JPS5834857Y2 - 多チヤンネルスピ−カ - Google Patents

多チヤンネルスピ−カ

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Publication number
JPS5834857Y2
JPS5834857Y2 JP2215178U JP2215178U JPS5834857Y2 JP S5834857 Y2 JPS5834857 Y2 JP S5834857Y2 JP 2215178 U JP2215178 U JP 2215178U JP 2215178 U JP2215178 U JP 2215178U JP S5834857 Y2 JPS5834857 Y2 JP S5834857Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
channel
speaker
crossover
tweeter
Prior art date
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Expired
Application number
JP2215178U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54125629U (ja
Inventor
福司 川上
Original Assignee
ヤマハ株式会社
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Publication date
Application filed by ヤマハ株式会社 filed Critical ヤマハ株式会社
Priority to JP2215178U priority Critical patent/JPS5834857Y2/ja
Publication of JPS54125629U publication Critical patent/JPS54125629U/ja
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Publication of JPS5834857Y2 publication Critical patent/JPS5834857Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、多チヤンネルスピーカに関するものである
一般に、単一の広帯域スピーカでもってハイファイ再生
に必要な周波数帯域を指向特性と周波数特性とがともに
よく、シかも充分な音量をもって再生することは困難で
あるため、再生周波数帯域を2つあるいは3つに分割し
、それぞれの周波数帯域を専用のスピーカで再生する所
謂マルチウェイ・スピーカ方式が採用されている。
ところで、マルチウェイ・スピーカ方式、特に2ウエイ
・スピーカ方式にあっては、高音域を再生する高音用ス
ピーカ(以下ツイータと記す)と低音域を再生する低音
用スピーカ(以下ウーファと記す)とのクロスオーバ周
波数fcを、ツイータの再生音の音質の関係上、ツイー
タの最低共振周波数fo付近に設定することは好ましく
なかった。
これにより、従来クロスオーバ周波数fCをツイータの
最低共振周波数f、よりも充分高く設定されており、こ
れにより、クロスオーバ周波数fcは、ウーファのピス
トン運動の高域限界周波数fpよりも高く設定せざるを
得なかった(第1図参照)。
このため、第2図に示すように、スピーカシステムの軸
上1m点での出力音圧レベル5PL1が一応フラットに
構成されたとしても、音響出力レベルPWLにあっては
、クロスオーバ周波数fc附近でウーファの指向性が鋭
くなりクロスオーバ周波数fc附近にディップが形成さ
れる。
換言すれば、式 %式% で定義される等測的輻射立体角k〔この等測的輻射立体
角にとは、供試スピーカの指向性の鋭さを表示するに、
総出力と軸上1m点の音の強さとが、供試スピーカに等
しい理想指向性スピーカ(基準軸のまわりに立体角にの
範囲では基準方向に等しくかつ、他の範囲4π−にでは
零の指向係数を具備するスピーカ)に、供試スピーカを
置換し、かかる立体角8にて指向性の鋭さを等節約に表
示せんとするものである。
〕の値がクロスオーバ周波数fc附近で小さくなり、か
かる部分でのスピーカシステムの直接音のサービスエリ
アが狭くなる欠点があった。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、スピーカ
システムの音質、特に高域の再生音質を損うことなく、
シかもクロスオーバ周波数fC附近の直接音のサービス
エリアが狭くならず充分に確保できるようにすることを
目的とし、その特徴とするところは、少なくともウーフ
ァとツイータとを具備したチャンネルを複数設け、各チ
ャンネルのクロスオーバ周波数を相違させて設定した点
にある。
以下この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第3図はこの考案の多チヤンネルスピーカの概略図を示
しており、パワーアンプ1からの信号は、第1チヤンネ
ル2と第2チヤンネル3とにそれぞれ送られるようにな
っている。
第1チヤンネル2は、ネットワーク4と、このネットワ
ーク4に接続されたウーファW1.W2およびツイータ
T1.T2とを具備し、また第2チヤンネル3は、ネッ
トワーク5とこのネットワーク5に接続されたウーファ
W3.W4およびツイータT3.T4とを具備している
第1チヤンネル2のクロスオーバ周波数fc1は、ネッ
トワーク4のクロスオーバ周波数によって決められ、ま
た第2チヤンネル3のクロスオーバ周波数fc2は、ネ
ットワーク5のクロスオーバ周波数によって決められて
いる。
そして第1チヤンネル2のクロスオーバ周波数fC1は
、第2チヤンネル3のクロスオーバ周波数fC2よりも
低い周波数、すなわち、第2チヤンネル3のウーファW
3.W4のピストン運動の高域限界周波数側へ低く設定
されている。
またウーファW1とW2とW3とW4は同種のスピーカ
から構成され、ツイータT1とT2とT3とT4も同種
のスピーカから構成されている。
次に上記構成の多チヤンネルスピーカの動作を説明する
パワーアンプ1から第1チヤンネル2および第2チヤン
