JPS5832867Y2 - 溶接継手の拘束度測定装置 - Google Patents

溶接継手の拘束度測定装置

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JPS5832867Y2
JPS5832867Y2 JP521978U JP521978U JPS5832867Y2 JP S5832867 Y2 JPS5832867 Y2 JP S5832867Y2 JP 521978 U JP521978 U JP 521978U JP 521978 U JP521978 U JP 521978U JP S5832867 Y2 JPS5832867 Y2 JP S5832867Y2
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JP
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claw member
pulling
restraint
degree
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JP521978U
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JPS54108728U (ja
Inventor
勝也 梶本
郁夫 若元
渚夫 南
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、溶接継手の拘束度を測定する拘束度測定装置
に関する。
溶接構造物の溶接継手は他の部材等により拘束を受けて
いるが、その溶接継手の拘束度の大小は溶接割れの発生
に大きな影響を及ぼす因子の−っとなっている。
従って溶接割れを防止するためには溶接継手の拘束度つ
1#)溶接継手のグループを単位長さ拡げ若しくは縮め
るに要する溶接線直角方向の力の大きさく単位に9/m
vt −mm )を把握する必要があり、そのための拘
束度測定装置として従来より第1〜4図に示すようなも
のが提供されている。
第1図に示す装置は、図示していないが、他の部材等に
よりそれぞれ拘束された母材1 、1’(以下、同様)
のグループ2近傍に補助片3,3′を溶接着けし、これ
らを介ししゃこ万力4で母材1゜1に前記グループ2を
縮める方向の力をカロえ、この力とその時のグループ2
の縮み量とから拘束度を測定するものであり、又第2図
に示す装置は、第1図に示したものと同様に母材1,1
′に補助片3.3′を溶接着けし、これらの間を油圧ジ
ヤツキ5で押し拡げ、その時の力とグループ2の拡がり
量とから拘束度を測定するものであるが、これら二つの
装置はいずれも拘束度測定に際し、母材1゜1′は補助
片3,3′を溶接着け1〜なければならないため溶接作
業、測定後の除去作業などの余分な作業が増え、父母材
1,1′の材質が劣化する等の欠点があった。
これらの欠点を解消するために考えられた拘束度測定装
置として第3,4図に示すものがある。
この装置は図に示す如く、端部を略直角に曲げその先端
に一方の側に向けて引き爪6を形成した二つの引き爪部
材Tと、これらの間に設けられ略直角に曲げた端部の先
端に前記爪6と反対の側を向けて押し爪8を形成した押
し爪部材9及びこれらを相対移動させる油圧ジヤツキ1
0とから戊ってち一す、前記押し爪部材9と引き爪部材
1とによりグループ2を拡げ、その拡げ量とその時の力
とから拘束度を求めるようになっている。
この装置によれば母材1,1′に補助片等を溶接着けす
る必要はなくなるが、引き爪6.押し爪8が丸くなって
いるため、工形開先では爪が移動せず問題はないが、他
の角度の付いた開先形状(実際の構造物の溶接において
はほとんど開先角度を有する開先形状が採用されている
)にこの装置を適用した場合には、第5図a、bに示す
ように、押し爪部材9と引き爪部材Tとにかかる押し拡
げ力によって引き爪6、押し爪8が母材1,1の先端面
1 at 1 a’に沿って上方へすべり移動し測定で
きなくなってし1つていた。
第5図a、bにおいて、引き爪部材7が若しくは押し爪
部材9により先端面1a、18′を押し付ける力をP、
先端面1 a 、1 a’の傾斜角をαとすると、上方
