JPS5835151A - アミノボリカルボン酸溶液の回収方法 - Google Patents
アミノボリカルボン酸溶液の回収方法Info
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- JPS5835151A JPS5835151A JP13394781A JP13394781A JPS5835151A JP S5835151 A JPS5835151 A JP S5835151A JP 13394781 A JP13394781 A JP 13394781A JP 13394781 A JP13394781 A JP 13394781A JP S5835151 A JPS5835151 A JP S5835151A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
従来、アミツボリカ゛ルボン酸である錯形成剤と希土類
元素とを含む水溶液から、該錯形成剤を(ロ)収するの
に、塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸を添加し、アミノカリカ
ルボン酸の沈澱を生成させる方法、蓚酸を添加し希土類
元素を蓚酸化物として錯形成剤より沈澱分離する方法等
が利用されている。
元素とを含む水溶液から、該錯形成剤を(ロ)収するの
に、塩酸、硝酸、硫酸等の鉱酸を添加し、アミノカリカ
ルボン酸の沈澱を生成させる方法、蓚酸を添加し希土類
元素を蓚酸化物として錯形成剤より沈澱分離する方法等
が利用されている。
しかし、前者の方法の場合、gtjtム(エチレンジア
ミン四酢酸)のように溶解度の小さなアミノポリカルボ
ン酸には有効であるが、錯形成剤が例えばDTPA (
ジエチレンテトラアミン五酢酸)、HIDTA (N−
ヒドロキシエチルエチレンシアミソ四酢酸)のように高
溶解度のものである場合には、十分な回収率が得られな
い。また一方、後者の方法では、蓚酸粘土沈澱後の錯形
成剤の水溶液中に蓚酸が残り、回収液をそのまま以後の
分離液として再使用できないという欠点がある。特にイ
ツトリウムの分離精製においては、EDTAではY/D
y(イツトリウムとジスプロシウム)の分離が悪く、D
TPA、itgDTaではそれが良いということが知ら
れており、Y / Dyの分離を行なうためにはい錯形
成剤としてDTPA +HEDTAが好適に用いられる
。ところが、これらは前述のように、分離はよいが、分
離工程後に希土類元素との錯体を含んだ錯形成剤溶液か
ら、該錯体の除去が困難なため、錯形成剤溶液として回
収ができない。そのため分離に用いた錯形成剤をリサイ
クルして使用できず、経済的に大きな問題があった。し
かも、廃水中に錯形成剤が含ま水ると、C,O,D、が
増加し、この処理に大型の設備を必要とした。
ミン四酢酸)のように溶解度の小さなアミノポリカルボ
ン酸には有効であるが、錯形成剤が例えばDTPA (
ジエチレンテトラアミン五酢酸)、HIDTA (N−
ヒドロキシエチルエチレンシアミソ四酢酸)のように高
溶解度のものである場合には、十分な回収率が得られな
い。また一方、後者の方法では、蓚酸粘土沈澱後の錯形
成剤の水溶液中に蓚酸が残り、回収液をそのまま以後の
分離液として再使用できないという欠点がある。特にイ
ツトリウムの分離精製においては、EDTAではY/D
y(イツトリウムとジスプロシウム)の分離が悪く、D
TPA、itgDTaではそれが良いということが知ら
れており、Y / Dyの分離を行なうためにはい錯形
成剤としてDTPA +HEDTAが好適に用いられる
。ところが、これらは前述のように、分離はよいが、分
離工程後に希土類元素との錯体を含んだ錯形成剤溶液か
ら、該錯体の除去が困難なため、錯形成剤溶液として回
収ができない。そのため分離に用いた錯形成剤をリサイ
クルして使用できず、経済的に大きな問題があった。し
かも、廃水中に錯形成剤が含ま水ると、C,O,D、が
増加し、この処理に大型の設備を必要とした。
本発明者らは、すべてのアミノポリカルボン酸である錯
形成剤について、高純度、^収率で回収でき、しかも、
回収後再使用が可能であるような錯形成剤の回収方法を
鋭意研究した結果、該錯形成剤とその希土類元素との錯
体(場合によってすさらに希土類元素)とを含む水溶液
を、陽イオン交換体を充填したイオン交換塔の入口側か
ら供給すると、塔内の陽イオン交換体には入口側から出
