JPS5837441B2 - 耐震鉄道線路への改良施工法 - Google Patents
耐震鉄道線路への改良施工法Info
- Publication number
- JPS5837441B2 JPS5837441B2 JP7298379A JP7298379A JPS5837441B2 JP S5837441 B2 JPS5837441 B2 JP S5837441B2 JP 7298379 A JP7298379 A JP 7298379A JP 7298379 A JP7298379 A JP 7298379A JP S5837441 B2 JPS5837441 B2 JP S5837441B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roadbed
- granular stone
- slope
- back plate
- construction method
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Railway Tracks (AREA)
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は路盤上に道床を設けた鉄道線路を耐震性の優れ
た構造に改良する為の施工法に関する。
た構造に改良する為の施工法に関する。
従来より、この種の鉄道線路は道床の法肩がまくら木表
面と略同一平面上に位置するようにバラストが堆積され
て道床が形成されているが、バラストによるま《ら木に
対する耐横圧力が十分でない為、耐震性が優れていると
は云えない。
面と略同一平面上に位置するようにバラストが堆積され
て道床が形成されているが、バラストによるま《ら木に
対する耐横圧力が十分でない為、耐震性が優れていると
は云えない。
また、道床側端部が道床の法肩より傾斜して裾状に路盤
に達していて何等支持されていないこと、路盤の排水性
が良《ないこと等からしても優れているとは云えない。
に達していて何等支持されていないこと、路盤の排水性
が良《ないこと等からしても優れているとは云えない。
そこで、何等かの施工法によりこの種の鉄道線路を耐震
性の優れた構造に施工する必要があるが、しかし、既存
の鉄道線路を根本から施工し直すことは困難であり、既
存の鉄道線路を如何にして簡単な施工法により、また、
道床や路盤の幅員を拡張することなく施工するかが問題
となる。
性の優れた構造に施工する必要があるが、しかし、既存
の鉄道線路を根本から施工し直すことは困難であり、既
存の鉄道線路を如何にして簡単な施工法により、また、
道床や路盤の幅員を拡張することなく施工するかが問題
となる。
本発明は上述の鑑点から提案するものであって、路盤1
上の道床2の法肩3がま《ら木表面4と略同一平面上に
ある鉄道線路に於いて、上記道床20法面5の下方端部
5aを少許切削すると共にこの切削部6からこれと同側
の路盤法面7までの路盤部分8を掘削し、次いでこの掘
削部9全面に排水性の良い第1粒状石材10を布敷する
と共にこの布敷された第1粒状石材10上に底板11a
から起立している背板11bを有する犬走りブロック1
1をその背板11bの背面11cが上記切削部6の切削
面6aと少許の間隔を置いて対向し、且つ、背板1lb
の上端11dが切削面6aの上端6bより突出するよう
に敷設し、次いでこの犬走りフロック110両端の第1
粒状石材10上に第2粒状石材12を布設して底板11
aを埋設し、その後、道床法肩13がま《ら木表面4よ
り高くなるように山形に、且つ、道床側端部14が施工
基面15より起り立って犬走りブロック11の背板11
bの背面11c略全面に支持されるようにバラスト16
を道床両側17に夫々堆積することにより道床両側のバ
ラスト層を増加させることを特徴とする耐震鉄道線路へ
の改良施工法である。
上の道床2の法肩3がま《ら木表面4と略同一平面上に
ある鉄道線路に於いて、上記道床20法面5の下方端部
5aを少許切削すると共にこの切削部6からこれと同側
の路盤法面7までの路盤部分8を掘削し、次いでこの掘
削部9全面に排水性の良い第1粒状石材10を布敷する
と共にこの布敷された第1粒状石材10上に底板11a
から起立している背板11bを有する犬走りブロック1
1をその背板11bの背面11cが上記切削部6の切削
面6aと少許の間隔を置いて対向し、且つ、背板1lb
の上端11dが切削面6aの上端6bより突出するよう
に敷設し、次いでこの犬走りフロック110両端の第1
粒状石材10上に第2粒状石材12を布設して底板11
aを埋設し、その後、道床法肩13がま《ら木表面4よ
り高くなるように山形に、且つ、道床側端部14が施工
基面15より起り立って犬走りブロック11の背板11
bの背面11c略全面に支持されるようにバラスト16
を道床両側17に夫々堆積することにより道床両側のバ
ラスト層を増加させることを特徴とする耐震鉄道線路へ
の改良施工法である。
尚、本発明の実施例においては上記第1粒状石材10は
砂、豆砕、第2粒状石材12は砕石(クラツシャーラン
)を用い、また、道床2の中央部にもバラスl・を山積
み18して耐震性を更に高めた。
砂、豆砕、第2粒状石材12は砕石(クラツシャーラン
)を用い、また、道床2の中央部にもバラスl・を山積
み18して耐震性を更に高めた。
また、上記道床の法面5の下方端部5aの切削はその切
削幅19が10crIL、上記路盤部分8の掘削はその
深さ20が12備、第1粒状石材100層の厚み21は
5α、第2粒状石材12の層の厚み22は7cIrL、
増加させたバラスト16層の厚み23は10mとした。
削幅19が10crIL、上記路盤部分8の掘削はその
深さ20が12備、第1粒状石材100層の厚み21は
5α、第2粒状石材12の層の厚み22は7cIrL、
増加させたバラスト16層の厚み23は10mとした。
また、実施例において犬走りフロック11は断面L字形
でかなりの重量のあるものを用いたが、本発明において
はこれに限定するものではなく、例えば第2図A,Bに
示す如《底板11aの底面に喰い込み用の突出部11e
を設けたものや路盤に打ち込む杭24が差し込まれる杭
差し込み用孔11fを設けたもの等でも良い。
でかなりの重量のあるものを用いたが、本発明において
はこれに限定するものではなく、例えば第2図A,Bに
示す如《底板11aの底面に喰い込み用の突出部11e
を設けたものや路盤に打ち込む杭24が差し込まれる杭
差し込み用孔11fを設けたもの等でも良い。
上述の如き本発明に係る施工法により改良施工された鉄
