JPS5835731B2 - フイルタ− - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフィルターとくに空気中に含まれた油脂を分離
するためのフィルターに関する。

たとえば揚げ物を作る調理場などの空気は油脂で汚れて
いる。

このために衛生上有害であるばか９でなく、長い間に露
出物の表面に油脂が付着し、また火災のかそれがある。

このような空気を吸込通風で除いても、汚れた空気が他
の場所に移動することを防ぐのは困難である。

これを防ぐために、吸込通風装置にフィルターを設ける
が、一般のフィルターは、あみ目状で、油脂分離能力は
良いが、あみ目が詰り、そのために熱風で発火する耘そ
れがある。

これに対して、バッフル型フィルターが提案されている
が、能率が充分でなく、調整や手入れが容易でなく、用
途が限られているという欠点がある。

本発明の目的は、上記の欠点のないバッフル型フィルタ
ーとくに空気中の油脂を分離するためのフィルターを供
することにある。

本発明により、上記の欠点がなく、シかもすぐれた能率
と信頼性とを有し、調整や手入れの容易なこの種のフィ
ルターが得られる。

本発明によるバッフル型フィルターは、（イ）横に離間
されたそらせ板部分（対向パネル部分）の対の多数を横
に離間しかつ縦に伸して構成した第１組の対と、横に離
間されたそらせ板部分（対向パネル部分）の対の多数を
横に離間しかつ縦に伸して構成した第２組とからなり、
（ロ）第１組の対は下流にむいて集束しかつ入口通路を
形威し、その際上記入口通路は、拡張された上流入口と
狭ばめられた上流出口（のど部）とを有し、（ハ）各入
口通路を限定する上記第１部分（パネル）の各対の末端
は、相対的に横外向きに突出した第１フランジをなし、
に）上記第２組の対は、上流からの入口（下流のど部）
を有する下流出口通路を形成し、その際上記の上流から
の入口は上記入口通路と下流出口とを連通し、（ホ）上
記下流出口通路を限定する第２部分（対向パネル部分）
の各対の末端は、横外向きに突出する第２７ランジをな
し、（へ）第２フランジは第１フランジから後方に離間
され、（ト）第１、第２フランジは、近くの上記第１、
第２部分（対向パネル部分）と共に、屈曲した中間通路
を形成し、これによって上記入口通路と出口通路とを連
通している。

入口通路の中央に、縦に伸びた弁手段が設けられ、これ
を前後方に動かすことができ、これによって入口通路の
開き方を調整することができる。

第１組の対向パネルは横方向に離間され、■字形上流そ
らせ板をなしている。

これらの対向パネルの端は、内向きの共面フランジにな
っている。

他方にかいて、横に離間された第２組の対向パネルは下
流そらせ板を永し、対向パネルの端は、内向きの共面フ
ランジになっている。

各組の対向パネルはそれぞれ交叉片で結合されて、そら
せ板をなしている。

そらせ板の組は枠によって支えられて協働し、各フラン
ジは互いに離間されかつわずかに重なり合っている。

入口通路の開き方は、矩形の格子によって調整される。

格子は、上流の対向パネルの対によって限定された入口
通路の中央において縦に移動できる棒を有する。

これによって角度を変化させることができる。

第２組の各対のパネルそらせ板部分は、互いに並んだ中
間通路の１対間の狭い上流からの入口（下流のど部）か
ら拡張された下流出口に向って末広がりになり、他方に
３いて、第１組の各対のパネルは上流で集束されかつ合
体されて、上流のパネル板になっている。

