JPS5837259B2 - 光通信用ガラスファイバ−の製造方法 - Google Patents

光通信用ガラスファイバ−の製造方法

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JPS5837259B2
JPS5837259B2 JP52092794A JP9279477A JPS5837259B2 JP S5837259 B2 JPS5837259 B2 JP S5837259B2 JP 52092794 A JP52092794 A JP 52092794A JP 9279477 A JP9279477 A JP 9279477A JP S5837259 B2 JPS5837259 B2 JP S5837259B2
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JP
Japan
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glass
glass fiber
optical communication
fiber material
manufacturing
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JP52092794A
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English (en)
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JPS5427448A (en
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国英 沢村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特に耐候性を改善した光通信用ガラスファイバ
ーの製造方法に関するものである。
従来の光通信用ガラスファイバーは外周囲にプラスチッ
クの保護層を設けた構造になっている。
しかしながら、このようなガラスファイバーは高温高湿
、或いは水中に長時間曝らすと劣化して機械的強度の低
下、光散乱損失の増大を招く欠点があった。
特に、多或分系ガラスの場合にはその中に含まれるアル
カリイオンが溶出し、ファイバーとプラスチック保護層
との界面に一種の圧力差(浸透圧)が生じ、この圧力差
により劣化が進行すること、及びアルカリイオンの溶出
に伴ないファイバーの表面層と内部との間にアルカリイ
オン量の差が生じ、これにより表面層と内部との膨張係
数が変動してファイバーが劣化し易くなること、等によ
り劣化が顕著となる。
このようなことから、最近、三重ルッポを用いてガラス
ファイバーの紡糸と同時に、その外側に耐候性の高いガ
ラス層を被覆する方法(特開昭53−7341号)が提
案されている。
しかしながら、この方法に用いる耐候性の高いガラスは
、内側のコア、クラツドのガラスに比して高温粘性が極
めて高いため、ファイバー化が困難となったり、外側の
ガラス層に対してファイバーが偏芯し、易い欠点がある
本発明は上記欠点を解消するためになされたもので、フ
ァイバー化を阻害することなくガラスファイバー素材と
外界雰囲気との反応を遮断してファイバー劣化を防止し
た光通信用ガラスファイバーの製造方法を提供しようと
するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、ガラス、例えば多或分系ガラスを二重ルツボによ
り紡糸してコア、クラツドからなるガラスファイバー素
材を形或する。
次いで、紡糸直後のガラスファイバー素材にガラス微粉
末を分散した有機溶媒を浸漬法、スプレー法等により塗
布し、乾燥した後、該ガラス微粉末の軟化温度以上でカ
ロ熱し、ガラスファイバー素材外周面にガラス膜を形威
せしめて光通信用多戊分系ガラスファイバーを造る。
本発明に使用する多或分系ガラスはコア用とクラツド用
と異なり、コアの屈折率がクラッドの屈折率より大きく
なるようにコア用、クラッド用の多或分系ガラスを設定
することが必要である。
本発明に使用するガラス微粉末は耐候性が高いことが必
要であり、かかるガラス微粉末としては、(1)硅リン
酸ガラス、硅ホウ酸ガラス、アルミノ硅酸ガラス、ゲル
マノ硅酸ガラス、アルミノホウ硅酸ガラスなどの半導体
用のガラス、 (2)アルカリ金属酸化物の含有量が少ないガラス、(
3) B2 03 ) A A203 t Z r
02 1 T i 02 s pbo等の耐候性改善に
有効な戊分を含むガラス、等を挙げることができる。
ここに用いるガラス微粉末の粒径は1μ以下、とくに0
.1μ以下にすることが望ましい。
本発明に使用する有機溶媒としては、たとえばメチルア
ルコール、エチルアルコール、イソプロビルアルコール
、エチルアセテート、酢酸プチル等であり、場合によっ
ては、分散剤として、有機性粘結剤(たとえばニトロセ
ルロース、カルボニルメチルセルロール、ポリビニルコ
ール等)を併用してもよい。
本発明におけるガラス膜の厚さは通常100人〜10μ
程度にすれば十分である。
しかして、本発明によれば、紡糸直後のガラスファイバ
ー素材に耐候性の高いガラス微粉末を塗布し、加熱処理
してガラス膜を形威せしめることによって、ファイバー
化の困難性、ファイバー素材の偏芯化を招くことなくフ
ァイバー素材外周に均一厚のガラス膜を設けることがで
き、これによりガラスファイバー素材と外界雰囲気との
反応を確実に遮断できると共にガラス膜自体も耐候性に
