JPS583852Y2 - 騒音防止壁 - Google Patents

騒音防止壁

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Publication number
JPS583852Y2
JPS583852Y2 JP1980035869U JP3586980U JPS583852Y2 JP S583852 Y2 JPS583852 Y2 JP S583852Y2 JP 1980035869 U JP1980035869 U JP 1980035869U JP 3586980 U JP3586980 U JP 3586980U JP S583852 Y2 JPS583852 Y2 JP S583852Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
sound
support member
prevention wall
noise prevention
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980035869U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56138910U (ja
Inventor
正義 加藤
正義 梶原
彦邦 高村
Original Assignee
日本国有鉄道
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Publication date
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Priority to JP1980035869U priority Critical patent/JPS583852Y2/ja
Publication of JPS56138910U publication Critical patent/JPS56138910U/ja
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄道車両等によって起される騒音を効果的に吸
音しゃ断する騒音防止壁に関するものである。
鉄道、自動車、荷投機械等の走行、稼動時には車輪、原
動機、連結器、車体等、車両全体から幅広い周波数帯域
の騒音が発生する。
従来、この種の騒音の防止壁としては、溝型のパネルの
背面をしや音板とし、しや音板に平行に、かつ等間隔に
吸音材を取付けて空気層を作り、当該空気層厚さを、目
的とする吸音特性に合わせるように設定した防音パネル
を所定の高さに積み重ねたものがある。
しかし、この騒音防止壁は吸音面が平面であるため吸音
面積が少さく、車体によって乱反射される騒音に対する
効率的な吸音角度については全く配慮がなされておらず
、空気層の形状から、有効な吸音範囲は特定の周波数帯
域に限られる。
本考案は従来の平面型騒音防止壁に存するこのような問
題点を解決するためになされたものである。
本考案を第1図a〜第2図に示した実施例に従って説明
する。
第1図aおよびbにおいてAは上面が曲板1゜下面が凹
板2および背面かじゃ音板3からなる、亜鉛メッキ鋼板
等を材料とする防音パネル本体を示す。
4は板状支持部材で、その1側端はしや音板3の内側の
、垂直方向における中心線に沿って、曲板1.凹板2と
平行をなすように装着される。
板状支持部材4の幅は曲板1および凹板2のそれと同一
である。
板状支持部材4によって画される開口部における、それ
ぞれのしゃ音板31および32の垂直方向の中心線を中
心として上、下に対称に部材51および52ならびに5
1′および52′からなる支持部材5ならびに5′が1
体として装着される。
部材51〜52′には後述する吸音材7のl端が、それ
らがしや音板3に対しである角度、下方および上方傾斜
した形で、嵌入固定される溝が形成されている。
吸音板7としてはセラミック板等の吸音効率のよい材料
からなるものが用いられる。
吸音板7の縦幅はその1側端を支持部材5の溝に嵌入し
た状態で、他側端を曲板1.板状支持部材4の先端に設
けられた押え金具6,8.6’の該当するいづれかで固
定可能なように設定される。
吸音材7を、その1端を部材51の溝に嵌入して押え金
具6で、次の吸音材を、その1端を部材52の溝に嵌大
して押え金具81で、第3の吸音材7を、その1端を部
材51′の溝に嵌入して押え金具82で、それぞれ固定
する、のごとく吸音材7を、縦方向に順次、かつ横方向
に連続的に装着することによって第1図aに示すような
騒音防止壁が形成される。
本考案にか・る騒音防止壁は吸音材7の装着されている
開口部が騒音源に対向するように設置される。
本考案によれば、しや音板3の前方に、1側端が互に接
触し、それぞれの他側端が所定角度で開口した↓対の吸
音材を連続的に配置した構成となっているので、吸音面
積は従来の平面型のものと比して著しく大きくなり、か
つ乱反射する騒音の吸音にきわめて効果的である。
又背面しゃ音板3と1対の吸音材7によって形成される
空気層は板状支持部材4によって中央において分断され
、直角三角形の空気層11を形成するので、幅広い周波
数範囲に亙っての有効な吸音特性を有する。
又、上記板状支持部材を変位させ多様の空気層を形成す
ることによって騒音の周波数特性に合致した防音が可能
となる。
一方、板状支持部材は水平に設けられているので、鉄道
車両等の場合におけるごとく、主として車体の下部から
発生する騒音は吸音板7の全面から入射し、背後の空気
層11を介して板状支持部材に至り、当該板状支持部材
によって反射されるため、上方向への回折が押え込まれ
、この種の騒音に対する防音効果も顕著である。
さらに板状支持部材としては鉄板等の強度の高いものを
