JPS583766B2 - 熱間圧延ラインにおけるクロツプシヤ−周辺の不透明フユ−ム防止方法゜ - Google Patents
熱間圧延ラインにおけるクロツプシヤ−周辺の不透明フユ−ム防止方法゜Info
- Publication number
- JPS583766B2 JPS583766B2 JP53111793A JP11179378A JPS583766B2 JP S583766 B2 JPS583766 B2 JP S583766B2 JP 53111793 A JP53111793 A JP 53111793A JP 11179378 A JP11179378 A JP 11179378A JP S583766 B2 JPS583766 B2 JP S583766B2
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- opaque
- fume
- crop shear
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱間圧延ラインにおけるクロップシャー周辺の
不透明フユーム防止方法に関するものである。
不透明フユーム防止方法に関するものである。
熱間圧延ラインにおいては、粗圧延を終了した熱延板(
以下シートバーと称す)の先端及び後端を約50〜20
0mm位カット除去した後、仕上圧延するのが通常であ
る。
以下シートバーと称す)の先端及び後端を約50〜20
0mm位カット除去した後、仕上圧延するのが通常であ
る。
前記カットを行う装置をクロツブシャーと称し、カット
除去された部分をクロツプと称す。
除去された部分をクロツプと称す。
クロツプカット作業を精度よく確実に遂行することは、
製品歩止り管理及び事故防止上非常に大切であり、各種
自動匍脚機器や検出装置を設置して十分監視できる態勢
をとっている。
製品歩止り管理及び事故防止上非常に大切であり、各種
自動匍脚機器や検出装置を設置して十分監視できる態勢
をとっている。
中でもクロツプカットが完全になされ、クロップが確実
に落下したことを確認することは単純なことではあるが
、非常に大切なことである。
に落下したことを確認することは単純なことではあるが
、非常に大切なことである。
これは不完全にカットされ、例えばシートバーの上に乗
ったクロップがそのまま仕上圧延機に持込まれた場合、
仕上圧延においては、シートバー厚が2倍になるのみな
らず、クロツプが温度低下しやすいこともあって仕上圧
延負荷は急激的に増大し、遂には駆動軸折損やロール折
損という大事故を起した例が数多くある。
ったクロップがそのまま仕上圧延機に持込まれた場合、
仕上圧延においては、シートバー厚が2倍になるのみな
らず、クロツプが温度低下しやすいこともあって仕上圧
延負荷は急激的に増大し、遂には駆動軸折損やロール折
損という大事故を起した例が数多くある。
前記の事故防止のため、工業テレビ(以下ITVと称す
)等の光学機器を利用する方法が用いられている。
)等の光学機器を利用する方法が用いられている。
しかしながら、クロップシャー周辺はクロツピットや極
く近い下流にデスケーリング装置等があり、多くの水が
使用されており、又水温も環水であることから高目であ
り、湯気(以下フユームと称す)が出易い。
く近い下流にデスケーリング装置等があり、多くの水が
使用されており、又水温も環水であることから高目であ
り、湯気(以下フユームと称す)が出易い。
このフユームが発生しても前記の光学機器が利用できる
ための条件としては、クロツプシャー周辺に不透明なフ
ユームが存在しないことが必要である。
ための条件としては、クロツプシャー周辺に不透明なフ
ユームが存在しないことが必要である。
しかし、従来の使用例からは特に冬期において多くの不
透明なフユームが発生することを発見した。
透明なフユームが発生することを発見した。
これは、クロップシャー周辺との大きな温度差によりフ
ユームが露点以下となり、水のミストを含んで不透明な
フユームになるものである。
ユームが露点以下となり、水のミストを含んで不透明な
フユームになるものである。
このような不透明なフユームが発生すると、光学機器は
信頼性がなくなるか、又は全く使用に耐えない不都合が
生じる。
信頼性がなくなるか、又は全く使用に耐えない不都合が
生じる。
本発明者等は前記の不透明々フユームの発生を防止すべ
く種々研究を重ねた結果、冬期に多く発生するのが温度
差の大きいことに着目し、粗圧延機で圧延したシートバ
ーを、クロツプカット状況を監視するようにしたクロソ
プシャー設置箇処に搬送するテープルローラの上方に東
風カバーを設けて前記テーブルローラ上に移送されて来
たシ一トバーの保有熱によって発生する温風を収集し、
この温風を前記クロツプシャー設置箇処周辺のフユーム
発生箇所の近傍に送風することにより不透明フユームの
発生を防止できることを見出し、本発明として提案した
ものである。
く種々研究を重ねた結果、冬期に多く発生するのが温度
差の大きいことに着目し、粗圧延機で圧延したシートバ
ーを、クロツプカット状況を監視するようにしたクロソ
プシャー設置箇処に搬送するテープルローラの上方に東
風カバーを設けて前記テーブルローラ上に移送されて来
たシ一トバーの保有熱によって発生する温風を収集し、
この温風を前記クロツプシャー設置箇処周辺のフユーム
発生箇所の近傍に送風することにより不透明フユームの
発生を防止できることを見出し、本発明として提案した
ものである。
本発明はクロツプシャー周辺に温風を吹付けることによ
り、周辺の温度を高温に保持し、発生したフユームを露
点以上の空気に接触させて水のミスト発生を防止すると
