JPS5837021Y2 - アナログ時計用表示部構造 - Google Patents
アナログ時計用表示部構造Info
- Publication number
- JPS5837021Y2 JPS5837021Y2 JP8381079U JP8381079U JPS5837021Y2 JP S5837021 Y2 JPS5837021 Y2 JP S5837021Y2 JP 8381079 U JP8381079 U JP 8381079U JP 8381079 U JP8381079 U JP 8381079U JP S5837021 Y2 JPS5837021 Y2 JP S5837021Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- adhesive
- parting
- plate
- parting plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はアナログ時計用の表示部構造に関するものであ
る。
る。
本考案は特に極薄型時計における表示部構造に関するも
のである。
のである。
近年時計はますます小型化、薄型化される傾向にあり、
電池の薄型化、適性材質の選択あるいは新構造の開発に
より2mm台の時計も実現化されている。
電池の薄型化、適性材質の選択あるいは新構造の開発に
より2mm台の時計も実現化されている。
そのような状況にあって薄型化のネックとなるのはガラ
ス、針9文字板を含む表示部である。
ス、針9文字板を含む表示部である。
常に針か゛回転していること、カバーガラスのタワミに
より針を押えてしまうこと等により現状のモデルにおい
ては針の最上部からガラスの底面までの間隙は0.4〜
Q、5mm位確保することが時計業界の常識となってい
る。
より針を押えてしまうこと等により現状のモデルにおい
ては針の最上部からガラスの底面までの間隙は0.4〜
Q、5mm位確保することが時計業界の常識となってい
る。
また上記ガラスのタワミ量を配慮するとガラスの厚さは
紳士用時計の場合1mm位が一般的である。
紳士用時計の場合1mm位が一般的である。
時計全体が薄くなればなるほど時計全体の厚さに対する
この針の回転するスペース(文字板上面からガラス底面
までの高さ)のしめる割合は大きくなっている。
この針の回転するスペース(文字板上面からガラス底面
までの高さ)のしめる割合は大きくなっている。
また従来の表示部の構造そのままで薄くしたのではガラ
スの強度に対して文字板見切が広すぎて時計の耐衝撃性
能が非常に低くなってしまい商品とならない。
スの強度に対して文字板見切が広すぎて時計の耐衝撃性
能が非常に低くなってしまい商品とならない。
さらにテ゛ザインバラエティーについても従来の表示部
構造では一定化してしまうものであった。
構造では一定化してしまうものであった。
本考案は上記の点に鑑みてなされたものである。
本考案の目的は極薄型のアナログ時計用表示部の構造を
提供することにある。
提供することにある。
本考案の他の目的は極薄型であす、シかもデザインバラ
エティ−が豊富なアナログ時計用表示部の構造を提供す
ることにある。
エティ−が豊富なアナログ時計用表示部の構造を提供す
ることにある。
さらに本考案の目的は耐衝撃性の高いアナログ時計の表
示部を提供することにある。
示部を提供することにある。
次に本考案の詳細な説明を図に従って説明する。
第1図、第2図は従来の実施例を示す表示部構造の実施
例を示す図である。
例を示す図である。
第1図において1は胴、2は接着剤4により胴1に固着
されたガラス、3は文字板、11はムーブメント5の径
方向の位置決めをする文字板受リング、6は裏ブタ7に
よってムーブメントを上下方向に固定する中枠、8は時
計の防水性を確保するための裏ブタパツキン、9は分針
、10は時針、12は接着剤4によって胴1およびガラ
ス2とに接着されている見切板である。
されたガラス、3は文字板、11はムーブメント5の径
方向の位置決めをする文字板受リング、6は裏ブタ7に
よってムーブメントを上下方向に固定する中枠、8は時
計の防水性を確保するための裏ブタパツキン、9は分針
、10は時針、12は接着剤4によって胴1およびガラ
ス2とに接着されている見切板である。
見切板12は接着剤を外観的に見えないよう12−1の
ような段差を設けて接着剤4の見切板上12−1への流
れを防いでいる。
ような段差を設けて接着剤4の見切板上12−1への流
れを防いでいる。
見切板12はその上面にデザインバラエティ−をもたせ
るべく多種多様な仕上あるいは印刷がほどこされている
とともに、その下面において文字板3を受けている。
るべく多種多様な仕上あるいは印刷がほどこされている
とともに、その下面において文字板3を受けている。
この為、ムーブメント5の文字板3の裏面への押上刃は
見切板12で受ける。
見切板12で受ける。
しかしながらガラス2に外力が加わった場合はガラスが
たわみ分針9を押えてしまい、その結果時計は止まって
しまう。
たわみ分針9を押えてしまい、その結果時計は止まって
しまう。
第2図において21は胴、22は接着剤24によって胴
21および見切板32に接着されたガラスである。
21および見切板32に接着されたガラスである。
このような構造にするとガラス22に外力が加わった場
合、見切板32の内周部32−3でガラスを受けるため
分針29を押えることもなく時計は止まることがない。
合、見切板32の内周部32−3でガラスを受けるため
