JPS5837000Y2 - 回転型超音波探触子装置 - Google Patents

回転型超音波探触子装置

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JPS5837000Y2
JPS5837000Y2 JP12780878U JP12780878U JPS5837000Y2 JP S5837000 Y2 JPS5837000 Y2 JP S5837000Y2 JP 12780878 U JP12780878 U JP 12780878U JP 12780878 U JP12780878 U JP 12780878U JP S5837000 Y2 JPS5837000 Y2 JP S5837000Y2
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JP
Japan
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probe
liquid
rotary
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probe holder
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Application number
JP12780878U
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JPS5544272U (ja
Inventor
幸秀 宮田
健 八木
Original Assignee
株式会社トキメック
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は管、丸棒等の円筒状被検材の外周から回転型超
音波探触子を回転させながら超音波探傷する場合に接触
媒質としての流液柱の保持と探触子面の清浄の保持並び
に流液供給量の節約を目的とした回転型超音波探触子装
置の液体供給装置に関する。
管、丸棒のような円筒表面を持つ長尺の製品の超音波探
傷を行うために探触子を被検材外周に沿って高速回転さ
せながら被検材を軸方向に直進させ、被検材外周にヘリ
カル状の探触子走査を行なわせ全面、全長を探傷するい
わゆる探触子回転型超音波探傷装置が多用されている。
この形式の超音波探傷装置は多チャンネルの探触子を装
着した回転探触子ホルダを高速で回転させるため、探傷
速度が早く極めて高能率で検査できることから鋼管製造
工場、鋼棒製造工場などで重要な非破壊検査機器として
用いられているが、能率向上のため近時ますます高速回
転化の趨勢にある。
然るに高速回転化すると遠心力の影響が顕著となり、従
来の装置のように接触媒質である流液を遠心力に逆って
探触子側から桧材側に流すと、被検材外径部と探触子ホ
ルダ内径部とのすきまから漏洩する消耗量が増加したり
供液量が減少したりすると音響結合層である流液柱の形
成が不十分となる。
また被検材の表面より剥離するスケールなどのごみが遠
心力により流体柱をさかのぼって探触子表面に付着して
探傷感度を著しく阻害する。
本考案は上記の従来公知の回転型超音波探触子装置の欠
点を除くため、流液柱の流れ方向を被検材側から探触子
側へ流し音響結合層の保持を確実ならしむると共に、探
触子表面付近より外部へ通じる逃し孔を設けてごみのた
いせきを除去し、かつ液体供給口が開口する探触子ホル
ダ内径と被検材外径との間に形成される薄肉円管状液柱
より音響結合層である流液柱に必要量の液体を供給する
ため、探触子ホルダ内径部の両端に被検材外径との間に
それぞれシールを設は流液量の節約と所要圧力の保持を
計ったことを特徴とする回転型超音波探触子装置を提供
することを目的とするものである。
以下図面について説明すると、第1図は従来の回転型超
音波探触子装置の説明図である。
回転型探触子ホルダ1の中心孔1aに開口し、かつ該孔
に軸直角に設けられた複数個(1個以上)のノズル2.
2′の外端に探触子3,3′が取付く。
一方中心孔1aの中をこれと同心に被検材4が外部の機
構により軸方向矢印のように移動する。
またノズル2,2′には流液供給路5,5′が開口し、
その上流には流液分配環6、流液供給栓ロアがある。
なお該流液供給栓ロアは固定箱体10に取付けられた支
持環11゜回転止めピン12およびばね13により軸方
向に摺動自在に支持され、かつ回転型探触子ホルダ1の
方向に押付けられている流液供給体8に設けられている
また回転型探触子ホルダ1は固定箱体10に対して軸受
14により回転自在に支持され、かつ電線で探触子3,
3′・・・・・・と接触しているスリップリングが取付
けられた回転駆動体9に固定され回転を共にする。
なお回転駆動体9はベルトなど通常の駆動方式により回
転される。
次にその作動について説明する。
接触媒質である液体は流液供給栓ロアから供給され、流
液分配環6、流液供給路5,5′を経由してノズル2,
2′に入り探触子3,3′および被検材4との間に流液
柱を形成し音響結合層となり、さらに中心孔1aと被検
材4との間のすきまを通り固定箱体10内に放出される
また被検材4は中心孔1a内を同心で矢印の方向に移動
するから高速で回転する探触子3.3′から発せられる
超音波により被検材4には探触子の数のヘリカル状の連
続的な走査線を形成する。
然るにこの従来の装置では流液の方向が半径の大きな探
触子側から半径の小さな被検材側に流れるので、流体は
遠心力に逆って流れるため、被検材4の曲りや偏心のた
め、中心孔1aに接触したり或いは流液中のごみが当る
などして中心孔1aが摩耗して流液の漏洩量が多くなっ
たり、何らかの原因で供給量が減少するとノズル2,2
′内に完全な流液柱が形成されなくなる。
この流液柱に空気の塊または気泡が入るとそこから超音
波が反射されてそこから先の検査感度を著しく阻害する
また流液中のごみや被検材4の表面から剥離したスケー
ルなどの液体より比重の大きなごみは液体との比重差で
回転による遠心力が働き、これが流体抵抗より大きくな
ると流液柱をさかのぼって探触子3,3′の表面にたい
せきし、やはり気泡と同様に探傷感度に支障を来す。
次にこれらの欠点を改善した本考案の回転型探触子装置
を第2図につき説明する。
回転型探触子ホルダ21の中心孔21 aに開口し、か
つ該孔に軸直角に設けられた複数個(1個以上)のノズ
ル22.22’の外端に探触子23.23’が取付く。
一方中心孔21 aの中には同心に被検材4が外部の機
構により軸方向矢印のように移動する。
また、中心孔21 aには流液供給路25が開口し、そ
の上流には流液分配環26、流液供給栓ロア(従来の装
置そのままの部品を使用する個所は第1図の番号を踏襲
する)がある。
なお該流液供給栓ロアは固定箱体10に対して従来装置