ともに、熱風の吹付けにより巻込まれた不透明なフユー
ム内ミストは露点以上の空気に触れることになり、気化
し、透明になる。
り、周辺の温度を高温に保持し、発生したフユームを露
点以上の空気に接触させて水のミスト発生を防止すると
ともに、熱風の吹付けにより巻込まれた不透明なフユー
ム内ミストは露点以上の空気に触れることになり、気化
し、透明になる。
それ故、フユーム量により温風量及び温度により下限値
が定まる。
が定まる。
温風量は200〜1000Nm3/MINで200Nm
3/MINよりも少量の場合は十分気化することができ
ず、1000Nm3/MIN以上は必要ない量であり、
必要以上に送風することは、送風機を太きくしなければ
ならず、設備費が嵩むだけである。
3/MINよりも少量の場合は十分気化することができ
ず、1000Nm3/MIN以上は必要ない量であり、
必要以上に送風することは、送風機を太きくしなければ
ならず、設備費が嵩むだけである。
又、温度は30℃以上であれば十分気化することができ
るものであり、80℃以上にするためには設置費が嵩む
だけである。
るものであり、80℃以上にするためには設置費が嵩む
だけである。
本発明における温風の吹付け個所は、クロツプシャー周
辺において透視又は目視を必要とするための場所にすれ
ばよいものではあるが、通常はクロツプシャーのシート
バー進行側の反対側上方に熱塊検出器を設置し、デイス
ケーリングの下方にクロツプ監視ITVを設置するもの
であるから、熱塊検出器とクロツプシャーとの間、クロ
ツプシャーとデイスケーリングの間及びクロツプビット
の上方に送風するのがよい。
辺において透視又は目視を必要とするための場所にすれ
ばよいものではあるが、通常はクロツプシャーのシート
バー進行側の反対側上方に熱塊検出器を設置し、デイス
ケーリングの下方にクロツプ監視ITVを設置するもの
であるから、熱塊検出器とクロツプシャーとの間、クロ
ツプシャーとデイスケーリングの間及びクロツプビット
の上方に送風するのがよい。
前記のように温風の吹付けにより、クロツプビットやデ
スケーリングからの水蒸気フユームは冬期の周辺の温度
が低い場合でも不透明化することなく、熱塊検出器やク
ロツプ監視ITV又は運転者の目視監視を常に可能とす
ることができる。
スケーリングからの水蒸気フユームは冬期の周辺の温度
が低い場合でも不透明化することなく、熱塊検出器やク
ロツプ監視ITV又は運転者の目視監視を常に可能とす
ることができる。
本発明に用いる熱風は、シートバーが900℃〜110
0℃の高温を有し、その周辺の空気は温風になることか
ら、シ一トバー上に集風カバーを設置し、これをダクト
を介して送風機に送ることにより、熱間圧延材の輻射熱
により発生する温風を利用し、莫大な設置投資を必要と
せず、経済的に非常に有利なものである。
0℃の高温を有し、その周辺の空気は温風になることか
ら、シ一トバー上に集風カバーを設置し、これをダクト
を介して送風機に送ることにより、熱間圧延材の輻射熱
により発生する温風を利用し、莫大な設置投資を必要と
せず、経済的に非常に有利なものである。
本発明においてはクロツプカット状況を監視しようとす
るシ一トバーから温風を得るので、シートバー通過時に
のみ不透明フユームの除去が必要である必要時間に応じ
て自動的に温風が送風され、不透明フユームの発生を防
市することができる。
るシ一トバーから温風を得るので、シートバー通過時に
のみ不透明フユームの除去が必要である必要時間に応じ
て自動的に温風が送風され、不透明フユームの発生を防
市することができる。
次に本発明を図面に基いて更に具体的に説明すると、熱
間圧延ラインは第1図に示すように、粗圧延機1,2で
約15〜41mmに圧延されたシートバー3をクロツプ
シャ−4で先端をカットし、カットしたクロツプ5をク
ロツプピット6に落下させ、シートバー3はデスケーリ
ング7で表面スケールを除去した後、6〜7段からなる
複数の仕上圧延機群8で所定厚に仕上げた後、巻取機9
でコイル状に巻取るように構成されている。
間圧延ラインは第1図に示すように、粗圧延機1,2で
約15〜41mmに圧延されたシートバー3をクロツプ
シャ−4で先端をカットし、カットしたクロツプ5をク
ロツプピット6に落下させ、シートバー3はデスケーリ
ング7で表面スケールを除去した後、6〜7段からなる
複数の仕上圧延機群8で所定厚に仕上げた後、巻取機9
でコイル状に巻取るように構成されている。
本発明においては第2図に示すように、シートバー3を
搬送するテーブルローラー10のクロツプシャー4近傍
の上方約300mm〜1000mmの位置に方形をした
箱形の集風カバー11を設置する。
搬送するテーブルローラー10のクロツプシャー4近傍
の上方約300mm〜1000mmの位置に方形をした
箱形の集風カバー11を設置する。
この集風カバー11はシートバー3の進行方向が約50
00mm、巾2000mm、高さ500mmのものを使
用し、ダクト12を介して送眠機13に接続して吸引す
る。
00mm、巾2000mm、高さ500mmのものを使
用し、ダクト12を介して送眠機13に接続して吸引す
る。
この送風機13はダクト14と連通し、ダクト14から
分岐ダクト15,16.17を介して、クロツプシャ−
4とその前方に設置した熱塊検出器18との間と、クロ
ツプシャー4とデスケーリング7との間及びクロツプピ
ット後方に温風を吹付ける。
分岐ダクト15,16.17を介して、クロツプシャ−
4とその前方に設置した熱塊検出器18との間と、クロ
ツプシャー4とデスケーリング7との間及びクロツプピ
ット後方に温風を吹付ける。
尚、第2図中19はクロツプビット6及びデスケーリン