口に沿って希土類元素イオンの吸着帯が形成されていく
が、その先端には濃縮された形で錯形成剤の吸着帯が形
成されること、さらに上記溶液を塔に供給を続け、希土
類元素イオンの吸着帯の先端が該塔の先端に達するか、
またはその近くに達した時に、必要に応じ水洗等を行な
い、希土類元素イオンの吸着帯の先端が該塔の先端に達
するまで移動せしめると、陽イオン交換体には、実質的
に希土類元素のみが吸着され、その間に塔出口より溶出
する液からは、供給した錯形成剤が最大100優に近い
回収率で回収でき、しかも、核溶出液は次回の溶離液と
して再使用できることを見い出し、本発明をなすに至っ
た。
形成剤について、高純度、^収率で回収でき、しかも、
回収後再使用が可能であるような錯形成剤の回収方法を
鋭意研究した結果、該錯形成剤とその希土類元素との錯
体(場合によってすさらに希土類元素)とを含む水溶液
を、陽イオン交換体を充填したイオン交換塔の入口側か
ら供給すると、塔内の陽イオン交換体には入口側から出
口に沿って希土類元素イオンの吸着帯が形成されていく
が、その先端には濃縮された形で錯形成剤の吸着帯が形
成されること、さらに上記溶液を塔に供給を続け、希土
類元素イオンの吸着帯の先端が該塔の先端に達するか、
またはその近くに達した時に、必要に応じ水洗等を行な
い、希土類元素イオンの吸着帯の先端が該塔の先端に達
するまで移動せしめると、陽イオン交換体には、実質的
に希土類元素のみが吸着され、その間に塔出口より溶出
する液からは、供給した錯形成剤が最大100優に近い
回収率で回収でき、しかも、核溶出液は次回の溶離液と
して再使用できることを見い出し、本発明をなすに至っ
た。
すなわち、本発明は、希土類元素のアミノポリカルホン
il[lを含有するアミノポリカルボン酸溶液から、該
アミノポリカルボン酸を回収するに隙し、該錯体を含有
する溶液をイオン交換塔に供給し、充填された陽イオン
交換体の80〜100%に希土類元素イオンの吸着帯を
形成せしめ、(必要に応じ水洗の操作を行なうことによ
り)、該塔から該アミノポリカルボン酸を溶出液として
回収する方法である。
il[lを含有するアミノポリカルボン酸溶液から、該
アミノポリカルボン酸を回収するに隙し、該錯体を含有
する溶液をイオン交換塔に供給し、充填された陽イオン
交換体の80〜100%に希土類元素イオンの吸着帯を
形成せしめ、(必要に応じ水洗の操作を行なうことによ
り)、該塔から該アミノポリカルボン酸を溶出液として
回収する方法である。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の方法は、アミノポリカルボン酸である錯形成剤
を、それと希土類元素の錯体、ある場合にはさらに希土
類元素を含む水溶液から、葭錯形成剤のみを高純度で採
取するものであり、採取上た該錯形成剤は、次回の希土
類元素の分離の九めの溶離液として再使用できる。
を、それと希土類元素の錯体、ある場合にはさらに希土
類元素を含む水溶液から、葭錯形成剤のみを高純度で採
取するものであり、採取上た該錯形成剤は、次回の希土
類元素の分離の九めの溶離液として再使用できる。
アミノポリカルボン酸は、希土類元素の分離に用いられ
る公知のアミノポリカルボン酸を使用することができる
が、特に溶解度1 rrwnot/L以上であるDTP
AXHEDTA、DCTム(1,2−ジアミノシクロヘ
キサン四酢酸)、NTAにトリロ三酢#)、エチレング
リコール−ビス(2−アミノエチル)エーテル−N 、
N 、 N’ 、 N’−四酢酸、ビスエーテル−N
、 N 、 N’ 、 N’−四酢酸、イミノニ酢酸
等が本発明の目的に適している。ただし、ここでいう溶
Mjtとは、温度25℃においてpHO〜14の範囲で
#j定した最小値のものをさしている。特に好ましいも
めは、DTPA、HEDTAである。
る公知のアミノポリカルボン酸を使用することができる
が、特に溶解度1 rrwnot/L以上であるDTP
AXHEDTA、DCTム(1,2−ジアミノシクロヘ
キサン四酢酸)、NTAにトリロ三酢#)、エチレング
リコール−ビス(2−アミノエチル)エーテル−N 、
N 、 N’ 、 N’−四酢酸、ビスエーテル−N
、 N 、 N’ 、 N’−四酢酸、イミノニ酢酸
等が本発明の目的に適している。ただし、ここでいう溶
Mjtとは、温度25℃においてpHO〜14の範囲で
#j定した最小値のものをさしている。特に好ましいも
