JPS5834351B2 - 閉鎖キヤツプを高速で配送する方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、閉鎖キャップを配送する方法に関する。

従来、種々の容器を閉鎖するのに使用される金属キャッ
プは、容器の頚へかしめられ、装飾されているかまたは
装飾されていない金属ストリップから切出されて側部の
変形により作られるコツプ状部材の形状を有している。

各キャップないし口金は、瓶詰め用チェーンと一体のス
テーションで作られるか、または該チェーンの外部で予
め作られるかのいずれかである。

第１の場合では、キャップは、成形機の出口で適当に方
向づけられて受取られ、通路により閉鎖ステーションへ
送られる。

第２の場合では、キャップは、分配器へ弛い状態で装入
され、該分配器は、キャップに方向性を与え、かしめス
テーションへ供給する通路にキャップを係合させる。

これ等の移動の段階の際だけではなく、キャップがかし
めヘッドに導入されるときにも、先行キャップヘ乗り上
げるキャップ、またはキャップの舌部の誤った方向性な
いし配置のいづれかにより、キャップが係止されること
を生じ得る。

これは、かしめヘッドへの送給の中断を生じ、従って、
容器の閉鎖作業と、瓶詰めチェーンの運転との中断を生
じることになる。

この中断は、各キャップが２つの直径方向に対向する舌
部を有するとき、該キャップを移動する際に舌部の１つ
がキャップの前方にある場合に一層頻繁に生じる。

この様にして、キャップを導くのに如何なる注意が払わ
れているかに関係なく、前方舌部が歪み、先行キャップ
の後方舌部へ乗り上げるか、または誤った位置でかしめ
ヘッドに到着することを生じる。

従って、これ等の欠点は、２つの舌部を有するキャップ
の使用を制限するものの、該キャップは、その他の点で
は一層魅力的であるが、それは、該キャップが舌部の破
断の後に容器を開口するのに道具を使用する必要性を低
減するからである。

これ等の欠点を克服するには、キャップの移動速度と、
閉鎖ステーションの製造速度とを制限することが必要で
ある。

この制限は、この閉鎖方法即ち、舌部を有するキャップ
を用いる方法を小さいビール瓶の様な小量の容器を閉鎖
するのに使用するのが阻止されるので非常に厄介である
が、それは、この様な小量の容器が、ワインまたは蒸溜
水の瓶の様な大きい瓶を充填、閉鎖するのに使用される
ものよりも数倍早い運転速度で充填、閉鎖されるからで
ある。

本発明の目的は、現在の方法と装置とにおける速度より
も早い速度で２つの舌部を有する閉鎖キャップを配送す
ることを可能にする方法を提供することである。

この方法は、キャップの一側にＶ形を形成する２つの舌
部を設け、該２つの舌部が後方になる如く、２つの舌部
のＶ形の対称的な軸線に平行に前記キャップを移動し、
間隙は別にして、前記２つの舌部の対向端縁間の最大距
離に等しい距離だけ離隔した対面する表面を有する通路
により前記キャップを案内する手順を備えている。

従って、キャップは、通路内を移動するとき、通路の側
部表面に対してその舌部の外側端縁を接触させることで
直ちに完全に位置決めされる。

この結果、キャップはその運動方向に関しその位置を全
く変更し得ず、これは、非常な高速でキャップを移動す
るのを可能にする。

また、本発明の方法は、先行キャップの２つの舌部で形
成されるＶ形の対面する端縁に対して少くともキャップ
のスカート部の前部を当接させることにより、キャップ
を案内通路内で長手方向に位置決めすることを現金する
。

この様にして、キャップは、相互に乗り上げ得ない。

本発明は、その実施例につき添付図面を参照して下記に
詳細に説明する。

第１図に示す如く、キャップ２は、■形を形成して第１
図の面Ｐで示す様なその中心面の１つの夫々の側部に対
称的に位置する２つの破断用舌部３ａ 、３ｂを有して
いる。

キャップ２は、第５図に４で示す様な通常の金属ストリ
ップを切断、成形して作られ、即ち、該スｌ−ＩＪツブ
は、これを送給して切断、成形ステーションで位置決め
する孔５を備える２つの側部領域４ｂと、印刷された中
央領域４ａとを有している。

