JPS5835176B2 - コウウイルスセイ 1,2,3,4− テトラヒドロ −1,4− アルカノナフタレンアミンユウドウタイ ノ セイホウ - Google Patents

コウウイルスセイ 1,2,3,4− テトラヒドロ −1,4− アルカノナフタレンアミンユウドウタイ ノ セイホウ

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JPS5835176B2
JPS5835176B2 JP48103359A JP10335973A JPS5835176B2 JP S5835176 B2 JPS5835176 B2 JP S5835176B2 JP 48103359 A JP48103359 A JP 48103359A JP 10335973 A JP10335973 A JP 10335973A JP S5835176 B2 JPS5835176 B2 JP S5835176B2
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tetrahydro
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アジユコビツチ ジオルジエ
パウイラーニス ビヤタウタス
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KANADA PATSUKAAZU Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は1・2・3・4−テトラヒトロート4−アル
カノナフタレンアミン誘導体およびその製造・使用に関
する。
−面においてこの発明は一般式: (式中R1はH;R2はHかC1,、の低級アルキル基
;R3はH、アミノ基、アミノ基で置換された01〜6
の低級アルキル基;アルキル基がC□〜6であるジアル
キルアミノアルキル基またはフェニル基;そしてR4と
R5はそれぞれHlまたは01〜6の低級アルキル基で
ある。
但しR3がHの時R4とR5は共にメチル基でない。
)の新規化合物および非毒性で薬学的に許容されるその
酸付加塩に関する。
この発明の1つの目的は上記式を持つ新規な抗ウィルス
剤を供給することである。
この発明のもう1つの目的は示した式を持つ1・2・3
・4−テトラヒトロート4−アルカノナフタレンアミン
化合物の製法を供給することである。
この発明のその上の目的は以下に述べるl・2・3・4
−テトラヒトロート4−アルカノナフタレンアミン化合
物を抗ウィルス剤として有効量含む薬学的組成物を供給
することである。
これらの目的および他の目的は以下の記述より当業者に
明らかになるだろう。
インフルエンザ・ウィルスに刻し顕著な抗ウィルス作用
を持つ公知化合物は比較的少ない。
これらウィルスに刻し予防作用を持つものとして一般に
認められている公知化合物の1つはアマンタジン(am
antadine )の塩酸塩である。
インフルエンザ・ウィルスに則し作用を持つと報告され
ている他の化合物はアメリカ特許第3483254;3
496228;3538160;3534084;およ
び3592934号明細書に開示されている。
この発明により抗インフルエンザ剤としての薬学的適用
と利用性を持つ別のクラスの化合物が発見された。
これら化合物はインフルエンザ・ウィルス、特にインフ
ルエンザウィルスA2型に刻するすぐれた作用と低毒性
を兼備していることにより特徴づけられ、この特徴は標
準的な組織培養テストおよびマウスにおけるin vi
voテストにより実証された。
前記構造式で示される化合物は塩基性アミノ基かジアミ
ノ基を持つので簡単に酸付加塩を形成し、非毒性アニオ
ンを持つこれら塩もまたこの発明の範囲内にあることを
理解されたい。
これら塩の代表例は塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩、コノ・り酸、アジピン酸塩、プロピオ
ン酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、重炭酸塩、ハモエート
(pamoate ) 、シクロヘキシルスルファミン
酸塩およびアセチルサリチル酸塩である。
特に好ましい抗ウィルス剤は以下の化合物の塩酸塩であ
る。
■ 1・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフ
タレン−エンド−2−アミン; ■ 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナ
フタレン−エンド−2−メチルアミン;■ 1 ・2・
3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン−エ
キソ−3−ジメチルアミノメチル−エンド−2−アミン
; ■ 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナ
フタレン−エンド−3−メチル−エンド−2−アミン; ■ 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナ
フタレン−エキソ−3−カルボキシ−エンド−2−ジア
ミン; ■ 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナ
フタレン−エキソ−3−フェニル−エンド−2−アミン
;および ■ 1・2・3・4−テトラヒトロート4−エタノナフ
タレン−エキソ−3−アミノ−エンド−2−ジアミン 以上列挙した化合物■、■、■および■の一般製法は次
のように例示される。
上に概略した3つの合成法での出発物質はベンゾノルボ
ルネン−2−オンであり、これはベンゾノルポルナシエ
ン(1・4−ジヒドロート4メタノナフタレン)をギ酸
と反応させ、生じたエキソ−2−ギ酸塩をついでクロム
酸で酸化して製造される。
ベンゾノルボルナジェンに5]するギ酸の優先的エキソ
攻撃は上記3タイプの化合物に良く確立されている。
構造式■の化合物は酢酸ナトリウムの存在下で図中のケ
トンを塩酸ヒドロキシルアミンと反応させて製造される
