JPS5835197Y2 - ミシンにおける加工布押圧装置 - Google Patents

ミシンにおける加工布押圧装置

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JPS5835197Y2
JPS5835197Y2 JP17397381U JP17397381U JPS5835197Y2 JP S5835197 Y2 JPS5835197 Y2 JP S5835197Y2 JP 17397381 U JP17397381 U JP 17397381U JP 17397381 U JP17397381 U JP 17397381U JP S5835197 Y2 JPS5835197 Y2 JP S5835197Y2
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sewing machine
work cloth
cloth
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JP17397381U
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幸三 佐野
義和 山本
俊明 柳
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ブラザー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、クランプ装置、布押え装置等の加工布押圧装
置に関し、特にミシンの動作を制御するための制御装置
から発生された電気的作動信号に従って加工布の押圧解
放動作を自動的に行う加工布押圧装置に関する。
従来、数値制御ミシンの如き自動制御ミシンはミシン本
体と多くの周辺装置とから構成されていたため、広い設
置場所が要求された。
最近になって、それらの周辺装置に多くの電子機器が用
いられるようになり、装置自体の信頼性の向上及びその
小型化が可能になってきた。
こうした電子機器の使用によりミシンの動作制御用の制
御装置はかなり小型化されたが、加工布に押圧力を付与
するための押圧部材を前記電気的作動信号に応答して作
動させる作動装置には加工布の確実は保持のために大出
力が要求され、従ってその作動装置として大出力の発生
が可能な大型の装置を使用しなければならなかった。
例えば、加工布の周縁部を保持するための締付は具の作
動装置として高圧力の空気により駆動されるエアシリン
ダが一般的に使用され、そのエアシリンダへの高圧力空
気の供給制御のためにソレノイド作動式空気弁の如き電
気的作動信号に応答する制御弁が必要となると共にその
高圧力空気発生のために空気圧縮機が必要となる。
その圧縮機を含めた作動装置は、その動作を制御するた
めの電子制御装置に比べかなり広い設置場所が必要であ
り、またミシン運転前に圧縮機を予め作動させて十分高
圧力の空気が発生されるように準備しなければならない
上記のエアシリンダに換えて電磁ソレノイドを使用する
ことか゛考えられるか゛、エアシリンダと同等の大出力
を発生させるためには励磁巻線の巻数がかなり多い大型
のソレノイドが必要であり、更にそのソレノイドのプラ
ンジャとその停止位置を決めるためのストッパーとの間
でプランジャの停止時に発生される衝突騒音は大きく無
視することができない。
そこで、本考案は上記欠点を解消するためになされたも
のであり、小型で且つ大出力の発生が可能な作動装置に
より加工布の押圧解放動作を自動的に行うミシンにおけ
る加工布押圧装置を提供するものである。
本考案は実施例を示す図面を参照して以下に説明する。
第1図は本考案の加工布押圧装置が使用された数値制御
ミシンを示しており、その数値制御ミシンは、ミシン本
体1と、加工布2を保持するためのクランプ3と、その
クランプ3をX軸及びY軸方向にそれぞれ移動させるた
めの2つのパルスモータ4,5、加工布2上の縫目形成
部を支持する上押え6及び平押え7(第2図に示す)を
それぞれ作動させるための第1の作動装置8と、前記ク
ランプ3を作動させるための第2の作動装置9とを備え
ている。
前記上押え6はミシンテーブル10の上方に配置され、