グから発生する水蒸気ヒューム、20はクロツブ監視I
TV,21はデイスケーリング7に設けた噴射ノズル、
22はクロツプピット6内の水中に設置したクロツプ受
である。
グから発生する水蒸気ヒューム、20はクロツブ監視I
TV,21はデイスケーリング7に設けた噴射ノズル、
22はクロツプピット6内の水中に設置したクロツプ受
である。
通常シートバー3は900℃〜1100℃の温度を有し
、集風カバー11で集風される温風は30℃〜110℃
の温度のものが得られ、各分岐ダクN5,16,17か
ら吹付ける温風によりフユーム19は不透明化せず、透
明なフユームが得られ、光学機器で正確な監視を行うこ
とができ、運転者の目視も可能となる。
、集風カバー11で集風される温風は30℃〜110℃
の温度のものが得られ、各分岐ダクN5,16,17か
ら吹付ける温風によりフユーム19は不透明化せず、透
明なフユームが得られ、光学機器で正確な監視を行うこ
とができ、運転者の目視も可能となる。
実施例
集風力バーに長さ3000mm,巾2000mm、高さ
500mmを用いてテープルローラ上700mmのとこ
ろに設置し、送風機に2.2KW,400Nm3/MI
Nを用いた。
500mmを用いてテープルローラ上700mmのとこ
ろに設置し、送風機に2.2KW,400Nm3/MI
Nを用いた。
この時のデスケーリング水温30℃、クロツプピット水
温60℃、周囲気温10〜15℃で、圧延したシ一トバ
ーの温度が1050℃であり、この際得られた温風温度
は45℃〜60℃であった。
温60℃、周囲気温10〜15℃で、圧延したシ一トバ
ーの温度が1050℃であり、この際得られた温風温度
は45℃〜60℃であった。
前記の装置により45℃〜60℃の温風を吹付けた結果
、不透明なフユームは発生せず、良好な監視態勢を得る
ことができた。
、不透明なフユームは発生せず、良好な監視態勢を得る
ことができた。
第1図は従来の熱間圧延ラインの説明図、第2図は本発
明に係る熱間圧延ラインにおけるクロップシャー周辺の
不透明フユーム防止方法の一実施例を示す概略図を夫々
示し、図中3はシートバー、10はテープルローラ、1
1は集風力バーである。
明に係る熱間圧延ラインにおけるクロップシャー周辺の
不透明フユーム防止方法の一実施例を示す概略図を夫々
示し、図中3はシートバー、10はテープルローラ、1
1は集風力バーである。
Claims (1)
- 1 粗圧延機で圧延したシートバーを、クロップカット
状況を監視するようにしたクロップシャー設置箇処に搬
送するテープルローラの上方に集風力バーを設けて前記
テーブルローラ上に移送されて来たシートバーの保有熱
によって発生する温風を収集し、この温虱を前記クロッ
プシャー設置箇処周辺のフユーム発生個所の近傍に送虱
して不透明フユームの発生を防止することを特徴とする
熱間圧延ラインにおけるクロツプシャー周辺の不透明フ
ユーム防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53111793A JPS583766B2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 熱間圧延ラインにおけるクロツプシヤ−周辺の不透明フユ−ム防止方法゜ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53111793A JPS583766B2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 熱間圧延ラインにおけるクロツプシヤ−周辺の不透明フユ−ム防止方法゜ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5540033A JPS5540033A (en) | 1980-03-21 |
JPS583766B2 true JPS583766B2 (ja) | 1983-01-22 |
Family
ID=14570285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53111793A Expired JPS583766B2 (ja) | 1978-09-13 | 1978-09-13 | 熱間圧延ラインにおけるクロツプシヤ−周辺の不透明フユ−ム防止方法゜ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS583766B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT1289036B1 (it) * | 1996-12-09 | 1998-09-25 | Danieli Off Mecc | Linea di colata continua compatta |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5210362U (ja) * | 1975-07-10 | 1977-01-25 |
-
1978
- 1978-09-13 JP JP53111793A patent/JPS583766B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5210362U (ja) * | 1975-07-10 | 1977-01-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5540033A (en) | 1980-03-21 |
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