JPS5832748Y2 - 厨芥処理装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内部の刃により粉砕した厨芥物を、多数のス
リットを有する逆円錐状に形成したスピンナーにより、
固液分離し、脱水厨芥物を厨芥排出口より器外に設けた
ダストボックスに排出して溜める厨芥処理装置に関する
もので、ダストボックス内へ排出した厨芥物を収納する
ポリ袋のダストボックスへの装着を簡単に、しかも正確
な位置にセットすることを目的とする。

前記ダイブの厨芥処理装置において、処理された厨芥物
は、ダストボックスの内部のポリ袋の中に収納される構
造になっている。

この場合、ポリ袋の装着が正しい位置にセットされてい
なければ、厨芥物がポリ袋の中に収納されずにダストボ
ックス内に飛散し、臭気、汚れを生じたり、本体側の厨
芥排出口で回転するスピンナーにポリ袋の一部が接触し
、ポリ袋の破れ、巻込み等を生じる問題を有していた。

また従来構造のポリ袋装着方法であると、単にポリ袋を
ダストボックスに装着し、厨芥収納口部を手で開けた状
態に形どって、相手側の厨芥排出口と合わせていただけ
であるために、装着状態が非常に不安定となり、前記の
ような欠点を生じていた。

また、ポリ袋捕着後、別部品で固定する方式にしても、
ポリ袋装着後、ポリ袋の上部より厨芥収納口にそった形
で押えつけていたために、ポリ袋の中央部の厨芥収納口
部のポリ袋のたわみ、しわなどがそのままの状態で残っ
ており、同様の欠点を生じているばかりか、操作も簡単
ではながった。

本考案は、上記従来の欠点を解消するもので、以下にそ
の一実施例を第１〜４図にもとづいて説明する。

図において、１は流し台等の水槽で、厨芥投入口となる
排気口２が取り付けられており、排水口２には、リード
スイッチ機構３を配設した蓋体４が開閉自在に装着され
ている。

前記排水口２の下端には、防振ゴム５を介して厨芥処理
装置の本体上６が固着されている。

本体上６は、無底筒状に形成されるとともに、その筒状
部６ａの下端開口縁には、外上方に向かって広がるカバ
一部６ｂが一体に形成しである。

この本体上６の筒状部６ａの下端には、固定刃７が配設
されている。

８は、本体下で、下水管に連なる排水孔９が設けられて
いる。

本体下８の下方には、モーター１０を内蔵したモーター
カバー１１が取り付けられており、モーター１０は、減
速室１２を介して本体下８の底板８ａ上に突出したスピ
ンナー軸１３と連動している。

スピンナ一軸１３の上端部には、脱水用スピンナー１４
および゛回転アーム１５、ハンマー１６が固着されてい
る。

脱水用スピンナー１４には、多数のスリット１７を有す
る網が配設され、上端には厨芥排出用の立設片１８が設
けられている。

８ｂは上記立設片１８に対向して厨芥物を器外に排出す
る厨芥排出口、１９は前記本体下８の厨芥排出口８ｂに
厨芥収納口１９ ａで結合するダストボックスで、厨芥
収納口１９ａには、ダストボックスパツキン２０．２１
を有し、また上端開口部２２には、蓋２３が着脱自在に
装着されている。

この蓋２３には、尾錠２４が設けられ、この尾錠２４と
ダストボックス１９に設けた係止部２６を本体上下６，
８の係止部６Ｃ９８Ｃに着脱自在に係合するようにして
いる。

２５は、ダストボックス１９の厨芥収納口１９ａを通じ
て本体下８の厨芥排出口８ｂに着脱自在に取り付けられ
たポリ袋である。

１９ｂはダストボックス１９の厨芥収納口１９ ａの両
側に設けた断面路り字状のレバーで、上記ダストボック
ス１９に対し、軸部１９ Ｃで回動自在に軸支され、ポ
リ袋２５の開口部を引掛けて上記厨芥収納口１９ ａと
反対の側に倒してポリ袋２５の口がその開口部によって
塞がれることのないようにする、上記レバー１９ ｂは
厨芥収納口１９ａの高さと略同等の巾を有し、又上記厨
芥収納口１９ ａ側には倒れないように突起部１９ｄが
形成されている。

上記構成において、ダストボックス１９にポリ袋２５を
挿入し、厨芥収納口１９ ａにポリ袋２５の開口が出る
ようにし、その開口部が厨芥収納口１９ ａを覆うよう
に拡げる。

その後、ダストボックス１９の厨芥収納口１９ ａの両
側に位置し、ダストボックス１９に対し、回動自在に軸
支されたレバー１９ ｂにポリ袋２５の開口部をひっか
けて、このレバー１９ｂを外側に倒しポリ袋２５の開口
部をダストボックス１９に固着する。

このレバー１９ｂを外側に倒すことにより、ポリ袋２５
も引っばられる。

この時、厨芥収納口１９ ａの内側に装着されたポリ袋
２５は、開口部がレバー１９ ｂに引っかけられている
ので゛、レバー１９ｂが外側に動くことにより、内部の
ポリ袋２５が引き出される形で引っばられる。

これにより、厨芥収納口１９ ａ部で多少ポリ袋２５が
、たわんでしわになっていても、伸ばされることになり
、厨芥収納口１９ａにそった状態でセットされる。

しかもレバー１９ｂの巾が厨芥収納口１９ ａと同じ巾
である為に、形成が決まり、簡単にしかも、正しい状態
にセットされる。

このように本考案によれば、従来の欠点があったポリ袋
の装着不良による厨芥物の収納洩れ、及びポリ袋の破れ
等を防止することができるとともに、その作業も簡単に
、しかも、正しい位置にセットできる効果を奏し、その
実用的価値はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における厨芥処理装置の断面
図、第２図はダストボックスの分解斜視図、第３図およ
び第４図は厨芥収納口部の要部拡大横断面図で、第３図
は、ポリ袋をセットする前、第４図はポリ袋をレバーに
よりセットした後の状態を示す。 ２・・・・・・厨芥投入口、６，８・・・・・・本体、
８ｂ・・・・・・厨芥排出口、７，１４．１６・・・・
・・手段〔７・・・・・・固定刃、１４・・・・・・ス
ピンナー、１６・・・・・・ハンマー〕、１９・・・・
・・ダストボックス、１９ ａ・・・・・・厨芥収納口
、１９ｂ・・・・・・レバー、２５・・・・・・ボッ袋
。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）厨芥投入口と、厨芥を粉砕して脱水する手段と、
   脱水した厨芥を排出する厨芥排出口とを備えた本体と、
   この本体の厨芥排出口に着脱自在に結合したダストボッ
   クスとを有し、このダストボックスには、上記本体の厨
   芥排出口に対向して連通ずる厨芥収納口と、この厨芥収
   納口の両側に位置し、同ダストボックス内に配設される
   ポリ袋の開口部を引掛けるレバーを設けるととともに、
   このレバーは上記厨芥収納口と反対側に回動できるごと
   くダストボックスに軸支した厨芥処理装置。
2. （２）上記レバーの巾は厨芥収納口の高さと略同等にし
   た実用新案登録請求の範囲第１項記載の厨芥処理装置。