JPS5834194Y2 - ユニツトクミタテシツ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は設備ユニットの組立構造に関するものでありと
くに当該設備ユニットを構成する個々の壁パネルを梱包
が簡単で輸送にも容易な構造にしたものである。

この種の設備ユニット組立構造は通常縦割り壁パネルを
数枚相互に接続してその囲い壁を組立てるのであるが従
来からこの組合せに供せられる個々の壁パネルはその寸
法大きさがまちまちであったため工場においてこれらの
寸法のものを製造し需要に具えるための在庫管理が煩雑
であり、又これがその組立て費用にも影響を与え勝ちで
あった。

その上、組立室に設けるドアなどの位置がその設置場所
の都合で変更を余儀なくすることも当然であったからこ
れら壁パネルの供給者が揃える壁パネルの数種は上記を
更に上回わり、一方種類が多いとそれを梱包する数量も
殖えそれに要する手間も大きくなるのが通常であった。

本考案の設備ユニットは従来におけるこのような実情に
もとづいてなされたもので、設備機器の取付けられる面
を除いた３面のうち少なくとも一面にドア、ドア枠を配
置し、残りの面にドア枠と寸法及び端部形状が共に同一
である壁パネルを少なくとも１枚配置し、他の部分を一
体形成壁またはドア、ドア枠と寸法の異なる壁パネルを
配置し、それらを接続することによって鉄基の組立てを
行ったものである。

以下図面の実施例により本考案を説明する。

第１図は浴室１、洗面室２、トイレ室３を組合せた本考
案の設備ユニット組立構造の一例で４．５．６はこれら
に設けられるドア（ドア枠を含む）である。

７，８はそれぞれ浴槽及び洗面台と一体に形成されてい
る壁体で７ ａ 、Ｂ ａはそれぞれの壁の袖部分であ
る。

本実施例の場合はこの浴室、洗面室はこれらの一体形成
壁とそれに接続して室の囲いを構成する壁パネル９，１
０，１１．１２，１３．１４から組立てられており、一
方トイレ室は、壁パネル１５，１６．１７，１８．１９
で組立てられている。

２０．２１は壁パネルの接続部であることは勿論である
。

而して本考案ではこの場合の壁パネル９，１０，１５，
１６，１７，１８．１９をドア枠と寸法及び端部形状が
共に同一である様にし、これらと寸法のみ異なる壁パネ
ル１１．１２，１３．１４とで構成したものである。

したがってこれによればこのユニット組立室の組立てに
使用される構成壁は一体形成壁７，８の外は二種の大き
さ、形状からなる壁パネル９，１１．丈で済む。

なおこの場合において一体形成壁７，８の袖部７ａ、８
ａの長さによっては壁パネル９、壁パネル１３の巾寸法
に修正が必要になるのであるがこのような修正のないよ
うに、云いかえれば壁パネル９，１３をそのままの状態
で使用出来るよう壁体７，８の製作寸法を調節しておく
のが良い。

又この場合のドア、（ドア枠を含む）４，５．６は壁パ
ネルと同一端部形状、同一寸法にしたので例えばドア４
と壁パネル９あるいは１０とを置換えることによってド
アの位置を変更することが出来る。

従ってドア、ドア枠の付は換えを予想出来る側の壁即ち
、設備機器の取付けられる面を除いた３面のうちのドア
、ドア枠の付かない面に少なくとも１枚ドア枠と同等寸
法、同端部形状の壁パネルを配置しておくようにする。

第２図、第３図は設備ユニット２３の下半分が合成樹脂
等の一体戊形からなるシェルとして作られ上半分が壁パ
ネルの接続によって構成された場合でこの場合も上半分
のみについて本考案の壁接続を行い得る。

第３図から明らかのようにこの室は一体形成壁２２を除
いて、二種の壁パネルのみから組立てられている。

この場合ドア２４は壁パネルの一種のもの２，３と同一
端部形状、同一寸法である。

従って、本考案は上記構成よりなるので下記の効果を奏
するものである。

（１）設備機器の取付けられる面を除いた３面のうち少
なくとも１面にドア、ドア枠を配置し残りの面に少なく
とも１枚ドア枠と寸法、端部形状が共に同一である壁パ
ネルを配置するようにしたので現地の組立て事情によっ
てドア、ドア枠の位置換えが必要になっても、即座に組
換えることが出来る。

（２）ユニット組立室を構成する壁パネルを一体形成壁
を除いて２種類のものだけに統合出来る結果、これらの
パネルを製造、在庫、管理、梱包輸送のすべてについて
簡単且つ容易であり、とくにドアの形状大きさまで壁パ
ネルのそれに合せたので壁パネルと同じ梱包によって現
地に輸送出来梱包数を減らせる。

なお上記実施例では主として縦割り壁パネルについて述
べたがこれは横割りでも良いことは論を要しない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の設備ユニットの一実施例を示した平面
図、第２図は本考案の設備ユニットの他の実施例を示し
た正面図、第３図は同じくその平面図である。 符号の説明 ７・・・・・・一体形成壁、７ａ・・・・
・・一体形成壁の袖部分、８ａ・・・・・・一体形成壁
、８ａ・・・・・・一体形成壁の袖部分、９・・・・・
・壁パネル、１０・・・・・・壁パネル、１１・・・・
・・壁パネル、１２・・・・・・壁パネル、１３・・・
・・・壁パネル、１４・・・・・・壁パネル、１５・・
・・・・壁パネル、１６・・・・・・壁パネル、１７・
・・・・・壁パネル、１８・・・・・・壁パネル、１９
・・・・・・壁パネル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 設備機器の取付けられる面を除いた３面のうち少なくと
   も一面にドア、ドア枠を配置し、残りの面にドア枠と寸
   法及び端部形状が共に同一である壁パネルを少なくとも
   １枚配置し、他の部分を一体形成壁またはドア、ドア枠
   と寸法の異なる壁パネルを配置して室を構成したことを
   特徴とする設備ユニットの組立構造。