縫い針11の通過可能な貫通孔12が穿設された上押え
足13とその上押え足13に結合された押え棒14とか
ら構成されている。
前記平押え7はミシンテーブル10の下方に配置され、
縫い針11が通過できるように穿設された貫通孔15を
備えた平押え足16とその平押え足16に連結された摺
動部17から構成されている。
その摺動部17に螺合されたボルト18は、その頭部下
面が摺動部17の上面に座金19を介して当接すると共
にその頭部上面がミシンテーブル10の下面と当接する
ように配置されている。
ミシンテーブル10に一端が固定された摺動棒20は、
摺動部17に穿設された貫通孔21を通して配置され、
その他端に固定部材22が取り付けられている。
前記平押え7は摺動体20に嵌入されたばね23により
常に上方に押圧されている。
尚、ボルト18の軸部は固定部材22に穿設された貫通
孔24を通して上下動することができるように配置され
ている。
二腕レバー25は、軸26によりミシン機枠27に回動
可能に支持され、一方の腕25 aが第1の作動装置8
にワイヤ28を介して連結されると共にボルト18の軸
部下方にワイや29を介して連結されている。
この二腕レバー25の他腕25 bに当接する作動棒3
0は回動レバー31の一方の腕に連結され、その回動レ
バー31は軸32によりミシン機枠27に回動可能に支
持され、その他腕が伝達棒33を介してリフトレバー3
4に連結されている。
そのリフトレバー34は図35によりミシン機枠27に
回動可能に支持され、前記押え棒14に固定された当接
部材36と係合する端面34 aを有している。
その押え棒14に固定ねじ37により固定された調整部
材38は、ストッパー39と協動して前記上押え6のミ
シンテーブル10からの高さを調整するものである。
当接部材36を常に下方に押圧するために押え棒14に
ばね40が嵌入されている。
次に、前記上押え6及び平押え7を作動させるための第
一の作動装置8の構成について第3図を参照して説明す
る。
ミシン機枠27に取り付けられた小型回転電動機41と
しては永久磁石界磁の直流整流子電動機が使用され、そ
の出力軸42に雄ねし部43を有する回転軸44が固定
ねじ45により固定されている。
その雄ねじ部43と螺合する雌ねじ部46を有する移動
部材47にU字形部材48が固定され、そのU字形部材
48と前記二腕レバー25の一方の腕25 aとがワイ
ヤ28により連結されている。
その移動部材47はミシン機枠27に固定された係合部
材49と係合することにより回転軸44の軸線方向の移
動のみが可能となっている。
その軸線方向に沿い且つ間隔を置いて配置された2個の
光電検出器50.51は、移動部材47に取り付けられ
た遮蔽板52により遮光された時に電動機41への電力
供給を停止するための検出信号をそれぞれ発生するよう
に構成されている。
以上の説明は本考案が実施された布押え装置の構成に関
するものであり、続いて本考案が実施されたクランプ装
置について第4図を参照して説明する。
前記2つのパルスモータ4,5によりX軸及びY軸方向
に移動されるクランプ3は、ミシンテーブル10上に配
置された保持板53と、その保持板53に固定された平
押え板54と、保持板53に軸55により回動可能に支
持された回動アーム56と、その回動アーム56の自由
端に固定された上押え板57と、後述するトグル機構と
を備えている。
そのトグル機構は、回動アーム56の中間部に回動軸5
8により回動可能に支持された二腕レバー59と、保持
板53に固定された固定アーム60の自由端に回動軸6
1により回動可能に支持された回動レバー62とを有し
ており、二腕レバー59の一方の腕59 aが回動レバ
ー62の中間部に軸63により回動可能に取り付けられ
ている。
二腕レバー59の他腕59 b及び回動レバー62の中
間部は第二の作動装置9にワイヤ64.65を介して連
結されている。
その回動レバー62の自由端に設けられたストッパー6
2 aは、その他腕59 bの一側面に当接することに
より二腕レバー59及び回動レバー62の矢印方向A、
B(第3図に示す)への回動を停止させるものである。
前記上押え板57及び下押え板54には開口66.67
