JPS5834674Y2 - カラ−受像管用マスクフレ−ム - Google Patents

カラ−受像管用マスクフレ−ム

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JPS5834674Y2
JPS5834674Y2 JP17858578U JP17858578U JPS5834674Y2 JP S5834674 Y2 JPS5834674 Y2 JP S5834674Y2 JP 17858578 U JP17858578 U JP 17858578U JP 17858578 U JP17858578 U JP 17858578U JP S5834674 Y2 JPS5834674 Y2 JP S5834674Y2
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JP
Japan
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mask frame
less
picture tube
color picture
press
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Expired
Application number
JP17858578U
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English (en)
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JPS5597946U (ja
Inventor
正治 関東
久人 木原
Original Assignee
株式会社東芝
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Publication date
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はカラー受像管用マスクフレームに係り、特に前
記マスクフレームの素材に関するものである。
カラー受像管に内装されるシャドウマスク構体はQ、l
Qmm乃至0.18mm程度の鉄板にエツチングにより
多数の開口部を規制的に穿設したフラットマスクをプレ
ス加工して所定の曲率を有するほぼ球面状に形成したシ
ャドウマスク本体のスカート部を例えば断面り字形のマ
スクフレームに溶接などの手段により保持させ、前記シ
ャドウマスク本体の変形を機械的に防止すると共に、こ
のマスクフレームを支持構体を介して前記カラー受像管
のパネル内面に植設されたパネルピンに支持することに
よって、前記シャドウマスク本体とカラー受像管の螢光
面との間隔を規定値にするように形成されている。
前述したマスクフレームにはベンダータイプと、プレス
タイプがあり、前者は第1図に示すように先ずa図の様
な厚さ1.6mm乃至3.2mmの長尺素材1を用意し
、これをb図の様に断面り字状2に加工し、これを0図
のように所定の形状3に加工したのち、両端部4,5を
バット溶接などで関着し、この部分を研磨しd図の様な
マスクフレーム原形6を作り、次に水素炉水で920℃
×20分アニールし、次にe図の様に成形加工してマス
クフレーム7とし、このマスクフレーム7を酸洗浄した
のち黒化処理を行なっている。
またプレスタイプは第2図aに示す様に先ず1.5mm
乃至3.2m厚の平板状素材11を用意し、次にb図に
示す様にプレス加工によりマスクフレーム12を形成し
、このマスクフレーム12を酸洗浄したのち黒化処理を
行なっている。
ところで前述したマスクフレーム素材1,11は従来J
IS規格熱間圧延軟鋼板および鋼帯の5PHCが使用さ
れており、この素材はベンダータイプの場合、第1図に
よって説明した様にマスクフレーム原形6を作った後ア
ニール工程が必要であること、不純物が多いために黒化
処理時に於ける黒化膜の形成が不安定でありこの黒化膜
の膜はがれの危険性が大きく、更にバット溶接時に開放
端部4゜5近傍に加工硬化を起し、この部分を研磨する
場合研磨砥石の磨耗が大きいなどの問題点があり、また
第2図に示したプレスタイプのマスクフレームのプレス
加工片の成形性に難点があり、所定形状のマスクフレー
ム12が得られないばかりでなくベンダータイプと同様
に黒化処理時に於ける黒化膜の形成が不安定であり、こ
の黒化膜の膜はがれの危険性が大きいなどの問題点があ
った。
前記諸問題のうち黒化処理時に於ける黒化膜の形成の不
安定は前述したJIS規格熱間圧延軟鋼板および銅帯1
種の5PHCの化学成分%は燐(P)が0.050以下
、硫黄(S)が0.050以下、炭素0及びマンガン(
〜1荀は規定していないが通常Cは0.15%以下、M
nは0.60%以下とされ、シリコン(Si)は特に規
定していないが、分析の結果約0.03%含まれており
、種々実験の結果、特にSiにより黒化膜の形成が不安
定となり更に黒化膜の膜はがれの主因となっていること
がわかった。
このことは実際に第3図のようにSiの含有量とFe2
03(錆)発生ゾーン21黒化膜剥落発生ゾーン22及