ネル3にそれぞれ信号が送られる。
すると第1チヤンネル2では、パワーアンプ1からの信
号かネットワーク4によりクロスオーバ周波数fc1を
境として2つの再生帯域に分割され、クロスオーバ周波
数fc1より低い低域がウーファW1.W2で再生され
、またクロスオーバ周波数fc1より高い高域がツイー
タT1.T2で再生される。
また第2チヤンネル3では、パワーアンプ1からの信号
がネットワーク5によりクロスオーバ周波数fC2を境
として2つの再生帯域に分割され、クロスオーバ周波数
fc2より低い低域がウーファW3.W4で再生され、
またクロスオーバ周波数fc2より高い高域がツイータ
T3.T4で再生される。
ここで、出力音圧レベルの周波数特性は第4図に示すよ
うにフラットに構成され、また音響出力レベルの周波数
特性も第5図に示すようにクロスオーバ周波数附近のデ
ィップが改善されフラットに構成される。
すなわち、第1チヤンネル2のクロスオーバ周波数fc
1が第2チヤンネル3のウーファW3.W4のピストン
運動の高域限界周波数側へ低く設定されているため、第
1チヤンネル2のツイータT1.T2により第2チヤン
ネル3のウーファW3.W4のレベル降下かカバーされ
ることになる。
なお、3チャンネル以上の多チヤンネルスピーカであっ
ても各チャンネルのクロスオーバ周波数を相違させてお
けば、上記のようなディップの改善効果が得られること
は(なぜなら、3チャンネル以上といえども新設は2チ
ヤンネルの組み合わせに過ぎないから)容易に理解され
よう。
第6図はこの考案の多チヤンネルスピーカの等何曲輻射
立体角aの周波数特性を従来のものと比較して示してお
り、クロスオーバ周波数fc附近で等何曲輻射立体角g
の値が小さくならず、従来に比して直接音のサービスエ
リアが広くなっている。
しかも、少なくともツイータT3.T4にあっては、か
かるツイータにとって最適なりロスオーバ周波数が設定
されているため、良好な音質が得られ、もってかかるツ
イータT3.T4にてソイタT1.T2の若干の音質劣
化を充分にカバーし得、システム全体としては、音質の
劣化を少なくなし得るものである。
なお、上記実施例では、各チャンネルにウーファとツイ
ータをそれぞれ2個ずつ用いた場合を示したが、ウーフ
ァとツイータをそれぞれ1個ずつ用いてもよく、各チャ
ンネルに用いるウーファとツイータの個数はこの実施例
に限定されるものではない。
また、上記実施例では、各チャンネルに各々同一特性の
スピーカを用いた場合を示したが、各チャンネルに用い
られるスピーカの特性は必ずしも等しくする必要はなく
、要は各チャンネルを構成するウーファ、ツイータが各
々SP、L1が一応フラットになるように構成されてお
り、かつ各チャンネルのクロスオーバー周波数を相違さ
せてあればよい。
このようにすれば、互いのクロスオーバ周波数付近のP
WLのディップは、他のチャンネルのスピーカの音響出
力により補償され、これによって単独のチャンネルの場
合に比べて直接音のサービスエリアを充分広くする効果
が得られるわけであるから、各チャンネルのスピーカの
特性がたとえ異なっていても、この効果が失なわれるも
のではない。
ただし、音響用スピーカシステムとしての音のまとまり
というような観点から言えば、各チャンネルに同一特性
のスピーカを使用する方が好ましいといえる。
以上説明したように、この考案によれば、少なくともウ
ーファとツイータとを具備したチャンネルを複数設け、
各チャンネルのクロスオーバ周波数を異なるように構成
したから、システム全体の音質を必要以上に損うことな
く、クロスオーバ周波数附近の音響出力レベルに生じる
ティップを改善し得、もって直接音のサービスエリアが
広くなる効果を奏する。
また各チャンネルのツイータを互いに再生周波数帯域、
特に最低共振周波数の異なるスピーカにて構成すれは、
さらに直接音のサービスエリアを広くすることができる
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のスピーカの出力音圧レベルおよ
び音響出力レベルの周波数特性図、第3図はこの考案の
一実施例を示す概略図、第4図はこの考案の多チヤンネ
ルスピーカの出力音圧レベルの周波数特性図、第5図は
同音響出力レベルの周波数特性図、第6図は同等価的輻
射立体角J2の周波数特性図である。 2.3・・・・・・チャンネル、Wl、W2.W3.W
4・・。 ・・・低音用スピーカ(ウーファ)、T1.T2.T3
゜T4・・・・・・高音用スピーカ(ツイータ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも低音用スピーカと高音用スピーカとを具備す
    るチャンネルを複数設け、これらチャンネルのクロスオ
    ーバ周波数を相違させて設定しであることを特徴とする
    多チヤンネルスピーカ。
JP2215178U 1978-02-22 1978-02-22 多チヤンネルスピ−カ Expired JPS5834857Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2215178U JPS5834857Y2 (ja) 1978-02-22 1978-02-22 多チヤンネルスピ−カ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2215178U JPS5834857Y2 (ja) 1978-02-22 1978-02-22 多チヤンネルスピ−カ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54125629U JPS54125629U (ja) 1979-09-01
JPS5834857Y2 true JPS5834857Y2 (ja) 1983-08-05

Family

ID=28856378

Family Applications (1)

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JP2215178U Expired JPS5834857Y2 (ja) 1978-02-22 1978-02-22 多チヤンネルスピ−カ

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