上流そらせ板の脚部は、これらのパネルによって限定さ
れている。

パネルの末端は相対的に内向きの共面フランジになって
いる。

下流そらせ板のパネルの末端も相対的に内向きの共面フ
ランジになっている。

フィルターの矩形の枠は、横に伸びた第１交叉片と横に
伸びた第２交叉片とを有する。

第１交叉片は、枠で支えられ、かつ第１そらせ板の頂部
に固定され、第２交叉片は、枠で支えられ、かつ第２そ
らせ板の頂部に固定されている。

枠は、横に伸びた溝形の脚部材を有する。

この部材の縁沿いに排出口が設けられている。

上流そらせ板の端は、この部材の近くまで伸びている。

上記のように、本発明によるフィルターは、横方向に離
間されかつ縦に伸びる平行な多数のそらせ板を有してい
る。

そらせ板は上流そらせ板の組と、これに協働する下流そ
らせ板の組からなり、各組のそらせ板は同形であるが、
方向は逆になっている。

そらせ板はおよそ■字形で、脚部の末端は、相対的に内
向きの共面フランジになっている。

一方では、上流そらせ板の頂部は上流向きで、隣接の上
流そらせ板の対の間に入口通路が形成され、この入口通
路は下流方向に集束して狭いのど部をなし、他方では、
下流そらせ板の頂部は下流向きで、隣接の下流そらせ板
の対の間に出口通路が限定されている。

この出口通路は上流の狭いのど部と下流の拡張された出
口とを有する。

下流そらせ板の共面フランジは、上流そらせ板の共面フ
ランジの上流に位置し、両者は離間されかったがいに多
少食いちがい、これによって、入口通路と出口通路とを
結合する中間通路が形成される。

フィルターは、横方向に離間されかつ縦方向に平行に伸
びる棒からなる格子を有している。

各棒は上流そらせ板の対の間の入口通路の中間にあって
、前後方向に調節できるので、これにより気流の速度を
変化させることができる。

本発明によるバッフル型フィルターは、従来のこの種の
フィルターよりも、動力をわずかに多く必要とするが、
油脂分離能力は５０ないし１００多大であることが分っ
た。

このように意外な高能率が得られる訳は、入口通路のの
ど部の断面積が入口の断面積の％以下であって、そこで
高速度の気流が生じること、釦よび入口通路と出口通路
とが特殊の曲った中間通路によって結ばれていることに
よるものと考えられる。

また気流の形状と方向とが急変するので、空気中の重い
油脂がこれについて行くことができず、そらせ板の表面
に突き当り、そこで復水凝集されて排出されるからであ
る。

その上、空気の渦流が生じ、空気中の油脂粒子を遠心分
離し、これをそらせ板の表面で捕え、凝集する。

本発明によるフィルターは、すぐれた能率と信頼性とを
有し、丈夫で、用途が広く、使用や手入れが容易で、火
災のかそれは全くない。

実施例を示す添付図面により、本発明を詳記する。

例示された調理場用換気装置１０は、ストーブ（調理台
）の類１２から発生する油脂含有気流を処理して油脂を
分離するために、本発明による油脂分離フィルター１１
を有する。

換気装置１０のフード１３は底面が開いている。

フード１３はストーブ１２上方にあり、少なくともスト
ーブ１２の幅板上に伸びている。

フード１３の底の後端に設けられた油脂受溝１４は、横
に水平に伸びている。

フード１３は、縦に並んだフィルタ一部分によって分割
されている。

フィルタ一部分は、前上向きに傾いた上方パネル１６に
より、これと同様に傾いた位置に支えられ、交換するこ
とができる。

フード１３の土壁から伸びた上方パネル１６は、フィル
ター１１に達している。

油脂受溝１４の前縁に沿って横に伸びた山型部材によっ
て、フード１３の後方の気流室１７と前方の吸込部１８
とが分かれている。

気流室１７から屋根２０を通ってダクト１９が上方に伸
びて、換気ブロアー２１に達している。

フロア−２１は屋根２０に固定され適当なモータで駆動
されている。

フィルター１１の矩形の枠２２の上下端に平行脚部２３
が、また側端に平行脚部２４が設けられている。

脚部２３，２４は溝形で、外側交叉ウェブ２６と、これ
に直交する内向きの側部ウェブ２７とを有する。

両側のウェブ２７は平行である。第３図にかいて枠２２
の平行な端脚部２３の外縁底部には、縦に離間された油
脂排出口２５が設けられている。

一対になって協働する上流そらせ板３２の組２８と下流
そらせ板の組２９とが枠２２によって支えられている。

上流と下流のそらせ板３２．３３はそれぞれ同形で反対
に向き、後記するように協働する。

上流そらせ板３２は上流から下流に向って縦に伸び、■
字形溝をなし、そらせ板３２の対向するパネル３４は、
下方の円みを有する頂部３６から第５図の上向きまたは
下流向きに扇形に広がっている。

