JPS5836451Y2 - 溶接線自動倣装置 - Google Patents

溶接線自動倣装置

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JPS5836451Y2
JPS5836451Y2 JP1977020251U JP2025177U JPS5836451Y2 JP S5836451 Y2 JPS5836451 Y2 JP S5836451Y2 JP 1977020251 U JP1977020251 U JP 1977020251U JP 2025177 U JP2025177 U JP 2025177U JP S5836451 Y2 JPS5836451 Y2 JP S5836451Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
sensor
base material
copying device
automatic
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977020251U
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English (en)
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JPS52113833U (ja
Inventor
次男 宇田川
雄 荒谷
Original Assignee
株式会社日立製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はすみ肉溶接に好適な溶接線自動倣装置関するも
のである。
従来、自動像装置に用いられている差動トランス方式の
センサーは第1図に示すように移動可能な鉄心1にボビ
ン2を介して1次コイル3を巻き回し、この1次コイル
3の両側部に2次コイル4゜5を並べて巻き回して構成
されており、鉄心1の先端を被検出材6に機械的に接触
させて動かし、この鉄心1の移動に比例した出力電圧を
得るもので、この方式は接触式自動倣装置として利用さ
れている。
又、この鉄心1を固定して鉄心端面に金属が近づいたと
き発生する磁束のアンバランスを利用して母材からの距
離を検出して非接触状態にて自動倣溶接する方式がある
前者の接触式自動倣装置を用いた場合、溶接母材上のス
パッタ、スケール、仮付、傷およびフラックスなどの影
響を受けないように像面がなめらかでなければならない
ので、一般的には利用しにくい。
後者の非接触式のものはセンサーの検出特性が第2図の
曲線Aで示すように母材面からセンサーまでの変位量が
大きくなると出力電圧がほぼ一定になってしまうので、
変位量の判別が困難になってしまう。
又、センサーの温度が上昇すると2次コイル4,5の出
力電圧が狂い、使用できなくなる。
本考案は上記に鑑み、高温の環境においても高精度にす
み肉倣いが可能な非接触センサーを備えた溶接線自動倣
装置を提供することを目的とする。
本考案は溶接ヘッドに溶接母材の直角方向の距離を検出
するようにセンサーを2個取付け、この検出信号にもと
すいて、すみ肉を自動倣い溶接する装置において、上記
センサーは固定鉄心に直接巻かれた1次コイルと該1次
コイルの上に重ねて差動巻きにした2次コイルとから構
成されているものであって、該センサーを溶接母材に対
して非接触の状態で溶接ヘッドに取付けたものである。
以下本考案の一実施例を第3図〜第7図により説明する
第3図において、7は溶接線自動像装置本体、8は本体
の走行台車で、レール9上を走行する。
10は溶接ヘッド、11は溶接ヘッド10を水平方向に
移動させるテーブル、12は溶接ヘッド10をテーブル
11の移動方向と直角方向に移動させるテーブル、13
.13’は溶接母材との直角方向の距離を検出するよう
に溶接ヘッド10に取付けられる非接触式センサーであ
って、同一構造のものである。
すみ肉溶接を実施する場合には母材の交点を倣う必要が
あり、このため本考案の自動像装置では、溶接母材との
距離を直角方向において検出する各1個の、計2個の非
接触式センサーを取付ける。
非接触式センサー13.13’の構造は第4図に示すよ
うに固定鉄心15のまわりに1次コイル16を前記固定
鉄心15の熱変形に追従するように直接巻き、その」二
に2次コイル17.18を重ねて差動巻きにしである。
固定鉄心15端面に金属がない場合、即ち、センサー1
3.13’と溶接母材14との間の設定距離が離れてい
るとき、磁束のバランスがとれているため、2次コイル
17.18の差動圧が零となる。
固定鉄心15端面に金属が近づくと、即ち、センサー1
3.13’と溶接母材14との間の距離が近づくと、磁
束のアンバランスが生じるため、2次コイル17゜18
の差電圧が生ずる。
センサー13.13’は前記構造をし、1次コイル16
および2次コイル17.18において新規な巻き方をし
ている。
このため高熱環境においても精度よくすみ肉倣いができ
る。
すなわち両回材のなす角度が直角より大きいものにすみ
肉溶接を行う場合、センサ一端面と母材とのなす変位は
交点より離れるに従って設定した変位(距離)より大き
くなりこのため測定誤差も大きくなる。
したがって、センサーを交点より非常に離れたところに
取付けると測定誤差も大きくなる。
これとは逆に、交点に近いところでは、設定変位よりそ
れほど変らないので、測定誤差を小さく抑えることがで
きる。
他方、非接触式センサーは交点に近い位置に取付けると
アークの熱影響を受けて測定誤差が大きくなる。
このため、熱影響を受は難いセンサーであれば倣い精度
が向上する。
本装置において使用するセンサーは室温(12℃)から
200℃までの温度において高精度で検出すること、1
次コイル16と溶接母材14との間に2次コイルが介在
せず、1次コイル16が溶接母材14に構造上接近して
