JPS5838242Y2 - ボイラの連続ブロ−装置 - Google Patents
ボイラの連続ブロ−装置Info
- Publication number
- JPS5838242Y2 JPS5838242Y2 JP11447976U JP11447976U JPS5838242Y2 JP S5838242 Y2 JPS5838242 Y2 JP S5838242Y2 JP 11447976 U JP11447976 U JP 11447976U JP 11447976 U JP11447976 U JP 11447976U JP S5838242 Y2 JPS5838242 Y2 JP S5838242Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- tank
- cooling tank
- heat exchanger
- boiler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はボイラからのブロー水を、給水タンク内の浸漬
式熱交換器を用いて冷却するボイラ用の連続ブロー装置
に関する。
式熱交換器を用いて冷却するボイラ用の連続ブロー装置
に関する。
ボイラから排出されるブロー水は、高温高圧であるため
、騒音・排熱損失の点からそれを連続して少量ずつ排出
し、かつそれの持つ熱量を回収してボイラの熱効率の向
上を図ることが望ましい。
、騒音・排熱損失の点からそれを連続して少量ずつ排出
し、かつそれの持つ熱量を回収してボイラの熱効率の向
上を図ることが望ましい。
が、小容量のボイラでは設備費の関係から単にコイルを
給水タンクの中へ浸漬し、それにブロー水を通じて冷却
する方式が一部で採用されているにすぎず、またこの場
合には冷却性能が悪く、かつ熱回収を終えである程度温
度の上った給水は、給水タンクの上部に滞留して、ボイ
ラへの給水は給水タンクへ供給された冷水が給水タンク
底部を経て直接送られる場合が多く熱回収率はよくない
。
給水タンクの中へ浸漬し、それにブロー水を通じて冷却
する方式が一部で採用されているにすぎず、またこの場
合には冷却性能が悪く、かつ熱回収を終えである程度温
度の上った給水は、給水タンクの上部に滞留して、ボイ
ラへの給水は給水タンクへ供給された冷水が給水タンク
底部を経て直接送られる場合が多く熱回収率はよくない
。
本考案は、この従来品の難点に対処したものであって、
その目的はブロー水が効率よく冷却せられ、また回収さ
れた熱量が効率よくボイラへ供給されるボイラ用の浸漬
熱交換器式連続ブロー装置を提供するにある。
その目的はブロー水が効率よく冷却せられ、また回収さ
れた熱量が効率よくボイラへ供給されるボイラ用の浸漬
熱交換器式連続ブロー装置を提供するにある。
以下本考案を、その実施例を示す概略断面図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図に示す連続ブロー装置は、ブロー水がボイラより
給水タンク1の貯留水中に没している浸漬式熱交換器2
へ導かれ、そこで給水により冷却されて、ブロー量調節
弁3を経て排出される。
給水タンク1の貯留水中に没している浸漬式熱交換器2
へ導かれ、そこで給水により冷却されて、ブロー量調節
弁3を経て排出される。
一方給水は、給水タンクのレベル4が下るとそれを検出
して供給弁5から供給せられる。
して供給弁5から供給せられる。
この時、温度の低い給水は同図中Eで示した矢印の方向
の如くすみやかに給水タンク1の底部へ向い、ブロー熱
の回収に寄与することが少なく給水弁6を経てボイラへ
給水せられる。
の如くすみやかに給水タンク1の底部へ向い、ブロー熱
の回収に寄与することが少なく給水弁6を経てボイラへ
給水せられる。
また、熱交換器2の外表面からブロー熱を回収して加温
せられた給水は、給水タンク1の上層へ向いそこで滞留
し、ボイラへ直接送り込まれることがない。
せられた給水は、給水タンク1の上層へ向いそこで滞留
し、ボイラへ直接送り込まれることがない。
そこで本考案では第2図に示すように、給水タンク1の
中に冷却タンク7を設けてあり、給水タンク1への給水
は、いかなる場合でも冷却タンク7内へは給水が逆流し
ない高さに決められているところのレベル4を検出して
、供給弁5により冷却タンク7の底部へ導管8を通して
導かれている。
中に冷却タンク7を設けてあり、給水タンク1への給水
は、いかなる場合でも冷却タンク7内へは給水が逆流し
ない高さに決められているところのレベル4を検出して
、供給弁5により冷却タンク7の底部へ導管8を通して
導かれている。
このとき、供給弁5はレベル4を電気的に検出して作動
する弁でもよく、またフロートで検出するボールタップ
でもよい。
する弁でもよく、またフロートで検出するボールタップ
でもよい。
冷却タンク7の内部には、その貯留水の中に没して浸漬
されている熱交換器2が設けてあり、該熱交換器上部に
はボイラからのブロー水が導入せられ、これが該熱交換
器により冷却されてブロー量調節弁3を経て排出される
。
されている熱交換器2が設けてあり、該熱交換器上部に
はボイラからのブロー水が導入せられ、これが該熱交換
器により冷却されてブロー量調節弁3を経て排出される
。
このとき該熱交換器は、浸漬コイル式熱交換器(第2図
中2示すもの)でもよく、あるいはフラッシュキャビン