この工程により形成されたオキシムを無水エタノール中
で金属ナトリウムで還元して1・2・3・4−テトラヒ
トロート4−メタノナフタレン−エンド−2−アミン(
I)を得る。
化合物■をギ酸と反応させてエンド−2−ホルムアミド
を得、これを水素化アルミニウムリチウムで還元して1
・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレ
ン−エンド−2−メチルアミン(n)を得ることができ
る。
構造式■の化合物はジメチルホルムアミド中でペンツツ
ルボルネン−2−オンをパラホルムアルデヒドおよび塩
酸ジメチルアミンと反応させて塩酸エキソ−3−ジメチ
ルアミノメチルベンゾノルボルネン−2−オンを得、こ
れを塩酸ヒドロキシルアミンおよび酢酸ナトリウムと反
応させて対応するオキシムを得ることにより製造される
このオキシムを乾燥エタノール中、ナトリウムで還元し
て1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフ
タレン−エキソ−3−ジメチルアミノメチル−エンド−
2−アミン(■)に転化スる。
化合物■の合成における中間体である塩酸エキソ−3−
ジメチルアミノメチルベンゾノルボルネン−2−オンを
250 °Cで加熱して3−メチレン※※ベンゾノルボ
ルネン−2−オンを得る。
この3−メチレンベンツツルボルネン−2−オンを酢酸
エチル中で、pd/c触媒を使って水素添加する。
このようにして製造したエンド−3−メチルベンゾノル
ボルネン−2−オンを塩酸ヒドロキシルアミンおよび酢
酸ナトリウムと反応させてケト−オキシムを得る。
前述の通りこのオキシムを無水エタノール中でナトリウ
ムと反応させ1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−
メタノナフタレン−エンド−3−メチル−エンド−2−
アミン(IV)を得る。
前に列挙した化合物■、■を製造するためディールス−
アルダ−反応を用いる。
下図はその合成作業に用いられる方法を概図したもので
ある。
化合物Vおよび■の製造はそれぞれノルボン5−エン−
トランス−2・3−ジカルボン酸マタはエキソ−3−フ
ェニルノルボン−5−エン−エンド−2−カルボン酸と
5・5−ジメトキシテトラクロルシクロペンタジェンと
の間のディールス・アルダ−反応で始まる。
得たディールス・アルダ−付加体をそれから濃H2SO
4で処理し、生成物を0−ジクロルベンゼン中で加熱す
る。
これにより5・6・7・8−テトラクロル−1・2・3
・4、・5a・8a−ヘキサヒトロート4−メタノナフ
タレン−トランス−2・3−ジカルボン酸または5・6
・7・8−テトラクロル−1・2・3・4・5a・8a
−へキサヒドロ−1・4−メタノナフタレン−エキソ−
3−フェニル−エンド−2−カルボン酸をそれぞれ得る
これら生成物を次に酢酸中でBrと反応させてそれぞれ
幻応する5・6・7・8−テトラクロル−1・2・3・
4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン誘導体を
※※得、これをラネー・ニッケルで脱ハロゲン化して、
ついでクルチウス反応により目的アミンに変化させる。
化合物■は以下に例示する更に別の合成法により製造さ
れる。
2−ナフトールと無水マレイン酸とのディールス・アル
ダ−反応により製造された無水物をヴオルフ・キシュナ
ー条件で還元してベンゾビシクロ〔2・2・2〕オクテ
ン−エンド−2−エキソ−3−ジカルボン酸を得た。
このジ酸をクルティウス減或して1・2・3・4−テト
ラヒドロ−1・4−エタノナフタレン−エキソ−3−エ
ンド−2−ジアミン(■)を得た。
この発明の範囲内の他の化合物は類似方法により製造で
きる。
この発明は以下の例示的実施例を参照することにより更
に深く理解されるだろう。
実施例 1 1 ・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフタ
レン−エンド−2−アミン(I)ベンゾノルボルネン−
2−オン〔Cook等、J。
Org、 Chem、、31.14(1966)〕(1
グ)を塩酸ヒドロキシルアミン(1,25′?)と酢酸
ナトリウム(1,5P)とを含む水(5′fnの溶液に
加えた。
エタノールを充分加えて澄明溶液とした。この反応混合
物を水浴上で15分加熱し、それから白色固体(1,2
?、100%)が沈澱するまで振った。
この物質を1取しクロロホルム−軽油から析出して精製
した。
得た物質をI、R,、N、M、Rおよび元素分析法によ
り分析しペンツツルボルネン−2−オンオキシムである
と決定した。
CuHuON (m、p、115〜116℃)ベンゾノ
ルボルネン−2−オンオキシム(2f)の無水エタノー
ル(12omの溶液を窒素下加熱・還流し、攪拌を続け
ながら金属ナトリウム(12t)を少量ずつ加えた。
この反応混合物をそれから30分還流した。
得た粘性サスペンションを冷却して室温とし、1001
nlの水を加え、攪拌して澄明溶液を得た。
エーテルで抽出し、エーテル抽出液を処理して油状物を
得、これをクロロホルムに溶かし塩酸10%溶液で抽出
した。
真空下、得た抽出液より水と過剰のHCI を除き白
色固体(12,40%)を得た。
この白色固体をI、R,、N、 M、R,および元素分
析法により分析し、塩酸1・2・3・4−テトラヒトロ
ート4−メタノナフタレン−エンド−2−アミンである
と決定した。
C11H14HC1(m、 p、 230〜231℃)
この物質のサンプルを10%NaOHで塩基性にし、エ
ーテルで抽出して薄黄色油状物として目的アミンを得、
I、R,およびN0M、 R,法により分析して実験式
がC11H13Nであると決定した。
実施例 2 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタ
レン−エンド−2−メチルアミン(n)実施例1で合成
した1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナ
フタレン−エンド−2アミン(1,61)をギ酸(1,