めは、DTPA、HEDTAである。
希土類元素は、ランタニド族の元素、すなわち、ランタ
ン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、グロメチウム
、サマリウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの15元素
にスカンジウム、イツトリウムを加えた17元素の総称
であるが、これらのうちの1元素だけでも、あるいは複
数の元素が混ざっていてもよい。
ン、セリウム、プラセオジム、ネオジム、グロメチウム
、サマリウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウ
ム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの15元素
にスカンジウム、イツトリウムを加えた17元素の総称
であるが、これらのうちの1元素だけでも、あるいは複
数の元素が混ざっていてもよい。
本発明の方法に用いる錯形成剤とその錯体を含む溶液と
しては、錯形成剤と希土類元素とを適当な割合で混合し
た結果得られたようなものでもよいし、イオン交換法に
より分離溶出してきた液でもか−まわない。含まれる錯
形成剤であるアミノポリカルボン酸の一度は、イオン交
換塔の温度における溶解度以下であれば特に限定はない
。
しては、錯形成剤と希土類元素とを適当な割合で混合し
た結果得られたようなものでもよいし、イオン交換法に
より分離溶出してきた液でもか−まわない。含まれる錯
形成剤であるアミノポリカルボン酸の一度は、イオン交
換塔の温度における溶解度以下であれば特に限定はない
。
混合溶液のpHは、希土類元素イオンが加水分解して沈
澱を生じることがなく、かつ錯形成剤との間で錯形成が
進行するようなpHに調製することが必要であり、一般
にIIi錯形成剤の解離が進行しているようなpHに調
整することが好ましい。
澱を生じることがなく、かつ錯形成剤との間で錯形成が
進行するようなpHに調製することが必要であり、一般
にIIi錯形成剤の解離が進行しているようなpHに調
整することが好ましい。
” 本発明に用いることができる陽イオン交換体は、例
えば@1にビニル基を有する単量体からの単独もしくは
共重合体であって、単量体中の架橋単量体重量−が4−
以上である共重合体から合成されたイオン交換体である
。この種の樹脂における好ましい樹脂の構成は、単量体
構°成としてスチレン、ビニルトルエンとジビニルベン
ゼン等を主要成分として付加共重合で合成した高分子架
橋物をスルホン化したもの;ハロメチルスチレン、メチ
ルビニルケトン、エポキシブタジェン、アクリルアミド
等の活性基を有する単量体と、ジビニルベンゼン、トリ
アリルイソシアヌレート等の架橋単量体を主成分とする
付加重合物をスルホン化し友もの;ビニルスルホン酸ソ
ーダ、メタクリル酸、アクリル酸およびこれらのアルキ
ルエステル、7工二ルエステM等のエステル類郷の交換
基になり得る官能基を有する単量体と架橋単量体と共重
合したもの等である。
えば@1にビニル基を有する単量体からの単独もしくは
共重合体であって、単量体中の架橋単量体重量−が4−
以上である共重合体から合成されたイオン交換体である
。この種の樹脂における好ましい樹脂の構成は、単量体
構°成としてスチレン、ビニルトルエンとジビニルベン
ゼン等を主要成分として付加共重合で合成した高分子架
橋物をスルホン化したもの;ハロメチルスチレン、メチ
ルビニルケトン、エポキシブタジェン、アクリルアミド
等の活性基を有する単量体と、ジビニルベンゼン、トリ
アリルイソシアヌレート等の架橋単量体を主成分とする
付加重合物をスルホン化し友もの;ビニルスルホン酸ソ
ーダ、メタクリル酸、アクリル酸およびこれらのアルキ
ルエステル、7工二ルエステM等のエステル類郷の交換
基になり得る官能基を有する単量体と架橋単量体と共重
合したもの等である。
本発明に用いる陽イオン交換体の第2の例は、有機担体
上に、イオン交換能を有する物質を持つイオン交換体で
ある。有機担体としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合
体等の高分子担体が使用され、それに、吸着、反応、グ
ラフト重合等で、陽イオン交換能を有する物質を持たせ
たもの、もしくは、有機担体の表面に反応によって陽イ
オン交換基を持たせる方法で望ましい物質が得られる。
