JPS5832718B2 - 電子楽器における金属打楽器音発生回路 - Google Patents

電子楽器における金属打楽器音発生回路

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JPS5832718B2
JPS5832718B2 JP52054244A JP5424477A JPS5832718B2 JP S5832718 B2 JPS5832718 B2 JP S5832718B2 JP 52054244 A JP52054244 A JP 52054244A JP 5424477 A JP5424477 A JP 5424477A JP S5832718 B2 JPS5832718 B2 JP S5832718B2
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JP
Japan
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circuit
pulse wave
electronic musical
metal
waveform
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JP52054244A
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JPS53140024A (en
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隆俊 金子
渡 鳥橋
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、電子楽器における金属打楽器音発生回路の
改良に関するものであり、金属打楽器音のように、基本
波と高調波との周波数の比が整数でないような複雑かつ
多様な高調波スペクトラムを有する波形信号を、比較的
に簡単かつ低コストで得ることを目的とする。
従来の電子楽器における金属打楽器音の発生は、シンバ
ル系統の音色を除いて、1個の信号波形によって、エン
ベロープ特性、フィルタ特性を金属打楽器音に似せるこ
とによって得ていたが、この場合、高調波は基本波に対
し整数倍の関係しかなく、金属打楽器音特有の非整数倍
の高調波は発生せず、音色は決して金属打楽器音に似た
ものではなかった。
また、他の例として、2個の信号波形を平衝変調回路に
加え、2つの信号波の差音を得るものもあるが、動作の
安定した平衝変調回路は、回路構成上複雑になり、どう
してもコスト的に割高となる欠点があった。
この発明は、上述のような従来の問題をなくした電子楽
器における金属打楽器音発生回路を提供するものであり
、以下、図面にしたがって詳細に説明する。
第1図は、そのブロック図を示し、1および2はたとえ
ば矩形波などのパルス波を発生するパルス波発生回路で
あって、それらの周波数は互いに整数比とならないよう
に設定する。
また、その具体的な回路としては、無安定マルチバイブ
レータのようなものでよく、発生する波形を非対称矩形
波とすれば高調波が豊富になり望ましい。
3はパルス波発生回路1,2からのパルス波が供給され
てこれらを論理演算する論理回路であり、その具体的な
回路としてはAND回路またはOR回路を用いる。
4は、上記論理回路3により論理積または論理和をとっ
た波形を、スイッチ5またはスイッチング回路の0N−
OFF信号による必要な楽器音に似たエンベロープ形成
回路(レベルの時間的変化を形成する回路)6の出力信
号により制御する開閉回路であって、この開閉回路の出
力は、フィルタ回路7により不必要な高調波成分を除去
した後、増幅器8により増幅し、スピーカ9により金属
打楽器音として再生するものである。
さらに、第2図によって、各部の波形を説明すると、前
記パルス波発生回路1の波形はA1パルス波発生回路2
の波形はBに相当し、これらパルス波A、Bの論理積を
とった波形がCであり、論理和を取った波形がDに相当
する。
さらに、このようなパルス波発生回路から得られる波形
(波形A、B)およびこれらの波形の論理演算を行なっ
て得られた波形(波形D)の高調波成分を第3図によっ
て説明すると、第2図の、波形Aの高調波成分を■に示
し、波形Bの高調波成分を■に示し、波形りの高調波成
分を■に示したもので、すなわち、それぞれの基本波周
波数と高調波との関係を示したもので、論理演算を行な
った波形は、上記■で示すように、上記T、IIで示し
た基本波および高調波はいうまでもなく、■。
■で示した基本波の差周波数および高調波の差周波数な
どが現われ、すなわち、それぞれの周波数成分が簡単な
整数比ではないために非常に複雑な周波数成分を有する
ことになり、金属打楽器音のそれに非常に似てくる。
また、音源波形として、論理演算波形を使用するため、
音源波形そのものが作り易いということと、音源波形の
レベルがロー(LOw)およびハイ・(High)Lか
ないので、開閉回路が、波形を片側からクリップしてい
くような、単純なダイオードまたはトランジスタによる
回路でよい。
そのため、コスト上、品質上非常に有効なものである。
また、前記2つのパルス波信号A、Bとして、電子鍵盤
楽器の音源信号をそのまま使用すると、さらにコスト上
有効である。
たとえば、今回使用したパルス波周波数に近いものをあ
げると、C3(4186゜009Hz)、F8(558
7,652Hz)などの組み合わせてよい。
また、組み合わせるパルス波信号は、2つとは限らず、
3つ以上組み合わせてもさらに複雑な周波数成分が得ら
れる。
この発明は、以上説明したように、互いに周波数が整数
比の関係にないパルス波信号を発生する複数のパルス波
発生回路と、これらパルス波発生回路から得られるパル
ス波信号を論理演算する論理回路と、この論理回路の出
力を金属打楽器音に近似したエンベロープでキーイング
する開閉回路とよりなる電子楽器における金属打楽器音
発生回路を提供したので、すなわち、互いに整数比の関
係にない複数(実施例では2つ)のパルス波信号を論理
演算することによって、これらのパルス波信号の和およ
び差の周波数成分、およびこれらのパルス波信号の高調
波の和および差の周波数成分が発生し、パルス波信号源
が本来有していない新たな周波数成分が発生するので、
少ないパルス波信号源を用いて良好な金属打楽器音を得
ることができる。
また、この発明は、非常に簡易な手段によって、金属打
楽器音を特徴づけている整数比の関係にない複雑な周波
数成分を有する音源信号を、容易に、低コストで実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のブロック図、第2図は第1図の各部
の波形を示し、第3図はそれらの波形の高調波成分を示
すものである。 1.2・・・・・・パルス波発生回路、3・・・・・・
論理回路、4・・・・・・開閉回路、5・・・・・・ス
イッチ、6・・・・・・エンベロープ形成回路、7・・
・・・・フィルタ回路、8・・・・・・増幅器、9・・
・・・・スピーカ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに周波数が整数比の関係にないパルス波信号を
    発生する複数のパルス波発生回路と、これらパルス波発
    生回路から得られるパルス波信号を論理演算する論理回
    路と、この論理回路の出力を金属打楽器音に近似したエ
    ンベロープでキーイングする開閉回路とよりなる電子楽
    器における金属打楽器音発生回路。
JP52054244A 1977-05-13 1977-05-13 電子楽器における金属打楽器音発生回路 Expired JPS5832718B2 (ja)

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JPS53140024A JPS53140024A (en) 1978-12-06
JPS5832718B2 true JPS5832718B2 (ja) 1983-07-14

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