JPS5838460B2 - 光及び熱の影響に対するクロル含有重合体用安定剤組成物 - Google Patents

光及び熱の影響に対するクロル含有重合体用安定剤組成物

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JPS5838460B2
JPS5838460B2 JP49031605A JP3160574A JPS5838460B2 JP S5838460 B2 JPS5838460 B2 JP S5838460B2 JP 49031605 A JP49031605 A JP 49031605A JP 3160574 A JP3160574 A JP 3160574A JP S5838460 B2 JPS5838460 B2 JP S5838460B2
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acid
chlorine
ester
mixture
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/101Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids
    • C08K5/103Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids with polyalcohols

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の対象はクロル含有重合体を通常の金属安定化剤
及びポリオールと中鎖状飽和脂肪族モノカルボン酸との
部分エステルより成る相乗作用性混合物の添加によって
、光及び熱の破壊性影響に対し安定化する方法、並びに
本方法によって安定化された重合体である。
゛ポリ塩化ビニル及び他のクロル含有重合体を熱分解に
対し安定化するためには、力)なり以前よりグリセリン
及び他のポリオールと長鎖状モノカルボン酸とのエステ
ルが提案されている。
すなわち長鎖状脂肪酸の部分的グリセリンエステル、特
にグリセリンモノステアラード及びグリセリンモノオレ
アートによって熱安定化作用及び場合により同時に光安
定化作用が与えられた。
更にまた他のポリオール、例えばペンタエリスリットと
長鎖状脂肪酸との部分エステル、並びにポリオールの中
性エステル、例えばプロピレングリコールのシリシノー
ル酸エステルもポリ塩化ビニル用の熱安定化剤として挙
げられγこ。
これらエステルの成分として役立つ脂肪族長鎖状モノカ
ルボン酸は少くとも12個の炭素原子の鎖長を有してい
る。
安定化さるべきクロル含有重合体に対するエステルの添
料量はいずれの場合も5重量%を越えない。
ポリ塩化ビニル及び他のクロル含有重合体のための安定
化剤として提案されたポリオールと長鎖状脂肪酸とのこ
れらエステルは金属含有安定化剤に比較し安定化作用が
不充分であることが示されている。
これらのエステルの付加的変成によって、例えば長鎖状
脂肪酸のモノグリセリドのアセチル化によっても上記欠
点は排除されない。
金属安定化剤と一緒に使用する際にはじめてポリオール
と長鎖状モノカルボン酸とのエステルは安定化剤として
の使用が可能となる。
例えば有機錫安定化剤及びプロピレングリコール−ジ−
リシルアート、多塩基性鉛塩及びポリオールと飽和長鎖
状脂肪酸との部分エステル、有機錫化合物又はバリウム
−カドミウム−化合物とカルシウム−亜鉛−化合物及び
グリセリンモノリシルアートの組合せが記載されている
従来慣用されている多価アルコールの長鎖状脂肪酸エス
テルのうち実地には特に不飽和脂肪酸力)ら誘導されγ
こエステルが好結果をもって使用することが出来た。
これらは金属化合物の安定化作用に対する増強作用の他
に、これらが室温で液状であるという利点を有する。
例えばこれらを用いて非常に高粘度のジ−アルキル−錫
−ジエステルとの混合物が製造され、これは低粘度の溶
液であって、加工処理を簡易化する。
金属安定化剤及びポリオールと長鎖状不錘同旨肪酸との