5P)およびトルエン(5omz)と混合し3時間還流
加熱した。
溶媒を蒸発して粘性油状物を得た。
これは放置により結晶シた。
ベンゼン/ヘキサンから再結晶して無色顆粒を得、スペ
クトル分析により1・2・3・4−テ) ラヒドロ−1
・4−メタノナフタレン−エンド−2−ホルムアミドで
あると決定した。
Cl2H13NO(m、p、 88.5〜90℃)1・
2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン
−エンド−2−ホルムアミド(1,Qi)を、充分量の
乾燥ジメトキシエタンを含む乾燥エーテル(20TLl
)にとかし溶液とした。
水素化アルミニウムリチウム(0,5f)を加え、−夜
還流加熱した。
常法により希NaOHを加え、1過し、残渣をエーテル
で洗い処理した。
それから有機層を希HCI で抽出し捨てた。
水層をエーテルで洗い、それから濃NaOHで処理して
アミンヲ遊離した。
このアミンをエーテルで抽出して流動性油状物として単
離した。
N−メチル基が存在することは明らかでなかったがp、
m、r、スペクトルによりその存在が示された。
メタノール中で濃HCI で処理して塩酸塩に転化し
た。
溶媒を除去し結晶化して薄クリーム色固体(600■、
46%)を得た。
このクリーム色固体を1.R,、N、 M、 R1およ
び元素分析法により分析し塩酸1・2・3・4−テトラ
ヒトロート4−メタノナフタレン−エンド−2−メチル
アミンであると決定した。
CC12H16CIN(、l)、 22.6〜29℃分
解)同様な反応をギ酸の代わりに無水酢酸を用いて行な
い幻応するアセトアミドを得、これを“レダル(Red
al )“で還元してl・2・3・4−テトラヒトロー
ト4−メタノナフタレン−エンド−2−エチルアミンを
得た。
実施例 3 1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタ
レン−エキソ−3−ジメチルアミノメチル−エンド−2
−アミン(m) ベンゾノルボルネン−2−オン(0,73f)、パラホ
ルムアルデヒド(0,3P )および塩酸ジメチルアミ
y(0,82f)を蒸留DMF(10mのにとかし湿気
を避けながら一夜(22時間)、蒸気浴で加熱した。
65〜700の浴温で溶媒を真空蒸発してベージュ色固
体(1,97P)を残留させた。
NaHCO3溶液とCH2Cl2を加え、有機層を分離
し、水層をCH2Cl2で2度抽出した。
有機抽出液を合わせ水で一度逆洗し、乾燥 (Na 2 SO4) シ、真空蒸発して黄色油状物
(0,89P)を得た。
この油状物を無水エタノール(5d)にとかしHCI
ガスを5分通気して塩酸塩を得た。
真空蒸発して褐色固体(0,93f、m、p、189〜
207℃)を得、これをエタノール/エーテルから結晶
化して無色固体(0,55P、m、p、211℃)を得
た。
このサンプル(73rIT9)を同様に再結晶して無色
固体(64■)として精製塩酸塩を得、1.R1およよ
元素分析法により分析して固体の実験式がC14Hl
8NOCI (m、 p 。
215℃)であると決定した。
このようにして製造した塩酸3−エキソ−ジメチルアミ
ノメチルベンゾノルボルネン−2−オン(o、sP)、
塩酸ヒドロキシルアミン(0,171)および溶融無水
酢酸す) IJウム(0,4f)を無水エタノール(1
5m0−水(3mのにとかし、4時間還流加熱し、室温
で7日放置した。
それからエタノールを真空除去し、残渣をNaHCO3
希薄溶液と混合し、1過して0.076Pの無色固体(
m、p、 154〜156℃)を除去した。
母液を蒸発して無色固体を残し、この固体を熱 CH2Cl2で抽出して1過した。
1液を蒸発してほとんど無色のガム状物(0,491’
)を残し、これを無水エタノール(5TILl)にとか
し、この液体の表面に乾燥HCI ガスを接触して流
すことにより塩化水素で処理した。
−要冷蔵後生じた結晶を1取し、冷エタノール(−5℃
)で洗い乾燥した。
得た無色固体は0.344Pであった。m、p。240
℃(分解) この固体のサンプルをI、R,および元素分析法を使用
して分析して実験式がC14H19N20C1であると
決定した。
このようにして製造したエキソ−3−ジメチルアミノメ
チルベンソソルボルネン−2−オンオキシム塩酸塩(0
,719P)を遊離塩基(0,6031)に転化し、褐
色ガム状物として得た。
この物質を乾燥無水エタノール(35ml:分子ふるい
で乾燥)にとかし、窒素下、線状す) IJウムで徐々
に処理した。
添加終了頃(大体2時間)さらに乾燥エタノール(10
mA’)を加え、攪拌・加熱した。
ナ) IJウムがすべてとげた時溶液を真空で蒸発乾固
し、無色の残留固体を水およびCH2Cl2で処理した
水層を除き、有機層をNa2SO4で乾燥後真空で蒸発
乾固して褐色油状物(0,564′?)を残した。
塩酸塩製造のため上記油状物(0,55S’)を無水エ
タノール(5mのにとかし、溶液の表面に乾燥HCI
ガスを接触した。
室温で溶媒を真空除去後、黄色残留泡沫をエタノール(
5mO/エーテル(10m旬から結晶させた。
ベージュ色の固体を集めたら0.628fあった。
m、p、276〜276℃(分解) このベージュ色固
体をI 、 RlN、M、R,および元素分析法により
分析して二塩酸1・2・3・4−テトラヒトロート4−
メタノナフタレン−エキソ−3−ジメチルアミノメチル
−エンド−2−アミンであると決定した。
C14H2□C12N2 実施例 4 1・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフタレ
ン−エンド−3−メチル−エンド2−アミン(IV) 実施例3で製造した塩酸エキソ−3−ジメチルアミノメ
チルベンソソルボルネン−2−オン(5グ)をエアー・
コンデンサーの付いた丸底フラスコに入れ250℃に維
持した油浴中で加熱した。
溶融物を数分加熱し、それから冷却し、水およびCHC
l3で処理した。
得た暗色有機相を炭で処理し、1過し、蒸発して褐色油
状物を得た。
溶離剤としてベンゼンを使いS 1licar CC
7でクロマトグラフィーにかけて無色油状物(1,9?