扇形対向パネル３４の上方縦縁の末端は、相対的に内向
きの共面フランジ３７になっている（第５図）。

各上流そらせ板３２は規則的に互いに横に離間され、か
つ各頂部３６は、一対の横に伸びた交叉片３９により結
合されている。

交叉片３９の対向端部は、上向きの平行脚部４０になっ
ている。

下流そらせ板の組２９の各そらせ板３３は、上流そらせ
板３２の間隔と等間隔で規則的に互いに横に離されてい
る。

縦に伸びた下流そらせ板３３も、円形頂部４１と第５図
の下向きまたは上流向きに広がった扇形の対向パネル４
２とを有し、末端は、相対的に内向きの共面フランジ４
３になっている。

各そらせ板３３の頂部４１も交叉片４４で結合され、交
叉片４４の対向端部は脚部４６になっている。

そらせ板の上下の組２８，２９は枠２２によって支えら
れ、その際第５図の下側（上流側）交叉片３９は、枠２
２の端脚部２３の下側ウェブ２Ｔの内面に接し、上側（
下流側）の交叉片４４は、交叉ウェブ２６の近くにかい
て枠２２の端脚部２３の上側ウェブ２７の内面に接して
いる。

端脚部２３の内側の離間部材４７は、縦方向に平行な端
部４８を有する。

端部４８は、交叉片３９．４４の内側に接し、かつ交叉
腕４９によって結合されている。

組立てられたフィルター１１のそらせ板３２゜３３は各
交叉片３９．４４によって位置ぎめされ、一つの組の並
んだそらせ板の中間に他の組のそらせ板が配置され、た
がいに協働するようになっている。

つまり、隣接した上流そらせ板３２の扇形パネル３４が
、拡張された上流人口５０から狭くＺつた上流のど部５
１に向って集束して入口通路５２を構成する。

のど部５１は、隣接する二つの上流そらせ板３２の間に
配置された下流そらせ板３３によって構成された空所に
達している。

各のど部５１の出口は上流そらせ板のフランジ３７によ
って限定されているが、フランジ３７はのど部５１に関
して横外向きで、その下方には、協働する下流そらせ板
３３の対応するフランジ４３が近接している。

フランジ４３は外向きに片寄り、７ランジ３７とわずか
に重なり合っているので、フランジ３７．４３間の中間
通路５３が限定される。

屈曲した狭い中間通路５３は、各上流そらせ板３２間の
入口通路５２を、協働する各下流そらせ板３３によって
形成された空所を通って、隣接下流そらせ板３３との間
に形成された出口通路５４に接続する。