エステルより成る組合せによって与えられる上記の進歩
にもか力)わらず、この組合せによってもすべての問題
の満足な解決を見出すことが出来なかつγこ。
このような組合せの特別な欠点として、金属安定化剤を
ポリオールと不飽和長鎖状脂肪酸より成るエステル中に
含むこの溶液を10℃以下の温vで輸送及び貯蔵する際
分離現象が現われることが認められた。
例えば75重量部のジ−n−オクチル−錫−ジチオグリ
コラートと25重量部のクリセリンモノリシノーレアー
トより成る溶液は+4℃で8日間貯蔵する際2相に分離
する。
グリセリンモノリシルアートの代りにポリオールと不飽
和長鎖状脂肪酸とより成る他のエステル、例えばグリセ
リンモノオレアート、プロピレングリコールモノオレア
ート、グリセリンジオレアート等を含有する混合物の場
合に相分離又は晶出等類似の現象が観察される。
このような混合物はクロル含有重合体の安定化のために
使用する前に加温し、機械的に、例えば攪拌により、混
合成分を再び均一に分散せしめねばならない。
この付加操作は煩雑で、時間及び費用を要する。
ポリ塩化ビニル及び他のクロル含有重合体の安定化のた
めに主として2価金属、例えばカルシウム、バリウム、
カドミウム及び亜鉛の固形石けんの他にこれら金属の液
状石けん及びフェノラートも使用される。
液状石けん又はフェノラートは多くの場合2成分又は3
成分混合物として使用され、金属不含の相乗作用物質、
錯塩形成剤及び抗酸化剤が補充される。
この複雑な、場合により6成分以上を含有するシステム
のクロル含有重合体中への混入を簡易化するためには、
これをワンパッケージシステムの形で予め混合し、この
形で重合体混合物に添加する。
上記金属の石けん、例えばそのイソオクトアート、イソ
ノナート又はフェノラ−トは非常に高粘性であるので、
重合体混合物中に容易に混入しうる低粘性のワンパッケ
ージシステムの製造は問題がある。
更に良好な相乗作用物質、錯塩形成剤及び抗酸化剤の多
くは例えば高粘性ないし固形の樹脂様エポキシ樹脂及び
多くの固形フェノール性抗酸化剤の如く同じく高い粘度
を有するか或いは極めて固いことは不都合に作用する。
従ってこれらの安定化剤システムを不活性の高沸点溶剤
、例えば炭化水素又はグリコールエーテルの添加によっ
て低粘度にする必要があることが示された。
これら溶剤は全システムと共に重合体混合物中に混入さ
れ、従ってこれらは種々の点で不利に働くことがある。
例えば溶剤として使用された炭化水素はポリ塩化ビニル
基体の合成皮革の場合ウインドウーフオツギング効果(
win−dow−fogging−effect)の原
因となり、グリコールエーテルはポリ塩化ビニル製品の
水に対する敏感性を高める。
従って粘度が低いために容易に混入可能であり、γこだ
しその際低温及び長期貯蔵の際にも分離及び晶出の傾向
がなく、各成分の安定化作用が強化され、若くは補足さ
れ、安定化される合成物質に不利な影響を示さない安定
剤組成物を見出すという。
課題があった。
この問題は a)金属含有安定化剤 b) 2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオール
1モル及び6〜11個の炭素原子を有する飽和脂肪族の
非分枝又は分枝状モノカルボン酸又はこのようなカルボ
ン酸の混合物1〜n−1モル(ここでnはポリオールの
官能度を意味する。
)より残る金属不含エステル及び C)場合により他の通常の補助安定化剤、錯塩形成剤及
び抗酸化剤 より成る相乗的に作用する混合物をクロル含有重合体に
対し合計1〜10重量%の量で合成物質材料中に混入す
ることによって解決されγこ。
すなわち驚くべきことに本発明者は2〜6個のヒドロキ
シル基を有するポリオールと6〜11個の炭素原子を有
する飽和脂肪族モノカルボン酸との部分エステル中に金
属安定化剤を含む溶液は低粘性であり、低温で長期間貯
蔵する際でも分離又は析出しないことを見出した。
このような混合物をクロル含有重合体、特にポリ塩化ビ
ニル材料の安定化に使用する際には更に驚くほど高い相
乗効果が示されγこ。
例えばジ−n−オクチル−錫−ジチオグリコラート1.
