JPS5832610B2 - 下水汚泥脱水装置 - Google Patents

下水汚泥脱水装置

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JPS5832610B2
JPS5832610B2 JP50031729A JP3172975A JPS5832610B2 JP S5832610 B2 JPS5832610 B2 JP S5832610B2 JP 50031729 A JP50031729 A JP 50031729A JP 3172975 A JP3172975 A JP 3172975A JP S5832610 B2 JPS5832610 B2 JP S5832610B2
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JP
Japan
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belt
sludge
zone
squeezing
screening
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JP50031729A
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フロサ−ルト ピエ−レ
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下水汚泥の脱水装置に係り、特にスクリーニ
ングベルト上に汚泥を均一に分散させた後、汚泥を圧搾
して脱水を行う装置に係る。
従来から実施されている、汚泥乾燥床で汚泥を自然に脱
水する方法は、場所と労働力との不足により不可能にな
ってきた。
従って汚泥を人工的に鍬ですくえる状態まで脱水し運搬
し易い形にすることが必要である。
前記の如き課題を解決するため種々の装置が提案されて
いる。
公知の装置によれば、比較的多量の凝固促進剤で処理し
た汚泥を2個の無端ベルト間で圧搾する。
前記無端ベルトのうち下水汚泥の下方を通るベルトはベ
ルトスクリーンである。
上部から、例えば圧搾ローラを用いて下水汚泥に十分な
圧力を加え、無端ベルトスクリーンに向って未だ稀薄な
含水汚泥を圧搾する。
しかし乍ら、この装置では、強く圧搾される含水汚泥に
よってベルトスクリーンに目詰りが生じ易くなり、前記
ベルトスクリーンを帰還中に多量の水で絶えず洗浄しな
ければならない。
これにより相当量の希釈された汚泥または汚泥含有率の
高い水がまた生成される。
この場合、極めて汚染度の高い涙液と共に物質が循環す
るのでプラントの能力が低下する。
この欠点を克服するために、固定圧カプレートを介して
上方からベルトスクリーンに対して下水汚泥を圧搾する
方法が公知である(スイス特許第2255771号)。
しかしながらこの方法に使用する装置は、ベルトスクリ
ーン内部に下水汚泥が絞り出される問題を解決できない
他の公知の汚泥乾燥装置は、比較的多量の凝固促進剤の
使用後、無端スクリーニングベルト上に展開された汚泥
スラッジ上にいかなる圧力も加えず、逆に、スクリーニ
ングベルト下方に少なからぬ真空を成立させ、ここに発
生する吸引効果により脱水効果を得る。
しかし、この方法もまた、ベルト内のスクリーニング開
口部が汚泥により閉塞され、目詰りを起し易く、帰還す
るスクリーニングベルトを絶えず強力に洗浄しなければ
ならない欠点を有する。
更に真空による下水汚泥の脱水効果は低い。
この場合もまたろ液の汚染度が高い。また、スクリーン
ニングベルト上で汚泥中の水分を濾過した後、この汚泥
を圧搾する装置も知られている。
しかし乍ら、スクリーンニングベルト上で搬送される汚
泥がこのベルト上に不均一に分散した状態で圧搾される
と、圧搾手段による押圧力がベルト自体に不均一に作用
し、ベルトのしわ及び蛇行等の発生の原因となり、最悪
の事態では、ベルトが破断されてしまう。
本発明は、前記諸点に鑑みなされたものであり、その目
的とするところは、スクリーニングベルトで汚泥を搬送
しながら汚泥中の水分を濾過した後、このベルト上の汚
泥を圧搾して汚泥の脱水を確実に行い得る上に、圧搾工
程においても、ベルトにしわ及び蛇行等の発生すること
のない汚泥脱水装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、最も少ない経費で、凝固促
進剤の使用をできるだけ抑制しながら最大の脱水効果を
達成し且つろ液の汚染度を最小にすることである。
本発明は、下水汚泥導入部から導入された汚泥を搬送す
ると共に汚泥中の水分を濾過する無端スクリーニングベ
ルトと、このベルト上で汚泥を展開すべく、下水汚泥導
入部より下流側でベルト進行方向を横断し且つベルトか
ら所定距離だけ離間して、ベルト進行方向に回転すべく
配設された分散ローラと、分散ローラによってベルト上
に展開された汚泥をベルトを介して圧搾する圧搾手段と
