JPS5836793Y2 - ビ−ムパイプを有するロ−ルスクリ−ン装置の支持シヨルダ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、カーテン、ブラインド、シャッター（軽量シ
ャッター）、映写用スクリーン、その他スクリーン等を
巻取収納するロールスクリーン本体と、このロールスク
リーン本体上方に配設されるビームパイプと、ロールス
クリーン本体とビームパイプとの両端に嵌合されるブラ
ケットとから戒るロールスクリーン装置に於いて、前記
ビームパイプの任意の位置に嵌合させてロールスクリー
ン装置全体を支持でき、天井面或いは壁面等に取り付け
ることができるビームパイプを有するロールスクリーン
装置の支持ショルダーに関するものである。

従来使用されているビームパイプを有するロールスクリ
ーン装置の支持は、ビームパイプの両軸端部分をブラケ
ットで支えるような構造で、ビームパイプの両軸端部分
を支えるためのブラケットを架設することが困難な場合
等、ビームパイプでの取付は位置を自由に移動させるこ
とができず、架設位置を自由に選択すること等が困難で
あった。

そこで本考案は、如上の如き従来存した欠点を解消すべ
く案出されたもので、ビームパイプの任意の位置に嵌合
させて架設位置を自由に選択することができるようにし
、またロールスクリーン装置を同一の支持ショルダーで
、天井面或いは壁面両方に取り付けられるようにするこ
とを目的とするものである。

以下、本考案の一実施例を図について説明すると、Ａは
本考案に係るショルダ一本体を示し、このショルダ一本
体Ａはフラット板部１と接続支持板部２ａ、２ｂと嵌合
フック部３ａ、３ｂとから成る。

フラット板部１は、平面略長方形状で第１図に示されて
いるように適宜複数のボルト挿入孔４が長辺方向の中心
線上に穿設される。

接続支持板部２ ａ 、２ ｂは、正面略逆台形状で上
底が長辺となる端縁を、前記フラット板部１の長辺とな
る両側縁に連設して、フラット板部１から離れる方向に
行くに従い接続支持板部２ａ、２ｂそれぞれお互いの距
離が近づくように相対峙させる。

嵌合フック部３ ａ 、３ ｂは、ビームパイプＢに形
成された横断面略円弧状の嵌合舌片部１２ ａ 、１２
ｂの内側面及び外側面等に当接して嵌合される横断面略
フック形状のものとし、嵌合舌片部１２ａ。

１２ｂの外側面に当接される外側端縁を前記接続支持板
部２ａ、２ｂに於いて下底となり短辺となる端縁に連設
して、嵌合フック部３ａ、３ｂを相対峙させる。

更に、嵌合舌片部１２ ａ 、１２ ｂの内側面に当接
される内側端縁部５ａ、５ｂを内側面から離れる方向に
若干折曲して折り返し部６ａ、６ｂを設ける。

尚、ショルダ一本体Ａに於ける側面形状は、その中心線
を境として左右対称なものとしても良いし左右非対称な
ものとしても良い。

適宜複数の前記ショルダ一本体Ａが嵌合されるビームパ
イプＢは、横断面略環状で、相対向するフック挿入隙間
部１３ ａ 、１３ ｂでビームパイプ本体１０が等分
割される。

この等分割された分割体１１ａ、ｌｌｂ内壁に連設し夫
々分割体１１ ａ、１１ ｂを連結する、横断簡略く字
形状を吊しその開きを直角とするく字形接続体１４ ａ
、１４ ｂを、これの中央にある先端部１５ ａ 、
１５ ｂがそれぞれ向き合って若干の隙間を有するよう
に相対峙させ、前記嵌合フック部３ ａ 、３ ｂが十
分嵌合できる嵌合舌片部１２ａ、１２ｂが設けられるよ
うに内壁に配置して連設させたものである。