5重量部及びポリオールと6〜11個の炭素原子を有す
る飽和脂肪族カルボン酸との部分エステル0.5重量部
をポリ塩化ビニル100重量部に対して使用する際に、
ジ−n−オクチル−錫−ジ−チオグリコラート2重量部
を使用するのと同じ安定化効果が得られる。
このような安定化作用に対する強化作用は同一効果を得
ると共に金属安定化剤の節約をもたらし、二つの点から
意味がある。
先ず第一に有機錫化合物は本発明で使用される部分エス
テルよりも著しく高価であるので、本発明による組合せ
によって達せられる費用の節約は見過すことが出来ず、
第二にはこの組合せは著しく環境に親和的である。
更に本発明者は2〜6個のヒドロキシル基を有するポリ
オールと6〜11個の炭素原子を有する飽和脂肪族モノ
カルボン酸との部分エステルはカルシウム、バリウム、
ストロンチウム、カドミウム及び亜鉛の石けん及びフェ
ノラートのための非常に良好な溶剤であることを見出し
た。
これらは同じく良好に樹脂様エポキシ化合物及びフェノ
ール性抗酸化剤を溶解する。
このような溶液も低温で長期の貯蔵の際溶離−又は結晶
化現象を示さない。
従来使用されていfコ溶剤、例えば炭化水素、グリコー
ルエーテル等に比し本発明により使用される部分エステ
ルは安定化された合成物質材料に対し不利な影響を示さ
ない。
この部分エステルは金属安定化剤の安定化効果に対し強
化作用を示すと共に−この作用は驚くべきことにエポキ
シ化合物の如き他の相乗作用物質が同時に存在する場合
にも一層効果がある一層にこのように安定化されたクロ
ル含有重合体の機械的加工性に対し好ましい影響を与え
、場合により他の滑剤の添加が不要であるという利点を
有する。
金属安定化剤と並んで溶剤及び相乗作用物質として従来
使用されているポリオールと長鎖状脂肪酸とのエステル
に比し本発明により使用される部分エステルの更に特別
の利点は、この新規なエステルが液状であるが、不飽和
基を含有しない点にある。
ジ−アルキル−錫−ジ−エステル及び例えばグリセリン
モノオレアートの如き多官能性アルコールの液状脂肪酸
エステルより成る安定化剤システムのいくつかの欠点は
従来用いられていた脂肪酸エステルの不飽和性に帰因す
る。
例えばこのような公知のシステムはカレンダーロールに
付z(plate out )する。
この現象は本発明による飽和エステルを使用することに
よって防止される。
軟化剤として記載されているポリオールと短鎖状又は中
鎖状脂肪酸との中性エステルは本発明の対象とは関係が
ない。
このように例えばペンタエフスリット及び初期留出脂肪
酸より成り、ポリ塩化ビニル用軟化剤として挙げられた
中性エステルは固有の安定化作用を有せず、また金属安
定化剤の安定化作用を強化する状態にもない。
更にこれらは金属安定化成分の溶剤として適している場
合でも、低温及び比較的長期の貯蔵の際均質に保持され
る金属安定化側溶液を与えない。
これらをクロル含有重合体用の軟化剤として使用する際
には更に可塑化さるべき重合体に対し最小添加量10重
量%以上が必要である。
というのは一般に知られている如く添加量がこれより小
さい場合には逆の作用をもγこらすからである。
本発明により使用される安定化混合物中の金属安定化成
分としてはすべての通常の金属含有安定化剤、例えばこ
の目的のために提案された幾多の有機錫化合物、カルシ
ウム、ストロンチウム、バJウム、マグネシウム、鉛、
カドミウム、亜鉛、アルミニウムの石けん及びフェノラ
ート及び安定化剤として使用されるこれら金属のその他
の有機化合物を使用することが出来る。
この際特に有機錫化合物が特に重要である。
本発明により使用される安定化混合物中の第2戒分とは
2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオールと6〜1
1個の炭素原子を有する飽和脂肪族モノカルボン酸との
部分エステルである。
使用しうるポリオールとしては例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール−1,2,7’ロピレングリ
コール−1,3、ブチレングリコール−1,3、ブタン
ジオール−1,4、ヘキサンジオール−1,6、ネオペ
ンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ヘキサントリオール、エリスリット、ペンタエリス
リット、マンニット、ソルビットを挙げることが出来る