からなることを特徴とする。
また、本発明の他の特徴は、凝固促進剤を添加するかま
たは添加せずに、無端スクリーニングベルトを使用し前
記スクリーニングベルト上に汚泥を展開して下水汚泥を
人工的に脱水する処理工程から成り、スクリーニングベ
ルト上に展開された汚泥が濾過ゾーン、やや低圧の吸引
ゾーン、最後に圧搾ゾーンを連続的に通過することであ
る。
濾過、吸引による洗浄、圧搾の組合せ脱水により、少な
い経費で、高い脱水効果が得られる。
同時に、現行技術の欠点が解決される。
強力な吸引または重圧な圧搾のいずれか1方を用いるだ
けでは高い脱水効果は得られないと考えられる。
更にいずれの場合も効率に対する消費エネルギの割合が
好しいものではない。
本発明は、含水物質(汚泥はその代表的なものである)
の圧搾は容易でないという結論に基く。
従って前記物質を圧搾直前に可塑化するのがむしろ有利
である。
可塑化後初めて所望の強度で圧搾を実施し得る。
また吸引と圧搾とを同時(?!行なう実験では所望の結
果を得ることはできない。
更に、3個の工程を直接に連続させて行なうことが不可
欠であり、この場合、下水汚泥の連続的処理により可能
な最大脱水効果が達成される。
この見地から3個の処理工程はすべて、直接的に相連続
して1個の同じベルトスクリーンコンベア上で行なわれ
なければならない。
低圧を用いない第−濾過工程を十分に行なわせることも
同様に重要である。
前記濾過工程で大まかな脱水が行なわれる。
更に重要なのは、吸引ゾーンに於て最小限度の低圧のみ
が使用されることである。
例えば低圧は約500〜2000 rrmAqの範囲を
とり得る。
これによりフィルタ(スクリーニングベルト)上に汚泥
ケーキを形成し得る。
従って汚泥脱水経費中決定的な比率を占める凝固促進剤
を極めて節約し得る。
同時に汚泥物質がスクリーニングベルトを目詰まりさせ
ることはなく、従って前記スクリーニングベルトを絶え
ず洗浄しなくてもよく、それだけ経費を節減し得る。
汚泥ケーキの形成、圧搾以前の可塑化及び洗浄の必要性
の軽減により、p液は極めて軽微に汚染されるのみであ
る。
概略的に言えば、本発明の汚泥脱水装置は、スクリーニ
ングベルト上に展開された下水汚泥を、濾過ゾーン、や
や低圧の吸引ゾーン、最後に圧搾ゾーンに継続的に通過
させる。
先ず濾過ゾーンでは、重力による滴下作用のみにより流
体の一部を除去された汚泥がスクリーニングベルトによ
り搬送される。
このゾーンのスクリーニングベルトは進行方向にやや上
昇させて配置するのが好しい。
この上り傾斜ど濾過作用とにより汚泥は完全には濃縮さ
れない状態で吸引ゾーンに到達する。
更にこの濾過ゾーンでは、スクリニングベルトの進行方
向を横断して配置されている分散ローラにより、汚泥は
連続的に進行するスクリーニングベルト上に分散される
従って汚泥は、スクリーニングベルトの全表面に亘って
均等な厚みと幅とで分散し展開する。
従って、圧搾手段による押圧力がスクリーニングベルト
に不均一に作用するような事態を防止し得、ベルトのし
わ及び蛇行等の発生を確実に防止し得る。
分散ローラは自由回転型であってもよく、駆動機構を備
えてもよい。
具体例では、駆動機構がスクリーニングベルトの進行方
向に分散ローラを駆動することも可能である。
濾過ゾーンの後に直結する吸引ゾーンでは、脱水工程が
多量のエネルギーを消費せずに経済的に継続される。
この目的で、上部に下水汚泥を分散させているスクリー
ニングベルトが透過性の平面支持部材上を搬送される。
前記部材下方に吸引チャンバが配置されている。
スクリーニングベルトに運搬される汚泥が支持部材から
こぼれないように側部シールが設けられている。
吸引チャンバは適当な管路を介して吸引装置に接続され
ているので、保有タンク並びに低圧チャンバとして機能
する。
前記管路は、吸引によりいかなる水をも搬出し得ないよ
うにして真空ポンプとチャンバとを連通させている。
吸引により除去された水はチャンバ底部に収集され次に
排出される。
流出パイプは、吸引チャンバ内の低圧を指示する簡単な
装置として使用し得るように例えば透明パイプとして形
成される。
吸引工程は、この工程が適当な低圧を使用するのみなの
で、スクリーニングベルト上に汚泥ケーキを形成し得、
凝固促進剤を節約し得ること、及び目詰りを生じさせる
程多量に汚泥がスクリーニングベルト内部に押込まれな
いのでろ液の汚染度を最小にし得ることである。
後続の圧搾ゾーンで強度の圧搾を達成し且つ比較的清浄
なP液を生成するために汚泥物質を可塑化することが吸
引ゾーンの重要な機能である。
吸引を多段階的に形成し汚泥の運搬方向で低圧を段階毎
に漸増させるように構成されている。
この場合、濾過ゾーンから吸引ゾーンへ移行する部分で
、組成次第では外部の影響により反応し易くなる下水汚
泥に、最初は特に慎重な吸引効果を与えることが可能で
ある。
更に前記の如き下水汚泥を以てしてもスクリーニングベ
