JPS5833141B2 - 車輌用ブレ−キ油圧制御弁装置 - Google Patents
車輌用ブレ−キ油圧制御弁装置Info
- Publication number
- JPS5833141B2 JPS5833141B2 JP16018378A JP16018378A JPS5833141B2 JP S5833141 B2 JPS5833141 B2 JP S5833141B2 JP 16018378 A JP16018378 A JP 16018378A JP 16018378 A JP16018378 A JP 16018378A JP S5833141 B2 JPS5833141 B2 JP S5833141B2
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- Japan
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- pressure
- valve
- hydraulic
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- control
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- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車輛、特に四輪自動車に3いて左。
右の後輪ブレーキの油圧回路を互いに独立して構成した
場合の、上記後輪ブレーキ油圧を要求制動力に応じて自
動調節するようにした、ブレーキ油圧制御弁装置に関す
る。
場合の、上記後輪ブレーキ油圧を要求制動力に応じて自
動調節するようにした、ブレーキ油圧制御弁装置に関す
る。
従来、かSる制御弁装置として、マスクシリンダの出力
ポートと後輪ブレーキとを結ぶ油路に、該マスクシリン
ダの出力油圧を後輪ブレーキに比例的に減圧して伝達し
得る制御弁を介装し、その制御弁の減圧作用開始圧力を
決定するばねのセット荷重を要求制動力に応じて調節し
、その結果制動に伴う後輪荷重の減少に応じて後輪ブレ
ーキの油圧を制御し、後輪のロック現象を防止して効率
の良い制動作用を得るようにした装置が既に知られてお
り、また左、右の後輪ブレーキの油圧回路を互いに独立
した2系統式に構成した場合に、各油圧回路に上記装置
を介装したものも知られているが、上記の場合には、2
系統の各油路に設けた制御弁の減圧作用開始圧力に誤差
を生じ、左、右の後輪ブレーキの油圧を等しく制御し得
す、このため両後輪ブレーキに制動力の差を生じて後輪
が横滑りをし、車輛の制動姿勢を崩す欠点がある。
ポートと後輪ブレーキとを結ぶ油路に、該マスクシリン
ダの出力油圧を後輪ブレーキに比例的に減圧して伝達し
得る制御弁を介装し、その制御弁の減圧作用開始圧力を
決定するばねのセット荷重を要求制動力に応じて調節し
、その結果制動に伴う後輪荷重の減少に応じて後輪ブレ
ーキの油圧を制御し、後輪のロック現象を防止して効率
の良い制動作用を得るようにした装置が既に知られてお
り、また左、右の後輪ブレーキの油圧回路を互いに独立
した2系統式に構成した場合に、各油圧回路に上記装置
を介装したものも知られているが、上記の場合には、2
系統の各油路に設けた制御弁の減圧作用開始圧力に誤差
を生じ、左、右の後輪ブレーキの油圧を等しく制御し得
す、このため両後輪ブレーキに制動力の差を生じて後輪
が横滑りをし、車輛の制動姿勢を崩す欠点がある。
本発明は、そのような欠点を解消した前記ブレーキ油圧
制御弁装置を提供することを目的とするものである。
制御弁装置を提供することを目的とするものである。
以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、Mはブレーキペダル1によシ操作される公知のタンデ
ム型マスクシリンダ、Bfl 。
、Mはブレーキペダル1によシ操作される公知のタンデ
ム型マスクシリンダ、Bfl 。
Br2は左、右の前輪ブレーキ、Brl、Br2は左、
右の後輪ブレーキをそれぞれ示し、マスクシリンダMの
第1出力ポートP1は油路LlfおよびLlrを介して