、40%)を得た。
このようにして製造した3−メチレンベンンソルボルネ
ンー2−オン(1,cNii’)を10%pd/c触媒
(300■)を含む酢酸エチル(100mのにとかした
水素添加をパー(Parr)装置で行ない10分で完了
した。
水素下更に20分振とうを続げた。
溶液を1過し、蒸発して無色油状物(1,8′?、95
%)を得た。
このようにして製造したエンド−3−メチルベンンソル
ボルネンー2−オン(1,8P)をエタノール(7mの
にとかし、これに塩酸ヒドロキシルアミン(1i)と酢
酸ナトリウム(1,2♂)を含む水(5mO溶液を加え
た。
得た混合物を1時間蒸気浴で加熱し、それから室温で2
日放置した。
クロロホルムと水を用い反応を完了させた。
乾燥有機層を蒸発して白色結晶(1,1S’)を得た。
ヘキサン/ベンゼンから結晶させて分析用サンプル(m
、 p、 126〜128℃)を得た。
このようにして製造したエンド−3−メチル−ベンゾノ
ルボルネン−2−オンオキシム(1,Or)を無水アル
コール(60m#)にとかし、線状ナトリウム(6,O
f)を、静かな還流を維持するような速度で加えた。
得た混合物を反応終了後もしばらく加熱して反応を確実
にした。
生成物を水とベンゼンで抽出後単離した。
この粗製物質を無水エタノールにとかし、溶液の表面に
HCI ガスを接触させた。
溶媒を蒸発して白色固体を得、これをエタノール/エー
テルから結晶化して毛状晶(m、p、300℃)を得た
この毛状晶を1.R1および元素分析法により分析して
塩酸1・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフ
タレン−エンド−3−メチル−エンド−2−アミンであ
ると決定した。
C1□H16CIN 実施例 5 1・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフタレ
ン−エキソ−3−エンド−2−ジアミン(V) ノルボン−5−エン−トランス−2・3−ジカルボン酸
(1(1)を150℃で5・5−ジメトキシテトラクロ
ルシクロペンタジェンと共に7時間加熱した。
冷却後ガム状物をベンゼン/ヘキサンと攪拌して結晶状
固体(13,8P)を得た。
メタノール/水から結晶化して無色結晶(m、p。
233.5〜255℃)を得た。
この無色結晶のサンフルをI、 Roおよび元素分析法
を使って分析し、その実験式はC16H16C1406
であると決定した。
このようにして製造したディールス・アルダ−付加体(
33,8f?)を室温で1時間濃H2SO4(135m
l)と共に攪拌した。
得た混合物をそれから氷上に注ぎ、温度をできるだけ低
く保った。
氷水で希釈して1200m1とし、エーテルで抽出した
エーテル抽出液を乾燥し、蒸発して白色泡状物(29,
2y)を得、これはI、R,分析によってのみ特徴づけ
た。
このようにして製造した5・6・7・8−テトラクロル
−9−ケ)−1・2・3・4・5・5a・8・5a−オ
クタヒトロート4:5・8−ジメタノナフタレン−トラ
ンス−2・3−ジカルボン酸(29,2P)を0−ジク
ロルベンゼン(280TLl)で処理し、2時間還流加
熱した。
生じた不溶性白色粉末をt過により集め、ベンゼンで洗
い乾燥した(14.2S’)。
メタノール/水から再結晶して無色針状晶(m、p、>
300℃)を得た。
この無色針状晶をI、R1,U、V、および元素分析法
を使い分析し、物質の実験式はC13H1oC1404
であると決定した。
このようにして製造した5・6・7・8−テトラクロル
−1・2・3・4・5a・8a−へキサヒトロート4−
メタノナフタレン−トランス2・3−ジカルボン酸(2
0S’)を酢酸(300mO中にサスペンドし、Br
(7m1l)を加えた。
この混合物を窒素下激しく機械的に攪拌しながら還流加
熱した。
5時間還流加熱後、酢酸を蒸発することにより反応を仕
上げた。
生成物を酢酸から再結晶して無色結晶(12,5グ:m
、p、297〜99℃)を得、これもまた■、R0分析
により特性をあきらかにした。
このようにして製造した5・6・7・8−テトラクロル
−1−2,−3−4−テ、トラヒトロート4−メタノナ
フタレン−トランス−2・3−ジカルボン酸(61)を
振とうしながらKOH(402)の水(400m句溶液
にとかし、蒸気浴で加熱した。
ラネー・ニッケル/アルミニウム合金(25P)を発泡
をコントロールするような速度で加え、添加完了後混合
物をしばしば振とうしながら蒸気浴上で5時間放置した
混合物を1過し、濃HCI で強酸性にし、エーテル
で抽出した。
エーテル抽出液を合わせ、水、HaCl 飽和溶液で
洗いMgSO4で乾燥した。
蒸発して白色固体(3,=1)を得、CHCl3から再
結晶して無色結晶(m、p、238〜40℃)を得、I
、R,分析によりその特性を明らかにし、CH2N2を
使ってメチル化した後N、M、R,分析によりその特性
を明らかにした。
このようにして製造した1・2・3・4−テトラヒトロ
ート4−メタノナフタレン−トランス−2・3−ジカル
ボン酸(3,41)を水(3t)アセトン(20mAり
にとかした。
得た溶液を氷/塩浴中で冷却して0℃にし、トリエチル
アミン(81)を含むアセトン(somOを加え、生じ
た溶液を再び0℃に冷却し、温度を4℃以下に保ちなか
もクロルギ酸エチル(9i)を含むアセトン(20mの
を加えた。
この混合物を0℃で30分攪拌した。
ナトリウムアジド(6,3S’)を最小量の水にとかし
て注意深く加え、再び温度を4℃以下に維持し、ついで
