JPS5834304Y2 - 脈動吸収装置を内蔵したポンプ - Google Patents
脈動吸収装置を内蔵したポンプInfo
- Publication number
- JPS5834304Y2 JPS5834304Y2 JP1978017110U JP1711078U JPS5834304Y2 JP S5834304 Y2 JPS5834304 Y2 JP S5834304Y2 JP 1978017110 U JP1978017110 U JP 1978017110U JP 1711078 U JP1711078 U JP 1711078U JP S5834304 Y2 JPS5834304 Y2 JP S5834304Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- pulsation
- pulsation absorber
- flange
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車輌用エンジンの燃料ポンプとして用いられる
ポンプに係り、吐出流体の脈動吸収装置を内蔵したポン
プに関する。
ポンプに係り、吐出流体の脈動吸収装置を内蔵したポン
プに関する。
従来から脈動吸収装置付ポンプは小形化等のためにモー
タ一部とポンプ部を一体とし、ポンプからの吐出流体は
モーター内部に貫流し、モーター内部に設けられた脈動
吸収装置により脈動を押えた後に、モーターのヨークエ
ンド付近に設けられた吐出口から吐出される構造をとっ
ていた。
タ一部とポンプ部を一体とし、ポンプからの吐出流体は
モーター内部に貫流し、モーター内部に設けられた脈動
吸収装置により脈動を押えた後に、モーターのヨークエ
ンド付近に設けられた吐出口から吐出される構造をとっ
ていた。
しかしながら従来の脈動吸収装置付ポンプは、モーター
ボディの底部もしせはボディと回転子の空間に、内部に
気体を封入した内部密封型の脈動吸収装置を設置してい
た。
ボディの底部もしせはボディと回転子の空間に、内部に
気体を封入した内部密封型の脈動吸収装置を設置してい
た。
モーターボディ内部に脈動吸収装置を設けると、モータ
ーを小型化した場合に、狭いモーターボディ内に組込壕
なければならないため組立作業性が悪化する。
ーを小型化した場合に、狭いモーターボディ内に組込壕
なければならないため組立作業性が悪化する。
さらに気体密封型の場合には長時間の使用に対しては内
部の気体の漏出によって脈動吸収効果を維持できないと
いう欠点があった。
部の気体の漏出によって脈動吸収効果を維持できないと
いう欠点があった。
本考案の目的は組立性作業性が良く、長時間の使用に対
しても十分な脈動吸収効果が得られる脈動吸収装置を内
蔵したポンプを提供することにある。
しても十分な脈動吸収効果が得られる脈動吸収装置を内
蔵したポンプを提供することにある。
長時間の使用に対しても十分な脈動吸収装置を得るため
には大気開放型の脈動吸収装置を用いるのが有利である
。
には大気開放型の脈動吸収装置を用いるのが有利である
。
しかしながら大気開放型の場合には大気開放用の孔を設
けなければならない。
けなければならない。
大気開放型の脈動吸収装置をモーターボディ内に設けた
場合には、上記の孔から燃料が外部に漏れないようにす
るため、モーター内部と大気開放用の孔會隔てるダイヤ
フラムの気密性を良くしなければならず、組立が複雑に
なってし1う。
場合には、上記の孔から燃料が外部に漏れないようにす
るため、モーター内部と大気開放用の孔會隔てるダイヤ
フラムの気密性を良くしなければならず、組立が複雑に
なってし1う。
そこで本考案では、モーターフランジに有底の脈動吸収
装置挿入孔を設け、この挿入孔の底面付近からフランジ
外周に向ってフランジを貫通する大気開放用の小孔を設
け、この挿入孔にダイヤフラムとスプリングを挿入し大
気開放型の脈動吸収装置を形成した。
装置挿入孔を設け、この挿入孔の底面付近からフランジ
外周に向ってフランジを貫通する大気開放用の小孔を設
け、この挿入孔にダイヤフラムとスプリングを挿入し大
気開放型の脈動吸収装置を形成した。
上記の構造によれば、フランジに脈動吸収装置を形成し
た後、フランジ會モーターボディに取り付ければ良いた
め、組立作業を損なうことなく長時間の使用に対しても
脈動吸収効果の低下の少ない大気開放型の脈動吸収装置
付ポンプが得られる。
た後、フランジ會モーターボディに取り付ければ良いた
め、組立作業を損なうことなく長時間の使用に対しても
脈動吸収効果の低下の少ない大気開放型の脈動吸収装置
付ポンプが得られる。
次に本考案の一実施例を第1図に基づき説明する。
回転子1の回転によりポンプローター2も一体的に回転
する。
する。
ポンプローター2はその半径方向に複数のスリン14−
放射状に有しこの夫々のスリット内には板状ベーン3が
摺動自在に嵌装されている。
放射状に有しこの夫々のスリット内には板状ベーン3が
摺動自在に嵌装されている。
この板状ベー73が遠心力によってハウジング内径面4
aに接しながらスリット内を往復動する。
aに接しながらスリット内を往復動する。
この際ポンプローター2の回転中心とハウジング4の中
心が偏心しているのでこれによって、板状ベー73、ハ
ウジング内径面4a、ポンプローター外径面2a、カバ
ー5のポンプ室側の面5a、フランジ6のポンプ室面6
aによって形成されるポンプ室7は容積の変化が起こる
。
心が偏心しているのでこれによって、板状ベー73、ハ
ウジング内径面4a、ポンプローター外径面2a、カバ
ー5のポンプ室側の面5a、フランジ6のポンプ室面6
aによって形成されるポンプ室7は容積の変化が起こる
。
この容積変化によって液体移送作用が働く。
ポンプ室7の容積変化によってケバ−5に設けた吸込口
8から液体を吸い込みフランジ6に設けた吐出口9から
液体を吐出するものである。
8から液体を吸い込みフランジ6に設けた吐出口9から
液体を吐出するものである。
吐出流体には板状ベー73が吐出口9の部分を通過する