右前輪ブレーキBf2・および左後輪ブレーキBrlに
接続され、筐たその第2出力ポートP2は油路L2fお
よびL2rを介して左前輪ブレーキBf1および右後輪
ブレーキBr2に接続され、左、右両後輪ブレーキBr
l。
右の後輪ブレーキをそれぞれ示し、マスクシリンダMの
第1出力ポートP1は油路LlfおよびLlrを介して
右前輪ブレーキBf2・および左後輪ブレーキBrlに
接続され、筐たその第2出力ポートP2は油路L2fお
よびL2rを介して左前輪ブレーキBf1および右後輪
ブレーキBr2に接続され、左、右両後輪ブレーキBr
l。
Br2の作動油圧を制御すべく上記油路LlrおよびL
2rに本発明の制御弁装置■が介装される。
2rに本発明の制御弁装置■が介装される。
上記制御弁装置■の弁面2の外側には、油路Llrの上
流側(マスクシリンダM側)およびその下流側(左後輪
ブレーキBrl側)にそれぞれ連なる第1人口31釦よ
び第1出口4□と、油路L2rの上流側卦よびその下流
側にそれぞれ連なる第2人口3□および第2出口42と
が開口し、その第1人、出口31.40間の連通、およ
び第2人。
流側(マスクシリンダM側)およびその下流側(左後輪
ブレーキBrl側)にそれぞれ連なる第1人口31釦よ
び第1出口4□と、油路L2rの上流側卦よびその下流
側にそれぞれ連なる第2人口3□および第2出口42と
が開口し、その第1人、出口31.40間の連通、およ
び第2人。
出口3□、4□間の連通をそれぞれ制御する第1釦よび
第2制御弁51,5□が弁面2内に設けられる。
第2制御弁51,5□が弁面2内に設けられる。
第1制御弁5.は、第1人口31および第1出口4、に
それぞれ連通する入力油圧室6および出力油圧室7と、
その両油圧室6,7間に設置されるゴム等よシなる弾性
弁座8と、その弁座8と協働して上記両油圧室6,7間
を連通、遮断するピストン弁9とより構成される。
それぞれ連通する入力油圧室6および出力油圧室7と、
その両油圧室6,7間に設置されるゴム等よシなる弾性
弁座8と、その弁座8と協働して上記両油圧室6,7間
を連通、遮断するピストン弁9とより構成される。
そのピストン弁9は、弁座8の弁孔および両油圧室6,
7を貫通して弁面2に両端部を摺動自在に支承させる弁
杆10の中間部に受圧ピストン11を一体に形成したも
ので、受圧ピストン11を出力油圧室7において弁座8
に対向させ、この受圧ピストン11を境として弁杆10
の入力油圧室6側部分と、出力油圧室7側部分とで直径
において前者の方を大きくし、それによって受圧ピスト
ン11の弁座8に対向する受圧面Aよりも、その反対側
の受圧面Bの面積を広くしである(即ちA<B )。
7を貫通して弁面2に両端部を摺動自在に支承させる弁
杆10の中間部に受圧ピストン11を一体に形成したも
ので、受圧ピストン11を出力油圧室7において弁座8
に対向させ、この受圧ピストン11を境として弁杆10
の入力油圧室6側部分と、出力油圧室7側部分とで直径
において前者の方を大きくし、それによって受圧ピスト
ン11の弁座8に対向する受圧面Aよりも、その反対側
の受圧面Bの面積を広くしである(即ちA<B )。
第2制御弁5□はJ、出力油圧室6,7を第2人、出口
32,4□にそれぞれ連通させた点を除けば上記第1制
御弁5.と同様の構成であり、それにかいて第1制御弁
51と対応する部分には同一符号を付した。
32,4□にそれぞれ連通させた点を除けば上記第1制
御弁5.と同様の構成であり、それにかいて第1制御弁
51と対応する部分には同一符号を付した。
また弁面2は、第1および第2制御弁51,52の入力
油圧室6,6の前側に隣接する一つのばね室12釦よび
その前面に開口する一つのシリンダ孔13を有し、ばね
室12には、そこに突入する両制御弁51,5202本
の弁杆10,10の前端に橋架するように当接する平衡
レバー14とその中央部を上記弁杆io、ioに向って
押圧するばね15とが収容され、シリンダ孔13には互
いに直列に当接する前後一対のピストン16.17が摺
合され、その前部ピストン15はシリンダ孔13の前端
壁との間に前部油圧室18を、またその後部ピストン1
7は前部ピストン16との間に後部油圧室19をそれぞ
れ画威し、そして後部ピストン17は前記ばね15の前