上に、イオン交換能を有する物質を持つイオン交換体で
ある。有機担体としては、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合
体等の高分子担体が使用され、それに、吸着、反応、グ
ラフト重合等で、陽イオン交換能を有する物質を持たせ
たもの、もしくは、有機担体の表面に反応によって陽イ
オン交換基を持たせる方法で望ましい物質が得られる。
例えば、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体を、スル
ホン化して得られる陽イオン交換体が望ましいものとし
て挙げられる。
ホン化して得られる陽イオン交換体が望ましいものとし
て挙げられる。
また、本発′朋に用いる陽イオン交換体は、構造の上か
らはポーラス型でもゲル型でもよく、例えば、ダウエッ
クス50、アンバーライトIR−120、パームチット
Q1ナルサイトHCR,デュオライトC2G等が挙けら
れる。
らはポーラス型でもゲル型でもよく、例えば、ダウエッ
クス50、アンバーライトIR−120、パームチット
Q1ナルサイトHCR,デュオライトC2G等が挙けら
れる。
イオン交換能としては、スルホン基を有するものが優れ
ており、本発明において用いるのに好ましい。
ており、本発明において用いるのに好ましい。
陽イオン交換体を入れるイオン交換塔は、下部にフィル
ターのついているカラムであれば特に限定はないが、好
ましくはその材質は、溶液を流した時にこわれたり腐食
したシせず、かつ不純物が溶出したりしにくいものがよ
い。これに該陽イオン交換体を詰め、酸を通してイオン
交換体をH型に[7でおくことにより使用可能な状態に
なる(陽イオン交換体の再生)。
ターのついているカラムであれば特に限定はないが、好
ましくはその材質は、溶液を流した時にこわれたり腐食
したシせず、かつ不純物が溶出したりしにくいものがよ
い。これに該陽イオン交換体を詰め、酸を通してイオン
交換体をH型に[7でおくことにより使用可能な状態に
なる(陽イオン交換体の再生)。
陽イオン交換体の再生のためには酸が、また溶液のpH
調整のために酸またはアルカリが者々用いられるが、こ
れらの酸、アルカリの例としては、塩酸、硫酸、硝酸、
過塩素酸、臭化水素酸等の無機酸類またはこれら酸類の
混合物、および水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム
、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリタム、炭
酸リチウム、アンモニア水等のアルカリ類またはこれら
の混合物等がある。純度等の点から、酸としては塩酸、
硫酸、アルカリとしてはアンモニア水が好ましい。
調整のために酸またはアルカリが者々用いられるが、こ
れらの酸、アルカリの例としては、塩酸、硫酸、硝酸、
過塩素酸、臭化水素酸等の無機酸類またはこれら酸類の
混合物、および水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化リチウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム
、水酸化バリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリタム、炭
酸リチウム、アンモニア水等のアルカリ類またはこれら
の混合物等がある。純度等の点から、酸としては塩酸、
硫酸、アルカリとしてはアンモニア水が好ましい。
操作としては、該陽イオン交換体を充填したイオン交換
塔の入口側から、該アミノポリカルボン酸である錯形成
剤と希土類元素を含む水溶液を供給する。この操作によ
り、希土類元素イオンが該イオン交換塔内に沿って吸着
帯を形成するように吸着し、それと共に該塔の出口側か
ら溶出してくる該アミノポリカルボン酸を回収すること
ができる。該塔内に吸着した希土類元素イオンは、水洗
後、イオン交換分離に用いられる公知の溶離液(例えば
、アミノポリカルボン酸、すべてのアンモニウム塩、カ
ルボン酸、オキシ酸、アミノ酸、ジケトン類等)である
ならば、どれでも供給することによって溶出、採取する
ことができる。
塔の入口側から、該アミノポリカルボン酸である錯形成
剤と希土類元素を含む水溶液を供給する。この操作によ
り、希土類元素イオンが該イオン交換塔内に沿って吸着
帯を形成するように吸着し、それと共に該塔の出口側か