その際特にグリセリン及びプロピレングリコール、トリ
メチロールプロパン及びペンタエリスリットが特に好ま
しい。
部分エステルの製造に用いられる脂肪酸は飽和の非分枝
又は分枝状の炭化水素鎖を有する1−モノカルボン酸で
ある。
この生成物は天然又は合成のものであることが出来、例
えばカプロン酸、エナント酸、カブリール酸、ペラルゴ
ン酸、カプリン酸、イソオクタン酸、イソノナン酸が挙
げられる。
部分エステルの酸部分は単一である必要はなく、種々の
脂肪酸の混合物、例えば天然油脂の脂肪酸フラクション
から得られる混合物或いはオキソ合成の際イソノナン酸
の形で生ずる種々に分枝されたノナンカルボン酸の異性
体混合物であることが出来る。
特に有利であるのはカブリール酸とカプリン酸70:3
0〜50:50の重量比より成る脂肪酸混合物であるこ
とが示された。
このような混合物はココヤシ油の初期留出フラクション
から都合よく得られ、その際障害的に作用しないヘキサ
ンカルボン酸の少量を含有していることが出来る。
本発明により使用される金属不含のエステルとしては従
って、2〜6個のヒドロキシル基を有する前記ポリアル
コール1モルを6〜11個の炭素原子を有する前記の脂
肪酸又はこのような酸の混合物1〜n−1モルでエステ
ル化することによって生成するものが考慮され、その際
nはポリオールの官能度を意味する。
その際特に適しているものは酸成分として50〜70%
のカブリール酸及び50〜30%のカプリン酸より成る
混合物であるココヤシ油酸の初期留出フラクションを含
有するグリセリン−ジ−エステル及びプロピレングリコ
ール−モノ−エステル及びオキソ合成の除土ずるイソノ
ナン酸異性体混合物のグリセリンモノエステル及びグリ
セリンジエステルであることが示された。
本発明により使用される安定化混合物にはその他の成分
として通常の補助安定化剤、相乗作用物質又は滑剤とし
て公知の生成物、例えば有機ホスフィツト、フェノール
、アルキルフェノール、チオカルボン酸のエステル、エ
ポキシ化合物、サリチル酸のエステル及び長鎖状分枝状
の脂肪族アルコール及び長鎖状モノカルボン酸より成る
エステルを添加することが出来る。
本発明により使用される混合物中に用いられる部分エス
テルの製造は前記のポリオールと脂肪酸若くは脂肪酸混
合物との公知のエステル化法又は前記ポリオールと前記
脂肪酸のメチルエステルとの公知のエステル交換法によ
って行われる。
その際ポリオールと脂肪酸とのモル比は少くとも1:1
でなければならず、最高1=n〜1であってもよく、そ
の際nは2〜6の値を有するポリオールの官能度を表わ
す。
この場合整数値でなくても可能である。
金属安定化剤、金属不含エステル及び場合により他の添
加物より成る安定化混合物は重合体に対し合計1〜10
重量%の量でクロル含有量合体中に混入される。
その際金属不含エステルの量は重合体に対し0.1〜5
重量%、好ましくは0.5〜3重量%でなければならな
い。
その際金属安定化剤と金属不含エステルの混合割合は1
:5〜5:1の範囲にある。
本発明により使用される安定化混合物を混合する際個々
の混合成分を重合体に別々に添加し、続いて均一に混ぜ
込む。
し力)し混合成分を溶液の形で貯蔵するのが有利であり
、その際本発明により使用される部分エステルを用いる
ことにより与えられる利点がはじめて完全に効を奏する
このような溶液は低い輸送温度及び貯蔵温妾でも液状の
ま\で混濁せず、いくつかの相への分離及び晶出を示さ
ない。
この貯蔵溶液において金属安定化剤と部分エステルの割
合は、例えば一般的な使用可能性等の操作上の理由から
別の組成の貯蔵溶液が要求される場合には、重合体中へ
の混入に望ましい割合に必ずしも一致する必要はない。
例えば貯蔵溶液は19重量部の金属安定化剤及び1重量
部の部分エステルを含有することが出来る。
下記の例は本発明の対象を詳細に説明するものであり、
本発明をこれらに限定するものではない。
例(製造例) 次の試験のγこめに先ず本発明により使用される部分エ
ステル4種を製造した。
エステルA:ココヤシ初期留出脂肪酸のグリセリン−ジ
エステル グリセリン1モル及びカブリール酸とカプリル酸各50
%ずつより成るココヤシ初期留出脂肪酸2モルを公知の
方法でエステル化する。
液状のエステルが得られ、これは事実上無色無臭であり
、低い粘区を有し、下記の特徴数値を示す:けん化価
298 水酸基価 134.5 酸 価 2,2ヨ一ソ価
1.1グリセリン含量