がそれぞれ穿設され、それらの開口66.67を通して
縫い針11が上下往復運動を行い加工布2に縫目が形成
される。
その上押え板57の下面には溝68が形成され、上押え
板57と下押え板54との間で保持されている加工布2
の上に縫着布69(第2図に示す)を載置するためにそ
の溝68を通して縫着布69が挿入される。
上記構成のクランプ3を作動させるための第二作動装置
9は前述の第一の作動装置8とほぼ同ヒ構成を有してい
るため、第一の作動装置8と異なる部分だけについて第
5図を参照して説明する。
但し、第一の作動装置8と同一部分については同一符号
を付す。
前記二腕レバー59の他腕59 bに一端が連結された
ワイヤ64はU字形部材48の上部に他端が連結され、
前記回動レバー62の中間部に一端が連結されたワイヤ
65はそのU字形部材48の下部に他端が連結されてい
る。
前記第一の作動装置8と同様に回転軸44の軸線方向に
沿って3個の光電検出器70,71.72が配置され、
移動部材47に取り付けられた遮蔽板52により遮光さ
れた時に第二の作動装置9の駆動用の小型回転電動機7
3へ電力を供給することを停止するための検出信号をそ
れぞれ発生するように構成されている。
その光電検出器70は他の近接した2個の充電検出器7
1.72と離れて配置されている。
前記第一の作動装置8及び第二の作動装置9を駆動する
ための小型電動機41.73への電力供給を制御する制
御回路について第6図を参照して説明する。
前記5個の光電検出器は発光ダイオードLED 1乃至
LED5とフォトトランジスタPTR1乃至PTR5と
からそれぞれ構成され、発光ダイオードからフォトトラ
ンジスタに向って照射される光線を遮蔽板52により遮
光できるようにその両者が配置されている。
各発光ダイオードのアノードは抵抗を介して高電圧源+
■1に接続されそのカソードは接地されている。
それらのフォトトランジスタのコレクタは抵抗を介して
高電圧源+V1にそれぞれ接続されると共にシュミット
トリガ回路STI乃至ST5の入力端子にそれぞれ接続
され、それらのエミッタは接地されている。
スイッチSWは足踏みペダル(図示せず)と連動して切
り換わるように構成され、作業者が足踏みペダルを足踏
み操作している間第7図に示す接点aから接点すに切り
換わる。
フリップフロップFFはそのスイッチSWの開閉により
生ずるチャタリングを防止するためのもので、そのセッ
ト端子Sが接点aに接続されそのリセット端子Rが接点
すに接続され、そのセット端子S及びリセット端子Rは
更に抵抗を介して高電圧源+V1にそれぞれ接続されて
いる。
第1図に示す数値制御ミシンの動作を制御するための命
令情報及びそのミシンにより形成される予め定められた
縫目模様に関する模様情報は、半導体により構成された
固定記憶装置ROM中に記憶され、中央処理装置CPU
及び書込み読出し可能な記憶装置RAMによりその命令
情報に従って縫製作業が制御される。
その中央処理装置CPUに入力回路74を介して5個の
シュミットトリガ回路STI乃至ST5の出力及び゛フ
リップフロップ。
FFの反転出力がラインL1乃至L6を介して入力され
、それらの人力信号に応答して中央処理装置CPUは2
個の出力回路75.76へ前記小型電動機41.73の
制御信号をデータバスDABを介して供給する。
それらの出力回路75.76はまた中央処理装置CPU
からラインL7を介して供給されるチップセレクト信号
に応答して選択され、その選択された出力回路を介して
前述の制御信号が出力される。
その両室動機の駆動回路は同一構成であるため、電動機
41の駆動回路についてのみ説明する。
高圧電源十V2と接地端子との間に4個のパワートラン
ジスタTRA1.TRB1.TRC1,TRDlにより
構成されたブリッジ回路が接続され、トランジスタTR
A1及びTRB1の接続点とトランジスタTRC1及び
TRD 1の接続点との間に電動機41の電機子が接続
されている。
トランジスタTRB1及びTRC1のコレクタ・エミッ
タ間にはダイオードDBI及びDCIがそれぞれ接続さ
れている。
前記電動機73の駆動回路について電動機41の駆動回
路の各要素に対応する要素には最後の数字1を2に代え