分針29を押えることもなく時計は止まることがない。
しかしながら接着剤24を逃げる溝32−1を縁けなけ
ればならない。
ればならない。
第1図、第2図共に従来の接着剤を使用し、従来の接着
方法で行なうと接着部の外観は非常に悪く接着部の外観
を隠す為、ガラス2,22の斜面部、2−1.22−1
を大きく取ったりしているものである。
方法で行なうと接着部の外観は非常に悪く接着部の外観
を隠す為、ガラス2,22の斜面部、2−1.22−1
を大きく取ったりしているものである。
また、接着部の外観を悪く見せないため接着巾をできる
だけ小さく目立たないよう配慮することが時計業界の常
識となっていた。
だけ小さく目立たないよう配慮することが時計業界の常
識となっていた。
そのため見切板12、および32の一部に段差12−1
を設けるか、溝32−1を設けなければならない。
を設けるか、溝32−1を設けなければならない。
見切板に段差を設けた場合は段差部12−1の上面の仕
上は加工上制限があり、デザインバラエティ−を狙いと
する見切板としては汎用性が少ない。
上は加工上制限があり、デザインバラエティ−を狙いと
する見切板としては汎用性が少ない。
又、見切板32の上面に溝32−1を設けたものについ
ては加工上、仕上制限はないが見切板の全周にわたって
溝321を設けることは加工上困難であるとともにコス
トアップにつながる。
ては加工上、仕上制限はないが見切板の全周にわたって
溝321を設けることは加工上困難であるとともにコス
トアップにつながる。
本考案は上記の欠点を改良すべく考案されたものである
。
。
第3図は本考案の一実施例を示す図であり41は胴、4
2は胴41と見切板52に接着剤44により接着された
サファイア、クリスタル、アクリル等からなる非円形ガ
ラスである。
2は胴41と見切板52に接着剤44により接着された
サファイア、クリスタル、アクリル等からなる非円形ガ
ラスである。
この場合接着剤44は無色透明な接着剤を使用し、見切
板52の全面にわたって接着剤を塗布するものである。
板52の全面にわたって接着剤を塗布するものである。
この場合接着剤はできるだけ流動性の少ない接着剤(例
えばセメダイン150C1)のようなものが最適である
。
えばセメダイン150C1)のようなものが最適である
。
また、接着剤の中に気泡が残るのを防ぐためには接着剤
44を塗布したあとガラス42と見切板52とに圧力を
加えながら数分間にわたり微振動を加えることが非常に
有効的である。
44を塗布したあとガラス42と見切板52とに圧力を
加えながら数分間にわたり微振動を加えることが非常に
有効的である。
さらに接着剤の乾燥後の厚みについては0.01〜0.
05程度が接着強度からも透明度からも非常によい。
05程度が接着強度からも透明度からも非常によい。
見切板。ガラスの胴への接着については最初に見切板と
胴を接着しておいて乾燥した後にガラスを接着すること
も可能であるが、見切板、ガラス、胴それぞれに接着剤
を塗布しておいて同時に圧力を加えながら接着する方法
が最もよい。
胴を接着しておいて乾燥した後にガラスを接着すること
も可能であるが、見切板、ガラス、胴それぞれに接着剤
を塗布しておいて同時に圧力を加えながら接着する方法
が最もよい。
ガラス、見切板の接着を圧着するため、見切板の端部5
2−1.52−2あるいはガラス上面に接着剤がはみ出
すものであるが、これは乾燥後にカッターによってきれ
いに削除することができる。
2−1.52−2あるいはガラス上面に接着剤がはみ出
すものであるが、これは乾燥後にカッターによってきれ
いに削除することができる。
第4図は本考案の他の実施例を示すものであり62は胴
61の一部に設けられたガラス接着面611に接着剤6
4によって接着されたガラスである。
61の一部に設けられたガラス接着面611に接着剤6
4によって接着されたガラスである。
本考案の実施例を示す前記第3図の当考案の実施例の違
いは見切板を別部材とするか、胴と一体的にするかの違
いである。
いは見切板を別部材とするか、胴と一体的にするかの違
いである。
見切板を胴61と一体的に構威し、その上面61−1に
プレス模様等を打ち、仕上げをすれば部品点数を減らす
ことができ、見切板の接着等わずられしい接着作業をし
なくてもよいため、コストダウンをはかることができる
ものである。
プレス模様等を打ち、仕上げをすれば部品点数を減らす
ことができ、見切板の接着等わずられしい接着作業をし
なくてもよいため、コストダウンをはかることができる
ものである。
第5図は第4図のガラス接着面71−1に円周方向の溝
71−2をいれてデザイン的に変化させた実施例である
。
71−2をいれてデザイン的に変化させた実施例である
。
72は接着剤74によって胴71に接着されたガラスで
ある。
ある。
当実施例は溝71−2内にも接着剤74を充填し、ガラ
スの補強とするものである。
スの補強とするものである。
第6図は本考案のさらに他の実施例を示すものである。
81はガラス縁、82はガラス縁81の一部に接着剤8
4より接着されたガラス、83は胴である。
4より接着されたガラス、83は胴である。
従来ガラスをガラス縁に接着し構造のものはガラス縁を
胴にカシメた後、ガラスを接着し以後はガラス縁をはず
さないことが通例であった。
胴にカシメた後、ガラスを接着し以後はガラス縁をはず
さないことが通例であった。
なぜならば従来のガラス接着巾をもつガラス縁では接着
強度が低く、縁の着脱にガラスの接着が耐えられなかっ