ら溶出してくる該アミノポリカルボン酸を回収すること
ができる。該塔内に吸着した希土類元素イオンは、水洗
後、イオン交換分離に用いられる公知の溶離液(例えば
、アミノポリカルボン酸、すべてのアンモニウム塩、カ
ルボン酸、オキシ酸、アミノ酸、ジケトン類等)である
ならば、どれでも供給することによって溶出、採取する
ことができる。
本発明を実施するにあたって、希゛土類イオンの吸着帯
長はイオン交換塔の入口端から吸着剤の80〜100チ
まで行うのが好ましい。吸着帯の割合が80−以下であ
ると、水洗をしても塔内に該アミノポリカルボン酸が残
り、吸着希土類元素を溶離する浴離痢と混ざり回収率が
低下する。逆に100チを超えると、塔出口より希土類
元素と錯形成剤の混合溶液が流出してしまうが、このよ
うな溶出液は再び同工程の吸着液に戻す必要があり、そ
のため生産効率は低下する。また、80〜100チに吸
着帯を形成した後水洗すると、?1は100チに近いア
ミノポリカルボン酸が回収できる。
長はイオン交換塔の入口端から吸着剤の80〜100チ
まで行うのが好ましい。吸着帯の割合が80−以下であ
ると、水洗をしても塔内に該アミノポリカルボン酸が残
り、吸着希土類元素を溶離する浴離痢と混ざり回収率が
低下する。逆に100チを超えると、塔出口より希土類
元素と錯形成剤の混合溶液が流出してしまうが、このよ
うな溶出液は再び同工程の吸着液に戻す必要があり、そ
のため生産効率は低下する。また、80〜100チに吸
着帯を形成した後水洗すると、?1は100チに近いア
ミノポリカルボン酸が回収できる。
上mlの吸7!を帝長が100−を超える場合とは、イ
オン交倶嗜の出口側より流出する液中に希土類元素がf
まれでいるのに、さらに希土類元素と錯形成剤の混合浴
数を塔入口側より供給する状独をいう。
オン交倶嗜の出口側より流出する液中に希土類元素がf
まれでいるのに、さらに希土類元素と錯形成剤の混合浴
数を塔入口側より供給する状独をいう。
本発明を実施するのに好ましい温度に一10〜150℃
の間で、錯形成剤でみる該アミノポリカルボ/I!lの
d類や混合浴液中の製置、陽イオン交換体や該錯形成剤
の温度耐久注、イオン交換塔の材質等の各々の場合に適
した温度を選だできる。
の間で、錯形成剤でみる該アミノポリカルボ/I!lの
d類や混合浴液中の製置、陽イオン交換体や該錯形成剤
の温度耐久注、イオン交換塔の材質等の各々の場合に適
した温度を選だできる。
さらに好ましくは60〜130℃である。この範囲より
温度が低いと、溶解度が小さくなし効率が急く、逆にこ
の範囲よジ龜tが^いと、エネルギー的に不経隣でるり
、陽イオン交換体やアミノポリカルボン酸の劣化の原因
となる。
温度が低いと、溶解度が小さくなし効率が急く、逆にこ
の範囲よジ龜tが^いと、エネルギー的に不経隣でるり
、陽イオン交換体やアミノポリカルボン酸の劣化の原因
となる。
不発明により、従来、希土類元素イオンの分離にはよい
が、回収が困難なため経済的に問題のあったアミノポリ
カルボン#112を、それ#1ど面倒な操作もなく、^
収率かつ^純度で回収することがでさるようになった。
が、回収が困難なため経済的に問題のあったアミノポリ
カルボン#112を、それ#1ど面倒な操作もなく、^
収率かつ^純度で回収することがでさるようになった。
しかも、回収したアミノポリカルボン酸は、次回の希土
類元素イオンの分離に再使用しても何ら問題はなく、コ
ストダウン、公害防止という点から、本発明は、工業的
に大きな意義をもつものである。
類元素イオンの分離に再使用しても何ら問題はなく、コ
ストダウン、公害防止という点から、本発明は、工業的
に大きな意義をもつものである。
以下に実施例を述べるが、本発明は、その要旨を越えな
い限り、以下の実施例に限定されるものではない。
い限り、以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1.比較例
イオン交換塔として、内径1.0trllz長さ1mの
フィルター付カラムに、スチレン−ジビニルベンゼン共
重合物をスルホン化して得られた陽イオン父換樹脂を充
填し、塔全体を90℃に保持した。
フィルター付カラムに、スチレン−ジビニルベンゼン共
重合物をスルホン化して得られた陽イオン父換樹脂を充
填し、塔全体を90℃に保持した。
次に、0.5N硫酸を毎分50−の速度で塔上部より約
15分間流して、樹脂をすべて水素イオン型に再生した