へのすベリカPt=Psinα 引き爪6若しぐは押し爪8に作用する摩擦力P3は摩擦
係数をμとすると、 P 3−μP 2−μP cosα(P 2は先端面1
aOrlaに垂直な分力) つ1すPI>P3の時爪6,8は上方へ移動してし1う
のである。
又押し爪8が一つであるのに対し引き爪6が二つあるの
で計測部分の力が第6図に示すように等分に作用せず、
更にグループの拡がり量を、直接検出できない等の欠点
があった。
本考案は、従来の拘束度測定装置にトける上述したよう
な欠点を解消し、■形開先は勿論他の開先形状の溶接継
手の拘束度測定が行なえしかも力が母材に等分に作用し
、更にグループの拡がり量が直接検出可能な溶接継手の
拘束度測定装置を提供することを目的とし、この目的を
達成するための本考案の横取ば、拘束状態で突き合わせ
られた母材の先端面が形成するグループに挿入される挿
入部を有する押し爪部材と引き爪部材とを交互に少なく
とも二つ平行に並べると共に多数の凹凸を有する押し爪
と引き爪とを互いに逆向きにして前記押し爪部材、引き
爪部材それぞれの挿入部に取り替え可能に取付け、更に
前記押し爪部材と前記引き爪部材とを相対移動させ前記
押し爪及び前記引き爪を介して前記母材の先端面に押し
拡げ力を附与する押し拡げ手段を具え、前記グループの
押し拡げ量とその時の力とから拘束度を求めるようにし
たことを特徴とする。
以下本考案の一具体列を図面に基づき詳細に説明する。
具体例の斜視図である第7図及び分解図である第8図に
示すように、二本の押え爪部材11と三本の引き爪部材
12とは交互に平行に配設されている。
二本の引き爪部材12を底部13aと背部13bとから
成る中間部材13を介しボルト14゜ビス15により連
結して平面から見てコの字状とし、前記底部13aの中
央に一本の引き爪部材12を他の二本に平行に取付ける
ことによって三本の引き爪部材12は一体とされている
又これらにはそれぞれその側面より貫通して前後二つの
ボルト挿入孔16が設けられている。
二本の押え爪部材11ばその後部で後板17を介しボル
ト18により平面から見てコの字状に一体とされている
これら押え爪部材11にはその側面より前後三箇所を貫
通して長溝19が設けられている。
引き爪部材12のうち中央の引き爪部材12を前記二本
の押え爪部材11の間に位置させると共に前記ボルト挿
入孔16、長溝19にボルト20を通しナツト21で止
めることによって前記押え爪部材11と引き爪部材12
とは互いに摺動できるようになっている。
両側の引き爪部材12間の前記中間部材13の背部13
bと押し爪部材11の後部の後板17との間には、前記
引き爪部材12と押し爪部材11とを相対移動させるた
めの押し拡げ手段である油圧ジヤツキ22が設けられて
いる。
押え爪部材11及び引き爪部材12の先端部にはそれぞ
れ略直角に曲げてグループ挿入部23及び24が形成さ
れている。
押え爪部材11のグループ挿入部23にはノコギリ状の
凹凸を表面に有する押し爪25が前方に向けて止めねじ
26により交換可能に取付けられ、又引き爪部材12の
グループ挿入部24には同じ形状の引き爪27が後向き
にして交換可能に取付けられている。
押し爪25及び引き爪21は溶接継手の開先形状に応じ
角度の異なるものを数種用意しておき、開先角度に合わ
せて交換する。
尚押し爪25.引き爪27を母材1,1′の先端面1
a + 1 a’に食い込1せるためにこれらの表面に
ノコギリ状に凹凸を設けているが、凹凸はノコギリ状に
限らず、多数の小円錐状の突起を多数設けて凹凸を形成
するなど、他の形状も色々考えられる。
中央の引き爪部材12の上面には測定子28aを前記押
え爪部材11の後部の後板1Tに当てて変位検出器であ
るダイヤルゲージ28が設けられている。
このダイヤルゲージ28は押し拡げ力を附与した場合の
母材の変位即ちグループ2の拡がり量を測定するもので
、グループ2の幅の異なる継手の測定に際しては、中央
の引き爪部材12に設けた摺動溝29に泪って移動し、
任意の位置で固定できるようになっている。
変位の測定はダイヤルゲージの他に、例えば第8図中に
示したA点に歪ゲージを貼付して測定しても良く、又直
接読み取るにはものさしを固定して読み取っても良い。
この装置により溶接継手の拘束度を測定するには先ず押
し爪部材11、引き爪部材12のグループ挿入部23.