たからである。
強度が低く、縁の着脱にガラスの接着が耐えられなかっ
たからである。
しかしながら当実施例のごとくその接着巾をデザイン要
素の一部として積極的に見せるようにし、接着巾を広く
することにより接着強度を高くしガラス縁81を胴83
から着脱可能にすることができる。
素の一部として積極的に見せるようにし、接着巾を広く
することにより接着強度を高くしガラス縁81を胴83
から着脱可能にすることができる。
このことは時計のテ゛ザインバラエティーをさらに広げ
ることが可能となるものである。
ることが可能となるものである。
また当実施例においてはガラス縁81とガラス接着面8
1−1とは一体的に構成したものであるが、ガラス縁と
見切板とに2体にわけて構成することも可能であり、そ
の方が見切板の仕上げの方法も広がりより効果的に利用
することができるものである。
1−1とは一体的に構成したものであるが、ガラス縁と
見切板とに2体にわけて構成することも可能であり、そ
の方が見切板の仕上げの方法も広がりより効果的に利用
することができるものである。
なお、本考案におけるカバーガラスの保持構造は、胴又
はガラス縁の内壁とカバーガラス外周間にプラスチック
等の弾性材よりなるシールパツキンを圧縮配置し、接着
剤による固定と併用させてもよい。
はガラス縁の内壁とカバーガラス外周間にプラスチック
等の弾性材よりなるシールパツキンを圧縮配置し、接着
剤による固定と併用させてもよい。
以上述べたように本考案によれば、ガラス、見切板(胴
と一体的、またはガラス縁と一体的な場合も含む)、文
字板を有する時計の見切板とガラスとを透明な接着剤に
より見切板上面全体で接着することにより、極薄型のア
ナログ時計表示部構造を提供することができるものであ
り、さらには非常にテ゛ザインバラエティーの広い時計
を提供することができるものである。
と一体的、またはガラス縁と一体的な場合も含む)、文
字板を有する時計の見切板とガラスとを透明な接着剤に
より見切板上面全体で接着することにより、極薄型のア
ナログ時計表示部構造を提供することができるものであ
り、さらには非常にテ゛ザインバラエティーの広い時計
を提供することができるものである。
第1図、第2図は従来の実施例を示す図である。
1.21は胴、2,22はガラス、12,32は見切板
である。 第3図、第4図、第5図、第6図は本考案の実施例を示
す図である。 41.61.71.83は胴、42,62,72.82
はガラス、52は見切板、44,64,74.84は透
明接着剤、61−1.71−1 。 81−1はガラス接着面を示す。
である。 第3図、第4図、第5図、第6図は本考案の実施例を示
す図である。 41.61.71.83は胴、42,62,72.82
はガラス、52は見切板、44,64,74.84は透
明接着剤、61−1.71−1 。 81−1はガラス接着面を示す。
Claims (1)
- カバーガラス、見切板、文字板を有する時計ケースにお
いて、前記見切板上に配設したカバーガラスと見切板の
下に配設した文字板とから戒り、前記見切板は時針9分
針、あるいは秒針の回転するスペースを確保する高さ位
置に配設し、かつカバーガラス、見切板、文字板とを積
層状態に構成し、さらには前記見切板とガラスとを透明
な接着剤により見切板上面に接着したことを特徴とする
アナログ時計用表示部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8381079U JPS5837021Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | アナログ時計用表示部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8381079U JPS5837021Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | アナログ時計用表示部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS561187U JPS561187U (ja) | 1981-01-08 |
JPS5837021Y2 true JPS5837021Y2 (ja) | 1983-08-20 |
Family
ID=29317014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8381079U Expired JPS5837021Y2 (ja) | 1979-06-18 | 1979-06-18 | アナログ時計用表示部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5837021Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002767A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Casio Comput Co Ltd | ガラス取付構造 |
-
1979
- 1979-06-18 JP JP8381079U patent/JPS5837021Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS561187U (ja) | 1981-01-08 |
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