ルトは汚染されないであろう。
吸引ゾーンの多段階構成により、更に、初期の慎重な吸
引にもかかわらず最終の部分吸引段階で高度の可塑化が
達成され圧搾ゾーンへの円滑な移送が行なわれる。
圧搾ゾーンでは、高度に予備脱水され均等な厚みと幅と
に展開されたスクリーニングベルト上の汚泥物質上に圧
搾ベルトが配置され、残留物を更に高度に圧搾し且つ脱
水する。
この目的で、圧搾ベルトは透過性であり、好しい形状′
としては数個のガイドプーリを介して誘導されその結果
スクリーニングベルト上の圧力は該ベルト下方に配置さ
れた不透過性表面を押圧する。
これにより残留水分は圧搾ベルトから絞り出され吸引手
段を介して吸引され得る。
好しくは、不透過性表面は、なんらかの方法でこの区域
に装着されているスクリーニングベルト用駆動ローラの
外殻から構成される。
この場合、圧搾ベルトは少くとも3個のガイドローラに
より誘導され加圧下のスクリーニングベルトを押圧する
不透過性圧搾ベルトを作動させ透過性シリンダを介して
水を排出するよりも透過性圧搾ベルトを介して水を排出
する方が有利であることがわかった。
実際、シリンダの表面はかなりひどく汚染され、洗浄す
るための自由な走行距離が短いので十分に洗浄され得な
い。
透過性圧搾ベルトはそれ程洗浄しなくても有効に作動し
得る。
駆動ローラ自体は不透過性であるから、残留水分は圧搾
ベルトを通過し該ベルト上で、別の吸引装置を用いて更
に吸引され得る。
好しくは、スクリーニングベルトに対する圧搾ベルトの
開き角及びスクリーニングベルトに圧搾ベルトが加える
圧力が調整自在であるように構成される。
例えばスクリーニングベルト上を運搬される汚泥層が圧
搾ゾーンに進入する間に継続的に増加する圧力を徐々に
受けるように前記開き角を選択し得る。
従って圧搾ゾーンに於ても、特別の汚泥濃度により必要
となる場合は、同じく慎重に徐々に下水汚泥を処理し得
る。
前記に加えて、開き角及び圧搾ベルトの張力を調整する
装置を伸縮自在に形成し得る。
本発明の装置の好しい態様では、最終段階の圧搾ゾーン
が鉛直に走行及び/又はスクリーニングベルトから離れ
た圧搾ベルトが暫時前方に直進し続けることにより汚泥
ケーキがスクリーニングベルトから除去され得る。
2個のベルト間で圧搾されたケーキは前方に直進し続け
るベルト即ち圧搾ベルトと共に進行し、最も簡単且つ清
潔な方法でスクリーニングベルトから離れる。
最後の圧搾ベルトガイドローラの直径が極めて小さいの
で、圧搾されたケーキもまた最終的に圧搾ベルトから自
然に離れる。
好しい具体例では、圧搾ベルトはスクリーニングベルト
より小さいループ角に従ってガイドローラから離れる。
可能な最大の脱水効果を達成しながらも、それぞれ帰還
側のスクリーニングベルト及び圧搾ベルトを洗浄するた
めに添加する水は不必要または極く少量である。
段階を経過して濃縮される汚泥はいかなる洗浄処理もな
く分離され得る。
ベルトは汚染されず、また汚染されても極めて僅かであ
り、ろ液は清浄さを維持する。
更に、スクリーニングベルト上に敷延された汚泥が圧搾
ゾーンの後第4排水ゾーン内部で汚泥塊の剪断応力によ
り更に水が排除されるようにしても良い。
汚泥塊内部に剪断応力を生起させるための圧搾ゾーンの
後に第4排水ゾーンとして形成されているジグザグゾー
ン内部に、相前後に運搬方向に対して水平で、縦方向に
互いに食い違うローラが、運搬方向を横切り且つ水平に
位置する軸と共に装着されている。
特に汚泥塊の圧縮後この剪断応力によって特別に有効な
方法により残留水が汚泥塊から高度に除去され得る。
この場合先行する三種の排水ゾーンを通過するスクリー
ニングベルトは実質的に汚染されることはなく、ローラ
間を同様に延伸する付加的スクリーニングベルトも汚染
されない。
この残留水の排除効果は、第4排水ゾーンに於いて種々
の、特に運搬方向に向かって増大する剪断応力下で多数
の工程で排水することによって更に一層高められる。
第4排水ゾーン内部で特定の間隔での剪断応力下の排水
中、これを圧力効果下で行うことは、排水効果を増大し
得るという以上に、非常に有利であることが証明された
有効な方法で剪断応力の程度を変化させるためには、上
方のローラ及び/又は下方のローラが運搬方向を横切り
隣り合うローラ上へ移動可能であればよい。
ス運搬方向に連続するすべてのローラが調整自在であっ
てもよい。
そうすると必要により剪断応力の連続的な増大が可能で
ある。
第4排水ゾーンを付加しても汚泥脱水装置全体の構造寸
法を出来得る限り短く形成するには、第4排水ゾーンを
吸引ゾーンの下方に装着することが可能である。
本発明の別の特徴と利点については具体例を図示した添
付図面に基づく説明から明らかとなる。
第1図は、本発明の汚泥脱水装置としてのプラントの好
しい具体例の概略説明図である。
プラントは3個の連続的ゾーン即ち流過ゾーン10、吸
引ゾーン12及び圧搾ゾーン14から構成される。