端を支承する。
油圧室6,6の前側に隣接する一つのばね室12釦よび
その前面に開口する一つのシリンダ孔13を有し、ばね
室12には、そこに突入する両制御弁51,5202本
の弁杆10,10の前端に橋架するように当接する平衡
レバー14とその中央部を上記弁杆io、ioに向って
押圧するばね15とが収容され、シリンダ孔13には互
いに直列に当接する前後一対のピストン16.17が摺
合され、その前部ピストン15はシリンダ孔13の前端
壁との間に前部油圧室18を、またその後部ピストン1
7は前部ピストン16との間に後部油圧室19をそれぞ
れ画威し、そして後部ピストン17は前記ばね15の前
端を支承する。
さらに弁面2は、第1釦よび第2人口30,3□にそれ
ぞれ連通する第1および第2重錘弁室201゜20□を
有し、それらの室には、各室の前面に付設した弾性弁座
211,21□と協働する球状の重錘弁22.,222
がそれぞれ収容される。
ぞれ連通する第1および第2重錘弁室201゜20□を
有し、それらの室には、各室の前面に付設した弾性弁座
211,21□と協働する球状の重錘弁22.,222
がそれぞれ収容される。
重錘弁室20、.20□の底面は、弁面2を車体へ傾け
て取付けることにより、車輛の前方上向きに一定角度θ
だけ傾斜した斜面231.23□とされ、したがって各
重錘弁22□、22□は通常、斜面231゜23□0下
方で各重錘弁室201,20□の後端壁に支承されて対
応する弁座21□、21□から離れている。
て取付けることにより、車輛の前方上向きに一定角度θ
だけ傾斜した斜面231.23□とされ、したがって各
重錘弁22□、22□は通常、斜面231゜23□0下
方で各重錘弁室201,20□の後端壁に支承されて対
応する弁座21□、21□から離れている。
それら弁座211,21□の一方の弁孔は油孔241を
介して前記前部油圧室18と、また他方の弁孔は油孔2
4□を介して前記後部油圧室19とそれぞれ連通する。
介して前記前部油圧室18と、また他方の弁孔は油孔2
4□を介して前記後部油圧室19とそれぞれ連通する。
次にこの実施例の作用を説明すると、車輛の走行中にブ
レーキペダル1を踏んでマスクシリンダMを作動し、そ
の第1釦よび第2出カポ−)P、。
レーキペダル1を踏んでマスクシリンダMを作動し、そ
の第1釦よび第2出カポ−)P、。
P2から油圧が出力され\ば、第1出力ポートP1の出
力油圧は油路Llf、および第1制御弁51を持つ油路
Llrをそれぞれ介して右前輪ブレーキBf2および左
後輪ブレーキBrlに伝達してそれらを作動し、また第
2出力ポートP2の出力油は油路L2f、および第2制
御弁52を持つ油路L2rをそれぞれ介して左前輪ブレ
ーキBflおよび右後輪ブレーキBr2に伝達してそれ
らを作動する。
力油圧は油路Llf、および第1制御弁51を持つ油路
Llrをそれぞれ介して右前輪ブレーキBf2および左
後輪ブレーキBrlに伝達してそれらを作動し、また第
2出力ポートP2の出力油は油路L2f、および第2制
御弁52を持つ油路L2rをそれぞれ介して左前輪ブレ
ーキBflおよび右後輪ブレーキBr2に伝達してそれ
らを作動する。
ソシて、マスクシリンダMの第1、第2出力ポートP0
.P2の出力油圧が所定値以上に上昇すると、第1、第
2制御弁51,52が対応する後輪ブレーキBr1.B
r2の作動油圧を制御し始めるが、それらの作用は同じ
であるので第1制御弁5、の作用についてのみ次に説明
する。
.P2の出力油圧が所定値以上に上昇すると、第1、第
2制御弁51,52が対応する後輪ブレーキBr1.B
r2の作動油圧を制御し始めるが、それらの作用は同じ
であるので第1制御弁5、の作用についてのみ次に説明
する。
即ち、第1出力ポートP1の出力油圧の上昇により第1
制御弁5.の入力油圧室6の油圧が所定値に達すると、
受圧ピストン11の両受圧面A。
制御弁5.の入力油圧室6の油圧が所定値に達すると、
受圧ピストン11の両受圧面A。
Bの前述のような面積差に起因して受圧ピストン11に
働く前向き(図では右向き)の油圧による押圧力がばね
15のセット荷重の1/2(ばね150セット荷重は平
衡レバー14を介して両ピストン弁9,9に等しく作用