また、キャップ２は、狭い側部領域６ｂを現金し、中央
領域６ａに位置すると共に舌部３ａ。

３ｂの端部に相当する部分に位置する孔７を有するスト
リップ６を切断、成形して作ってもよい。

これ等のストリップの任意の１つを切断、成形後、キャ
ップは、第１、第２図に示す形状にあり、即ち、上部８
と、９ａへ張出すスカート部９と、カラ一部１０とを備
えている。

第１図乃至第６図に示す実施例では、キャップの舌部は
、その下面がスカート部９のカラ一部１０の下端を含む
面に在る如く権威されている。

更に、第１図に示す如く、２つの舌部３ａ。

３ｂの対面する端縁は、距離Ｅだけ離隔すると共に、角
ａをなしている。

第３図に示す如く、キャップが容器１１へかしめられた
後では、これ等の２端縁は、はぼ平行である。

第６図に示す如く、このキャップの移動は、案内通路で
行われ、該通路の対面する表面１２ａ。

１２ｂは、機能的な間隙を別にして、２つの舌部３ａ、
３ｂの対向する端縁の最も離隔した部分間の距離Ｈに等
しい距離りだけ分離されている。

キャップは、舌部３ ａ ＋ ３ ｂが後方に向いた状
態で、キャップの２つの舌部の対称軸線に平行な方向へ
通路内を移動する。

この様にして、各キャップは、その運動中完全に位置決
めされ、その垂直軸線を中心として旋回する惧れがない
。

この実施例では、舌部の対面する端縁で形成される角度
ａは、後続のキャップのスカート部の前部が例えばＢで
係合する如く、前記端縁が位置決め用ｖ形を形成する様
に定められる。

この様にして、キャップは、長手方向と横方向との両者
で完全に位置決めされ、非常な高速において移動可能で
ある。

また、この位置決めは、２つの継続するキャップのカラ
一部１０同志が接触することで補足される。

尚、移動の際に各キャップないし口金に賦与される方向
づけのために、キャップがかしめヘッドへ導入されると
きに全く問題がないが、それは、如何なる舌部もないキ
ャップの前部からキャップがヘッドへ入るからである。

更に、キャップが空気のジェットで移動されるとき、ま
たはキャップが通路の端部と、かしめヘッドとの間の空
間で移動するとき、舌部３ａ 、３ｂはキャップの姿勢
を安定させる作用を有する。

第７、第８、第９図に示す他の実施例では、キャップは
切断、成形された後、スカート部９のカラ一部１０に結
合する垂直部２４と、垂直部２４に結合し上述のカラ一
部１０のレベルとは異なるレベルにある水平部２５とを
有する如く曲げられた舌部２３ａ 、２３ｂを備えてい
る。

この細部の差異を除き、キャップは、総てのその他の点
については上述のものと同一である。

この型式の舌部は、上述のものと同様な通路２６内を移
動するが、通路２６は、その底部に２つの舌部２３ａ。

２３ｂ間の距離Ｅよりも狭い幅の中央リブ２７を有し、
従って、２つの舌部に対する２つの長手方向溝２８が形
成される。

この中央リブの目的は、通路２６の対面する表面で横方
向に位置決めされるキャップのスカート部９を支持する
ことであり、該表面は、キャップの２つの舌部の対向端
縁と協働する。

この配置では、通路２６に沿い移動する異なるキャップ
は、そのスカート部の端縁と、舌部が移動する平面とは
異なる垂直面とで相互に対して接触する様になる。

第１０、第１１図に示す実施例では、舌部は、下方へ傾
斜し、即ち、キャップの基部の平面に対しである角度を
なす。

この傾斜位置は、カラ一部に対して曲げるか、または図
示の如く舌部をスカート部の円錐形部に整合する如く配
置するかのいづれかにより得られる。

この種類のキャップは、２つの舌部の対面する端縁間の
距離Ｅよりも狭い巾の中央長手方向リブ３２を備える通
路３０内を移動し、リブは、２つの溝３３を形成する。

上述の実施例では、通路の対面する壁３４間の距離りは
、作用間隙を除き、２つの舌部の対向端縁の最も離隔し
た部分間の距離Ｈに等しいことが認められる。

この場合には、キャップの長手方向の位置決めは、Ｃに
おける接触、即ち各キャップの前部が前のキャップの後
部に接触することによって行われる。

キャップの背後の２つの対称的な舌部の配置は、該キャ
ップをその案内通路内で位置決めする状態がかなり改善
されるのを可能にし、その結果、更に速い移動速度を得
ることが可能になり、これは、非常に高い製造速度で運
転される瓶詰、刀ロエチェーン、特に小さいビール便を
充填するチェーンにおいて、２つの舌部を有するこの型
式のキャップを使用するのを可能にすることが前述から
理解される。