下水汚泥16は攪拌装置62を含む下水汚泥導入部を介
して導入される。
攪拌装置62は攪拌スクリュー用駆動機構を備えており
導入された汚泥16を凝固促進剤68と混合させる。
ここで特筆すべきは、この新しいプラントに於ける凝固
促進剤の所要量が従来のプラントに於ける所要量よりも
可成少ないことである。
流過ゾーン10で凝固促進剤68と混合した汚泥16は
攪拌装置62から無端スクリーニングベルト18上に分
散させられる。
このゾーンでスクリーニングベルト18は進行方向に向
ってやや上り傾斜で配置されている。
分散ローラ32は、スクリーニングベルト18上に下水
汚泥を均等な幅と厚みで展開せしむべく機能する。
この均等化作用により、同時に、スクリーニングベルト
18は吸引ゾーン12に到達以前に汚泥の均等な層によ
り被覆される。
分散ローラ32はスクリーニングベルト18の進行方向
を横断し、ベルト18に対し調整自在な一定間隔を隔て
て配置されている。
スクリーニングベルト18上に所定の間隔をおいて邪魔
板等を配置したものが知られているが、邪魔板では、ス
クリーニングベルト18上の汚泥の厚みを一定以下にし
得るのみで、均等な厚みと幅とで汚泥をベルト18上に
展開し得す、圧搾手段の押圧力により、ベルト18の幅
方向に渡って、ベルト18に不均一なテンションが作用
し、ベルト18のしわ及び蛇行等を惹起し、ベルト18
が破断される虞れがある。
スクリーニングベルトに対し調整自在な間隔を隔てて配
置されている前記ローラ32は、自由回転型であっても
よく、またはスクリーニングベルト18の進行方向にロ
ーラ32を回転させる駆動機構に連結されてもよい。
前記ローラ32は汚泥をスクリーニングベルト18上に
より完全に分散させ且つ展開させる。
分散ローラ32を流過ゾーン10の進行方向の端部に近
接して配置する。
流過ゾーンではスクリーニングベルト18が流布として
機能する。
即ち汚泥16の含有水分の−部がそれ自体の重力のみに
より自由にスクリーニングベルト18を通って落下する
作動は圧力を加えずに行なわれる。
即ちスクリーングベルト18上方から吸引されることも
なく、また、分散ローラ32の加える圧力を除けば、汚
泥上にはいかなる圧力も加えられない。
しかし前記分散ローラ32による加圧は微々たるもので
ある。
落下水分はタンク76に収集され次にパイプ78aを介
して排水溜56内に排出される。
濾過ゾーン10の範囲内にスクリーニングベルト18の
テンションロール80が装着されている。
吸引ゾーン12は進行方向に向って濾過ゾーン10の後
部に直結している。
吸引ゾーン12は、本質的に、完全に閉鎖されている吸
引チャンバ26から成る。
吸引チャンバ26の頂部に透過性支持部材22が装着さ
れており、該部材上をスクリーニングベルト18が滑走
しスクリーニングベルト18上に展開された汚泥ケーキ
16を運搬する。
支持部材24は格子状プレート又は穿孔プレート或いは
なんらかの形状の開口部24を備えるなんらかの他の適
当な平坦な透過性プレート状部材であればよい。
汚泥ケーキ16は開口部24の上方からチャンバ26及
びスクリーニングベルト18の通路を密閉する。
両側部で側部フレームに装着されている弾性シールは側
部ガイドとシールとして確実に機能する。
軽微な低圧を成立させるためにチャンバ26は、吸引パ
イプ54に接続する側面開口部52を備える。
開口部52は下方に配置された保有タンク42から可成
の間隔を隔てて配置されており、吸引された流体が吸引
開口部52に流入する危険は全くない。
前記流体は前記タンク内に収集され得る。
パイプ54は収集パイプ85に接続しており、前記パイ
プ85は排出トラップ84に誘導される。
排出トラップ84で連行された水分が捕捉されパイプ8
6を介して排水溜56に搬送される。
概略的に図示される真空ポンプ88は低圧を成立せしむ
べく機能し且つパイプ87を介して接続されている。
汚泥16からチャンバ26に吸引され保有タンク42に
収集された水分は傾斜方向に流動し流出口40からパイ
プ43に流入する。
前記パイプ43は排水溜56の水面の最下方まで伸延し
ており1.チャンバ26内を低圧が支配するので、例え
ば透明材製パイプとして形成されているパイプ43の一
部分に、常時涙液が上昇している。
その結果、この上昇の度合をチャンバ26内に存在する
低圧の測定尺度として使用し得る。
吸引ゾーン12の後方に連結された圧搾ゾーン14の細
部は第1図の左側部分に示される。
圧搾ゾーン14でスクリーニングベルト18は比較的大
きい直径の不透過性駆動ローラ20に沿って回転する。
濾過ゾーン10及び吸引ゾーン12で予備乾燥され均等
な厚みと幅とに展開された汚泥16は、テンションロー
ラ即ちローラ28aを介して圧搾ゾーン14の導入部か
ら進行方向に搬送される圧搾ベルト30により圧搾され
る。
ローラ28a乃至28c、圧搾ベルト30及び駆動ロー
ラ20からなる圧搾手段はスクリーニングベルト18に