しているので)の力に打勝ってピストン弁9を前方(図
では右方)へ動かし、その受圧ピストン11を弁座8に
係合させて人、出力油圧室6,7間の連通を遮断する。
働く前向き(図では右向き)の油圧による押圧力がばね
15のセット荷重の1/2(ばね150セット荷重は平
衡レバー14を介して両ピストン弁9,9に等しく作用
しているので)の力に打勝ってピストン弁9を前方(図
では右方)へ動かし、その受圧ピストン11を弁座8に
係合させて人、出力油圧室6,7間の連通を遮断する。
その後、更に第1出力ポートP1の出力油圧が上昇すれ
ば、受圧ピストン11の前側受圧面Aに作用する入力油
圧室6の油圧も上昇するので、その油圧によりピストン
弁9を後方(図では左方)へ押し返して弁座8から離間
させ、人、出力油圧室6.7間を再び連通させ、出力油
圧室7を昇圧させるが、その昇圧に伴い受圧ピストン1
1の両受圧面A、Bの面積差に起因した油圧による前方
押圧力が直ちに増大してピストン弁9を再び前進させて
弁座8に係合させ、以後、第1出力ポートP、の出力の
上昇に伴い同様の作動が繰返される。
ば、受圧ピストン11の前側受圧面Aに作用する入力油
圧室6の油圧も上昇するので、その油圧によりピストン
弁9を後方(図では左方)へ押し返して弁座8から離間
させ、人、出力油圧室6.7間を再び連通させ、出力油
圧室7を昇圧させるが、その昇圧に伴い受圧ピストン1
1の両受圧面A、Bの面積差に起因した油圧による前方
押圧力が直ちに増大してピストン弁9を再び前進させて
弁座8に係合させ、以後、第1出力ポートP、の出力の
上昇に伴い同様の作動が繰返される。
その結果、ピストン弁9が一旦作動してからは、入力油
圧室6の油圧を出力油圧室7したがって左後輪ブレーキ
Brlに比例的に減圧して伝達することができる。
圧室6の油圧を出力油圧室7したがって左後輪ブレーキ
Brlに比例的に減圧して伝達することができる。
而して出力油圧室7の減圧開始圧力は受圧ピストン11
の両受圧面A、Bの面積差卦よびばね15のセット荷重
により決定され、またその減圧比は上記両受圧面A、H
の面積比によシ決定され、また上記ばね15のセット荷
重は次に詳述するように車輛の要求制動力に応じて自動
的に調節されるものである。
の両受圧面A、Bの面積差卦よびばね15のセット荷重
により決定され、またその減圧比は上記両受圧面A、H
の面積比によシ決定され、また上記ばね15のセット荷
重は次に詳述するように車輛の要求制動力に応じて自動
的に調節されるものである。
制動初期には、第1、第2重錘弁室201.20□はい
ずれも対向する弁座211,21□から離れているので
、マスクシリンダMの第1出力ポートP1の出力油圧は
第1重錘弁室201から油孔241を経て前部油圧室1
8に伝達し、また第2出力ポートP2の出力油圧は第2
重錘弁室20□から油孔242を経て後部油圧室19に
伝達し、それらの油圧により後部ピストン17または両
ピストン16.17を後方(図では左方)へ押動してば
ね15を圧縮し、そのセット荷重を増加していく。
ずれも対向する弁座211,21□から離れているので
、マスクシリンダMの第1出力ポートP1の出力油圧は
第1重錘弁室201から油孔241を経て前部油圧室1
8に伝達し、また第2出力ポートP2の出力油圧は第2
重錘弁室20□から油孔242を経て後部油圧室19に
伝達し、それらの油圧により後部ピストン17または両
ピストン16.17を後方(図では左方)へ押動してば
ね15を圧縮し、そのセット荷重を増加していく。
そして、前述の作用による前、後輪ブレーキBfl 。
Bf2;Brl 、Br2の作動に伴い車輛に一定の減
速度が発生すると、各重錘弁221,222がそれを感
知して、自己の慣性力によシ斜面23.。
速度が発生すると、各重錘弁221,222がそれを感
知して、自己の慣性力によシ斜面23.。
232を登シ弁座211,21□にそれぞれ係合して各
弁孔を閉じ(鎖線示状態)前、後部油圧室18.19の
昇圧を抑制して前記ピストン16゜17の後方移動を規
制し、かくしてばね15の、要求制動力に応じた圧縮量
、即ちセット荷重が得られる。
弁孔を閉じ(鎖線示状態)前、後部油圧室18.19の
昇圧を抑制して前記ピストン16゜17の後方移動を規