24をグループ2に挿入する。
次に押し拡げ手段である油圧ジヤツキ22を作動し押し
爪部材11と引き爪部材12とを相別移動させて第9図
に示すように押し爪25.引き爪21をそれぞれ母材1
,1′の先端面1 a + 1 a’に押し付け、グル
ープ2を押し拡げる。
押し爪25と弓き爪210表白には多数の凹凸を設けで
あるのでこれらは確実に母材1,1′の先端面1 a
+ 1 a’に食い込み、開先形状に角度が付いていた
としても移動することはない。
又油圧ジヤツキ22による押し拡げ力は押し爪25.引
き爪27がそれぞれ二つ以上あることから第10図に示
すようにほとんど均等に分布する。
尚完全な等分加圧のためには押し爪25と引き爪21の
面積を等しくすることがS−tしくその場合には第11
図のようになる。
第10.11図中tは爪の幅であり、Pは分配された押
し拡げ力である。
グループ2の押し拡げ量はダイヤルゲージ28により直
接測定される。
この測定量と押し拡げ力とから拘束度は求められる。
以上具体例を挙げて詳細に説明したように、本考案の溶
接継手の拘束度測定装置によれば、押し爪及び引き爪の
表面に凹凸を設けこれらが母材の先端面に食い込むよう
にすると共にこれらを開先形状に合わせて交換可能とし
たので、■形開先は勿論他の開先形状の溶接継手の拘束
度測定が可能となる。
又押し爪及び引き爪を少なくとも二つとし押し拡げ力が
均等に母材に作用するようにしたので確かな測定が行な
えるようになる。
更にグループの拡がり量も直接検出することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1.2.3図は従来の溶接継手の拘束度測定装置の正
面図、第4図は第3図に示した装置の斜視図、第5図a
、bは第3,4図に示した装置による母材への力の作用
状態を示す説明図、第6図は第3,4図に示した装置に
よる力の分配状況を示す説明図、第7図は本考案による
溶接継手の拘束度測1定装置の一具体例の斜視図、第8
図は具体例の分解図、第9図は具体例により母材に押l
〜拡げ力を附与している様子を示す部分正面図、第10
図は具体例による押し拡げ力の分配状況を示す説明図、
第11図は引き爪を好捷しい形状とした場合の押し拡げ
力の分配状況を示す説明図である。 図面中、1,1は母材、la、laは母材の先端面、2
はグループ、11は押え爪部材、12は引き爪部材、2
2は油圧ジヤツキ、23.24はグループ挿入部、25
は押し爪、21は引き爪、28はダイヤルゲージである

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 拘束状態で突き合わせられた母材の先端面が形成するグ
    ループに挿入される挿入部を有する押し爪部材と引き爪
    部材とを交互に少なくとも二つ平行に並べると共に多数
    の凹凸を有する押し爪と引き爪とを互いに逆向きにして
    前記押し爪部材、引き爪部材それぞれの挿入部に取り替
    え可能に取付け、更に前記押し爪部材と前記引き爪部材
    とを相対移動させ前記押し爪及び前記引き爪を介して前
    記母材の先端面に押し拡げ力を附与する押し拡げ手段を
    具え、前記グループの押し拡げ量とその時の力とから拘
    束度を求めるようにしたことを特徴とする溶接継手の拘
    束度測定装置。
JP521978U 1978-01-20 1978-01-20 溶接継手の拘束度測定装置 Expired JPS5832867Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS54108728U JPS54108728U (ja) 1979-07-31
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