JPS5838155Y2 - シヤツタ−兼用ブラインドの開閉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、シャッター兼用ブラインドの開閉装置に関す
る。

本考案の目的は、所謂鍵をかけたままの状態でブライン
ドを構成する羽根板を所定の角度に開くことができる構
成に改良したシャッター兼用ブラインドの開閉装置を提
供することにある。

上記目的を遠戚するため、本考案のシャッター兼用の開
閉装置は、レージトングを構成する辺のうち平行な関係
のものにそれぞれ羽根板を取付け、レージトングはガイ
ドにより戸枠に対しスライド可能に取付けて成るシャッ
ター兼用ブラインドにおいて、前記シャッター兼用ブラ
インドの一側は、少なくとも２枚のパネル構成板を重ね
合せて形成し幅方向に伸縮自在のスライド自在パネルの
一端に取付け、同スライド自在パネルの他端は鍵によっ
て戸枠に止着してあり、鍵は一方のパネル構成板に取付
け、これと対応する配置で戸枠に鍵掛合片を取付、この
鍵掛合片に前記鍵が掛合う構成とされている。

次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。

図中１・・・・・・は本考案のブラインドを構成する羽
根板である。

この羽根板１・・・・・・は、アルミニウム等の金属板
により作られている。

ｌａ、ｌｂは羽根板１の折り曲げ強度を高めるために設
けた凹、凸部である。

２は対をなす等長の辺２ａ、２ａをＸ字形に交差させ、
その交差点をピンで連結して成るレージトングであり、
前記羽根板１・・・・・・は平行する辺２ａ・・・・・
・２ａにそれぞれ取付け、レージトング２の伸縮に伴な
い羽根板１・・・・・・を開閉させるようになっている
。

レージトング２は、羽根板１・・・・・・の上端と下端
にそれぞれ取付けられている。

なおレージトング２は伸縮扉や縮図器等として広く使用
され、公知であるのでその構造の説明は省略する。

図中３・・・・・・はレージトング２を上下の水平な戸
枠に対しスライド可能に取付けるガイドである。

ガイド３・・・・・・は、枢軸３ａ・・・・・・により
レージトング２の上面に一直線状の配置に取付け、その
側面にはローラ３ｂが設けられている。

つまり、該ローラ３ｂにより、戸枠のレールに沿ってレ
ージトング２乃至羽根板１・・・・・・を円滑にスライ
ドさせることができる。

図中４１よ前記羽根板１・・・・・・と、レージトング
２、及びガイド３・・・・・・３とによって構成された
シャツター兼用ブラインドである。

このシャッター兼用ブラインド４の一側に、幅方向に伸
縮可能なスライド自在パネル５の一端を枢軸８で取付け
ている。

該スライド自在パネル５の他端には、スライド自在パネ
ル５を戸枠７の一側に止着する鍵６を取付けている。

即ち、鍵６は一方のパネル構成板５ａに取付け、戸枠７
には前記鍵６と対応する配置に鍵掛合片１１に取付けて
いる。

前記スライド自在パネル５は、２枚のパネル構成板５
ａ 、５ ａ’をスライド自在に重ね合わせて形成され
ている。

一方のパネル構成板５ａの上面板５ｂに穿設した長孔５
Ｃに、他方のパネル構成板５ａ′の上面板５ｂ’の下面
に突設した小突起（図示省略）を嵌め込み、もって長孔
５Ｃの長さの範囲内でパネル構成板５ａと５ａ′は互に
スライドしてパネル５の幅Ｗを伸縮させることができる
ようになっている。

一方のパネル構成板５ａは、鍵６により戸枠７の一側に
止着される。

また、他方のパネル構成板５ａ’は、枢軸８により、前
記ブラインド４の一側に取付けられている。

従って、一方のパネル構成板５ａ’を矢印方向いっばい
にスライドさせると、レージトング２の辺２ａ・・・・
・・は略−直線状に伸び、これにより羽根板１・・・・
・・は所謂開じた状態になる（第２図）。

この状態から、逆にパネル構成板５ａ’を反矢印方向に
スライドさせると、レージトング２は縮み、羽根板１・
・・・・・は所謂開いた状態になる（第１図）。

図中５ｄ、５ｄ’はパネル構成体５ａ’を矢印方向いっ
ばいにスライドさせたとき互に重なり合うパネル構成体
５ａと５ａ’の側面板である。

一方の側面板５ｄには、基端に小径軸部５ｅを有する突
起５ｆが突設されている。

他方の側面板５ｄ’には、前記突起５ｆが嵌合する突起
受孔５ｅ’とカンヌキ５ｆ’が設けられている。

つまり、側面板５ ｄ 、５ ｄ’が重なり合った状態
になると、突起５ｆが突起受孔５ｅ′に嵌まり込む。

カンヌキ５ｆ’を押し上げると、その先端の二又部５ｇ
′が前記小径軸部５ｅに嵌まり、突起５ｆとカンヌキ５
ｆ’が係合し、側面板５ ｄ 、５ ｄ’を重ね合わせ
た状態に維持する。

なお図中９，１０はパネル構成板５ａと５ａ’に取付け
たガイドである。

ガイド９，１０は、前記ガイド３・・・・・・３と略同
じ役目を果している。

図中１１は戸枠７の一側に取付けられた前記鍵６と掛合
してスライド自在パネル５を戸枠７の一側に止着する鍵
掛合片である。

上記の構成であるから、第２図に示す状態からカンヌキ
５ｇ′を押し下げ、これと突起５ｇの保合を外し、パネ
ル構成板５ａ’を反矢印方向にスライドさせパネル５の
幅Ｗを広げると、レージトング２は押し縮められる。

よって、所謂鍵６を掛けたままの状態で、羽根板１・・
・・・・は第１図に示す如く所謂開かれた状態になる。

さらにいえば、鍵６をかけたままの状態で羽根板１・・
・・・・を閉じたり、開いたりすることが可能であり、
この種のシャッター兼用ブラインド４を今迄よりもずっ
と使いやすいものにすることができるのである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は羽根板を開いた
状態の斜視図、第２図は羽根板を閉じた状態の斜視図で
ある。 １・・・・・・羽根板、２・・・・・・レージトング、
３・・・・・・ガイド、４・・・・・・シャッター兼用
ブラインド、５・・・・・・スライド自在パネル、５ａ
、５ｂ・・・・・・パネル構成板、６・・・・・・鍵、
７・・・・・・戸枠、１１・・・・・・鍵掛合片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. レージトング２を構成する辺２９・・・・・・のうち平
   行な関係のものにそれぞれ羽根板１・・・・・・を取付
   け、レージトング２はガイド３により戸枠に対しスライ
   ド可能に取付けて戒るシャッター兼用ブラインド４にお
   いて、前記シャッター兼用ブラインド４の一側は、少な
   くとも２枚のパネル構成板５ａ、５ｂを重ね合せて形成
   し幅方向に伸縮自在のスライド自在パネル５の一端に取
   付け、同スライド自在パネル５の他端は鍵６によって戸
   枠７に止着してあり、鍵６は一方のパネル構成板５ａに
   取付け、これと対応する配置で戸枠７に鍵掛合片１１を
   取付け、この鍵掛合片１１に前記鍵６が掛合う構成とさ
   れていることを特徴とするシャッター兼用ブラインドの
   開閉装置。