9の入口でブロー水をフラッシュさせて低圧の蒸気と温
水とに分離し、このフラッシュキャビンを冷却水中に浸
漬して熱交換を行うフラッシュ型浸漬式熱交換器(第3
図9)でもよい 一方供給弁5より冷却タンク7の底部へ導入せられた給
水は、熱交換器2の冷却水としてその外表面を熱を回収
しながらそれ自身は加温せられて比重が小さくなり浮上
して、冷却タンク7の上端開口部より給水タンク1中へ
流出する。
中2示すもの)でもよく、あるいはフラッシュキャビン
9の入口でブロー水をフラッシュさせて低圧の蒸気と温
水とに分離し、このフラッシュキャビンを冷却水中に浸
漬して熱交換を行うフラッシュ型浸漬式熱交換器(第3
図9)でもよい 一方供給弁5より冷却タンク7の底部へ導入せられた給
水は、熱交換器2の冷却水としてその外表面を熱を回収
しながらそれ自身は加温せられて比重が小さくなり浮上
して、冷却タンク7の上端開口部より給水タンク1中へ
流出する。
ブロー熱の回収を終え給水タンク1中へ流出した給水は
、給水弁6を通ってボイラへ給水される。
、給水弁6を通ってボイラへ給水される。
このとき冷却タンクは、第1図ないし第3図に示すよう
に単一の開口部のみを有するタンクでもよく、あるいは
第4図に示すようにその上端開口部の一部あるいは全周
にせき10を形成し、該冷却タンク外周に上端がせきよ
りも高いジャケット11を、冷却タンクの下部まで、せ
き10からオーバーフローした給水が流れ得るに必要な
適当な間隙を持たせて設けた冷却タンク12でもよい。
に単一の開口部のみを有するタンクでもよく、あるいは
第4図に示すようにその上端開口部の一部あるいは全周
にせき10を形成し、該冷却タンク外周に上端がせきよ
りも高いジャケット11を、冷却タンクの下部まで、せ
き10からオーバーフローした給水が流れ得るに必要な
適当な間隙を持たせて設けた冷却タンク12でもよい。
即ち、単一開口部のみを有する第1図ないし第3図に示
す冷却タンクの場合では、比較的高温の温水が給水タン
ク上部に滞留する可能性があるが、このジャケット11
を有する冷却タンク12の場合は、熱交換を終えて熱を
回収した給水は、冷却タンク12のせき10をオーバー
フローしたあとジャケット11内を通って給水タンクの
下部まで導かれるので、ボイラへの給水は、この最も温
度の高い給水を送り込むことができる。
す冷却タンクの場合では、比較的高温の温水が給水タン
ク上部に滞留する可能性があるが、このジャケット11
を有する冷却タンク12の場合は、熱交換を終えて熱を
回収した給水は、冷却タンク12のせき10をオーバー
フローしたあとジャケット11内を通って給水タンクの
下部まで導かれるので、ボイラへの給水は、この最も温
度の高い給水を送り込むことができる。
このように構成された連続ブロー装置は、まず給水弁6
からボイラへの給水が始まり、レベル4が下ると供給弁
5が開きそこから冷却タンク7゜12の底部へ給水が導
かれ、熱交換器2の外表面からブロー熱を回収しながら
上方へ移動し、ついには冷却タンクの上端開口部から給
水タンク1中へオーバーフローして流れ込む。
からボイラへの給水が始まり、レベル4が下ると供給弁
5が開きそこから冷却タンク7゜12の底部へ給水が導
かれ、熱交換器2の外表面からブロー熱を回収しながら
上方へ移動し、ついには冷却タンクの上端開口部から給
水タンク1中へオーバーフローして流れ込む。
給水タンク中へオーバーフローして流れ込んだ給水は、
ブロー熱を回収して加温せられているがこれがボイラへ
給水弁6を通って給水せられる。
ブロー熱を回収して加温せられているがこれがボイラへ
給水弁6を通って給水せられる。
一方ボイラへの給水が止りレベル4が上限になりタンク
への給水が止ると冷却タンク7.12からは給水タンク
1への給水のオーバーフローはなくなり、従って熱交換
器2の外表面で加温せられた給水は冷却タンク内で対流
を起して循環する。
への給水が止ると冷却タンク7.12からは給水タンク
1への給水のオーバーフローはなくなり、従って熱交換
器2の外表面で加温せられた給水は冷却タンク内で対流
を起して循環する。
このとき冷却タンクの内容積は、ブロー水の量と給水停
止時間に見合った量に決定せられているので、熱交換器
2の出口13からブロー水が高温のまま放出されること
はないが、ある程度の温度の上昇をきたす。
止時間に見合った量に決定せられているので、熱交換器
2の出口13からブロー水が高温のまま放出されること
はないが、ある程度の温度の上昇をきたす。
さらに時間を経てボイラへの給水が始まりレベル4が下
ると供給弁5からの給水が始まり上述の過程をくり返し
て、ブロー水を連続して冷却する。
ると供給弁5からの給水が始まり上述の過程をくり返し
て、ブロー水を連続して冷却する。
以上のように本考案は、給水タンク内に冷却タンクを設
けることにより、低温で送り込まれる給水のみで熱交換
を行うことが出来るので、ブロー水が低温まで冷却され
、熱の交換率が高く、またボイラへの給水は熱交換を終
へて加温せられた給水のみが送り込まれるので熱の回収
率が高く、更には冷却水は水の対流現象を用いているの
でその駆動力は必要としない。
けることにより、低温で送り込まれる給水のみで熱交換
を行うことが出来るので、ブロー水が低温まで冷却され
、熱の交換率が高く、またボイラへの給水は熱交換を終
へて加温せられた給水のみが送り込まれるので熱の回収