いるので第2図の曲線B、、B。
で示すように変位量の大きい値においても出力電圧が飽
和しないので精度よく検出すること(設定距離が大きい
と母材上の予期しない突起物によってセンサーが破損す
る事故が減少し、また実用上、センサーの設定作業が容
易になる。
)などの機能をもっている。
第3図に戻って26はシールドガス管、27はワイヤラ
イナ、28は給電ケーブルを示す。
本自動倣装置の電気回路の一例を第5図により説明する
非接触式センサー13の1次コイル16は交流発信回路
19に接続されており、非接触式センサー13の2゛次
コイル17.18の差動出力はコンテ゛ンサーでカップ
リングして増幅回路20に入り、20倍程度増幅される
21は整流回路で、増幅回路20により増幅された出力
を直流にする。
この出力は第2図の曲線B1および曲線B2に示すよう
に対数曲線であるので、対数変換回路22を通して直線
的な出力特性にする。
23は任意に設定した変位量に相当する基準電圧を設定
する基準電圧設定装置で、前記対数変換回路22からの
出力と基準電圧設定装置からの出力との偏差をモータ制
御回路24に入れ、移動テーブル11のモータ25を駆
動する。
次に本考案の作業順序について説明する。
溶接ヘッド10を溶接母材14の所定の位置にセットし
、溶接ヘッド10に取付けられている非接触式センサー
13.13’を溶接母材14との距離を設定距離に保っ
て溶接を開始する。
まず溶接母材14と非接触式センサー13.13’との
距離が設定距離に保たれている場合、溶接ヘッド10の
移動につれて非接触式センサーが移動し、非接触式セン
サーからの出力と基準電圧設定装置23からの出力とを
比較してみると、両者の偏差が零で゛あるため、モータ
への出力は出ない。
このためテーブル11は動かず、又溶接ヘッド10の位
置も変らないで台車8のみが移動して溶接を行う。
次に例えば熱歪などにより母材面が設定した変位量より
内側に存在していた場合、非接触式センサー13.13
’からの出力と基準電圧設定装置23からの出力との間
に差が出てモータ制御回路24を通してテーブル11が
母材面から離れる方向に移動するようにモータ25を駆
動するため、非接触式センサー13.13’は設定した
変位量まで母材面から離れる。
逆に設定した変位量より外側に母材面があれば、テーブ
ル11を母材面に近づかせる方向にモータ25を駆動す
る。
なお、偏差出力によってテーブル11を動かす場合、ハ
ンチング現象が生じやすいので、ここでは若干ヒステリ
シス特性を持たせている。
1次コイル側の交流発信回路19は一般に定電圧特性で
あり、第2図の曲線B1で示されるが、出力電圧が高い
所では負荷のインピーダンスが高くなっている。
このため交流発信回路19は定電流特性にした方が良く
、そのときの出力電圧は曲線B2で示すように高くなり
、変位量の検出感度がより高いものとなる。
又、交流発信回路19の周波数は第6図に示すように5
0kHz以上では変位量が3mm以下でしか検出できな
くなる。
実際には6mm以」二離す必要があるので周波数は20
kHz以下で使用する必要がある。
本考案の溶接線自動倣装置に用いられる非接触式センサ
ーは温度を上げた場合、第7図に示すように室温(12
℃)から200℃まで6mmの変位量に対して5%程度
の変位量の変化しかない。
−ヒ述のように本実施例では差動巻きの非接触式センサ
ーを使用しているので、溶接アークの光、予熱および溶
接アーク熱、倣い面上のスパッタ、サブマージド溶接に
おけるフラックス等の影響を受けることなくすみ肉倣い
溶接が実施できる。
以上説明したように、本考案の溶接線自動倣装置は、固
定鉄心に直接巻かれた1次コイルと該1次コイルの上に
重ねて差動巻きにした2次コイルとから構成される高温
環境に強い非接触式センサーを備えているので、溶接ア
ーク熱、スパッタ等の影響を受けない高い倣い精度を有
する装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の溶接線自動倣装置に用いられる接触式セ
ンサーの概略図、第2図はセンサーの変位量と出力電圧
の関係を示す図、第3図は本考案の溶接線自動倣装置の
構成を示す図、第4図は本考案の溶接線自動倣装置に用
いられる非接触式センサーの概略図、第5図は本考案の
溶接線自動倣装置の電気回路図、第6図は非接触式セン
サーの周波数と出力との関係を示す図、第7図は非接触
式センサーの温度特性を示す図である。 10・・・・・・溶接ヘッドj3,13’・・・・・・
非接触式センサー、14・・・・・・溶接母材、15・
・・・・・固定鉄心、16・・・・・・1次コイル、1
7.18・・・・・・2次コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接ヘッドに溶接母材の直角方向の距離を検出するよう
    にセンサーを2個取付け、この検出信号にもとすいて、
    すみ肉を自動倣い溶接する装置において、上記センサー
    は固定鉄心に直接巻かれた1次コイルと該1次コイルの
    上に重ねて差動巻きにした2次コイルとから構成されて
    いるものであって、該センサーを溶接母材に対して非接
    触の状態で溶接ヘッドに取付けたことを特徴とする溶接
    線自動倣装置。
JP1977020251U 1977-02-23 1977-02-23 溶接線自動倣装置 Expired JPS5836451Y2 (ja)

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JPS52113833U JPS52113833U (ja) 1977-08-30
JPS5836451Y2 true JPS5836451Y2 (ja) 1983-08-16

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