しわ及び蛇行等を生じさせることはない。
圧搾ベルト30は透過性であり、本具体例では総数3個
のローラ28を介してスクリーニングベルト18に沿っ
て駆動される。
本具体例では、中央ドラムコントローラたるローラ28
bが固定的に配置され、前記テンションローラ即ちロー
ラ28bの軸はテンションローラ28aの支持及び旋回
軸として形成され得る。
このために前記テンションローラ28bの軸は長さ調整
の自在な伸張ロッド94を支持しており、これにより例
えば対向する2個のねじとこれらのねじを包囲する1個
のねじ込みスリーブとにより長さを調整し得る。
このようにして、ローラ28bと28aとの軸間距離が
調整され、これにより圧搾ベルト30の張力もまた調整
され、この張力の調整により駆動ローラ20に加えられ
る圧力従ってスクリーニングベルト18に加わる圧力が
調整され、スクリーニングベルト18と圧搾ベルト30
間で汚泥ケーキ16に加えられる圧力が調整され得る。
更にテンションローラ即ちローラ28aの軸は矢印の方
向にスクリーニングベルト18の平行線から調整自在な
ある角度を成す位置に軽く固定されてもよく、このよう
にすれば汚泥ケーキ16が漸進的に徐々に圧搾工程に送
り込まれる。
圧搾は、駆動ローラ20の区域のスクリーニングベルト
18と圧搾ベルト30との間で行われる。
前記駆動ローラ20は不透過性であるから、汚泥ケーキ
16中に残存する水分は圧搾ベルト30を通過し保有タ
ンク90に収集されパイプ91を介して排水溜56に排
出される。
必ずしも必要とは限らないが、この工程を援助するため
に、スロット状吸引ポート60を開設し吸引収集パイプ
85に接続させてもよい。
前記パイプは、背部から駆動ローラ20の区域に誘導さ
れ圧搾ベルト30と対向する。
吸引ポート60により吸い込まれた水分はここに図示し
ない従来の簡単な装置により捕捉され次に保有タンク9
0に搬出される。
多くの場合、圧搾ゾーン14で汚泥ケーキ16から汚泥
物質の紙状バンド74が形成され、これはコンベヤベル
ト75を介して容易に搬出可能であり、後に適当な方法
でプラントから除去される。
図より明らかであるが、駆動ローラ20の周囲の圧搾ベ
ルト30のループ角は同じ駆動ローラの周囲のスクリー
ニングベルト18のループ角より小さい。
従って汚泥物質の紙状バンド74が簡単に2個のベルト
から離れる。
圧搾ゾーン14内部で帰還途上の圧搾ベルト30即ちロ
ーラ28Cと28bとの間の圧搾ベルトは、適当な洗浄
装置T3により付着汚泥粒子を除去され得る。
この場合、段階的に徐々に脱水された汚泥は圧搾ベルト
30の開口部及びスクリーニングベルト18の開口部に
侵入しそこに付着し易い傾向がなく従って圧搾ベルトの
完全な洗浄を目的とする洗浄工程に要する水の量は極め
て少量であり、また洗浄工程も時々行なわれるのみでよ
いことを指摘したい。
また帰還途上のスクリーニングベルト18の洗浄は、駆
動ローラ20と別のドラムコントローラ79との間に配
置されている淡水利用装置77により簡単な方法で行わ
れ得る。
洗浄水は小タンクに収集されパイプ91を介して排水溜
56に搬送される。
洗浄工程に必要な水はパイプ50を介して給配される。
また比較的清浄な滑液を使用してもよい。最後に、ドラ
ムコントローラ79を通過したスクリーニングベルト1
8は一次テンションローラ80に誘導され、このテンシ
ョンローラを通過したスクリーニングベルト18は連続
作動に必要な・新しい循環を開始する。
本発明の本質的特徴は、分散ローラ32を使用してベル
ト18上に予め汚泥を均等な厚みと幅とで展開し、その
後この汚泥を圧搾手段により圧搾し、汚泥の脱水を確実
に行っているため、ベルト18に不均一なテンションが
作用するのを防止し得、ベルト18が蛇行したり、ベル
ト18にしわが生じたりすることを確実に防止し得、ベ
ルト18の耐久性を向上し得、ベルト18の流過機能を
長期に渡って維持し得る。
第2図は本発明の別の具体例を示す全体図である。
本例中、第1図、第1a図及び第1b図と同一符号のも
のは、前記具体例と同一の部材であって同様に機能する
ので、これらについての詳細な説明は省略する。
流過ゾーン10と吸引ゾーン12により前乾燥された汚
泥16は圧搾シー714に導かれる。
この汚泥上に、圧搾ベルト30が載置される。
この圧搾ベルトは、テンションローラ28の前の圧搾ゾ
ーン14の入口に於いて運搬方向に走行している。
圧搾ベルト30は透過性であり、本具体例では3個のロ
ーラ28,29,39のすべてを介して誘導され、スク
リーニングベルト18により駆動される。
本具体例の場合、中間のかじ取ローラ29は固定状態に
あり、テンションローラ28の軸はローラ29用の支持
及び旋回軸として形成されてもよい。
ローラ28と29との軸距離は調整自在で、これにより
圧搾ベルト30の張力が調整可能となる。
そしてこの張力の調整を介して、又駆動ローラ20に対
すると同時にスクリーニングベルト18と圧搾ベルト3