0.46%凝固点 −32℃ エステルB:イソノナン酸のグリセリンージエスアル グリセリン1モル及びオキソ法により製造されたイソノ
ナン酸(異性体混合物)2モルを公知の方法でエステル
化する。
液状で低粘度の、事実上無色無臭のエステルが得られ、
これは下記の特徴数値を示す: けん化価 299 水酸基価 146 酸 価 0.8ヨ一ソ価
0.1凝固点
−41°C エステルC:グリセリン−セスキ−イソノナン酸エステ
ル(グリセリン1モル:イソノナン酸1.5モル) グリセリン1モル及びオキソ法によって製造されたイソ
ノナン酸(異性体混合物)1.5モルを公知の方法でエ
ステル化する。
得られたエステル混合物は液状で低粘度で、事実上無色
無臭であり、下記の特徴数値を示す: けん化価 275 水酸基価 261酸 価
0.4ヨ一ソ価
0.2凝固点 −34℃ エステルD:ココヤシ初期留出脂肪酸のプロヒレングリ
コールーモノエステル 1.2−プロピレングリコール1モル及びカブリール酸
とカプリン酸同部より成るココヤシ初期留出脂肪酸1モ
ルを公知の方法でエステル化する。
低粘性の液状エステルが得られ、これは事実上無色無臭
であり、下記の特徴数値を示す: けん化価 295 水酸基価 125 酸 価 0,1ヨ一ソ価
0.7凝固点
−548C 例1 本例では金属安定化剤ジーn−オクチルー錫−ジ−チオ
グリコラート(市販生成物:Me tal Ige−s
el 1schaft社のNaftovin S N
433(13))を種々の溶剤に溶解した溶液を製造し
た。
その溶液の性状を室温で新たに製造した状態で並びに+
4℃で8日放置後に判定した。
更に曇点及び凝固点を測定した。
純粋なジ−n−オクチル−錫−ジ−チオグリコラートは
室温で透明、高粘性であり+4℃に冷却する際に混濁し
、凝固点は一55°Cである。
各溶液について行った観察及び確認された値は下記の表
1カ)ら知ることが出来る。
この表から本発明により使用される部分エステルを用い
る場合にだけ、8日放置後も尚透明な溶液が分離現象を
起さずに得られることが明白である。
例2 本例では未混合のジ−n−オクチル−ジチオグリコラー
ト(Naftovin SN 43 S’)及び例1
に従って製造されたジ−n−オクチル−錫−ジチオグリ
コラートの溶液についてPVC中におけるこれらの安定
化作用を試験した。
このためにはに値60の塩化ビニル−懸濁重合体(Vi
nnolH6Q D)100重量部ずつを工業的グリ
セリンージオレアートの内部滑剤0.5重量部、外部滑
剤、すなわちペンタエリスリット、アジピン酸及びステ
アリン酸より成る錯塩エステル(Loxiol G*
米72■)0.2重量部及び表2中に記載されている種
類の安定化剤をそこに記載の重量部で混合する。
この混合物をローラー上で可塑化し、厚さ約0.5間の
箔に延伸する。
この箔の切片を空気温度180′Cに保たれた乾燥箱中
で種々の時間(各々15分間隔)放置する。
各混合物について、明ら力)な黄色着色(初期着色−e
arly colour )及び強い褐色着色(最終安
定度= long term)が現われた保存時間を確
認した。
観察されγこ値は下記の表に総括されている。
この表から本発明により使用される部分エステルを含む
安定化側溶液は加熱安定化の際に金属安定化剤の量が1
/4減少されているにもかかわらず純粋な錫安定化剤と
同様の作用効果を示すことがわ力)る。
部分エステルは錫安定化剤よりも著しく安価であるので
、部分エステルを含む安定化側混合物はPVC混合物の
安定化のためには純粋な錫安定化剤混合物よりも経済的
に優れている。
グリセリン−モノ−ラウラートを含む表1の屑6の溶液
だけが同様に良好な安定化作用を示す。
し力)し直ちに混濁する溶液は特に不都合な貯蔵性を示
す。
これは凝固点が高いことでも表わされる。錫安定化剤の
各溶液の安定化作用と関連してその貯蔵安定性を考慮す
る際本発明による部分エステルとの混合物は著しい技術
的進歩である。
例3 軟化剤を含まないPVC仕込物をロールミルで可塑化し
、箔状に引剥ぎ、いく枚かの箔を重ね合すことによって
5mmの厚さの板にプレス成形する。
この板について透明度測定を行った。
この測定は、白色不透明板に対し明色値(Rd、−値)
100を取る反射測定機によって行われ、この測定機は
黒色不透明板で検定された。
黒色板のRd、−値は0.4であつγこ。
黒色板と測定機の間に透明板を挿入する際透明板の混濁
に比例する明色値が測定される。
この値が高くなればなるほど、混濁は強くなる。