90分攪拌を続げた。
この混合物をCHCl3と水で処理してアジドを流動性
油状物として得、I、R,分析などによりその特性を明
らかにした。
このアジドをトルエン(80ml)にとかし、蒸気浴で
加熱したフラスコに滴下した。
激しくガスが発生した。
加熱を60分維持し、それからトルエンを減圧下除去し
た。
直ちに20%HCI (40mのを入れ1時間加熱し
た。
室温で一夜放置後溶媒を除去し、残渣をEtOH/Et
20から結晶化して二塩酸1・2・3・4−テトラヒト
ロート4−メタノナフタレン−エキソ−3エンド−2−
ジアミン(C11H16C12N2 )の光沢ある白色
結晶(1,7P)を得、その融点(>300℃)の測定
および■、R0分析等によりその特性を明らかにした。
実施例 6 1 ・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフタ
レン−エキソ−3−フェニル−エンド−2−アミン(V
I) エキソ−3−フェニルノルボン−5−エン−エンド−2
−カルボン酸(5i)を5・5−ジメトキシテトラクロ
ルシクロペンタジェン(25P)と混合し、蒸気浴で加
熱し均質溶液を得た。
160℃で6時間加熱し、それから放冷した。
ヘキサンを加え冷蔵した。
生成物(8,1’)を沢過により集めMeOHから再結
晶した。
生成物はその融点(208〜10℃)およびI、R,分
析によりりその特性を明らかにした。
5・6・7・8−テトラクロル−9−ケトート2・3・
4・5・5a・8・8a−オクタヒトロート4二5・8
−ジメタノナフタレン−エキソ−3−フェニル−エンド
−2−カルボン酸オヨヒ5・6・7・8−テトラクロル
−1・2・3・4・5a・8a−へキサヒドロ−1・4
−メタノナフタレン−エキソ−3−フェニル−エンド−
2−カルボン酸の製造は、二塩酸1・2・3・4−テト
ラヒトロート4−メタノナフタレン−エキソ3−エンド
−2−ジアミンの製造のための上述の製造工程に類似し
ている。
このようにして5・6・7・8−テトラクロル−1・2
・3・4・5a・8a−へキサヒトロート4−メタノナ
フタレン−エキソ−3−フェニル−エンド−2−カルボ
ン酸を製造し、一部分(1M’)を酢酸(240mO中
にサスペンドし、Br(4mのを加え、還流した。
9時間加熱を続け、その後冷却し、回転蒸発機により溶
媒を除去し液体生成物(18♂)を得た。
ヘキサン/ベンゼンを加え、冷蔵庫中に入れ結晶化した
生じた5・6・7・8−テトラクロル−1・2・3・4
−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン−エキソ−
3−フェニル−エンド−2−カルボン酸(16,7P)
は融点(176〜78℃)およびI、R,分析によりそ
の特性を明らかにした。
上記方法により製造したテトラクロル酸を10%KOH
(530mA)にとかした。
澄明な溶液を得るためにはメタノール(1007717
)を加えることも必要だった。
得た溶液を蒸気浴で加熱し、振とうしなからラネー・ニ
ッケル合金(33,Fl)を発泡をコントロールするよ
うな速度で注意深く加えた。
この混合物を蒸気浴上で大体4時間放置し、濾過して固
体を除き、最後に濃HCI で強酸性にした。
この酸性混合物をエーテルで抽出し、有機層をあわせ、
水で洗い、乾燥し、最後に蒸発して生成物(4,6f)
を白色固体として得た。
1部分をベンゼン/ヘキサンから結晶させて美しい針状
晶を得た。
この針状晶(m、p、154〜6℃)のサンプルをI、
R,、N6M、Roおよび元素分析法を使って分析し、
この結晶固体は1・2・3・4−テトラヒトロート4−
メタノナフタレン−エキソ−3−フェニル−エンド−2
−カルボン酸(C□8H1602) であると決定し
た。
上記反応で得た酸(3,OS’)ヲ水(2,OL?)中
にサスペンドし、アセトンを加えて溶液とした。
冷却して0℃とし、トリエチルアミン(1,35P)を
含むアセトン(23mz)を加え、ついでクロルギ酸エ
チル(1,65P)を含むアセトン(5,9m0を温度
を4℃以下に保つような速度で加えた。
0℃で30分攪拌し、それから再び反応温度を4℃以下
に保ちながらナトリウムアジド(1,14f)を含む水
(4mのをゆっくり加えた。
この混合物を0℃で90分攪拌し、それからCHCl3
と水で処理してアジドを得、このアジドをトルエン(6
0m7)にとかし、蒸気浴で加熱したフラスコに滴下し
た。
滴下完了後溶液を60分加熱した。トルエンを減圧除去
し、それから20%HCI(40mのを入れガス発生が
止むまで加熱した。
溶媒を除き、ベージュ色粉末(2,’l)を得、これを
EtOH/Et20から結晶させて白色結晶状生成物を
得た。
このようにして製造した塩酸1・2・3・4−テトラヒ
ドロ−1・4−メタノナフタレン−エキソ−3−フェニ
ル−エンド−2−アミン(m、p、254〜56℃)は
I、R0分析等によりその特性を明らかにした。
実施例 7 1・2・3・4−テトラヒトロート4−エタノナフタレ
ン−エキソ−3−エンド−2−ジアミン(■) 2−ナフトール(10P)と無水マレイン酸(9′y′
)を約230℃で維持した油浴中で35分加熱した。
冷却後、酢酸エチル(40mのを加え、フラスコをこす
り結晶化を誘起した。
沢過して粗生成物(c+、9f、59%)を得た。
m、p、約160℃注意深く分別結晶して2種の異性体
(m、p、194〜95℃と193〜195℃、混合し
てm、p、約160℃)を得た。
この操作で使用した溶媒はベンゼン/アセトンだった。