周期に応じた脈動が生ずるが、本考案では吐出口9の設
けられたフランジ6内−脈動吸収装置を設けたため脈動
は吸収され吐出口ノズルよりの液体の吐出には脈動が少
なくなる。
周期に応じた脈動が生ずるが、本考案では吐出口9の設
けられたフランジ6内−脈動吸収装置を設けたため脈動
は吸収され吐出口ノズルよりの液体の吐出には脈動が少
なくなる。
脈動吸収装置はフランジ6にモーター室10側に開放し
た有底の脈動吸収装置挿入孔17にスプリング13を挿
入し、開口をダイヤフラム15で封鎖して液室12と大
気開放室14とを分離し、大気開放室14を大気開放室
14の底部からフランジ外周に向ってフランジを貫通す
る小孔16により大気に開放することにより構成されて
いる。
た有底の脈動吸収装置挿入孔17にスプリング13を挿
入し、開口をダイヤフラム15で封鎖して液室12と大
気開放室14とを分離し、大気開放室14を大気開放室
14の底部からフランジ外周に向ってフランジを貫通す
る小孔16により大気に開放することにより構成されて
いる。
上記構成により以下の効果を生ずる。
1 脈動吸収装置をフランジに組立た後にフランジをモ
ーターボディに取付れば良いため、狭いモーターボディ
内に大気開放孔を有する大気開放型脈動吸収装置を取付
る複雑な作業を省略でき、組立作業性が向上する。
ーターボディに取付れば良いため、狭いモーターボディ
内に大気開放孔を有する大気開放型脈動吸収装置を取付
る複雑な作業を省略でき、組立作業性が向上する。
2 脈動吸収装置をポンプ部の近くに設けているため、
脈動によりモーターのアマチュアが振動することによう
軸受けとモーターの軸の間に発生する騒音を減少させる
ことができる。
脈動によりモーターのアマチュアが振動することによう
軸受けとモーターの軸の間に発生する騒音を減少させる
ことができる。
3 脈動吸収装置をこれまでモーターの軸受けを構成す
るためのみに使用されていたフランジ部に設けているた
め、新たに脈動吸収装置設置部をモーターヨーク部等に
設ける必要がなくなり、ポンプが小形化である。
るためのみに使用されていたフランジ部に設けているた
め、新たに脈動吸収装置設置部をモーターヨーク部等に
設ける必要がなくなり、ポンプが小形化である。
以上のように、本考案によれば組立作業性を損なうこと
なく、長時間の使用に対しても十分な脈動吸収効果の得
られる大気開放型脈動吸収装置をモーター内部に取付る
ことか可能になる。
なく、長時間の使用に対しても十分な脈動吸収効果の得
られる大気開放型脈動吸収装置をモーター内部に取付る
ことか可能になる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。
1・・・回転子、6・・・フランジ、T・・・ポンプ室
、8・・・吸込口、9・・・吐出口、10・・・モータ
一部、11・・・吐出口ノズル、12・・・液室、13
・・・スプリング。 14・・・大気開放室、15・・・ダイヤフラム、16
・・・小孔、17・・・脈動吸収装置挿入孔。
、8・・・吸込口、9・・・吐出口、10・・・モータ
一部、11・・・吐出口ノズル、12・・・液室、13
・・・スプリング。 14・・・大気開放室、15・・・ダイヤフラム、16
・・・小孔、17・・・脈動吸収装置挿入孔。
Claims (1)
- 駆動モーターと液体移送ポンプ室とがフランジを介して
一体に形成され且つ該モーターの回転軸が前記フランジ
に配設した軸受に支持されたポンプにあ−いて、前記フ
ランジのモーター側端面に設けた有底の脈動吸収装置挿
入孔、前記有底脈動吸収装置挿入孔と大気を連通ずるよ
う設けた小孔、前記有底脈動吸収装置挿入孔の開放端に
設けられ前記脈動吸収装置挿入孔を封鎖するダイヤフラ
ム前記ダイヤフラムに一端を接し他端を前記有底脈動吸
収装置挿入孔の底面に当接するスプリングにより前記フ
ランジ部のモーター側端面に大気開放型脈動吸収装置を
形成したことを特徴とする脈動吸収装置を内蔵したポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978017110U JPS5834304Y2 (ja) | 1978-02-15 | 1978-02-15 | 脈動吸収装置を内蔵したポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1978017110U JPS5834304Y2 (ja) | 1978-02-15 | 1978-02-15 | 脈動吸収装置を内蔵したポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54121301U JPS54121301U (ja) | 1979-08-24 |
JPS5834304Y2 true JPS5834304Y2 (ja) | 1983-08-01 |
Family
ID=28841876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1978017110U Expired JPS5834304Y2 (ja) | 1978-02-15 | 1978-02-15 | 脈動吸収装置を内蔵したポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5834304Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5730419Y2 (ja) * | 1976-01-07 | 1982-07-03 |
-
1978
- 1978-02-15 JP JP1978017110U patent/JPS5834304Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54121301U (ja) | 1979-08-24 |
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