本発明によるエステル及び比較物質の添加量に従って下
記の表3に総括されているRd−値が測定された。
金属安定化剤と並んで補助安定化剤として公知の生成物
であるグリセリン−ジ−リジルアートは添加量が増大す
ると共に混濁を強くするが、本発明によるエステルはむ
しろ重合体と金属安定化剤のみを含む混合物に比して透
明度の改善をうながす。
すなわち本発明によるエステルは純金属安定化剤のγこ
めの溶剤としてのみ働くのではなく、むしろそれに加え
て重合体−金属安定化剤システムのための溶解補助作用
を有する。
例4 2種のPVC−混合物を調製した。
これらは下記の成分が同一である: 100重量部 K値58のPVC塊状重合体12重量
部 衝撃強度を高めるための変成樹脂1.5重量部 流
動性促進のための変成樹脂1.5重量部 ジ−n−オク
チル−錫−ジチオグリコラート 0.1重量部 稀釈された青色顔料 側混合物は、混合物1が公知の滑剤及び補助安定化剤で
あるグリセリンーモノーオレアートを1重量部含有して
おり、混合物2が本発明によるエステルAを1重量部含
有する点が相違する。
両混合物を高速ミキサー中で流動性のトライブレンド混
合物に加工する。
これを次に通常の押出吹込機(シリンダー直径40mm
、相対的スクリュー長さ20D)にて約290m1内容
のビンに加工する。
両混合物は一定の加工条件下で、優れた透明度、平滑且
つ輝やく表面、及び高い衝撃強度を有する同様に良好な
ピンを与える。
し力)し本質的な相違は、時間当りの完成ピンのkgで
測定された生産能力に認められた。
混合物 1 9 kg/時 混全混合物 11.5kg/時 従って本発明によるエステルAは従来公知の多官能性ア
ルコールの脂肪酸エステルより優れγこ平滑作用も有す
ることが判明した。
例5 各金属酸化物と脂肪酸とを反応させることによって公知
の方法で2価金属の下記の石けんを製造しγこ二鉛−、
カルシウム−及び亜鉛−イソノナナ−1・、及び鉛フエ
ルザタート。
釜石けんを3種の本発明による溶剤中に石けん1重量部
:溶剤2重量部の割合で溶解する: グリセリン−ジ−カプリナート(1モル)−カプリラー
ド(1モル)、エステルA1 グリセリン−ジ−イソノナナート、エステルB及び グリセリン−セスキ−イソノナナート、エステルC 12種の溶液は皆室馬で均質、透明且つ無色である。
+4℃で8日間放置後すべての溶液は高粘性であるが、
均質且つ透明であり、い力)なる溶離−又は晶出現象も
ない。
例6 公知の溶剤1種及び比較のために本発明によるエステル
3種を使用して錯金属石けん安定化剤を製造し、+4℃
における貯蔵性を試験した。
その結果は表4に総括されている。
例7 本例では溶剤の種類だけが異なる表4の錯金属石けん安
定化剤/l616,17及び18について、その安定化
作用を可塑化されたPVC中で試験する。
このために夫々に値70の塩化ビニル−懸濁重合体(V
innol H70F)100重量部を軟化剤50重量
部及び安定化剤2.5重量部と混合し、ロールミルで可
塑化し、厚さ約0.5關の箔に延伸する。
この箔の切片を170℃に保たれた乾燥箱中で異なる時
間(夫々15分間隔)放置する。
各混合物に対し、斑点形成褐色変色(early co
lo−ur)及び黒色変色(longterm)が現わ
れた保存時間を確認した。
観察された値は表5に示されている。
例6による安定化剤溶液の冷時挙動が同等である場合に
、本発明によるエステルの利点はその付加的安定化作用
にある。
この結果力)ら明らかに示される如く、本発明によるエ
ステルは錯塩形成剤、抗酸化剤及び補助安定化剤が金属
石けん混合物の安定化作用を高める。
例8 下記の成分(重量部)よりなるPVC−仕込物に値70
PVC懸濁重合体(Vinnol H70F’E’)0
0 ジ−オクチル−フタラード(Vestinol An
D)40エポキシーダイズ油(Edenol D 81
■) 4表4の安定化剤、419
2を混合し、ロールミルで可塑化し、箔に引伸ばし
、切断ミル中で顆粒に粉砕する。
この顆粒を通常の押出機(シリンダー直径20mm、相
対スクリュー長さ15D)にて外径67ILTIL及び
内径4mmのホースに加工する。
得られたホースは無色で非常に透明度が良好であり、他
の滑剤を含まないにもかかわらず表面が非常に平滑であ
る。
従って本発明によるエステルを錯金属石けん安定化剤と
共に使用することによって高い安定化作用が与λ−られ
るだけでなく、混濁を招くことなくこれらに加工処理を
