JPS5838446Y2 - 貨幣選別装置 - Google Patents

貨幣選別装置

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JPS5838446Y2
JPS5838446Y2 JP6747880U JP6747880U JPS5838446Y2 JP S5838446 Y2 JPS5838446 Y2 JP S5838446Y2 JP 6747880 U JP6747880 U JP 6747880U JP 6747880 U JP6747880 U JP 6747880U JP S5838446 Y2 JPS5838446 Y2 JP S5838446Y2
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JP
Japan
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money
output
rectifier circuit
coil
circuit
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Application number
JP6747880U
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JPS56168871U (ja
Inventor
直樹 中島
聡 飯塚
Original Assignee
日本電信電話株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貨幣投入式電話機、自動販売機、両替機等にお
ける正規貨幣と擬似貨幣とを選別する貨幣選別装置に関
するものである。
従来、この種の機器にかいて、貨幣を選別する場合、一
般には貨幣の直径と厚さおよび重量等を機械的に測定す
ることにより選別するという手段が採られているが、正
規貨幣と同様の直径、厚さ、重量を有する擬似貨幣は完
全に選別することができなかった。
一方、最近この選別を電気的に行うという手段が提案さ
れている。
この一例を第1図に示し説明すると、図において、1は
ブリッジ回路、2はブリッジ回路1の出力を入力とする
帯域ろ波器、3は帯域済波器2の出力を増幅する交流増
幅器、4は交流増幅器3の出力側に接続された判別回路
である。
そして、図示しない貨幣通路の側面に検出コイルを設け
、この検出コイルをブリッジ回路1の一辺として用い、
貨幣が近接したときの不平衡電圧を特定の帯域p波器2
を通して交流増幅器3で増幅し、その出力電圧をブリッ
ジ回路1に帰還することにより発振系を構成している。
また判別回路4によってその発振出力の有無を検出し、
貨幣の識別をするように構成されている。
しかしながら、このようなブリッジによる選別手段を用
いた貨幣選別装置に釦いては、検出コイルのインピーダ
ンスが周囲温度の影響を受は易く、選別精度に影響を与
えるので、ブリッジ回路の対辺に前記検出コイルの温度
特性と同一の温度特性をもつ標準コイルを用いなければ
ならない。
そのため検出部が大形化するうえ、正規貨幣が入ったと
きに、ブリッジが平衡するように調整することが複雑で
極めて厄介であり、このため製作が容易でなく、製作費
が増大し経済的でないという欠点があった。
このように正規貨幣と擬似貨幣とを選別する場合極めて
不都合で、従来からこの解決が要望されていたが、い1
だその的確容易な手段がなかった。
本考案は以上の点に鑑み、このような問題を解決すべく
なされたもので、その目的は簡単な構成によって正規貨
幣と擬似貨幣の選択を容易にかつ精度よく確実に行ない
、かつ調整が容易であり、特別な温度補償を必要とせず
、しかも製作費を低減するようにした新規な貨幣選別装
置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本考案は整流回路の
もつ温度係数を大きくすることにより特別な温度補償回
路を必要とせず、広範囲な周囲温度下で安定に正規貨幣
と擬似貨幣とを識別するようになし、かつ発振器の周波
数が予め定められた一種類の正規貨幣と他の貨幣卦よび
擬似貨幣との整流回路出力の差が大きくなるように選択
されるようにしたもので、以下、図面に基づき本考案の
実施例を詳細に説明する。
第2図は本考案による貨幣選別装置の一実施例の基本的
構成を示す図で、貨幣検出部の断面および判別回路部の
構成をブロックで示したものである。
図において、5は貨幣通路、6a、6bは貨幣通路5の
側壁、7は貨幣通路5の一刀の側に設けられ、後述する