道線路は道床両側17のバラスト層が従来より増加され
ていると共に底板11aが第2粒状石材12で埋設され
ていることにより堅固に固定されている犬走りブロック
11の背板1lbの背面11c略全面に道床側端部14
が施工基面15より起り立って支持されているので従来
の鉄道線路より耐震性の優れた構造となる。
道線路は道床両側17のバラスト層が従来より増加され
ていると共に底板11aが第2粒状石材12で埋設され
ていることにより堅固に固定されている犬走りブロック
11の背板1lbの背面11c略全面に道床側端部14
が施工基面15より起り立って支持されているので従来
の鉄道線路より耐震性の優れた構造となる。
また、道床側端部14の下方からこれと同側の路盤法面
まで排水性の良い第1粒状石材10が布敷されているこ
とにより雨水等がその層を通って路盤法面より外部に適
切に排水されるので排水性が良く、従ってこの点からも
耐震性の優れた構造となる。
まで排水性の良い第1粒状石材10が布敷されているこ
とにより雨水等がその層を通って路盤法面より外部に適
切に排水されるので排水性が良く、従ってこの点からも
耐震性の優れた構造となる。
また、本発明に係る施工法は上述のように耐震性の優れ
た構造の鉄道線路を施工できると云う利点があるに拘ら
ず、その施工法は既存の鉄道線路を根本から施工し直す
ことなく、また、道床や路盤等の幅員を拡張することな
く施工できると云う利点があり、従来のこの種の鉄道線
路の耐震性を高める施工法として最適なものである。
た構造の鉄道線路を施工できると云う利点があるに拘ら
ず、その施工法は既存の鉄道線路を根本から施工し直す
ことなく、また、道床や路盤等の幅員を拡張することな
く施工できると云う利点があり、従来のこの種の鉄道線
路の耐震性を高める施工法として最適なものである。
図面は本発明の実施例を示し、第1図A,B ,C,D
,E,F,Gは施工工程を順に示す一部除去した断面図
、第2図A,Bは犬走りブロックの変形例を示す為の断
面図である。 図中の主な符号・・・1:路盤、2:道床、3:法肩、
4:まくら木表面、5:法面、5a:下方端部、6:切
削部、7:路盤法面、8:路盤部分、9:掘削部、10
:第1粒状石材、11a:底板、11b:背板、11:
犬走りブロック、6a:切削面、11d:上端、6b=
上端、12:第2粒状石材、13:道床法肩、14:道
床側端部、15:施工基面、16:バラスト、17:道
床両側。
,E,F,Gは施工工程を順に示す一部除去した断面図
、第2図A,Bは犬走りブロックの変形例を示す為の断
面図である。 図中の主な符号・・・1:路盤、2:道床、3:法肩、
4:まくら木表面、5:法面、5a:下方端部、6:切
削部、7:路盤法面、8:路盤部分、9:掘削部、10
:第1粒状石材、11a:底板、11b:背板、11:
犬走りブロック、6a:切削面、11d:上端、6b=
上端、12:第2粒状石材、13:道床法肩、14:道
床側端部、15:施工基面、16:バラスト、17:道
床両側。
Claims (1)
- 1 路盤1上の道床2の法肩3がまくら木表面4と略同
一平面上にある鉄道線路に於いて、上記道床2の法面5
の下方端部5aを少許切削すると共にこの切削部6から
これと同側の路盤法面Iまでの路盤部分8を掘削し、次
いでこの掘削部9全面に排水性の良い第1粒状石材10
を布敷すると共にこの布敷された第1粒状石材10上に
底板11aから起立している背板11bを有する犬走り
ブロック11をその背板1lbの背面11cが上記切削
部6の切削面6aと対向し、且つ、背板1lbの上端1
1dが切削面6aの上端6bより突出するように敷設し
、次いで第1粒状石材10上に第2粒状石材12を布設
して底板11aを埋設し、その後、道床法肩13かまく
ら木表面4より高《なるように山形に且つ、道床側端部
14が施工基面15より起り立って犬走りブロック11
の背板11bの背面11c略全面に支持されるようにバ
ラスト16を道床両側17に夫々堆積することにより道
床両側のバラスト層を増加させることを特徴とする耐震
鉄道線路への改良施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298379A JPS5837441B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 耐震鉄道線路への改良施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7298379A JPS5837441B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 耐震鉄道線路への改良施工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55165301A JPS55165301A (en) | 1980-12-23 |
JPS5837441B2 true JPS5837441B2 (ja) | 1983-08-16 |
Family
ID=13505125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7298379A Expired JPS5837441B2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 耐震鉄道線路への改良施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837441B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018131742A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 大森建設株式会社 | 保線作業用通路 |
-
1979
- 1979-06-12 JP JP7298379A patent/JPS5837441B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018131742A (ja) * | 2017-02-13 | 2018-08-23 | 大森建設株式会社 | 保線作業用通路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55165301A (en) | 1980-12-23 |
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