て符号が伏されている。
以上の構成よりなる布押え装置及びクランプ装置の動作
について以下に説明する。
最初に、上押え6の上昇及びクランプ3の開放を行なう
ために足踏みペダルを踏込み操作すると、その踏込み操
作に応答してスイッチSWが接点aから接点すに切換わ
る。
その時、光電検出器50及び72は遮蔽板52により遮
光されているためにシュミツトリガ回路ST1及びSr
1を介して入力回路74に高電位の検出信号をそれぞれ
供給し、他の3個の充電検出器51,70.71は低電
位の検出信号をその入力回路74に供給する。
前記スイッチSWが切り換わりフリップフロップFFの
反転出力端子から低電位信号が発生された時に固定記憶
装置ROM中に記憶されたプログラムが開始される。
そのプログラムに従って最初に出力回路75が選択され
、中央処理装置CPUからの制御信号はその出力回路7
5を介して4個のトランジスタTRA1乃至TRD1に
供給され、そのトランジスタTRA1及びTRC1を導
通させて電動機41に電力が供給される。
その電機動41が回転すると、移動部材47は第3図に
示す上方位置から降下してワイヤ28を下方に引っ張り
、そのワイヤ28が連結された二腕レバー25は第2図
に示す矢印C方向に回動されて作動棒30を上方に引き
上げる。
その作動棒30の上方移動により回動レバー31が回動
されてリフトレバー34を矢印り方向に回動させ、その
リフトレバー34の端面34 aが当接部材36に当接
して上押え足13を上昇させる。
この上押え足13の上昇動作と同時に、前記二腕レバー
25の一腕25 aに連結されたワイヤ29が引っ張ら
れてボルト18及び平押え足16が下降する。
前記光電検出器51が遮蔽板52によりA光されると、
中央処理装置CPUからの制御信号は変化してトランジ
スタTRB1だけを導通させて電動機41の電機子端子
間をそのトランジスタTRB1及びダイオードDCIに
より短絡し、その電動機41にダイナミックブレーキを
かけてその回転を停止させる。
電動機41の回転が停止した後に中央処理装置CPUは
出力回路75から出力回路76に切り換えて制御信号を
出力し、トランジスタTRA2及びTRC2を導通させ
て電動機73に電力が供給されるようにする。
電動機73の回転に伴い移動部材47は第6図に示す下
方位置から上昇してワイヤ65を上方に引っ張り、その
ワイヤ65に連結された回動レバー62が第4図に示す
矢印方向Bと反対方向に回動されると共にその回動レバ
ー62に軸63により支持された二腕レバー59もまた
矢印方向Aと反対方向に回動される。
上記の移動部材47の上昇時には光電検出器71が遮蔽
板52によl’[光されても中央処理装置CPUからの
制御信号は変化せず、トランジスタTRA2及びTRC
2の導通が継続されて電動機73は回転し続ける。
移動部材47が上方位置に達して遮蔽板52により光電
検出器70が遮光されると、シュミットトリガ回路ST
3の出力は低電位信号から高電位信号に変化して中央処
理装置CPUへの入力信号を変化させるため、その中央
処理装置CPUは制御信号が変化してトランジスタTR
B2だけを導通させる。
このトランジスタTRB2及びダイオードDC2により
電動機73の電機子端子間が短絡されてその電動機73
は急速に停止する。
こうした電動機73の停止によりクランプ3は第4図に
示す如く完全に開放される。
足踏みペダルの踏込み操作が行なわれてフリップフロッ
プFFの反転出力が高電位信号である間そのクランプ3
の開放状態は保持されるため、クランプ3が完全に開放
した時点から踏込み操作を行ないその操作を継続してい
る間作業者は加工布2をクランプ3の平押え板54の上
に載置位置決めすることができる。
加工布2の位置決めが終了した後に足踏みペダルの踏込
み操作を開放すると、フリップフロップFFの反転出力
が低電位信号に変化して中央処理装置CPUはトランジ
スタTRB2及び丁RD2が導通するように制御信号を
出力回路76に供給する。
そのトランジスタTRB2及びTRD2の導通により電
動機73の電機子には今までの反対方向に電力が供給さ
れてその電動機は反対方向に回転し始める。