0との間の汚泥塊16に対する押圧力も調整自在となる
更にテンションローラ28の軸は、矢印の方向にわずか
にスクリーニングベルト18の平行線から角度を成す位
置に固定することが可能である。
これは汚泥塊16を緩慢に少しずつ圧縮させるためであ
る。
このような構成は、前記具体例と同じである。
圧搾ゾーン14では汚泥塊16から紙状の帯又は砕けた
汚泥物が生じる。
これはスクリーニングベルト82を介して容易に運び去
られ、第4排水ゾーンとして形成されたジグザグゾーン
15に適当な方法で運搬されることが可能である。
ジグザグゾーン15は多数のローラ78とスクリーニン
グベルト82とから成り、このローラの軸はスクリーニ
ングベルH8,82の運搬方向を横切り、且つスクリー
ニングベルH8,82に対して水平に装着されている。
ローラ78は運搬方向に於いて水平であり、ローラ間を
誘導されるスクリーニングベルH8,82が作動中波状
に走行するように、相互に縦方向に互い違いに装着され
ている。
スクリーニングベルト82はジグザグゾーンの前後を転
向ローラ84をめぐって誘導されている。
このスクリーニングベルトも無端ベルトとして形成され
ている。
汚泥塊が圧搾ゾーン14を通過し、スクリーニングベル
ト82上に落下した後、汚泥塊は2個のスクリーニング
ベルト18と82との間で挟持搬送され、つづいてガイ
ドローラ78間を波状に運搬される。
この際汚泥塊は圧縮応力と共に剪断応力によって十分に
圧縮及び剪断される。
これにより汚泥塊から更に相当の排水が行なわれる。
この粉砕効果を増すために種々の速度でスクリーニング
ベルトを走行させることも可能である。
ジグザグゾーン15で除去された水分は直接に受容水槽
76内部に流入する。
この受容水槽は装置全体に組込まれた構成要素であるか
ら、ケーシング86で包囲された装置全体は任意の場所
のどこにでも緊密な構造単位として設置され得る。
ジグザグゾーン15の通過後、汚泥塊16は転向ローラ
84から浮き上り運搬ベルト88上に載置される。
この運搬ベルトによって極めてすぐれて排水された汚泥
塊が運び去られる。
剪断応力の程度が調整自在であるために、ガイドローラ
78、特に上方のローラが運搬方向を横切るように移動
自在に装着されている。
特にジグザグゾーンは2種の別々の工程に区分されても
よい。
この場合第1工程に於けるローラの縦方向のオフセット
は第2工程の場合よりも小さい。
これにより第2工程では第1工程よりも大きい剪断応力
が生じる。
それぞれの工程の端部ではローラが直接型なり合ってい
てもよい。
その結果剪断応力に基づいて汚泥塊は圧縮応力によって
再び圧縮される。
最後にスクリーニングベルト18はテンションローラ8
0へ誘導され、このローラ80の後方テスクリーニング
ベルト18は新しく循環を開始する。
この循環は連続的操作にとって必要である。本発明の別
の具体例の利点は、4種の連続する工程の組合せから生
じている。
この4種の工程はすべて費用が少なくてすみ、何よりも
凝固促進剤とエネルギーに関する出費が少なくてすみ、
漸次的で極めて優れた排水効果をもたらす。
以上の通り、本発明では分散ローラ32を使用してベル
ト18上に予め汚泥を均等な厚みと幅とで展開すると共
に汚泥中の水分をスクリーニングベルト18を介して流
過した後、この汚泥を圧搾手段で圧搾しているため、汚
泥の脱水を確実に行い得る上に、ベルト18に不均一な
テンションが作用するのを防止し得、ベルト18が蛇行
したり、ベルト18にしわが生じたりするのを確実に防
止し得、ベルト18の流過機能を長期間に渡って維持し
得、ベルト18の耐久性を向上し得る。
本発明の実施の態様のいくつかの例を以下に列記する。
(1)圧搾ゾーンをスクリーニングベルトのガイドロー
ラの区域に配置していることを特徴とする特許請求の範
囲1又は2に記載の装置。
(2)濾過ゾーンを通るスクリーニングベルトは炉布の
形状で流過ゾーンを極めて自由に通過し、吸引ゾーンで
支持部材に被覆された吸引チャンバ上方を移動し、圧搾
ゾーンで少くとも2個のローラにより誘導される無端圧
搾ベルトの圧力を受けることを特徴とする特許請求の範
囲1゜2及び前項のいずれかに記載の装置。
(3)圧搾ゾーンでスクリーニングベルトが不透過性表
面上を誘導されることを特徴とする特許請求の範囲1,
2及び前記各項のいずれかに記載の装置。
(4)濾過ゾーンでは脱水が負圧にしないで行なわれ、
後続の吸引ゾーンでは僅かな低圧で行なわれることを特
徴とする特許請求の範囲1又は2に記載の装置。
(5)圧搾ゾーンの最終段階が鉛直方向に走行すること
を特徴とする特許請求の範囲1,2及び前記各項のいず
れかに記載の装置。
(6)スクリーニングベルトから離隔した圧搾ベルトが
ある間隔だけ前方に直進することを特徴とする特許請求
の範囲1,2及び前記各項のいずれかに記載の装置。
(7)圧搾ゾーンの後方に第4の排水ゾーンが設けられ