。次に、希土類元素として*gイットリr) 46.1
0 f/l (Y濃HQ、02 mol/l ) 、錯
形成剤としてDTPA O,02mol/lを含有する
水浴液(pH2,7)を毎分sowaの速度で塔上部よ
り流し、@着帯長が全体の85チになるようにイツトリ
ウムを塔内に吸着させた。この間の溶出液中にはイツ)
IJウムは含まれず、DTPAのみが含まれているの
で、これを採取した。次に、塔上部より水を150−供
給した後、0.02 mol/l EDTA水溶液を流
し溶離を行なつ九。この時も、初めにイツトリウムを含
まないDTPAの溶液が溶出してきたので、これを採取
した。
15分間流して、樹脂をすべて水素イオン型に再生した
。次に、希土類元素として*gイットリr) 46.1
0 f/l (Y濃HQ、02 mol/l ) 、錯
形成剤としてDTPA O,02mol/lを含有する
水浴液(pH2,7)を毎分sowaの速度で塔上部よ
り流し、@着帯長が全体の85チになるようにイツトリ
ウムを塔内に吸着させた。この間の溶出液中にはイツ)
IJウムは含まれず、DTPAのみが含まれているの
で、これを採取した。次に、塔上部より水を150−供
給した後、0.02 mol/l EDTA水溶液を流
し溶離を行なつ九。この時も、初めにイツトリウムを含
まないDTPAの溶液が溶出してきたので、これを採取
した。
以上の操作によって、吸着液に含まれていたDTPAは
、イツトリウムを含まない水溶液として、97.5−の
回収率で回収することができ九(懺鍍亜鉛を用いfcM
定により−DTPAの定量を行なったン。
、イツトリウムを含まない水溶液として、97.5−の
回収率で回収することができ九(懺鍍亜鉛を用いfcM
定により−DTPAの定量を行なったン。
回収し友DTPAU、アンモニア水を加え、pH?にし
友上で、Y/DYの分離に用いたが、未使用のDTPA
に匹敵する分離を示した。
友上で、Y/DYの分離に用いたが、未使用のDTPA
に匹敵する分離を示した。
比較例
実施例1の実験条件のうち、吸着槽の割合をかえ、各水
洗の有無をかえた場合のDTPAの回収率を表1に示す
。
洗の有無をかえた場合のDTPAの回収率を表1に示す
。
表 1
実施例2
DTPAの濃度を0.1 moj/ Lに変化させた以
外は、実施例1と同様に実験を行なった。実施例1と同
様の結果が得られた。
外は、実施例1と同様に実験を行なった。実施例1と同
様の結果が得られた。
実施例3
DTPAの代わりにHICDTA Q、02 mol/
lを混ぜること以外は、実施例1と同様に実験を行なっ
た。吸着液に含まれていたHEDTAは、イツトリウム
を含まない水溶液として? 7.0 %の回収率で回収
することができた。
lを混ぜること以外は、実施例1と同様に実験を行なっ
た。吸着液に含まれていたHEDTAは、イツトリウム
を含まない水溶液として? 7.0 %の回収率で回収
することができた。
実施例4
希土類元素イオンとしてイツトリウムとエルビウムとい
う二つの硫酸塩を混ぜた( Y % Er 濃tは各o
、o 1mol/l )以外は5、実施例1と同様に実
験を行なった。DTPAについて前述の実施例と同様に
回収を行なうことができた。
う二つの硫酸塩を混ぜた( Y % Er 濃tは各o
、o 1mol/l )以外は5、実施例1と同様に実
験を行なった。DTPAについて前述の実施例と同様に
回収を行なうことができた。
実施例5
実施例1と同様のイオン交換塔で、塔全体の温度#′1
120℃に変更したものに、希土類元素としてik@イ
ツトリウムs o、s t/L (Y濃度0.1m0L
/l)、錯形成剤としてDTPA 0.2 mol/l
を含有する水浴液(pH2,7)を毎分30−の速度で
塔上部より流し、吸着帝長が全体の80−になるように
、イツトリウムを塔内に吸着させた。この闇の溶出液中
には、イツトリウムは含まれず、D’rPAのみが含1
れているので、これを採取した。次に塔上部より水を1
50耐供給した後、0.05 mol/l EDTA水
浴液を流し溶llIを行なった。この時も、初めにイツ
トリウムを含まないDTPAの溶液が浴出してきたので
、これを採取した。
120℃に変更したものに、希土類元素としてik@イ
ツトリウムs o、s t/L (Y濃度0.1m0L
/l)、錯形成剤としてDTPA 0.2 mol/l
を含有する水浴液(pH2,7)を毎分30−の速度で