出口通路５４も、狭い下流のど部５１と広い出口５７と
を有する。

本発明により、気流室１７各部の圧力差を補正するため
に入口通路５２を調節する装置が設けられている。

この装置は、横に離間された内棒５９を有する矩形格子
５８から女る（第４，６図）。

内棒５９は縦に平行に伸び、端部は、横に伸びた溝状部
材６０によって支えられている。

第７図にかいて、溝状部材６０は内側に交叉ウェブ６１
を有し、ウェブ６１の円孔６３を内棒５９が通っている
。

各棒５９の中心距離は、各入口通路５２間の中心距離に
等しい。

溝状部材６０は外向き脚部を有し、さらに交叉ウェブ２
６と平行脚部４０゜４６との間で枠２２の端脚部２３と
重なり合い、かつ端脚部２３の長さに沿って伸びている
。

このために溝状部材６０は滑動でき、角度を調節するこ
とができる。

フィルター１１の下面に、枠２２の内側の隅近くにブラ
ケット６４が設けられている。

ブラケット６４は、並んだ上流そらせ板３２の適当な対
の間に伸びかつ頂部３６に固定されている。

ブラケット６４は底板６５と上板６６とを有し、上板６
６は底板６５の上に平行に位置している。

上板６６の両端は結合用脚部になっているので、上板を
底板６５に重ねて取付けることができる。

板６５．６６は軸方向に並んだ中心孔６８を有する。

ねじ６９の頭部７０が板６５．６６の各組の間に挾まれ
ているので、孔６８を通じて、ねじ６９を廻すことがで
きる。

ねじ６９の溝つき柄部は、上板６６を通って突出し、上
方の棒５９の溝つき垂直孔にはまっている。

孔６８を通じて、ねじ６９の頭部７０を廻すと、対応し
た格子５８の隅を上下させることができ、従って隔部分
にかける棒５９を上下させることができる。

対応する入口通路５２の、のど部５１の開き方を、この
ようにして調節することができる。

第８図に示されたように、ねじ６９を廻して格子５８を
枠２２と平行な高さにすると、各入口通路５２は長さ方
向に均等に開く。

ねじ６９を同方向に均等に調節すると、のど部が均等に
開く。

第９図に示すように、１対のねじを廻すと、枠２２の一
側の１対が調節されて格子５８が縦方向に傾くので、フ
ィルター１１の一側から他側に向って入口通路５２の開
き方が調節される。

棒５９の長さに沿って格子５８の傾きを調節して入口通
路５２の開き方を長さ方向に調節するためには、枠２２
の端脚部２３に沿ったねじ６９の対を調節すればよい。

こうして、ねじ６９で入口通路５２の開き方を変えるこ
とができる。

フィルター１１が動作するときに、空気はダクト１９と
気流室１７とを流れ、フロア−２１から排出される。

調理台１２からの油脂を含む空気は、フィルター１１の
入口５０、入口通路５２、上流のど部５１、下流そらせ
板に至る曲った中間通路５３、下流のど部５１、出口通
路５４を通って、気流室１Ｔに達する。

入口通路５２がベンチュリの作用をするので、空気がこ
こを通ると、のど部５１に高速度の流れが生じる。

その際、空気のわずかな部分は中間通路５３に入るが、
油脂を含む空気は相対的に重いので、もとの進路を変え
ることはほとんど女＜、大部分が扇形パネル４２に当り
、そこで復水凝集して、パネル表面沿いに流れ、上流そ
らせ板３２の溝形通路に達する。

この流れは気流によって助けられる。

気流は高速度で中間通路５３を通り、次に曲って出口通
路５４を通る。

この気流に残存する油脂も、同様な仕方でそらせ板とフ
ランジとの表面で補集される。

な耘フィルター中の気流部分に沿って渦流が生じ、油脂
の粒子がこの渦に捕えられ、外向きに遠心分離され、そ
らせ板の表面に当って、そこで復水される。

上流そらせ板３２に流入した油脂は、重力によって枠２
２の排出口２５に達し、油脂受溝１４を経て排出される
。

その際、上記のように、ねじ６９によって格子５８を調
節し、フィルター内面沿いの気流の圧力差を補正するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