ており、第4の排水ゾーンでは、圧搾ゾーンで形成され
る汚泥塊に剪断応力が適用されていることを特徴とする
特許請求の範囲1又は2に記載の装置。
(8)第4排水ゾーン内部で汚泥塊が一定の剪断応力の
進行に応じて圧縮されることを特徴とする前項(7)に
記載の装置。
(9)汚泥塊が運搬方向に波状運動を行なって運搬され
ることを特徴とする前項(7)及び(8)のいずれかに
記載の装置。
(10) 濾過ゾーンではスクリーニングベルトが進
行方向にやや上り傾斜で配置されていることを特徴とす
る特許請求の範囲1又は2に記載の装置。
(ID ローラがスクリーニングベルトから調整自在な
間隔を隔てて配置されていることを特徴とする特許請求
の範囲1又は2に記載の装置。
(12)ローラが自由回転型であることを特徴とする特
許請求の範囲1,2又は前項01)に記載の装置。
03)ローラがスクリーニングベルトと同一方向に駆動
され得ることを特徴とする特許請求の範囲1.2又は前
項0υに記載の装置。
04)吸引ゾーンでは、吸引装置が吸引ポンプを備えて
おり、前記ポンプの接続管路は保有タンク上方で側部か
ら吸引チャンバに開口することを特徴とする特許請求の
範囲1又は2に記載の装置。
(15)吸引ゾーンでは、吸引チャンバが、スクリーニ
ングベルトの進行方向に向って増加する低圧を有する数
個のチャンバに細分されていることを特徴とする特許請
求の範囲1,2又は前項04)に記載の装置。
(16) 吸引ゾーンでは、吸引チャンバは管路を介
して水タンクに連通しており、前記管路は前記タンクに
没入しておりこれにより吸引チャンバ内の圧力測定装置
として形成されていることを特徴とする特許請求の範囲
1,2又は前項(14)に記載の装置。
07)不透過性表面が、圧搾ゾーンのスクリーニングベ
ルト用駆動ローラの表面区域であることを特徴とする特
許請求の範囲1,2及び前項のいずれかに記載の装置。
08)圧搾手段としての圧搾ベルトが、駆動ローラによ
り搬送されるスクリーニングベルトを押圧することを特
徴とする前項的に記載の装置。
α9)圧搾手段としての圧搾ベルトが、自己駆動機構を
備えずスクリーニングベルトにより移送され得ることを
特徴とする特許請求の範囲1,2及び前項のいずれかに
記載の装置。
00)圧搾ゾーンの圧力は、圧搾手段としての圧搾ベル
トの張力を変化させることにより調整自在であることを
特徴とする特許請求の範囲1,2及び前項のいずれかに
記載の装置。
(21)圧搾手段としての圧搾ベルトのスクリーニング
ベルトに対する開き角が調整自在であることを特徴とす
る特許請求の範囲1,2及び前項のいずれかに記載の装
置。
(22)圧搾手段としての圧搾ベルトの張力または開き
角を自由に調整する装置が形成されていることを特徴と
する特許請求の範囲1,2、前項(20)または(21
)に記載の装置。
(23)圧搾手段としての圧搾ベルトから絞り出される
残留水分が1個または数個の吸引装置により吸引される
ことを特徴とする特許請求の範囲1.2及び前項のいず
れかに記載の装置。
(24)圧搾手段としての圧搾ベルトが、スクリーニン
グベルトより小さいループ角に従って駆動ローラから離
隔することを特徴とする特許請求の範囲1,2または前
項のいずれかに記載の装置。
(25)スクリーニングベルトから離隔した圧搾手段と
しての圧搾ベルトが、接線方向に短距離だけ搬送される
ことを特徴とする前項(24)に記載の装置。
(26)ループ角が調整自在であることを特徴とする前
項(24)に記載の装置。
(27)圧搾手段としての圧搾ベルトの最終ガイドロー
ラが、本質的にスクリーニングベルトの駆動ローラより
小さい直径を有することを特徴とする特許請求の範囲1
,2または前項のいずれかに記載の装置。
(28)下記の特徴を有する特許請求の範囲1又は2に
記載の装置。
(a)無端スクリーニングベルトは、炉布として濾過ゾ
ーンを自由に搬送され、吸引ゾーンで支持部材に被覆さ
れた吸引チャンバ上方を移動し、圧搾ゾーンで少くとも
2個のローラにより支持された無端圧搾ベルトの圧力を
受ける、 (b) 濾過ゾーンでの脱水は低圧を用いないで行な
われる、 (C) 濾過ゾーンのスクリーニングベルトは進行方
向に向ってやや上り傾斜で配置されている、(d)
濾過ゾーンでスクリーニングベルトの進行方向を横断す
る方向に配置された分散ローラが、下水汚泥をスクリー
ニングベルト上に均等な厚みと幅とで展開させ分散させ
る、 (e) 前記ローラは、スクリーニングベルトから間
隔を隔てて配置されており、スクリーニングベルトの進
行方向に自由に回転するローラである、 (f) 吸引ゾーンの脱水がやや低圧で行なわれる、
(g) 吸引チャンバは、流出口に向って傾斜する保
有タンクと上方に配置された支持部材とを備える密閉室
から戒り、支持部材を介してスクリーニングベルトによ
り運搬される下水汚泥用側部シールが設けられており、
更に吸弓チャンバは吸引装置に接続する低圧装置を有す