率が高く、更には冷却水は水の対流現象を用いているの
でその駆動力は必要としない。
また給水タンクへの給水が間けつ的な場合でも、ブロー
水は多少の温度上昇があるにしても常時連続排出が可能
である等のすぐれた効果を有するものである。
水は多少の温度上昇があるにしても常時連続排出が可能
である等のすぐれた効果を有するものである。
第1図は従来式の連続ブロー装置、第2ないし第3図は
本考案の一実施例を示す断面図である。 また第4図は本考案の他の−の実施例を示す概略縦断面
図である。 1・・・・・・給水タンク、2・・・・・・熱交換器、
3・・・・・・ブロー量調節弁、4・・・・・・レベル
、5・・・・・・供給弁、6・・・・・・給水弁、7・
・・・・・冷却タンク、8・・・・・・導管、9・・・
・・・フラッシュ型浸漬式熱交換器、10・・・・・・
せき、11・・・・・・ジャケット、12・・・・・・
冷却タンク、13・・・・・・出口、A・・・・・・ブ
ロー水入口、B・・・・・・ブロー水出口、C・・・・
・・給水入口、D・・・・・・給水出口、E・・・・・
・給水の流れ、F・・・・・・加温給水の流れ。
本考案の一実施例を示す断面図である。 また第4図は本考案の他の−の実施例を示す概略縦断面
図である。 1・・・・・・給水タンク、2・・・・・・熱交換器、
3・・・・・・ブロー量調節弁、4・・・・・・レベル
、5・・・・・・供給弁、6・・・・・・給水弁、7・
・・・・・冷却タンク、8・・・・・・導管、9・・・
・・・フラッシュ型浸漬式熱交換器、10・・・・・・
せき、11・・・・・・ジャケット、12・・・・・・
冷却タンク、13・・・・・・出口、A・・・・・・ブ
ロー水入口、B・・・・・・ブロー水出口、C・・・・
・・給水入口、D・・・・・・給水出口、E・・・・・
・給水の流れ、F・・・・・・加温給水の流れ。
Claims (4)
- (1)ボイラの給水タンク内に冷却タンクを設け、該給
水タンクから冷却タンク内へ給水が常に流入しない高さ
に決定されたところの給水タンクの水面レベルを検出し
て給水する供給弁の出口を、導管を用いて冷却タンクの
底部へ導き、該冷却タンク内には浸漬式熱交換器が設け
てあり、これにボイラからのブロー水が導かれ、該熱交
換器で冷却されて後給水タンク外へ排出されることを特
徴とするボイラの連続ブロー装置。 - (2)浸漬式熱交換器が、浸漬コイル型熱交換器である
実用新案登録請求の範囲第1項記載のボイラの連続ブロ
ー装置。 - (3)浸漬式熱交換器が、浸漬フラッシュ型熱交換器で
ある実用新案登録請求の範囲第1項記載のボイラの連続
ブロー装置。 - (4)冷却タンクがその上端開口部の一部又は全周にせ
きが形成され、該冷却タンクの外周に上端がせきよりも
高いジャケットを冷却タンクの下部まで適当な間隙を持
たせて設けた冷却タンクである実用新案登録請求の範囲
第1項記載のボイラの連続ブロー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447976U JPS5838242Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | ボイラの連続ブロ−装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11447976U JPS5838242Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | ボイラの連続ブロ−装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5332201U JPS5332201U (ja) | 1978-03-20 |
JPS5838242Y2 true JPS5838242Y2 (ja) | 1983-08-30 |
Family
ID=28724117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11447976U Expired JPS5838242Y2 (ja) | 1976-08-25 | 1976-08-25 | ボイラの連続ブロ−装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838242Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105953A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | ブロー排水の熱交換装置 |
-
1976
- 1976-08-25 JP JP11447976U patent/JPS5838242Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014105953A (ja) * | 2012-11-29 | 2014-06-09 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | ブロー排水の熱交換装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5332201U (ja) | 1978-03-20 |
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