JPS583589B2 - 質量分析計の直接試料導入装置 - Google Patents

質量分析計の直接試料導入装置

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JPS583589B2
JPS583589B2 JP52034496A JP3449677A JPS583589B2 JP S583589 B2 JPS583589 B2 JP S583589B2 JP 52034496 A JP52034496 A JP 52034496A JP 3449677 A JP3449677 A JP 3449677A JP S583589 B2 JPS583589 B2 JP S583589B2
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JP
Japan
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valve
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direct
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JP52034496A
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JPS53120591A (en
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佐藤弘孝
白鳥隆二
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、質量分析計の直接試料導入装置の排気系に関
するものである。
第1図は従来の質量分析計の直接試料導入装置の説明図
である。
質量分析計(以後MSと称する)のイオン化室1はイオ
ン源部2内に設置され、このイオン源部2はバルブM1
6を介してMS本体の真空排気系17に連通し、分析管
18と検出部19および直接試料導入バルブ4にも連通
している。
直接試料導入装置は、0リング7を介して上記イオン化
室1内に直接試料を挿入することができるブローブシャ
フト8と、このプローブシャフト8を挿入するさきは開
口させる直接試料導入バルブ4および直接試料導入装置
内を排気する真空排気系より構成されている。
即ち、直接試料導入装置を備えたMSは各々独立した二
つの真空排気系をもち複雑に構成されていた。
直接試料導入装置の真空排気系は、直接試料導入室に連
通ずる排気路にはリークバルブ10およびバルブD11
を経て油拡散ポンプ(以後DPと称する)13が接続さ
れ、このDP13はバルブR14を介して油回転ポンプ
(以後RPと称する)15に連通している。
また、バルブR14とRP15との中間の排気路には分
岐路があり、この分岐路は上記ブローブシャフト8が摺
動する一対の0リングの中間に連通ずると共に、バルブ
A12を介して直接試料導入室にも連通している。
上記従来のMSの直接試料導入装置に依って試料を導入
するには、直接試料導入バルブ4を閉じてMSのイオン
源部2と試料導入部を遮断し、ブローブシャフト8を引
出す。
このプローブシャフト8先端の試料充填口9に試料を入
れた後、ブローブシャフト8を第1図の位置まで挿入し
、リークバルブ10とバルブD12およびバルブR14
を閉じバルブA12を開けてまづRP15によって10
−3Torr程度に排気する。
次に、DP13を作動させバルブD11を開けて試料導
入部内を10−6Torrの高真室とし、直接試料導入
バルブ4のハンドル5を廻してパッキン6と接触してい
る弁を後退開口させ、ブローブシャフト8をこの開口よ
り挿入する。
試料充填口9がイオン化室1に挿入されるとその試料は
加熱気化されると共にイオン化されて分析管18に送ら
れて分析が行なわれる。
この場合の試料導入部内の真空度はイオン源部2と同程
度になっていることが必要である。
次の試料を分析するには、ブローブシャフト8を後退さ
せ直接試料導入バルブ4を閉じてから再度上記操作を繰
返えし行なう。
以上のような従来の直接試料導入装置は、バルブ操作が
多く繁雑であると共に、バルブの誤操作を招く恐れがあ
った。
バルブの誤操作はDP,RPの劣化損傷の原因となるの
で十分な注意を払わねばならない。
また、MS本体用とは別個にDP,RPを必要とし真空
排気系に要するコストが太きかった。
本発明は、操作が簡単で安価な直接試料導入装置を提供
することを目的とし、その特徴とするところは、直接試
料導入バルブに細孔を設けて置きまずこれを徐々に開ら
いて試料導入部の真空度をイオン源部の真空度に近づけ
、その後に試料導入口を解放して試料を直接イオン化室
に導入できるようにしたことにある。
第2図は本発明の一実施例である直接試料導入装置の説
明図であり、第3図は直接試料導入バルブの断面図であ
る。
第1図と同一部分には同一符号を付してある。
第3図において、直接試料導入バルブ24の頭部にある
ハンドル25を右回転させると軸28が前進し、その先
端に取付けてある平パッキング21が大径弁座23の細
孔20を塞ぎ、試料導入室22とイオン源部2を遮断す
る。
大径弁座23は圧縮バネによってイオン源部2に押付け
られているので、ハンドル25を逆に左回転させると平
パンキング21と大径弁座23とは分離し、細孔20と
金具33の排気孔27を介して試料導入室22とイオン
源部2は連通ずる。
更にハンドル25を左回転させて軸28を後退させると
、軸28の先端の拡大部によって金具33を移動させる
したがって、金具33に螺合している大径弁座23をパ
ッキング26ごと圧縮バネ圧に打勝って持ち上げてイオ
ン源部2への通路を開口させる。
第2図のプローブシャフト8をこの開口より挿入して試
料を直接イオン化室1に導入可能となる。
第2図において本装置の作動状況を説明する。
直接試料導入バルブ24のハンドルを右回転して平パッ
キング21を細孔20に押し付けてイオン源部2と試料