異性体の混合物をI、R,およびN、 M、 R,分析
法により分析した。
このようにして製造したベンゾビシクロ〔2・2・2〕
オクテン−5−ケト−2・3−無水カルボン酸のエンド
性体とエンド異性体の混合物は注意深い分別結晶により
分離できるが、そのまま以下に記述する反応に使用する
のに適していた。
この無水物の混合物(13,3?)を溶解性を補助する
ためのKOH(32,1’)と水(10ml)を含ムシ
エチレングリコール(250mのにとかした。
ヒドラジンヒトラード(23mのを加え、溶液を還流点
で10分加熱した。
コンデンサーを反応フラスコから取り除し、温度を19
0℃に上げ、この温度に6時間維持した。
冷却後、混合物を大量の水に注ぎ入れ、エーテルで数回
洗い、それからHCI で強酸性にした。
生成物をエーテルで抽出し、酢酸エチル/ベンゼンから
結晶させた。
得たベンゾビシクロ〔2・2・2〕オクテン−エンド−
2−エキソ−3−ジカルボン酸(12,8P;収率95
%)は融点(198〜99℃)およびI、R,分析によ
りその特性を明らかにしたC K。
Takeda等、Chem、 Ber 0.95.23
44(1962)およびこのシリーズのそれ以前の論文
を参照せよ。
〕。上記の通り製造したジカルボン酸(6,11)を水
(8ml)中にサスペンドし、アセトンを充分加えて溶
液とした2℃に冷却し、トリエチルアミン(5グをアセ
トン50m1にとかした)を加えた。
温度を2℃に保ち、一定速度で攪拌しながらクロルギ酸
エチル(7,5Pをアセトン20m1にとかした)を加
えた。
この間にかさの大きい沈澱物を得た。
ついで30分攪拌後、2℃でナトリウムアジド(4,5
Sl’を水15m1にとかした)を加え、90分攪拌を
続げた。
氷水中に注ぎ入れトルエンで抽出した。
この溶液の一部分をI、R0分析したら主としてジ酸で
あることを示した。
乾燥後このトルエン溶液を蒸気浴で加熱したフラスコに
滴下し、滴下完了後1時間加熱した。
トルエンを蒸発して薄黄色油状物(6,4P;100%
)を得、これはベンゾビシクロ〔2・2・2〕オクテン
−エンド2−エキソ−3−ジイソシアネートであると決
定した。
この物質はそれ以上その特性を明らかにせずそのまま使
用した。
上記反応により得たジイソシアネート(1,2f)を2
0%HCI (10mので処理し、蒸気浴で手短かに
加熱した。
沢過し、ついで塩基を添加してpH11として反応を仕
上げた。
CHCl3で抽出し、ついで有機溶媒を蒸発して油状物
を得、これをまずMeOHにとかし、それから濃HC1
を加えその二塩酸塩に転化した。
−夜室温で放置後、結晶性沈澱物を得、汗取して集め3
20■(30%収率)を得た。
この沈澱物のサンプルを融点(〉300℃)測定および
I、R0分析してその特性を明らかにし、二塩酸1・2
・3・4−テトラヒトロート4−エタノナフタレン−エ
キソ−3−エンド−2−ジアミン(C1□H18C12
N)であると決定した。
抗ウィルス作用 この発明の意義ある面は、分子の2−エンド配置のアミ
ノ基を持つ、上述のクラスに属するベンツツルボルネン
誘導体、特に2−エンド−アミノ基および3−エキソ−
置換基を持つ誘導体が他の配置を持つ列席する類似化合
物と幻比して強い作用を示すということを発見した点に
ある。
例えば1・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナ
フタレンーエンド−2−アミンはこの明細書に開示した
活性な抗ウィルス化合物の1つであるが、致死性のイン
フルエンザウィルス(インフルエンザA2 型)で感染
させたマウスを使用したin vivoテストで使用し
た時この化合物で処理したマウスの66%が生存したこ
とを示し、一方対照群にはほとんど生存は観察されなか
った。
しかし2位のアミノ基がエキソ配置した異性体は同一の
テスト法によっては抗ウィルス作用を示さなかった。
抗ミクソウィルス化合物のin vitro作用この発
明の代表的化合物のin vitro作用は以下の様に
して測定した。
テスト用化合物の製造において、化合物は無菌状態で操
作した。
化合物は適当な溶媒の最少量にとかし、最終的には、分
析に使用する完全培地中の必要量とし、かつ、前もって
測定した最大非毒性量を越えない濃度とした。
全ての物質をまず3つの濃度でテストし、抑制作用を示
しtこ物質は、さらに最大非毒性レベル以下の数個の濃
度で注意深く再テストした。
第一歩の1nvitro 抗ミクソウィルス分析の全て
で使用した細胞培地は人間の目の粘膜の、このようなテ
ストに決まって使用される細胞系統(G−2細胞)だっ
た。
抗ウィルス作用のテストに先立って個々の化合物の細胞
毒性の研究を行ない、化合物の強い毒性作用に刻する細
胞の反応レベルを測定した。
細胞毒性レベルは適当な対照と比較して細胞発育を50
%抑制する濃度、あるいは細胞発育の抑制が形態上全く
見いだせない最大非毒性濃度(CTDo)として表わし
た。
ウィルスを適当な細胞培地中で発育させ、鶏胚に移し、
ウィルスのプールをつくり、これをアンプルに分散して
使用まで一76℃で凍結保存した。
ウィルス価(TCID5゜)は分析に用いた細胞培地中
で測定した。
細胞は試験管に入れた適当な培地中で発育させた。
使用直前に初めの培地を適当濃度でテスト化合物を含む
培地に代えた。
ウィルスを培地に接種※※後32℃で数日培養した。
それから培地をドレインし、赤血球を加えて洗った後赤
血球吸着の程度を評価した。
吸着の抑制割合(抗ウィルス作用の一尺度)をそれから
計算した。