また、この外側面には軸線に平行して多数のローレット
溝が設けられることもある（図示せず）。

また、ビームパイプＢの両軸端に嵌合されるブラケツ）
Ｃの嵌合部分には、ビームパイプＢの外側面に当接する
内周面を有する嵌合有底穴２０が穿設される。

更に、ビームパイプＢの内側面に外周面が当接し、前記
く字形接続体１４ａ、１４ｂに端部が当接するような弧
の長さ等を有する略円弧状の嵌合円弧状突出片２１ ａ
、２１ ｂが嵌合有底穴２０の底面に相対峙して突設
される。

尚、ブラケットＣの嵌合部分は、ビームパイプＢの外側
面が嵌合されるような孔を穿設し、ビームパイプＢをそ
の孔に貫通させた状態で嵌合してもかまわず、ブラケッ
トＣをビームパイプＢ奥側に挿入嵌合し、それからショ
ルダ一本体ＡをビームパイプＢの軸端に嵌合して、ビー
ムパイプＢの両軸端部分で支持することができる。

本考案は前記のように構成され、次にその使用例を説明
すると、ビームパイプＢの両軸端からそれぞれのショル
ダ一本体Ａを軸線方向に挿入し、嵌合フック部３ ａ
、３ ｂと嵌合舌片部１２ ａ 、１２ ｂとをビーム
パイプＢの適宜位置で嵌合させ、ボルト挿入孔４にポル
）Ｆを挿入して天井面り或いは壁面Ｅ等にねじ止めする
。

更に、ビームパイプＢの両軸端にブラケットＣの嵌合部
分を嵌合させる。

尚、ペンダント形式からブラケット形式へ変更する。

或いはその逆に変更するときは、ショルダ一本体Ａを天
井面り或いは壁面Ｅにポル）Ｆ等で取り付けし直し、ブ
ラケットＣとビームパイプＢとを９０°回動変位させて
嵌合し直すだけでこれを行うことができる。

従って、フラット板部１は、天井面り或いは壁面Ｅ等に
ポル）Ｂ等で直に取り付けできるボルト挿入孔４を設け
たので、天井面り或いは壁面Ｅ等にねし止めするだけで
取り付けることができ非常に作業が容易に行え、しかも
確実に取り付けることができる。

嵌合フック部３ａ、３ｂは、ビームパイプＢに形成され
た横断面略円弧状の嵌合舌片部１２ ａ 、１２ｂの内
側面及び外側面等に当接して嵌合する横断面略フック形
状とし相対峙させて配設したので、ビームパイプＢの嵌
合舌片部１２ ａ 、１２ ｂと嵌合フック部３ ａ
、３ ｂとの間の隙間をなくし、ビームパイプＢの適宜
位置に確実に嵌合させて固定でき、ビームパイプＢが外
力等によってショルダ一本体Ａから逸脱することがなく
なると共にショルダ一本体Ａ全体をスライドさせること
で、ビームパイプＢの任意の位置に固定できショルダ一
本体Ａの架設位置を例えばブラケツ）Ｃとの結合位置で
の内がわ外がわのいずれであるも架設条件に合せて、自
由に選択することか゛できる。

接続支持板部２ａ、２ｂは、フラット板部１の両側縁か
ら相対峙させて連設し、先端に嵌合フック部３ ａ 、
３ ｂを連設させたので、天井面り及び壁面Ｅから離れ
た所にビームパイプＢを配置できるので、ビームパイプ
Ｂをショルダ一本体Ａに嵌合させたままでのポルｌ−Ｆ
等の取り付は作業が容易となり、如何なる悪条件の取り
付は場所でも容易にねし止めさせることが可能となる。

また、ロールスクリーン装置自体の荷重や外力による衝
撃等を、ボルトＦに直に伝えず若干緩衝させるのでボル
トＦの破損を防止することができる。

特に、フラット板部１を平面略長方形状とし、適宜複数
のボルト挿入孔４が長辺方向の中心線上に穿設されるこ
とで、壁面Ｅ等に取り付けるブラケット形式で使用する
場合に、それぞれのポル）Ｆに均等に荷重が掛かり一部
に荷重が集中しないのでポル）Ｆの破損をより防止する
ことができる。