この反対方向の回転に伴い移動部材47は上方位置から
下降してワイヤ64を下方に引っ張り、そのワイヤ64
に連結された二腕レバー59が第4図に示す矢印方向A
に回動すると共に回動レバー62が矢印方向Bに回動す
る。
移動部材47が下降して光電検出器71が遮蔽板52に
よす遮光されると、シュミットトリガ回路ST4の出力
は低電位信号から高電位信号に変化して中央処理装置C
PUへの入力信号を変化させ、その中央処理装置CPU
からの制御信号に従ってトランジスタTRC2だけが導
通し、そのトランジスタTRC2及びダイオードDB2
により電動機73にダイナミックブレーキがかけられて
その電動機73は停止する。
この電動機73の停止時にはクランプ3の上押え板57
及び下押え板54がまだ加工布2を完全に押圧する状態
になっておらず、このクランプ3の半閉戊状態時に作業
者は溝68に沿って縫着布69を挿入し加工布2の上に
位置決めすることができる。
縫着布69の位置決め終了後に再び足踏みペダルが踏込
み操作されると、固定記憶装置ROM中のプログラムが
上押え足13の加工動作及び下押え足16の上昇動作を
実行するためのサブルーチンに進み、中央処理装置CP
Uは出力回路75を選択し直してトランジスタTRD1
及び丁RBIが導通するように制御信号をその出力回路
75に供給する。
そのトランジスタTRD1及びTRB1の導通により電
動機41には今までと反対方向に電力が供給されてその
電動機41が反対方向に回転し始める。
それに伴い移動部材47が下方位置から上昇してワイヤ
28を緩めるため、上押え足13はばね40により下方
に押圧されて加工し下押え足16はばね23により上方
に押圧されて上昇する。
移動部材47が上昇して充電検出器50が遮蔽板52に
より遮光されると、中央処理装置CPUはトランジスタ
TRC1だけが導通するように制御信号を供給し、その
トランジスタTRC1及びダイオードDBIにより電動
機41にダイナミックブレーキがかけられてその電動機
41は停止する。
この電動機41の停止によって上押え足13及び下押え
足14がミシンテーブル10の上方の予め定められた位
置にそれぞれ停止し、加工布2及び縫着布69が上下方
向にずれないように支持される。
電動機41が停止して後に足踏みペダルの踏込み操作が
行われると、プログラムはクランプ3の閉成動作を実行
するためのサブルーチンに進み、中央処理装置CPUは
出力回路76を選択してトランジスタTRB2及び丁R
D2が導通するように制御信号をその出力回路76に供
給する。
そのトランジスタTRB2及びTRD2の導通により電
動機73へ再び反対方向に電力が供給されてその電動機
73が回転し始め、移動部材47が光電検出器71の配
置された位置から下降してワイヤ64を更に下方に引っ
張り、そのワイヤ64の連結された一腕レバー59が第
4図に示す矢印方向Aに回動されると共に回動レバー6
2が矢印方向Bに回動され、前述の半閉成状態にあった
クランプ3の上押え板57並びに下押え板54により加
工布2及び縫着布69に徐々に押圧力が付与される。
移動部材47が下降して充電検出器72が遮光されると
、中央処理装置CPUはトランジスタTRC2だけを導
通させて電動機73にダイナミックブレーキをかけその
電動機73の回転を停止させる。
移動部材47が光電検出器72の配置された位置に停止
した時、ストッパー62aが一腕レバー59の一腕59
aの側面に当接してその一腕レバー59の回動軸58
と回動レバー62の回動軸61とを結ぶ線上にその両レ
バーを支持するための軸63が位置するように保持し、
クランプ3により加工布2及び縫着布69に最大の押圧
力が常時付与される。
而して、布押え装置の上押え足13並びに下押え足16
により加工布2及び縫着布69における縫目形成部が支
持され、クランプ装置の上押え板57及び下押え板54
により両加工布の周縁部が保持される。
続いて、固定記憶装置ROM中の模様形成プログラムが
実行されてその保持された加工布2及び縫着布69に予
め定められた縫目模様が形成される。
本実施例では加工布2及び縫着布69の保持作業が全て
固定記憶装置ROM中のプログラムに従って行われるだ
けでなく、作業者がその縫着布69を加工布2の上で位