in vitro 抗ミクソウィルステストの全てにお
いてはin vivoテストと同様にアマンタジンを参
照標準物として使用した。
この発明の化合物中で最も活性な化合物はその2位およ
び3位でそれぞれエンド、エキソ配置を示す化合物であ
ることが発見された。
アマンタジンと比較しての1nvitroテストの結果
を次の表に示す。
1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタ
レン−エンド−2−アミン、HCl1・2・3・4−テ
トラヒトロート4−メタノナフタレン−エキソ−3−ジ
メチルアミノメチル−エンド−2−アミン、2HC11
・2・3・4−テトラヒトロート4−エタノナフタレン
−エキソ−3−エンド−2−ジアミン、2HC1代表的
化合物の相幻的抗ウィルス作用は1nvitroテスト
の結果として次のように示される。
前述の通すアマンタジンは参照のために入れである。
1 ・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフ
タレン−エンド−3−メチル−エンド−2−アミンの予
想に反して比較的低い抗ウィルス作用についてはエンド
−3−メチル基がその作用を低下したものと思われる。
抗インフルエンザ剤として化合物■の公知類似物、すな
わち、式■でR3がH,R4とR5がそれぞれHまたメ
チル基である化合物を使用することはこの発明の範囲内
にある。
そのような化合物のうちの2つ、塩酸2−エンド−メチ
ルアミノート2・3・4−テトラヒトロート4−エタノ
ナフタレンと塩酸2−エンド−ジメチルアミノート2・
3・4−テトラヒドロ−1・4−エタノナフタレンは日
本の特許出願公告18944/66に開示されている。
−しかしそれらの抗ウィルス作用は発明者により認識さ
れていない。
この発明の化合物を抗ウィルス剤として使う時は単独で
、あるいは通常の薬学的に許容される担体(@述のアメ
リカ特許第3483254;3496228 ;353
8160 ;3534084;および3592934号
に詳しく論じられている)と組合わせて用いることがで
きる。
担体に則する抗ウィルス剤の割合は抗ウィルス剤の溶解
性と投与法により決定される。
この発明の抗ウィルス化合物はこの発明により生物体の
インフルエンザ・ウィルス感染部位に活性主成分を接触
させるいかなる手段によっても投与できる。
感染後の部位のほかに感染前の部位も含むことは理解さ
れよう。
例えば投与は鼻腔内に、経口的に、あるいは非経口的に
、すなわち皮下に、静脈内に、筋肉内に、または腹腔内
にできる。
非経口投与による、インフルエンザ・ウィルスA2型に
対する作用はマウスを用いたテストにより確認された。
次の表はアマンタジンの毒性と共にこの発明の代表的化
合物■、■、および■の毒性を示すものである。
マウスにおけるin vitro 活性抗ミクソウィル
ス化合物の毒性 実験動物:チャールズ・リバー(CharlesRiv
er )白色マウス。
実験開始時の重さ9〜11i0一群6匹。
※I/P投与: 100−125−150−175−2
001119/kg(化合物) **
150−175−200,225.250゜27
5−300−325■/kg(アマンタジン) 700−725−750−775−800rr19/k
g(化合物■) 100−250−500−750■/ky(化合物■) ※※P10投与二200−225−250−275(化
合物■) ※I/P−腹腔内 ※※P10−経口 毎日マウスの体重をはかり、各投与量の前日の正確な重
さにより投与量を調整しtこ。
薬物は全て水にとかし、リン酸緩衝食塩水(PBS)で
適当な濃度(例えば20重量%)に希釈した。
上記表より化合物■の最大1回投与量は100■/−以
下でなげればならないことがわかるだろう。
化合物■および■は公知抗ウイルス剤アマンタジンまた
は化合物■のいずれよりも毒性ははるかに低く、より多
い最大投与量で使用できた。
抗ミクソウィルス化合物のin vivo作用抗ミクソ
ウィルス作用テストに対する実験モデルにおいて、急性
インフルエンザを発生させ、死に至らしめる量の人間の
インフルエンザA2型ウィルスに順応したマウスを使い
鼻から感染させた。
このようにして感染させた動物をアマンタジン(参照用
1゛陽幻照11物質)または代表的化合物■、■、■を
腹腔内投与した時、これらの化合物はインフルエンザ・
ウィルス感染に刻し意義ある抗ウイルス効果を示した。
これらのテストの結果のい(つかを次の表にまとめた。
これらの結果はインフルエンザA2型感染マウスをこの
発明の化合物で処置すれば選択した実験条件下で死亡率
が減少することを示す。
インフルエンザに対しin vivoで太いに活性であ
ると一般的に受は取られている、現在知られている数少
ない化合物の1つであるアマンタジンと比べてこの発明
の化合物は好ましいことがわかった。
次の実験において、インフルエンザに刻する予防能力を
調べるため化合物■を様々なレベルで次のようにテスト
した。
実験動物−チャールズ・リバー白色マウス。
実験開始時の体重10−125’o1群12匹(幻照群
24匹)。
ウィルス−L D 50 価2.88のインフルエンザ
A2型ウィルス/アイチ/2/68をPBSにサスペン
ドして鼻から接種した。
化合物■=マウスを5群に分け、ウィルスに感染させる
前日までの16日間1日1回ioo−85−70−55
−40m9/kgの薬物を腹腔内投与した。
マウスは接種前まで各日体重をはかり、正確な体重によ
り投与量を調整した。
活性化合物はリン酸緩衝食塩水にサスペンドした。