制し、かくしてばね15の、要求制動力に応じた圧縮量
、即ちセット荷重が得られる。
したがって、例えば車輛の積載重量が軽くて要求制動力
が小さい場合には、マスクシリンダMの出力油圧の比較
的低い時点で車輛に一定の減速度が発生するので、ばね
15のセット荷重は比較的小さく調節され、その結果、
各制御弁51,5□の減圧作用開始圧力は比較的低く抑
えられ、これとは反対に、積載重量が重くて要求制御力
が大きい場合には、マスクシリンダMの出力油圧の比較
的高い時点で車輛に一定の減速度が発生するので、ばね
15のセット荷重は比較的小さく調節され、その結果、
各制御弁51,5□の減圧作用開始圧力は比較的高い値
を示し、これらの作用により後輪ブレーキBrl、Br
2の作動油圧を要求制動力に対応した値に自動調節する
ことができる。
が小さい場合には、マスクシリンダMの出力油圧の比較
的低い時点で車輛に一定の減速度が発生するので、ばね
15のセット荷重は比較的小さく調節され、その結果、
各制御弁51,5□の減圧作用開始圧力は比較的低く抑
えられ、これとは反対に、積載重量が重くて要求制御力
が大きい場合には、マスクシリンダMの出力油圧の比較
的高い時点で車輛に一定の減速度が発生するので、ばね
15のセット荷重は比較的小さく調節され、その結果、
各制御弁51,5□の減圧作用開始圧力は比較的高い値
を示し、これらの作用により後輪ブレーキBrl、Br
2の作動油圧を要求制動力に対応した値に自動調節する
ことができる。
こ\で特に注目すべき点は、両型錘弁221゜222の
減速度に対する感度の誤差や、それらの一方の故障等に
より前、後部油圧室18.19に与える制御圧力に差異
があって、それらのうち高い方の油圧が優先して後部ピ
ストン17−!:たは両ピストン16.17を作動して
両制御弁51,5□に共通のばね15のセット荷重を調
節するため、両制御弁51,5□の減圧作用開始圧力に
は殆んど差を生じiいととである。
減速度に対する感度の誤差や、それらの一方の故障等に
より前、後部油圧室18.19に与える制御圧力に差異
があって、それらのうち高い方の油圧が優先して後部ピ
ストン17−!:たは両ピストン16.17を作動して
両制御弁51,5□に共通のばね15のセット荷重を調
節するため、両制御弁51,5□の減圧作用開始圧力に
は殆んど差を生じiいととである。
以上のように本発明によれば、一方の後輪ブレーキに連
iる油路に設けた第1制御弁と、他方の後輪ブレーキに
連なる油路に設けた第2制御弁とに、それらの減圧作用
開始圧力を決定する共通のばねの一端を連結すると共に
、その他端に互いに直列に当接して配置される前、後一
対のピストンの後部ピストンを連結し、該前部ピストン
の前面に形成した前部油圧室および、該両ピストン間に
形成した後部油圧室に第1および第2重錘弁を介して要
求制動力に応じた制御油圧をそれぞれ与え、それらの制
御油圧のうち高い方の油圧が優先して該後部ピストンま
たは該両ピストンを作動して該ばねのセット荷重を調節
するようにしたので、第1および第2重錘弁の作動誤差
やそれらの一方の故障等に拘らず該第1釦よび第2制御
弁の減圧作用開始圧力を略等しく制御でき、したがって
左。
iる油路に設けた第1制御弁と、他方の後輪ブレーキに
連なる油路に設けた第2制御弁とに、それらの減圧作用
開始圧力を決定する共通のばねの一端を連結すると共に
、その他端に互いに直列に当接して配置される前、後一
対のピストンの後部ピストンを連結し、該前部ピストン
の前面に形成した前部油圧室および、該両ピストン間に
形成した後部油圧室に第1および第2重錘弁を介して要
求制動力に応じた制御油圧をそれぞれ与え、それらの制
御油圧のうち高い方の油圧が優先して該後部ピストンま
たは該両ピストンを作動して該ばねのセット荷重を調節
するようにしたので、第1および第2重錘弁の作動誤差
やそれらの一方の故障等に拘らず該第1釦よび第2制御
弁の減圧作用開始圧力を略等しく制御でき、したがって
左。
右の両後輪ブレーキの作動油圧を要求制動力に応じた値
に的確に制御でき、後輪の横滑りを惹起することなく効
率の良い制動作用を得ることができるものである。
に的確に制御でき、後輪の横滑りを惹起することなく効