導入部22とを遮断し、プローブシャフト8を引出して
その先端の試料充填口9に試料を入れる。
次に、ブローブシャフト8を第2図の位置まで挿入し、
リークバルブ10を閉じバルブA12を開けてRP15
を作動させ、試料導入部22を10−3Torr程度の
真空度にする。
その後バルブA12を閉じ直接試料導入バルブ24のハ
ンドル25を右回転させ、細孔20を徐々に開けて試料
導入部22内をイオン源部2と同じ真空状態にする。
イオン源部2の容積は試料導入部22に比べて約100
倍程度の容積をもっているので、上記のような操作を行
なってもイオン源部2の真空度の低下は僅少であり間も
なく回復して試料導入部22もイオン源部2と同じ真空
状態に近づく。
細孔20の大きさにより排気コンダクタンスが定まるが
、約1分程度の短時間で試料導入部22もほぼイオン源
部2に近い真空度になるようにしている。
次に、直接試料導入バルブ24のハンドル25を更に右
回転させると第3図で説明したようにパッキング26と
共に大径弁座23も移動しイオン源部2と試料導入部2
2は直通状態となるので、この開口を通してプローブシ
ャフト8を挿入しイオン化室1に試料を導入し分析を行
なうことができる。
以上本実施例の直接試料導入装置は、試料導入部の排気
系をRP15とバルブA12およびリークバルブ10の
みに簡略化できるので、操作が簡便であると共にDPを
不用としコスト減を計ることができるという効果がある
また、バルブの数が少ないので排気操作を誤ることがな
いという利点も生ずる。
上記実施例の直接試料導入装置では、直接試料導入バル
ブに細孔を設けて排気コンダクタンスを形成させたが、
イオン源部2と試料導入部22との間を連通ずる通路を
別途設けて、ここに開閉できる細孔を設けるようにして
も良い。
また、試料導入部22を低真空度にするRP15を更に
省略1してイオン源部の真空排気系17のRPと試料導
入部22とを連通させて兼用させることも可能である。
本発明の直接試料導入装置は、排気操作が簡単で安価で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の直接試料導入装置の説明図、第2図は本
発明の一実施例である直接試料導入装置の説明図、第3
図は第2図の直接試料導入バルブの断面図である。 1・・・・・・イオン化室、イオン源部、9・・・・・
・試料充填口、20・・・・・・細孔、21・・・・・
・パンキング、22・・・試料導入部、23・・・・・
・大径弁座、24・・・・・・直接試料導入バルブ、2
8・・・・・・軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 質量分析計のイオン化室に試料を直接導入できる直
    接試料導入装置において、上記質量分析計のイオン源部
    と上記直接試料導入装置の試料導入部との間に設けた開
    閉速度の調節可能な細孔により上記イオン源部と上記試
    料導入部とを連通可能にした直接試料導入バルブを備え
    たことを特徴とする質量分析計の直接試料導入装置。 2 上記直接試料導入バルブが、上記試料を導入する大
    口径部を開閉する大径弁座と、この大径弁座に設けた上
    記細孔に対向するパッキングを有する軸とを備え、上記
    軸を移動させることにより上記細孔を開いた後上記大径
    弁座を移動して上記大口径部を開放することが可能な二
    段開閉式直接試料導入バルブである特許請求の範囲第1
    項記載の質量分析計の直接試料導入装置。
JP52034496A 1977-03-30 1977-03-30 質量分析計の直接試料導入装置 Expired JPS583589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52034496A JPS583589B2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 質量分析計の直接試料導入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52034496A JPS583589B2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 質量分析計の直接試料導入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53120591A JPS53120591A (en) 1978-10-21
JPS583589B2 true JPS583589B2 (ja) 1983-01-21

Family

ID=12415850

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52034496A Expired JPS583589B2 (ja) 1977-03-30 1977-03-30 質量分析計の直接試料導入装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55109958A (en) * 1979-02-19 1980-08-23 Hitachi Ltd Mass spectrometer
DE3510378A1 (de) * 1985-03-22 1986-10-02 Coulston International Corp., Albany, N.Y. Verfahren zur analytischen bestimmung von organischen stoffen
CN111128671B (zh) * 2019-11-19 2021-08-10 清华大学 质谱仪气压调节系统及方法

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JPS53120591A (en) 1978-10-21

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