JPS5838005Y2 - 融雪除氷装置 - Google Patents

融雪除氷装置

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Publication number
JPS5838005Y2
JPS5838005Y2 JP8625879U JP8625879U JPS5838005Y2 JP S5838005 Y2 JPS5838005 Y2 JP S5838005Y2 JP 8625879 U JP8625879 U JP 8625879U JP 8625879 U JP8625879 U JP 8625879U JP S5838005 Y2 JPS5838005 Y2 JP S5838005Y2
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JP
Japan
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heat
heat pipe
groundwater
snow melting
melting
Prior art date
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Expired
Application number
JP8625879U
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English (en)
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JPS565016U (ja
Inventor
修 田中
政明 村上
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はヒートパイプの熱輸送作用を利用した道路の
融雪除氷装置に関する。
従来、この種のシステムは第1図および第2図に示すよ
うに、ヒートパイプ1の一端1aは道路のコンクリート
2中にほぼ水平に埋設され、他端1bはそのまま真直に
側溝3内に位置するように構成されている。
このように構成された融雪除氷システムの動作を図に基
づいて説明する。
道路のコンクリート2表面に積雪があったり気温が下が
ると、コンクリート2の温度が下がり、それにともなっ
てヒートパイプ1内の作動液体の蒸気温度も下がるが蒸
気温度が側溝3内を流れる地下水4の温度以下になると
ヒートパイプ1の他端1bは地下水4の持つ熱により加
熱されるので、ヒートパイプ1中の作動液体は地下水4
により蒸発熱を奪って蒸発し、ヒートパイプ1の一端1
aと他端1bとのわずかな蒸気圧若番こより一端1aに
向って流れ、コンクリート2の温度の方が地下水4の温
度より低いため凝縮、液化してコンクリート2に凝縮熱
を放出する。
液化した作動液体はウィックの毛管作用で環流する。
またヒートパイプ1管内底部に少し作動液体が溜るよう
に作動液体の量を調整し封入すればヒートパイプ1の一
端1aと他端1bとのわずかな液面差によっても環流す
る。
以上の動作が順次繰返されることにより側溝3内を流れ
る地下水4の熱がコンクリート2中に熱輸送されるため
コンクリート2は加熱され道路上の水の凍結を防止する
と共に道路上に積った雪を触かすことができる。
これまでの説明では側溝3内を流れる地下水4の持つ熱
をコンクリート2中に熱輸送する場合について述べたが
冬期はこのような方法により多量の地下水4を使うと地
下水4の枯渇や地盤性下等の問題が発生するため実際に
はA、B、2つの井戸(図示せず)を堀りA井戸から汲
み上げた地下水4を使用した後はB井戸へ戻すようにし
ている。
しかしこの場合でも長年に渡り地下水4の熱を毎冬奪う
と地下水4の温度が徐々に低くなり上記融雪除氷システ
ムの能力が小さくなる。
一方、夏期にはコンクリート2は日射や気温により30
〜45℃になることを利用して上記B井戸の地下水4を
側溝3を通してA井戸へ流すとこれまで説明したヒート
パイプ1の熱輸送方向とは全く逆にコンクリート2中の
熱を側溝3内を流れる地下水4に与えることができる。
すなわち夏期にはB井戸からA井戸へ側溝3を通して地
下水4を流しA井戸へ加温された地下水4を貯えておき
冬期にA井戸からB井戸へ側溝3を通して地下水4を流
すことにより融雪除氷システムの能力を高め、また長寿
命化を計っている。
従来の融雪除氷装置は以上のように構成されているがヒ
ートパイプ1内での作動液体の流れ方向が冬期と夏期と
で逆転するためウィックの毛管作用が働くにしても大き
な熱輸送を行うにはヒートパイプ1はほぼ水平である必
要がある。
したがってヒートパイプ1の形は図に示すように真直な
ものであったがこうすると側溝3の幅が短いためあるい
は短かくして水の流速を大にし、水の熱伝達率を増大さ
せるためヒートパイプ1の側溝3内での伝熱面積が小さ
くなりヒートパイプ1による熱輸送量が小さくなる、す
なわち融雪除氷システムの能力が小さくなる欠点があっ
た。
この考案は上記のような従来のものの欠点を解消するた
めに威されたもので、ヒートパイプの他端をほは゛同一
平面上で屈曲または変形させることにより、側溝内での
ヒートパイプの伝熱面積を大きくし熱交換量の大きな、
すなわち大きな能力を持つ融雪除氷装置を提供すること
目的としている。
以下、この考案における融雪除氷装置の一実施例ならび
にその他の実施例を第3図ないし第5図に基づいて説明
する。
図においてヒートパイプブ1、一端1a、コンクリート
2、側溝3、地下水4は第1図および第2図における従
来のものと同様なので説明を省略する。
第3図〜第5図における1bは従来のものと同様の働き
をするヒートパイプ1の他端であるが形状はそれぞれ第
3図ではくの字型、第4図ではT字型、第5図では1字
型をしており限られた側溝3幅の中でしかも同一平面上
に大きな伝熱面積が得られるようになっている。
上記のように構成されたこの考案における融雪除氷装置
のヒートパイプ1による熱輸送の原理は従来の場合と同
様であるが、側溝3内におけるヒートパイプ1他端1b
の伝熱面積が従来の場合に比べて大きいため、地下水4
から他端1b内の作動液体間の熱抵抗が伝熱面積の増加
に反比例して小さくなる。
このため融雪除氷装置の全熱抵抗が小さくなり、冬期に
は地下水4の熱を多量に奪ってコンクリート2に伝え大
きな融雪除氷能力を示し、また夏期にはコンクリート2
の熱を多量に奪って地下水4に伝え、地下にその熱を貯
えておくことができる。
このことはこの考案における融雪除氷装置の能力が大幅
に増加されたことを意味する。
以上のように、この考案における融雪除氷装置はヒート
パイプの他端をほぼ同一平面上で屈曲または変形させて
、側溝内でのヒートパイプの地下水との伝熱面積を増加
させることにより大きな熱交換能力を持つ融雪除氷装置
の提供を可能にした点における実用上の効果は大である
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の融雪除氷装置の一例をそれ
ぞれ示す正面図および断面図、第3図ないし第5図はこ
の考案における融雪除氷装置の一実施例およびその他の
異なる実施例をそれぞれ示す正面図、第6図は第3図な
いし第5図における融雪除氷装置の断面図である。 図において、1はヒートパイプ、1aは一端、1bは他
端、2はコンクリート、3は側溝、4は地下水である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)その一端は道路のコンクリート中に埋設され、他
    端は道路の側溝内を流通する地下水内に浸漬されるヒー
    トパイプにより上記コンクリートと上記地下水との間で
    熱輸送を行なうものにおいて、上記他端をほは゛同一平
    面上で屈曲または変形させたことを特徴とする融雪除氷
    装置。
  2. (2)他端はくの字型に屈曲されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の融雪除氷装置。
  3. (3)他端は1字型に屈曲されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の融雪除氷装置。
  4. (4)他端はT字型に変形されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の融雪除氷装置。
JP8625879U 1979-06-23 1979-06-23 融雪除氷装置 Expired JPS5838005Y2 (ja)

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JP8625879U JPS5838005Y2 (ja) 1979-06-23 1979-06-23 融雪除氷装置

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JPS565016U JPS565016U (ja) 1981-01-17
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