結果を次の表に示す。
この発明の細化合物においても類似の結果が実証された
この発明の範囲内の化合物は治療用としてのほかにイン
フルエンザ・ウィルス予防薬として価値がある。
一般にこの発明の化合物は治療幻象物に有害なあるいは
有毒な副作用も与えることなく有効な結果を与える濃度
レベル、すなわち有効・非毒性量で投与するのが最も望
ましい。
投与量は処理するウィルス、感染者の年令、健康および
体重、感染程度、同時に行なっている治療の種類、治療
回数、および目的効果の性質により決まるだろう。
例えば、体重1 kg当たり10〜100rn9の化合
物■をリン酸緩衝液(PBS)にとかすかサスペンドし
たものが1日量として安全かつ有効的にマウスに腹腔内
投与できる。
化合物■および■も同じ位、かより多く同様にして投与
できる。
人間および鳥類を含む他の動物に投与するために投与量
は公知法により簡単に調整される。
この発明の化合物は薬学的に許容できる担体、溶媒、希
釈剤等と組み合わせた投与形で用いて鼻腔用あるいは非
経口投与用液体溶液またはサスペンションとすることが
できる。
一般に水、塩、デキストロース(グルコース)その他の
糖水溶液、およびグリコール(例えばグロピレングリコ
ールまたはポリエチレングリコール)が好ましい液体担
体であり、特に注射液に用いられる。
緩衝食塩水などの滅菌注射液は通常的0.5重量%から
25重量%の活性成分を含む。
以上の記載よりこの発明の1・2・3・4−テトラヒト
ロート4−アルカノナフタレンアミン生成物およびその
酸付加塩誘導体が価値ある抗ウィルス剤であることは明
らかであろう。
当業者であれば、前記実施例に開示した方法が単なる例
示であり、この発明の精神から離れることなしに幅広い
変形・変更が可能であることは十分に認められるだろう

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ベンツツルボルネン−2−オンを塩酸ヒドロキシル
    アミンと反応させ、ついで金属ナトリウムで還元するこ
    とからなる1・2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メ
    タノナフタレン−エンド−2−アミンの製法。 21・2・3・4−テトラヒトロート4−メタノナフタ
    レン−エンド−2−アミンをギ酸と反応させ、ついで水
    素化アルミニウムリチウムで還元することからなる1・
    2・3・4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン
    −エンド−2−メチルアミンの製法。 3 ベンツツルボルネン−2−オンをパラホルムアルデ
    ヒドおよび塩酸ジメチルアミンと反応させ、塩酸エキソ
    −3−ジメチルアミノメチルベンゾノルボルネン−2−
    オンを得、これを塩酸ヒドロキシルアミンおよび酢酸ナ
    トリウムと反応させて幻応するオキシムを得、このオキ
    シムをナトリウムで還元することからなる1・2・3・
    4−テトラヒドロ−1・4−メタノナフタレン−エキソ
    −3−ジメチルアミノメチル−エンド−2−アミンの製
    法。 4 塩酸エキソ−3−ジメチルアミノメチルベンゾノル
    ボルネン−2−オンを250℃で加熱して3−メチレン
    ベンゾノルボルネン−2−オンを得、これを水素添加し
    てエンド−3−メチルベンゾノルボルネン−2−オンを
    得、塩酸ヒドロキシルアミンおよび酢酸ナトリウムと反
    応させて苅応するケトキシムを得、これをナトリウムと
    反応させることからなる1・2・3・4−テトラヒトロ
    ート4−メタノナフタレン−エンド−3−メチル−エン
    ド−2−アミンの製法。 5 式: (式中Y′はフェニル基またはカルボキシル基である。 )のノルホルン−5−ニンーエキソ−3−置換−4ンド
    ー2−カルボン酸と5・5−ジメトキシテトラクロルシ
    クロペンタジエンヲティールス・アルダ−反応にかげ5
    ・6・7・8−テトラクロルト2・3・4−5a・8a
    −へキサヒドロ−1・4−メタノナフタレン−エキソ−
    3−置換−エンド−2−カルボン酸を得、この生成物を
    濃硫酸で処理して刻応する9−ヶHヒ合物を形成し、つ
    いでオルトジクロルベンゼンとの還流加熱により脱カル
    ボニルfヒし、生成物を臭素および酢酸で処理し、ラネ
    ー・ニッケルで脱ハロゲン比して、ついでクルチウム反
    応にかげることからなる式:(式中Y“はフェニル基ま
    たはアミノ基である。 )の化合物およびその酸付加塩の製法。 62−ナフトールと無水マレイン酸とのディールス・ア
    ルダ−反応により得た無水物をヴオルフ・キシュナー条
    件で還元してベンゾビシクロ〔2・2・2〕オクテン−
    エンド−2−エキソ−3−ジカルボン酸を得、これをク
    ルティウス反応で処理することからなる1・2・3・4
    −テトラヒトロート4−エタノナフタレン−エキソ−3
    −エンド−2−ジアミンの製法。
JP48103359A 1972-09-14 1973-09-14 コウウイルスセイ 1,2,3,4− テトラヒドロ −1,4− アルカノナフタレンアミンユウドウタイ ノ セイホウ Expired JPS5835176B2 (ja)

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