使用するので、十分な強度を保持でき運搬時や取付時に
破損することがない。
第2図は第1図aおよびbに示す、本考案にか・る騒音
防止壁の設置例を示す。
H型鋼等からなる支柱12を基礎コンクリート13等に
よって建植固定する。
防音パネル本体Aの盲板9に側柱10を取付けて支柱1
2の溝にはめ込み支持する。
なお、第2図に示す騒音防止壁は第1図に示す防止壁を
高さ方向に2層、横方向に2層連続配置したものである
本考案者は本考案の効果を確認するため、高さ3m、長
さ21mに亙って積み重ねた、第2図に示すごとき騒音
防止壁を用いて実験を試みた。
(1)実験条件 高架橋上に従来の平面型防音壁と本考案にか・る騒音防
止壁を交互に設置し、+オクターブバンド毎に125〜
4000 Hzまでの16バンドの騒音を壁面から、水
平距離で2.3m離れた地上9.3mの位置に設置した
2個のスピーカで発生させた。
音圧レベルは測定毎に変動が生じないように電圧計で管
理した。
また車両走行状況をできるだけ忠実に再現するため騒音
源付近にコンテナを3個設置して乱反射が生ずるように
した。
吸音材7としては20mmtのセラミック板を使用した
(2)実験状況 第1表における測点1は騒音防止壁から騒音源の反対側
へ水平距離で20m離れた地上1.2mの地点、測点2
は騒音防止壁からの水平距離は測点1と同一であるが、
地上9.3mの地点である。
又音圧レベルは普通騒音の出力をレベルレコーダによっ
てスローで再生した。
(3)実験結果 第1表に示すとおりであった。
第1表の測定結果は低周波帯域で125から400車の
6バンド、中間波帯域で500から1ooo Hzの4
バンド、高周波帯域で1250から4000 Hzの6
バンドのそれぞれの音圧レベルの和を求めたものである
第1表によれば、本考案にか・る騒音防止壁を用いると
、従来の平面型防音壁を用いた場合と比し、各測点、各
層波数帯域において2〜4dBの減衰効果が見られ、特
に車両騒音として最も問題とされ、かつ低減が困難とさ
れている、500〜1000 Hzの帯域でも測点1で
3.5dB、測点2で2.4dBのごとき顕著な減衰が
認められる。
以上の実験結果から明らかなごとく、本考案によれば、
可聴帯域周波数において著しい防音効果をあげうろこと
が実証された。
又支持部材5を、空気層容積を増大させるように変位さ
せた場合における他の実験によれば、吸音面積は小さく
なるが、低周波帯域において顕著な減衰効果が得られる
ことも判明している。
なお、上記実施例においては防音パネルを組み合わせて
騒音防止壁を構成した場合の例について述べたが、この
ような構成をとらなくても、しや音板と吸音材を本考案
のように構成すれば、本考案による効果は十分達するこ
とができる。
又第1図a、l)において防音パネル本体に1枚の板状
支持部分を設けた場合の例について述べたが複数枚等間
隔、又は間隔を変化させて設けてもよく、このように構
成した防音パネル本体を高さ方向および横方向に何個積
層および連続配置するかは実際上の必要に応じて適宜設
定される。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の実施例を示す正面図、第1図すは第
1図aのB−B線断面図、第2図は本考案の設置例を示
す斜視図である。 A・・・・・・溝型パネル、3・・・・・・しや音板、
4・・・・・・板状支持部材、7・・・・・・吸音板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 背面をしや音板とした溝型パネルの、当該しゃ音板の内
    側に、それと直角に板状支持部材を装着し、上記板状支
    持部材によって画される開口部のしゃ音板の内側に、支
    持部材に平行な所定線に対して所定角度をもって上方お
    よび下方へ傾斜するように1対の吸音板を装着したこと
    からなる騒音防止壁。
JP1980035869U 1980-03-21 1980-03-21 騒音防止壁 Expired JPS583852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980035869U JPS583852Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 騒音防止壁

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JP1980035869U JPS583852Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 騒音防止壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56138910U JPS56138910U (ja) 1981-10-21
JPS583852Y2 true JPS583852Y2 (ja) 1983-01-22

Family

ID=29631485

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JP1980035869U Expired JPS583852Y2 (ja) 1980-03-21 1980-03-21 騒音防止壁

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JPS49128043U (ja) * 1973-02-20 1974-11-01

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JPS56138910U (ja) 1981-10-21

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