置決めし易いようにクランプ3を半閉成状態に保持する
ことができる。
また、第1及び第2の作動装置8,9の制御8回路1は
半導体素子から構成されているためにミシンの動作を制
御するための中央処理装置CPUを含む電子制御回路と
一体に構成することができる。
以上の説明より明らかなように本考案は、小型回転電動
機の出力軸に固定された雄ねじ部を有する回転軸とその
雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を有する移動部材とを設け
、その電動機の回転を移動部材の直線往復動に変換して
その移動部材に連結された押圧部材を作動させるために
電動機の回転数及びその回転方向を制御することにより
移動部材の移動速度及び移動方向を容易に変化させるこ
とができると共にその電動機の回転停止を制御すること
により押圧部材を所望の位置で停止させて加工布に付与
される押圧力を調整することができ、また雄ねじ部及び
雌ねじ部のピッチを小さくすることにより電動機を大出
力のものに変更することなく押圧部材から加工布に付与
される押圧力を容易に増大させることができるなどの優
れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が実施された数値制御ミシンを示す斜視
図、第2図は本考案の一実施例である布押え装置を説明
するための説明図、第3図はその布押え装置における作
動装置の構成を示す説明図、第4図は本考案の他の実施
例であるクランプ装置を説明するための説明図、第5図
はそのクランプ装置における作動装置の構成を示す説明
図、第6図は本実施例における前記両作動装置の制御回
路を示す回路図である。 図中 2は加工布、3はクランプ、6は上押え、7は下
押え、8,9は第1及び第2の作動装置、41,73は
小型回転電動機、42は出力軸、43は雄ねじ部、44
は回転軸、47は移動部材、50.51は光電検出器、
52は遮蔽板、54は下押え板、57は上押え板、70
乃至72は光電検出器、CPUは中央処理装置、ROM
は固定記憶装置、TRA1乃至TRDlはパワートラン
ジスタ、TRA2乃至TRD2はパワートランジスタで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ミシン機枠に取り付けられた小型回転電動機と、その電
    動機の出力軸に固定された雄ねじ部を有する回転軸と、
    前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部を有し、前記回転軸の
    軸線方向への移動のみ可能に配置された移動部材と、そ
    の移動部材の位置を検出すると共に移動部材の移動スト
    ロークを定めるために前記回転軸の軸線方向に間隔をお
    いて配置された2つの検出器と、それらの検出器からの
    検出信号に従って前記電動機の回転及び停止とその回転
    方向とを制御する制御信号を発生する制御回路と、前記
    移動部材が所定の停止位置に達するまでの間前記制御信
    号に従って前記電動機への電力供給を行う駆動回路と、
    前記移動部材の移動方向に従って加工布の押圧解放動作
    を行うためにその移動部材と押圧部材とを連結する可撓
    性のワイヤとを含むことを特徴とするミシンにおける加
    工布押圧装置。
JP17397381U 1981-11-20 1981-11-20 ミシンにおける加工布押圧装置 Expired JPS5835197Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005102792A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Brother Ind Ltd 縫製装置及び縫製装置の制御プログラム

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JPS5799572U (ja) 1982-06-18

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