をむ
すぶ線は水平線に対し４５°になる様設定しておくと一
般的で利用しやすい。

階段の傾斜が４５°よりも大きい場合はコの字型片２の
内側を切り取ることで踏板９の取り付は角度を大きくす
ることが出来る。

逆に階段の傾斜が４５°よりも小さい時は、コの字型片
１の角度調整片３を屈曲させることで調整可能である。

７，７′はササラ桁８に本考案の部品を取り付けるため
の取り付は片で釘穴５，５′が数ケ所にあけである。

取り付は片７，７′の高さｈは踏板９の厚さと一致させ
である。

４．４′は踏板固定片で踏板９を取り付は片７，７′間
に挿入して後釘穴６，６′よりネジ釘やビスにより固定
する。

なお踏板固定片４をコの字型の下片１の片側部だけに施
けても良い。

又、コの字型片１，２の幅ａを好ましくは取り付は片７
，７′の厚さｂより２〜３ｍｍ程度広めにしておくと踏
板を保持するとともに踏板９とササラ桁８との間に１〜
２ｍｍ程度の隙間を生じてもコの字型片１，２の幅ａが
隙間を被覆し表面からは見えなくするので美しい仕上り
になる。

もちろんそれ以外の寸法でも可能である。

なお本考案の踏板取り付は部品の材質としては強度的に
優れたアルミニウム、ステンレスなどの金属やナイロン
、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレンな
どの合成樹脂などが適している。

なお調整片３は柔軟性のあるプラスチックで作ることが
好ましい。

このように本考案の階段組立て用踏板取り付は部品を用
いた場合、踏板取り付は部品の角度調整片を屈曲させて
調整するだけで総ての踏板取り付は部品は床面と平行に
ササラ桁に取りつけられることになり、階段組立ての際
の最大の技術ポイントである踏板の水平レベルが簡単に
調整出来る。

そして本考案の階段組立て用踏板取付は部品をササラ桁
の所要の位置に取り付せた後は踏板を前から差し込み、
後はビス又は釘で踏板を固定するだけで正しい位置にか
つ簡単に階段の踏板を取りつけることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の階段組立て用踏板取り付は部品の斜視
図。 第２図は踏板取り付は部品をササラ桁に取りつけた時の
側面図。 第３図は踏板取り付は部品を用いて踏板を組立てた状態
を表わす斜視図。 １・・・・・・長いコの字型片、２・・・・・・知いコ
の字型片、３・・・・・・踏板取り付は角度調整片、４
．４’・・・・・踏板固定片、５，５′、６，６′・・
・・・・釘穴、７．７’・・・・・ササラ桁取り付は片
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 階段のササラ桁の傾斜に対して水平位置になるように、
   上下からササラ桁をはさみ込む短、長２片のコの字型片
   ２，１及びこのコの字型の上下片２，１の各両脚の間に
   ササラ桁の両側面に嵌合するように垂直位に取りつけら
   れた２片のササラ桁取り付は片７，７′及び前記コの字
   型の下片１の両側部を一部拡張した踏板固定片４，４′
   よりなり前記コの字型片１の内深部のササラ桁前部傾斜
   面接触面には柔軟性を有する踏板取り付は角度調整片３
   を有し、前記ササラ桁取り付は片７，７′及び踏板固定
   片４，４′にはそれぞれ釘穴５，５′及び６，６′を設
   けていることを特徴とする鞍を検値にした形状の階段組
   立て用踏板取り付は部品。