び黒化処理時のマスクフレーム変形ゾーン23によって
規制する領域24のうち最も安全なSi量を求めて見る
と0.010%となることがわかる。
本考案は前記従来の問題点に鑑みなされたものであり、
黒化膜の形成を安定にしこの黒化膜の膜はがれのない、
更にベンダータイプの場合にもアニール加工を不要とし
、プレスタイプに於てはプレス加工によって所定形状に
することが可能なマスクフレームの素材を提供すること
を目的としている。
即ち本考案のカラー受像管用マスクフレームの素材とし
てJIS規格冷間圧延鋼板および銅帯の]。
種の5pccでシリコン(Si)量を規制した5pcc
−3を使用することを特徴としている。
この5pccSの化学成分重量%は炭素(C)が011
2以下、マンガン(Mn)か゛0.50以下、シリコン
(Si)が0.010以下、燐(P)が0.040以下
、硫黄(S)が0.045であり機械的性質は引張強度
kg/cm2で前述した5PHCと同様ニ28以上、伸
び%は1.6mm乃至3゜2mm厚で38以上であり従
来の5PHCの29以上より大である。
この様なシリコン(Si)を規制した5pcc−3を使
用して第4図aのベンダータイプのマスクフレーム26
を形成した場合、従来のアニール工程を省略しても成形
加工が可能となり溶接部分の研磨に使用する砥石の寿命
も従来20 KPで交換していたものが30 KPと大
幅に研磨個数が増加し、また黒化膜の膜はがれの不良率
にも従来10%のものがほは0%となり、また第4図す
のプレスタイプのマスクフレーム27を形成した場合、
プレス加工による精度問題がなくなり、また黒化膜の膜
はがれの不良率もベンダータイプと同様に不良率が従来
の10%からほぼ0%と極めて良好なマスクフレームを
得ることが出来た。
これはマスクフレームの素材中に特にSiが少ないので
やわらかくなりプレス成形性が良好になること、マスク
フレーム製造工程の酸洗浄時に酸に不溶成分であるCと
Siが素材表面に出る率が少なくなり黒化膜の膜はがれ
が減少するためと解される。
前述の如く本考案のカラー受像管用マスクフレームに於
ては素材の不純物を規制することによって、マスクフレ
ームの途中工程即ち焼鈍工程を省略することが可能とな
り、またプレス加工によっても規定の寸法が得られ、更
に酸洗滌後の黒化処理工程に於て形成した黒化膜の膜は
がれもないマスクフレームをほぼ不良率O%で作成する
ことが可能となりその工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図はベンダータイプのマスクフレームの製造工程を
示す図でありa図は素材を示す斜視図、b図は断面り字
形加工をしたものを示す斜視図、0図は曲げ加工した状
態を示す斜視図、d図は端部を溶接後研磨した状態を示
す斜視図、e図は成形加工した状態を示す斜視図、第2
図はプレスタイプのマスクフレームの製造工程を示す図
であり、a図は素材を示す斜視図、b図はプレス加工し
た状態を示す斜視図、第3図は黒化膜品位形態図、第4
図は本考案のカラー受像管用マスクフレームを示す図で
ありa図はベンダータイプのマスクフレームを示す斜視
図、b図はブースタイブのマスクフレームを示す斜視図
である。 7.26・・・・・・ベンダータイプのマスクフレーム
、12゜27・・・・・・プレスタイプのマスクフレー
ム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シャドウマスクを保持するマスクフレームが少なくとも
    炭素0.12wt%以下、マンガン0.50wt%以下
    、燐0.040wt%以下、硫黄0.045 wt%以
    下、シリコン0.010wt%以下の不純物を含有する
    冷却圧延鋼によって形成されてなることを特徴とするカ
    ラー受像管用マスクフレーム。
JP17858578U 1978-12-28 1978-12-28 カラ−受像管用マスクフレ−ム Expired JPS5834674Y2 (ja)

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JP17858578U JPS5834674Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28 カラ−受像管用マスクフレ−ム

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JP17858578U JPS5834674Y2 (ja) 1978-12-28 1978-12-28 カラ−受像管用マスクフレ−ム

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Publication Number Publication Date
JPS5597946U JPS5597946U (ja) 1980-07-08
JPS5834674Y2 true JPS5834674Y2 (ja) 1983-08-04

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