発振器の出力によって励磁され交流磁界をつくるコイル
、8はコイル7を装着するコアであって、このコア8は
側壁6aに形成した切欠部に位置している。
9はコア8に対向する側壁6bに設けた切欠部に位置し
、コイル7のつくる磁界中に釦かれ、出力電圧を発生す
る検出コイルで、その出力電圧は磁界に応じて変化する
10は検出コイル9を装着するコア、11は投入された
貨幣、12はコア8とコア10が対向する間の位置に前
記貨幣11を一時停止させるために設けたシャッタであ
る。
13は前記コイル7を励磁する発振器、14は前記検出
コイル9の出力側に接続され、検出コイル9の出力を増
幅する交流増幅器、15は交流増幅器14の出力を整流
し直流電圧に変換する整流回路、16は整流回路15の
出力の直流電圧を検知し、貨幣材質の相違にもとづくこ
の直流電圧の値を比較するための比較回路である。
このように構成;れた装置に訃いて、1ず、コイル7と
検出コイル9との間に貨幣が存在しないときは、検出コ
イル9はコア8を有するコイル7によって作られる磁界
中にあって、その磁界に応じた出力が得られる。
つぎに、コイル7と検出コイル90間に正規貨幣オたは
擬似貨幣が位置したときには、貨幣の材質にもとづく固
有抵抗および透磁率の相違によって検出コイル9を通る
磁束量が異なる。
したがって検出コイル9の出力電圧も異なってくる。
オた、この検出コイル9の出力はコイル7を励磁する磁
界の周波数によっても変化する。
第3図は発振器13の発振周波数に対する検出コイル9
の出力の正規貨幣に対する擬似貨幣の出力差を示す特性
図である。
図に釦いて、aは貨幣の存在しない場合の特性を示した
ものであり、bは材質が鉛製の擬似貨幣の場合の特性、
Cば5円貨幣の場合の特性、dは材質がステンレス製の
擬似貨幣の場合の特性を示したものである。
このように、材質によって発振器13の周波数に対する
正規貨幣と擬似貨幣の出力差が相違する。
この第3図の特性から判断できるように、ある特定の周
波数によって検出コイル9の出力差が犬きぐなる。
この周波数に発振器13の発振周波数を設定することに
より正規貨幣と擬似貨幣の選別が容易なものとなる。
すなわち、本考案は発振器13の周波数が予め定められ
ている一種類の正規貨幣と他の貨幣あ・よび擬似貨幣と
の整流回路15の出力の差が大きくなるように選択され
ている。
第4図は第2図のブロック図を具体化した一実施例の回
路図である。
第4図で破線で囲んだ部分は第2図に示すブロックに対
応し、同一符号のものは相当部分を示す、。
17は可変抵抗器であり、検出コイル9の出力を比較す
る比較回路16の出力は選別結果の出力となるものであ
る。
つぎにこの第4図釦よび第5図〜第8図を用いて温度特
性と100円正規貨幣と他の擬似物とを選択する場合に
ついて説明する。
lず、第4図の具体的回路の整流回路15を第5図に示
すように構成した場合の整流回路出力の温度特性を第7
図に示す。
また、同様に整流回路15を第6図に示すように構成し
た場合の整流回路出力の温度特性を第8図に示す。
この第7図および第8図に釦いて、aは貨幣の存在しな
い場合の特性を示したものであり、bは100円正規貨
幣の存在する場合、Cは擬似貨幣の存在する場合のそれ
ぞれの特性を示したものである。
そして、整流回路15の整流ダイオードを第6図に示す
ように、2個直列接続にすることによ・す、整流回路1
5の温度係数が正方向に増加し、第2図の整流回路15
以外のプロアクのもつ負の温度係数を打消すことによっ
て、温度係数を第7図に示す特性から第8図に示す特性
のように平坦な特性とすることができる。
このように、複雑な温度補償回路を必要とせずに、整流
ダイオードを挿入するだけで、ある一定の電圧値で正規
貨幣である100円の識別を行うことが可能となる。
また、発振器13の可変抵抗器17を調整し、整流回路
15の出力電圧値をある決められた所要の値に設定する
ことのみにより調整を可能としている。
つぎに、正規貨幣と擬似貨幣とを選別する場合には、1
ず検出コイル9の出力電圧は比較検知するには低いので
、この出力電圧を交流増幅器14で増幅し、その出力を
さらに整流回路15によって直流電圧に変換し、この出
力を比較回路16に導入する。
ここで、比較回路16はウィンドコンパレータであり、
整流回路15の出力電圧vXが上限基準電圧vU、下限
基準電圧VLの2値(ただしVU>VL)の間の値をと
るとき、出力を出すように構成されている。
すなわち、VU>VX>VLの関係が成立したとき比較
回路16の出力が得られ、貨幣の識別を行うことができ
る。