簡易化する平滑作用も与えることが判明した。
本発明の要旨は特許請求の範囲に記載の安定組成物であ
るが、その実施態様として下記をも包含する。
(1)特許請求の範囲に記載の安定剤組成物において、
混合物の成分すとして使用される金属不含エステルが重
合体に対し0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重
量%の量で含まれる上記組成物。
(2、特許請求の範囲及び上記第1項に記載の安定剤組
成物において、金属安定化剤と金属不含エステルとの割
合が1:5〜5:1の範囲である上記組成物。
(3)特許請求の範囲及び上記第1〜2項に記載の安定
剤組成物において、金属不合エステルのポリオール成分
がグリセリン又はプロピレングリコールである上記安定
剤。
(4)特許請求の範囲及び上記第1〜3項に記載の安定
剤組成物において、金属不含エステルの酸成分がカブリ
ール酸とカプリン酸とを70=30〜50:50の割合
で含む混合物である上記組成物。
(5)特許請求の範囲及び上記第1〜3項に記載の安定
剤組成物において、金属不含エステルの酸成分がイソノ
ナン酸の工業的異性体混合物から成る上記組成物。
(6)特許請求の範囲及び上記第1〜5項に記載の組成
物において、混合物の成分すとして使用される金属不合
エステルが50〜70%のカブリール酸と50〜30%
のカプリン酸より成る混合物を含むココヤシ油酸の初期
留出フラクションのグリセリン−ジエステル又はプロピ
レングリコール−モノエステルである上記組成物。
(7)特許請求の範囲及び上記第1〜3項及び第5項に
記載の安定剤組成物において、混合物の成分すとして使
用される金属不含エステルが、オキソ合成により得られ
るイソノナン酸−異性体混合物のグリセリン−モノエス
テル又はグリセリン−ジエステルである組成物。
(8)特許請求の範囲及び上記第1〜7項に記載の安定
剤組成物において、成分a、b及びCが予め調製されア
こ溶液の形 合成物質混合物中に混入されている上記組
成物。
(9)特許請求の範囲及び上記第1〜8項に記載の安定
剤組成物において、予め調製された成分a。
b、cの溶液において、aとbの割合が19=1〜1:
5の範囲にある安定剤組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 クロル含有重合体、特にポリ塩化ビニル材料を光及
    び熱の破壊的影響に対し安定化するγこめに、クロル含
    有重合体に対し合計1〜10重量%の量で該重合体中に
    混入される a 金属含有安定剤、 b 2〜6個のヒドロキシル基を有するポリオール1モ
    ル及び6〜11個の炭素原子を有する飽和、脂肪族の非
    分枝状又は分枝状モノカルボン酸又はこのようなカルボ
    ン酸の混合物1〜n −1モル(ここでnはポリオール
    の官能度を意味する。 )より成る金属不含エステル、及びC場合によりその他
    の通常の補助安定化剤、塩形成剤及び抗酸化剤 より成ることを特徴とする、低温で長期間貯蔵する際で
    も分離することのない液状安定剤組成物。
JP49031605A 1973-03-23 1974-03-22 光及び熱の影響に対するクロル含有重合体用安定剤組成物 Expired JPS5838460B2 (ja)

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JPS49128958A JPS49128958A (ja) 1974-12-10
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AT (1) AT337994B (ja)
BE (1) BE812612A (ja)
BR (1) BR7402213D0 (ja)
CH (1) CH598322A5 (ja)
DE (1) DE2314453C2 (ja)
ES (1) ES424520A1 (ja)
FR (1) FR2222392B1 (ja)
GB (1) GB1469649A (ja)
IT (1) IT1009355B (ja)
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DE2314453A1 (de) 1974-10-03
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