優れているため、高温高湿、或いは水中に長時間曝され
ても、ガラス膜内側のガラスファイバー素材が劣化され
るのを防止できる。
特に、多或分系ガラスファイバー素材の場合では、前記
均一厚のガラス膜によって素材中のアルカリイオンと外
界雰囲気との反応を遮断できる。
したがって、ガラスファイバー素材の劣化防止により機
械的強度、光散乱損失を著しく改善した光通信用ガラス
ファイバーを得ることができる。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
実施例 まず、第1図に示す如く二重ルツボ1の内側ルツボ1a
にS i02 7 0重量、N a2 0 2 1 5
重量φ及びCa08.5重量φの組或割合のコア用多或
分系ガラス2を収容し、かつ外側ルツボ1bにSiO2
74重量饅、Na2023重量φ及びCa03重量饅の
組或割合のクラツド用多戊分系ガラス3を収容し、上記
二重ルツボ1を900℃に加熱せしめ各多戊分系ガラス
2,3を同時に紡糸してコア径60μ、クラツド径12
5μのガラスファイバー素材4を形或した。
次いで、紡糸直後のガラスファイバー素材4をダイス5
に挿通させ、該ダイス5内に収容され0.1μ以下の硅
リン酸ガラス微粉末20重量多を懸濁させた酢酸エチル
とイソプロビルアルコールからなる有機溶媒6を、上記
ガラスファイバー素材4外周面に塗布し、乾燥させた後
、450゜Cに加熱した加熱炉7に挿通させて外周面に
硅リン酸ガラス膜を有する光通信用多或分系ガラスファ
イバー8を得た。
得られた光通信用多戊分系ガラスファイバーを切断して
長さ10cIrLの試料片200本を作或し、これら試
料片を温度60℃、温度90%の環境試験器に1000
時間、及び10000時間放置した後取出し、各条件毎
の試験片の引張強度を測定して劣化度合を求めた。
その結果を第2図の如きワイブル分布として示した。
なお、図中のA。は実施例により得たガラスファイバー
の試験片における劣化試験前の引張強度分布、A1は同
試験片を環境試験器に1000時間放置した後の引張強
度分布、A2は同試験片を同試験器に10000時間放
置した後の引張強度分布、B1は硅リン酸ガラス膜を有
さないガラスファイバーの試験片を同試験器に1000
時間放置した後の引張強度分布、B2は前記B1と同様
な試験片を同試験器に10000時間放置した後の引張
強度分布、C1,C2は多或分系ガラスファイバーにポ
リ弗化ビニリデンを直接被覆した試料片を同試験器に1
000時間、10000時間放置した後の引張強度分布
である。
図から明らかな如く、本発明方法により得た光通信用多
或分系ガラスファイバーは硅リン酸ガラス膜を有さない
従来のガラスファイバーに比して高温高湿下に長時間曝
された場合の劣化度合が著しく低いことがわかる。
以上詳述した如く、本発明によればファイバー化を阻害
することなくガラスファイバー素材と外界雰囲気との反
応を遮断してファイバー劣化を防止し、特に多或分系ガ
ラスファイバー素材の場合ではそのアルカリイオンと外
界雰囲気との反応によるファイバー劣化を防止し、長期
間安定した機械的強度、低い光伝送損失を保有する光通
信用ガラスファイバーを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法に用いられる製造装置の一形態を示
す概略断面図、第2図は本発明の実施例により得た光通
信用多或分系ガラスファイバー及びガラス膜を有さない
従来のガラヤファイバーを高温高湿下に放置した後の引
張強度を示すワイフル分布図である。 1・・・・・・二重ルツボ、4・・曲ガラスファイバー
素材、5・・・・・・ダイス、7・・・・・・加熱炉、
用多成分系ガラスファイバー。 8・・・・・・光通信

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガラスを紡糸した直後のガラスファイバー素材に、
    ガラス微粉末を分散した有機溶媒を塗布し、乾燥した後
    、該ガラス微粉末の軟化温度以上で加熱せしめてガラス
    膜を形威せしめることを特徴とする光通信用ガラスファ
    イバーの製造方法。
JP52092794A 1977-08-02 1977-08-02 光通信用ガラスファイバ−の製造方法 Expired JPS5837259B2 (ja)

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JP52092794A JPS5837259B2 (ja) 1977-08-02 1977-08-02 光通信用ガラスファイバ−の製造方法

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JPS5427448A JPS5427448A (en) 1979-03-01
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JPH01162829A (ja) * 1987-12-18 1989-06-27 Mas Fab Rieter Ag 空気ジェットノズル及び該ノズルの加撚部分で回転空気層を形成する方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109397A (en) * 1975-03-24 1976-09-28 Sumitomo Electric Industries Garasusenino hifukuhoho

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