と同様な支持方法と関係動作をする流液供給体8に設け
られている。
また回転型探触子ホルダ21は従来方式と同様に固定箱
体10に対して軸受14により回転自在に支持された回
転駆動体9に固定されて共に回転する。
さらに中心孔21 aの両端には該孔内径部と被検材4
の外径部との間をシールするためゴムなどの可撓材で作
成されたシールリング30.30’が押え板31.31
’により回転型探触子ホルダ21に取付けられる。
一方、ノズル22 、22’の外端部に取付けられた探
触子23 、23’表面の近傍から外部へ流液を放流す
る逃げ孔32 、32’が設けられている。
33は加工上の都合で生じた流液供給路25の外端開放
部を塞ぐ盲栓である。
次に本考案の作動につき説明する。
接触媒質である液体は流液供給栓ロアから供給され流液
分配環6、流液供給路25から被検材4の外径部と中心
孔21 aとの間のすきまに達する。
ここで該すきまをシールするシールリング30 、30
’の働きにより一部の流液は外部に漏洩することはあっ
ても、十分な圧力を保持しつつ大部分の流液は各ノズル
22゜22′を充填し、探触子23.23’と被検材4
との間に流液柱を形成して音響結合層の役目を果し、さ
らに逃げ孔32.32’から回転型探触子ホルダ21の
外部に放流される。
なお、回転型探触子ホルダ21は高速で回転している上
に中心孔21 a内を被検材4が同心で矢印の方向に移
動するから探触子23.23’から発せられる超音波に
より被検材4には探触子の数のヘリカル状の連続的な走
査線を形成して高能率の検査が出来る。
しかも本考案の装置は流液の方向が半径の小さな中心孔
21 a側から半径の大きな探触子23.23’側に遠
心力の方向に流れるので流液柱の形成が容易であり、安
定した探傷機能が得られる。
またノズル22 、22’内では遠心力のために流液が
加圧されるので流液供給栓ロアに必要な圧力は中心孔2
1 aからノズル入口部へ軽く押込むのに十分な圧力が
あればよいので従来装置に比較して供給圧力が著しく軽
減される。
なお圧力保持には漏洩量に優る供給源の流量が必要とな
るが、同じ漏洩すきまに対して所要圧力が小さければ所
要流量も従来装置より少くてよい。
さらにシールリング30.30’の働きにより漏洩すき
まが著しく少くなるので供給流量はさらに少くてよいこ
とになる。
また流液柱に混入するスケールなどのごみが探触子表面
に達してもそこに設けられた逃げ孔から流液が常に外部
に放出されているので停滞することなく外部へ放出され
るから探傷感度が低下する恐れはない。
なお本考案の装置は流液供給路25が基本的には各ノズ
ルへ流入し易い位置に1本あればよいので(流液分配が
不十分であれば複数本になることもある)探触子の数が
多くなる程従来装置に比して回転型探触子ホルダの構造
、加工が簡単となり原価低減に連がる。
以上の説明から明らかなように、この考案の回転型超音
波探触子装置は、流液の供給圧力、供給流量が従来装置
に比して少くてすむので若しこれらの圧力、流量が従来
装置と同じであれば長期にわたり機能低下を来さない。
従って中心孔21 aの修復などの整備間隔が延びる。
また探触子表面にたいせきするごみの除去作業の間隔が
延びることと相まって整備間隔は従来装置が1週間柱度
なのに対して著しく延長出来る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転型超音波探触子装置の軸方向の断面
説明図である。 第2図は本考案の回転型超音波探触子装置の一実施例を
示す軸方向の断面説明図である。 1.21・・・・・・回転型探触子ホルダ、la、21
a・・・・・・中心孔、2.2’、22.22’・・・
・・・ノズル、3.3’、23.23’・・・・・・探
触子、4・・・・・・被検材、5.5’、25・・・・
・・流液供給路、7・・・・・・流液供給栓口、8・・
・・・・流液供給体、9・・・・・・回転駆動体、30
.30’・・・・・・シールリング、32 、32’・
・・・・・逃げ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流液柱を介して探触子より超音波ビームを管、丸棒など
    の円筒状被検材に投射し、かつ被検材を軸方向に移動す
    ると共に探触子を保持する探触子ホルダを回転させる方
    式の回転型超音波探触子装置において、被検材に対しす
    る回転探触子ホルダの内径部両端にシール材を設け、か
    つ該内径部に開口する流液供給路を設けて液体流を供給
    すると共に、同じく該内径部に流入口を持ち、奥に探触
    子を取付けたノズルを設けて液体流を導き、さらに探触
    子ホルダ外に放流させるために該ノズル奥部に流入口を
    有する逃げ孔を具備してなる回転型超音波探触子装置。
JP12780878U 1978-09-18 1978-09-18 回転型超音波探触子装置 Expired JPS5837000Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12780878U JPS5837000Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回転型超音波探触子装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12780878U JPS5837000Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回転型超音波探触子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5544272U JPS5544272U (ja) 1980-03-22
JPS5837000Y2 true JPS5837000Y2 (ja) 1983-08-20

Family

ID=29090909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12780878U Expired JPS5837000Y2 (ja) 1978-09-18 1978-09-18 回転型超音波探触子装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322525Y2 (ja) * 1980-06-13 1988-06-21
JPS5914060U (ja) * 1982-07-20 1984-01-27 株式会社神戸製鋼所 超音波探触子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5544272U (ja) 1980-03-22

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