そして、これら上限基準電圧VUおよび下限基準電圧V
Lは、正規貨幣が存在するときの貨幣材質、貨幣位置の
不均一にもとづく整流回路15の出力電圧のばらつきの
上限電圧値釦よび下限電圧値に選ばれて釦り、さらに整
流回路15の出力電圧Vxは前述したように可変抵抗器
17によって調整されている。
この出力により、例えば貨幣投入式電話機の場合であれ
ば、通話回路を閉じるようにする制御回路を動作せしめ
ればよい。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、複雑
な手段を用いることなく簡単な構成によって正規貨幣と
擬似貨幣との選別が容易でかつ選別精度を著しく向上せ
しめることができ、そして従来のブリッジ方式のように
標準コイルを必要とせず、また、特別な温度補償も必換
としないので小形化できるとともに、選別回路における
上限および下限の基準電圧の設定は極めて容易に調整す
ることができ、また、調整工数の削減が可能で製作費を
低減し得るなどの利点がある。
このように、本考案によれば従来のこの種の装置に比し
て多大の効果があり、貨幣投入式電話機、各種自動販売
機、両替機などにトける正規貨幣と擬似貨幣とを選択す
る選幣選別装置としては独自のものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の貨幣選別装置の一例の構成を示すブロッ
ク図、第2図は本考案による貨幣選別装置の一実施例の
貨幣検出部の断面訃よび判別回路部の構成を示すブロッ
ク図、第3図は発振器の発振周波数に対する検出コイル
出力の正規貨幣に対する擬似貨幣の出力差を示す特性図
、第4図は本考案の貨幣選別装置の具体的実施例を示す
回路図、第5図は整流回路の一例を示す回路図、第6図
は第4図の実施例に示す整流回路の回路図、第7図は第
4図の整流回路部を第5図のようにした場合の周囲温度
に対する貨幣材質選択の整流回路の出力電圧を示す特性
図、第8図は本考案の周囲温度に対する貨幣材質選別の
整流回路の出力電圧を示す特性図である。 5・・・貨幣通路、7・・・コイル、9・・・検出コイ
ル11・・・貨幣、13・・・発振器、14・・・交流
増幅器、15・・・整流回路、16・・・比較回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 貨幣通路の一方の側に発振器の出力によって励磁され交
    流磁界をつくるコイルを設け、このコイルに対向する前
    記貨幣通路の他方の側に検出コイルを設け、かつこの検
    出コイルの出力を増幅する増幅器と、この増幅器の出力
    を直流に変換する整流回路と、この整流回路の出力を検
    知して前記貨幣通路に正規の貨幣が投入された場合と擬
    似の貨幣が投入された場合における電圧値を比較する比
    較回路からなる貨幣選別装置に釦いて、前記整流回路を
    整流用ダイオードを複数個直列接続して構成し該整流回
    路のもつ温度係数を大きくすることにより特別な温度補
    償回路を必要とせず広範囲な周囲温度下で安定に正規貨
    幣と擬似貨幣とを識別し得るようになし、かつ前記発振
    器の周波数が予め定められた一種類の正規貨幣と他の貨
    幣および擬似貨幣との前記整流回路出力の差が大きくな
    るように選定されていることを特徴とする貨幣選別装置
JP6747880U 1980-05-19 1980-05-19 貨幣選別装置 Expired JPS5838446Y2 (ja)

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JPS56168871U JPS56168871U (ja) 1981-12-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6100543B2 (ja) * 2013-01-31 2017-03-22 日本電産サンキョー株式会社 コイン状被検出体識別装置およびコイン状被検出体識別装置の制御方法
WO2014119193A1 (ja) * 2013-01-31 2014-08-07 日本電産サンキョー株式会社 コイン状被検出体識別装置およびコイン状被検出体識別装置の制御方法
JP6175241B2 (ja) * 2013-01-31 2017-08-02 日本電産サンキョー株式会社 コイン状被検出体識別装置およびコイン状被検出体識別装置の制御方法

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