JPS5834298Y2

JPS5834298Y2 - 内燃機関のプラズマ点火装置

Info

Publication number: JPS5834298Y2
Application number: JP5316680U
Authority: JP
Inventors: 光彦江副
Original assignee: 日産自動車株式会社
Priority date: 1980-04-21
Filing date: 1980-04-21
Publication date: 1983-08-01
Also published as: JPS56154571U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は内燃機関のプラズマ点火装置に関し、特にプラ
ズマ用電源の安全対策に関するものである。

第１図は従来のプラズマ点火装置の一例の概略図である
。

第１図に３いて、点火コイル３、コンタクトポイント４
等は通常の火花放電用電源であり、昇圧ａ７（例ｔば
ＤＣ−ＤＣコンバータ）、コンデンサ８、インダクタ９
はプラズマ用電源である。

そして点火時に、火花放電用電源の点火コイル３から与
えられる１０〜２０ｋＶの高電圧によって点火プラグ１
０で火花放電が生じると、放電空間の絶縁が破壊されて
２〜３ｋＶの比較的低い電圧でも放電可能な状態が形成
され、その結束、プラズマ用電源のコンデンサ８に蓄え
られていた電荷によって必要な時間だけ放電が持続する
。

この放電によって生じた高温、高エネルギーのプラズマ
状ガスによって燃焼室内の混合気中に多数の火炎核が生
成され、希薄混合気でも確実な着火が行なわれる。

なト第１図にトいて、１はバッテリ、２はキースイッチ
（自動車のメインスイッチ）、５及び６は逆流阻止用の
ダイオードである。

ところで、プラズマ用電源のコンデンサ８に蓄えられる
電荷は、１点火音り数ジュール程度であってカナリ高エ
ネルギーであり、かつ２〜３ｋＶの高電圧であるため、
万一、人体が接触すると極めて危険である。

特にコンデンサ８に蓄えられていた電荷は、キースイッ
チ２がオフにされて機関が停止した後も、放電されない
で残っている可能性があるから、機関を停止させた後に
点検作業等を行なう場合に感電する釦それがある。

本考案は上記の問題を解消するためになされたものであ
り、コンデンサと並列に発光装置を接続し、機関停止後
はコンデンサの電荷で発光装置を発光させるように構成
することにより、コンデンサの電荷の有無を表示し、感
電の危険を防止したプラズマ点火装置を提供することを
目的とする。

は下、図面に基づいて本考案を詳細に説明する。

第２図は本考案の一実施列図である。

第２図にトいて、１１は発光ダイオード、１２は抵抗、
１３は押ボタンが絶縁された押ボタンスイッチであり、
その他第１図と同符号は同一物を示す。

機関の動作中は、昇圧器７から与えられる電力によって
発光ダイオード１１が点灯する。

またキースイッチ２がオフにされて機関が停止した後は
、コンデンサ８の電荷が放電されずに残存していれば、
その電荷によって発光ダイオード１１は点灯し続ける。

したがって発光ダイオード１１が点灯していれば、コン
デンサ８に電荷が残存して危険であることを示し、発光
ダイオード１１が消灯していれば安全であることを示す
。

また押ボタンスイッチ１３は、コンデンサ８を短絡して
残存電荷を放電させるためのスイッチであり、機関停止
後に発光ダイオード１１が点灯している場合には、押ボ
タンスイッチ１３を操作してコンデンサ８を放電させれ
ば、安全に点検等を行なうことが出来る。

な３発光ダイオード１１０代りに放電管を用いても良い
。

また発光ダイオードや放電管を流れる電流は極めて小さ
いから、抵抗１２の値は数ＭΩ（昇圧器７の出力電圧が
数ｋＶの場合）の高抵抗を用いる。

な訃上記の説明は、火花放電用電源とプラズマ用電源と
の両方を備えたプラズマ点火装置に本考案を適用した場
合を例示したが、点火プラグとして低電圧プラズマ発生
用プラグ（いわゆるローテンションプラグ）を用いて火
花放電用電源を省略した装置にトいても、同様に本考案
を適用することが出来る。

また、キースイッチ２と昇圧器７との間に別のスイッチ
を挿入し、そのスイッチをオフにすることによって昇圧
器の機能を停止させるように溝底した装置にトいても、
そのスイッチの不作動でコンデンサ８に電荷が残存して
いるような場合には、本考案の発光ダイオード１１の発
光によって表示できるので、危険を防止することが出来
る。

は上説明したごとく本考案によれば、プラズマ用電源の
コンデンサに電荷が残存しているか否かを目で確認する
ことが出来るので、安全性を容易に確認することが出来
、かつ溝底が極めて簡略であるので、安師に出来ると共
に信頼性も高いという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のプラズマ点火装置の一例図、第２図は本
考案の一実施り１１図である。符号の説明、１・・・バッテリ、２・・・キースイッチ
、３・・・点火コイル、４・・・コンタクトポイント、
５゜６・・・ダイオード、７・・・昇圧器、８・・・コ
ンデンサ、９・・・インダクタ、１０・・・点火プラグ
、１１・・・発光ダイオード、１２・・・抵抗、１３・
・・押ボタンスイッチ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】 ■ 少なくともプラズマ点火用の高電圧を発生する昇圧
器と該昇圧器の出力を蓄えて点火時に放電するコンデン
サとを有する内燃機関のプラズマ点火装置に訃いて、上
記コンデンサと並列に発光装置を接続し、上記コンデン
サの電荷の有無を上記発光装置の発光状態によって表示
することを特徴とする内燃機関のプラズマ点火装置。２上記発光装置は、発光ダイオード又は放電管と抵抗
との直列回路であるどとを特徴とする実用新案登録請求
の範囲第１項記載の内燃機関のプラズマ点火装置。