実施例を示す添付図面に３いて、第１図は本発明による
フィルターを有する調理場用換気装置の側面（１部所面
）図、第２図は本発明によるフィルターの底面図、第３
図はその端面図、第４図はその１部の拡大底面（１部所
面）図、第５図は第４図の線５−５における断面図、第
６図は第４図の線６−６における断面図、第７図はフィ
ルター装置部分の爆発斜視図、第８図は、のど部が均等
に中等度に開いたときのフィルター断面の説明図、第９
図は、のど部の開き方を変化させたときの第８図と同様
の説明図である。 １０・・・換気装置、１１・・・フィルター、１２・・
・調理台、１３・・・換気フード、１４・・・油脂受溝
、１６・・・上方パネル、１７・・・気流室、１８・・
・吸込部、１９・・・ダクト、２０・・・屋根、２１・
・・ブロアー、２２・・・枠、２３・・・端脚部、２４
・・・端脚部、２５・・・排出口、２６・・・交叉ウェ
ブ、２７・・・側部ウェブ、２８・・・上流の組、２９
・・・下流の組、３２・・・上流そらせ板、３３・・・
下流そらせ板、３４・・・扇形対向パネル、３６・・・
頂部、３７・・・共面フランジ、３９・・・交叉片、４
０・・・平行脚部、４１・・・頂部、４２・・・扇形対
向パネル、４３・・・共面フランジ、４４・・・交叉片
、４６・・・脚部、４７・・・離間部材、４８・・・端
部、４９・・・交叉腕、５０・・・上流入口、５１・・
・上流のど部、５１・・・下流のど部、５２・・・入口
通路、５３・・・中間通路、５４・・・出口通路、５７
・・・出口、５８・・・格子、５９・・・内棒、６０・
・・溝形部材、６３・・・開口、６４・・・ブラケット
、６５・・・底板、６６・・・上板、６８・・・孔、６
９・・・ねじ、７０・・・ねじ頭部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １（ａ）横に離間された第１そらせ板３２の対３４の多
   数を横に離間しかつ縦に延長して構成した第１組２８と
   、横に離間された第２そらせ板３３の対４２の多数を横
   に離間しかつ縦に延長した第２組２９とからなり、 缶）第１組２８そらせ板３２の各対３４は、所定の下流
   方向に向かって集束し、かつ入口通路５２を形成し、 （ｅ） その際、入口通路５２は、拡張された上流入
   口５０と制限された上流出口のど部５１とを有し、 （ｄ） 各入口通路５２を限定する第１そらせ板の対
   ３４の末端は、外横向きに突出した第１フランジ３７を
   有し、 （ｅ） 第２組２９のそらせ板の各対４２は、下流方
   向に末広がりになって、出口通路５４を形成し、（ｆ）
   上記出口通路５４は、拡張された下流出口５７と制
   限された下流人口のど部５１′とを有し、Ｑ 出口通路
   ５４を限定する第２そらせ板３３の対４２の末端は、横
   外向きに突出する第２フランジ４３を有し、上記第２フ
   ランジ４３は第１７ランジ３７から下流側に離間され、 （ｈ） 第１フランジ３７の自由縁は、対応する第２
   フランジ４３から横に上流側に離間されて、第１開口を
   形成し、 （ｉ） 第２フランジ４３の自由縁は対応する第１フ
   ランジ３７から横に離間されて第２開口を形成し、 （ｊ） 上記第２開口は第１開口から横下流側に偏位
   しているので、これによって第１フランジ３７と第２フ
   ランジ４３とがわずかに重なり合い、入口通路５２と出
   口通路５４とを連通ずる狭い屈曲した中間通路５３を形
   成していることを特徴とする、気流中の油脂分を除去す
   るためのフィルター装置。 ２（ａ）横に離間された第１そらせ板３２の対３４の多
   数を横に離間しかつ縦に延長して構成した第１組２８と
   、横に離間された第２そらせ板３３の対４２の多数を横
   に離間しかつ縦に延長した第２組２９とからなシ、 （ｂ） 第１組２８そらせ板３２の各対３４は、所定
   の下流方向に向かって集束し、かつ入口通路５２を形成
   し、 （ｅ） その際、入口通路５２は、拡張された上流入
   口５０と制限された上流出口のど部５１とを有し、 （ｄ） 各入口通路５２を限定する第１そらせ板の対
   ３４の末端は、外横向きに突出した第１フランジ３７を
   有し、 （ｅ）第２組２９のそらせ板の各対４２は、下流方向に
   末広がりになって、出口通路５４を形成し、（ｆ）
   上記出口通路５４は、拡張された下流出口５７と制限さ
   れた下流入口のど部５１′とを有し、＠ 出口通路５４
   を限定する第２そらせ板３３の対４２の末端は、横外向
   きに突出する第２フランジ４３を有し、上記第２フラン
   ジ４３は第１フランジ３７から下流側に離間され、 伍）第１フランジ３７の自゛由縁は、対応する第２フラ
   ンジ４３から横に上流側に離間されて、第１開口を形成
   し、 （ｉ） 第２フランジ４３の自由縁は対応する第１フ
   ランジ３７から横に離間されて第２開口を形成し、 （ｊ） 上記第２開口は第１開口から横下流側に偏位
   しているので、これによって第１フランジ３７と第２フ
   ランジ４３とがわずかに重な９合い、入口通路５２と出
   口通路５４とを連通ずる狭い屈曲した中間通路５３を形
   成し、 ■ 上流そらせ板の各対３４は、上流から下流方向に縦
   に伸びて■字形を女し、■字形の脚部の末端の二つの第
   １フランジ３７は内向きの共面フランジをなし、 （１） 下流そらせ板の各対４２は、下流から上流方
   向に縦に伸びて逆■字形をなし、■字形の脚部の末端の
   二つの第２フランジ４３は内向きの共面フランジをなし
   ていることを特徴とする、気流中の油脂分を除去するた
   めのフィルター装置。