更に、キャップが容器１１の頚へかしめられている場合
に、キャップを破断して除去しようとするとき、２つの
舌部を有することは、他の装置に依存することなくこれ
を実施することを可能にする。

更に、２つの舌部が対称的であることは、左利きの人が
右利きの人と同様に容易に容器を開は得ることを意味し
、これは、１つまたは２つの舌部を有する従来のキャッ
プでは実施し得ないことである。

この様な従来のキャップでは、舌部は、右利きの人によ
ってのみ破断除去し得る如く構成され、これは、左利き
の人にとって操作を非常に困難にし、従って、舌部をそ
の最も丈夫な部分で破断することが必要になる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はキャップの一実施例の夫々平面図と縦
断面図、第３図は容器の頚に設置されたキャップの立面
図、第４図、第５図はキャップを作るのに使用される金
属ストリップの２つの実施例の平面図、第６図はキャッ
プを搬送する溝の平面図、第７図はキャップの他の実施
例の縦断面図、第８図、第９図は第７図のキャップを搬
送する通路の夫々平面図と横断面図、第１０図、第１１
図は他の実施例のキャップとその配送用通路との夫夫平
面図と第１０図の１１ｉ １１に沿う断面図を示す。 ２・・・キャップ、３ａ 、３ｂ・・・舌部、９・・・
スカート部、１０・・・カラ一部、１２ａ、１２ｂ・・
・通路の対面する表面、Ｈ・・・舌部の対向端縁間の距
離、Ｌ・・・通路の対面する表面間の距離、２３ ａ
＋ ２３ ｔ）・・・下方へ突出た舌部、２６ 、３０
・・・通路、２７゜３２・・・中央リフ、２８．３３・
・・通路の溝、３４・・・葎のある通路の壁。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 円形の上部８と、上部８の周部分から垂下したスカ
   ート部９とを有する円形の本体部分と；本体部分のスカ
   ート部９の下端部から外方にＶ字状をなして延出した２
   つの舌部３ａ 、３ｂとを一体に具え；両舌部３ａ 、
   ３ｂの側内側端縁は本体部分のスカート部９の下端にお
   いて間隔Ｅだけ隔たり且つ外方に向って拡がり、両舌部
   ３ａ 、３ｂの円外側端縁は本体部分の最大直径にほぼ
   等しい距離だけ離隔して互いに平行であり；側内側端縁
   と本体部分の下端部とで形成された凹部の形状が、本体
   部分の最大直径に等しい直径をもつ円が前記凹部の側内
   側端縁に対しほぼ内接するように定められている容器用
   キャップを通路内で高速で配送する方法において、多数
   の前記キャップが、それぞれ前記通路の側壁へ前記舌部
   ３ａ 、３ｂの外側端縁が接触することにより該通路内
   を案内されその際該通路の側壁間の間隔がほぼキャップ
   の外側端縁間の距離と等しくされ、且つ各キャップの舌
   部がいずれも後方に向けられていて、多数のキャップが
   それぞれ同一の向きを保ち、隣接したキャップの一方が
   他方のものに乗上げることなく搬送されることを特徴と
   するキャップの配送方法。 ２ 前記キャップが、そのスカート部の基部の面に位置
   する舌部を有するとき、該キャップのスカート部の前部
   を少くとも先行キャップの２つの舌部で形成された凹部
   の内側端縁へ当接させることにより、該キャップを前記
   案内通路内で長手方向に位置決めすることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の方法。 ３ 前記各キャップの２つの舌部が該キャップのスカー
   ト部の基部の面内にないとき、底部に前記スカート部を
   支持する中央リブを有する通路内で前記各キャップを移
   動し、該リブの巾が、前記２つの舌部間の間隔Ｅよりも
   小さく、該リブが、前記舌部の内側端縁と協働する平行
   な壁を有する２つの長手方向の溝を構成することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の方法。