また、嵌合フック部３ａ、３ｂで嵌合舌片部１２ａ 、
１２ ｂの内側面側に付設される内側端縁部５ａ、５ｂ
を内側面から離れる方向に若干折曲して折り返し部６ａ
、６ｂを設けることで、内側端縁部５ ａ 、５ ｂが
内側面側に曲がる等した時に折り返し部６ａ、６ｂのみ
が前記内側面に当接されて、嵌合舌片部１２ａ、１２ｂ
と嵌合フック部３ ａ 、３ ｂとの間に隙間が生じて
ガタつくことがなくなりしっくり嵌合できる。

そして、接続支持板部２ａ、２ｂを正面略逆台形状とし
、フラット板部１から離れる方向に行くに従い接続支持
板部２ａ、２ｂそれぞれお互いの距離が近づくようにし
たことで、接続支持板部２ａ２ｂ全体に生じる曲げ応力
が全体に均等となり、応力が集中するのを防止でき、特
に、壁面Ｅ等に取り付けるブラケット形式で使用する場
合に、接続支持板部２ ａ 、２ ｂに於いて若干の圧
縮力及び引張力が増加することでせん断力と曲げモーメ
ントとを減少させ、せん断力と曲げモーメントに対し強
いものとすることができ接続支持板部２ａ、２ｂ全体の
変形が為され難いものとすることができる。

尚、前記ビームパイプＢと前記ブラケツｌ−Ｃとを本考
案に係るショルダ一本体Ａに使用した場合、ペンダント
形式からブラケット形式へ変更、或いはその逆への変更
が、ショルダ一本体Ａを天井面り或いは壁面Ｅにボルト
Ｆ等で取り付けし直し、ビームパイプＢとブラケットＣ
とを９０°回動変位させて嵌合し直すだけでこれができ
、作業の容易化及び作業時間の短縮化を図ることができ
る。

以上説明したように本考案によれば、ショルダ一本体全
体をスライドさせるだけで、ビームパイプの任意の位置
に固定でき、ショルダ一本体の架設位置を架設条件に合
せて自由に選択することができると共に、ペンダント形
式とブラケット形式両方のショルダーを必要とせず、同
一のショルダ二で天井面或いは壁面それぞれにロールス
クリーン装置を容易に確実に取り付けできる大変便利な
ものであり、しかも、構造が極めて簡単であり、量産に
好適であると共に低置なものとして提供することができ
る等の実用上極めて有益な効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
図は天井面からのペンダント形式で使用したときの断面
図、第３図は壁面からのブラケット形式で使用したとき
の断面図、第４図は使用状態の一部を省略した一部切欠
正面図である。 Ａ・・・・・・ショルダ一本体、１・・・・・・フラッ
ト板部、２ａ、２ｂ・・・・・・接続支持板部、３ ａ
、３ ｂ・・・・・・嵌合フック部、４・・・・・・
ボルト挿入孔、５ ａ 、５ ｂ・・・・・・内側端縁
部、６ ａ 、６ ｂ・・・・・・折り返し部、Ｂ・・
・・・・ビームパイプ、１０・・・・・・ビームパイプ
本体、ｌｌａ、ｌｌｂ・・・・・・分割体、１２ ａ
、１２ ｂ・・・・・・嵌合舌片部、１３ ａ 、１３
ｂ・・・・・・フック挿入隙間部、１４ ａ 、１４
ｂ・・・・・・く字形接続体、１５ａ、１５ｂ・・・
・・・先端部、Ｃ・・・・・・ブラケット、２０・・・
・・・嵌合有底穴、２１ ａ 、２１ ｂ・・・・・・
嵌合円弧状突出片、Ｄ・・・・・・天井面、Ｅ・・・・
・・壁面、Ｆ・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 天井面或いは壁面等にボルト等で直に取り付けできるボ
   ルト挿入孔を有するフラット板部の両側縁から相対峙さ
   せて連設した接続支持板部の先端に、ビームパイプに形
   成された横断面略円弧状の嵌合舌片部の内側面及び外側
   面等に当接して嵌合される横断面略フック形状の嵌合フ
   ック部を、相対峙させて連設したことを特徴とするビー
   ムパイプを有するロールスクリーン装置の支持ショルダ
   ー。