率の良い制動作用を得ることができるものである。
図面は本発明装置の一実施例を示す縦断側面図である。
51.5□・・・・・・第1、第2制御弁、15・・・
・・・ばね、16.17・・・・・・前、後部ピストン
、18,19・・・・・・前、後部油圧室、221,2
2□・・・・・・重錘弁、Br 1 、 Br 2”・
・・・左、右後輪ブレーキ、Llr。 L2r・・・・・・油路、M・・・・・・マスタシリン
ダ、Pl。 P2・・・・・・第1,2出力ポート、■・・・・・・
制御弁装置。
・・・ばね、16.17・・・・・・前、後部ピストン
、18,19・・・・・・前、後部油圧室、221,2
2□・・・・・・重錘弁、Br 1 、 Br 2”・
・・・左、右後輪ブレーキ、Llr。 L2r・・・・・・油路、M・・・・・・マスタシリン
ダ、Pl。 P2・・・・・・第1,2出力ポート、■・・・・・・
制御弁装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 マスタシリンダの第1および第2出力ポートと左、
右の後端ブレーキとの各間を接続する各独立した油路に
、該第1および第2出力ポートの出力油圧を左。 右の後輪ブレーキにそれぞれ比例的に減圧して伝達し得
る第1および第2制御弁をそれぞれ介装し、該両制御弁
にそれらの減圧作用開始圧力を決定する共通のばねの一
端を連結すると共に、その他端に互いに直列に当接して
配置される前後一対のピストンの後部ピストンを連結シ
、該前部ピストンの前面に形成した前部油圧室と該マス
クシリンダの一方の出力ポート間を結ぶ制御油路、およ
び該両ピストン間に形成した後部油圧室と該マスクシリ
ンダの他方の出力ポート間を結ぶ制御油路に、車輛の一
定値以上の減速度を減却して該油路を遮断する重錘弁を
それぞれ介装してなる、車輛用ブレーキ油圧制御弁装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16018378A JPS5833141B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 車輌用ブレ−キ油圧制御弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16018378A JPS5833141B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 車輌用ブレ−キ油圧制御弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5587642A JPS5587642A (en) | 1980-07-02 |
JPS5833141B2 true JPS5833141B2 (ja) | 1983-07-18 |
Family
ID=15709614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16018378A Expired JPS5833141B2 (ja) | 1978-12-27 | 1978-12-27 | 車輌用ブレ−キ油圧制御弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5833141B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6131883Y2 (ja) * | 1980-11-01 | 1986-09-17 | ||
FR2531387A1 (fr) * | 1982-08-09 | 1984-02-10 | Dba | Correcteur de freinage asservi a la deceleration |
-
1978
- 1978-12-27 JP JP16018378A patent/JPS5833141B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5587642A (en) | 1980-07-02 |
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