塔上部より流し、吸着帝長が全体の80−になるように
、イツトリウムを塔内に吸着させた。この闇の溶出液中
には、イツトリウムは含まれず、D’rPAのみが含1
れているので、これを採取した。次に塔上部より水を1
50耐供給した後、0.05 mol/l EDTA水
浴液を流し溶llIを行なった。この時も、初めにイツ
トリウムを含まないDTPAの溶液が浴出してきたので
、これを採取した。
以上の操作によって、吸S液に含1れていたDTPAは
、イツトリウムを含まない水浴液として、98.0 %
の回収率で回収することができた(硫故亜鉛を用いた滴
定によりDTPAの定量を行なった)。
、イツトリウムを含まない水浴液として、98.0 %
の回収率で回収することができた(硫故亜鉛を用いた滴
定によりDTPAの定量を行なった)。
回収したDTPA fl、アンモニア水を加えpH9に
した上で、Y/Dyの分離に用いたが、未使用のDTP
Aに匹敵する分離を示した。
した上で、Y/Dyの分離に用いたが、未使用のDTP
Aに匹敵する分離を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ill 希土類元素のアミノポリカルボン酸錯Kt含
有するアミノポリカルボン酸溶液から、該アミノポリカ
ルボン酸溶液を回収するに際し、該錯体を含有する溶液
をイオン交換塔に供給し、九横された陽イオン交換体の
8o〜1001に希土類元素の吸着帯を形成せしめると
共に、紋塔がら1アミノポリカルボン酸を溶出液として
回収することを特徴とするアミノポリカルボン酸溶液の
回収方法。 ′(2; 陽イオン交換体に希土゛類元素の吸″M帝
を形成後、該イオン交換体を水洗し、B#II内に残留
する該アミノポリカルボン酸を溶出液として回収する特
許請求の範囲第1項記載の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13394781A JPS5835151A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | アミノボリカルボン酸溶液の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13394781A JPS5835151A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | アミノボリカルボン酸溶液の回収方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5835151A true JPS5835151A (ja) | 1983-03-01 |
Family
ID=15116782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13394781A Pending JPS5835151A (ja) | 1981-08-27 | 1981-08-27 | アミノボリカルボン酸溶液の回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5835151A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01149756A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-12 | Tosoh Corp | エチレンジアミン四酢酸の回収方法 |
JPH01168652A (ja) * | 1987-12-24 | 1989-07-04 | Tosoh Corp | 錯形成剤水溶液の精製方法 |
-
1981
- 1981-08-27 JP JP13394781A patent/JPS5835151A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01149756A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-12 | Tosoh Corp | エチレンジアミン四酢酸の回収方法 |
JPH01168652A (ja) * | 1987-12-24 | 1989-07-04 | Tosoh Corp | 錯形成剤水溶液の精製方法 |
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