る、 (h) 吸引チャンバは数個のチャンバに細分されて
おり、各部分チャンバ内の低圧はスクリ−ニングベルト
の進行方向に向って増加している、 (i) 吸引装置が吸引ポンプを備えており、その連
結管路が保有タンクの上方側部から吸引チャンバ内部に
開口している、 (j) 吸引チャンバがパイプを介して排水溜と連通
しており、前記パイプは前記排水溜に没入し吸引チャン
バ内の圧力測定パイプとして形成されている、 (k) 圧搾ゾーンはスクリーニングベルトのガイド
ローラの区域に配置されている、 (1)圧搾ゾーンのスクリーニングベルトは不透性表面
に誘導される、 (へ)不透性表面は圧搾ゾーンのスクリーニングベルト
を駆動するローラの表面域である、(、) 圧搾ベル
トは、駆動ローラにより搬送されるスクリーニングベル
トを押圧し得、またいかなる自己駆動機構をも有するこ
となくスクリーニングベルトにより可動である、 (o) 圧搾ベルトの張力とスクリーニングベルトの
開き角とを自在に変化させ得るように構成されている装
置により、圧搾ゾーンの圧力が調整自在である、 (p) 圧搾ベルトから絞り出される残留水分が1個
または数個の吸引手段により吸引される、(q) 圧
搾ゾーンの最終段階で鉛直方向に走行するスクリーニン
グベルトから離隔した圧搾ベルトが短い間隔だけ接線方
向に誘導される、(r) 圧搾ベルトはスクリーニン
グベルトのループ角より小さい調整自在なループ角に従
って1駆動ローラから離隔する、 (s) 圧搾ベルトの最終ガイドローラはスクリーニ
ングベルトの駆動ローラより本質的に小さい直径を有す
る。
(29)第4の排水ゾーンでは、スクリーニングベルト
及び少なくとも1個の端部ローラをめぐる付加のスクリ
ーニングベルトがローラ間を誘導されていることを特徴
とする前項(7) 、 (8)又は(9)に記載の装置
(30)上方ローラ及び/又は下方ローラが運搬方向を
横切って隣合うローラ上の方向に移動自在であることを
特徴とする前項(29)に記載の装置。
(31)ローラが少なくとも2個共に移動自在であるこ
とを特徴とする前項(29)又は(30)に記載の装置
(32)それぞれのローラブロックの端部でローラが相
互に押圧し合って装着されていることを特徴とする前項
(31)に記載の装置。
(33)第4排水ゾーンが吸引ゾーンの下方に装着され
ていることを特徴とする前項(29)乃至(32)のい
ずれかに記載の装置。
(34)総合受容水槽が4種の排水ゾーン全部で除去さ
れた水分を収容することを特徴とする前項(29)乃至
(33)のいずれかに記載の装置。
(35)第4排水ゾーンで除去された水分は直接に、そ
して流過及び吸引ゾーンで除去された水分は導管を介し
て、受容水槽に流入することを特徴とする前項(34)
に記載の装置。
(36)受容水槽の排水口は、水槽で一定の水位が保持
されるように高位置に装着されていることを特徴とする
前項(34)に記載の装置。
(37)吸引ゾーンで除去された水分を運搬する導管は
受容水槽の水中に延伸しており、流過ゾーンで除去され
た水分を誘導する導管は受容水槽の水位の上方に通じて
いることを特徴とする前項(29)乃至(36)のいず
れかに記載の装置。
(38)装置全体は運搬自在で、どこにでも設置し得る
単位として形成されており、受容水槽がその中に組入ら
れていることを特徴とする特許請求の範囲1,2及び前
項(29)乃至(37)のいずれかに記載の装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の概略説明図、第2図は第1図の装
置と別の構成を備えた本発明装置の概略説明図である。 10・・・・・・流過ゾーン、12・・・・・・吸引ゾ
ーン、14・・・・・・圧搾ゾーン、16・・・・・・
汚泥、汚泥ケーキ、18・・・・・・スクリーニングベ
ルト、20・・・・・・ローラ、22・・・・・・支持
部材、24・・・・・・開口部、26・・・・・・吸引
チャンバ、28・・・・・・ローラ、30・・・・・・
圧搾ベルト、32・・・・・・ローラ、40・・・・・
・流出口、42・・・・・・タンク、52・・・・・・
開口部、56・・・・・・排水溜、60・・・・・・ポ
ート、62・・・・・・攪拌装置、68・・・・・・凝
固促進剤、73・・・・・・洗浄装置、74・・・・・
・紙状バンド、75・・・・・・コンベヤベルト、76
・・・・・・タンク、77・・・・・・淡水利用装置、
79・・・・・・ドラムコントローラ、80・・・・・
・テンションローラ、84・・・・・・トラップ、88
・・・・・・真空ポンプ、90・・・・・・タンク、9
4・・・・・・ロッド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下水汚泥導入部から導入された汚泥を搬送すると共
    に汚泥中の水分を濾過する無端スクリーニングベルトと
    、このベルト上で汚泥を展開すべく、下水汚泥導入部よ
    り下流側でベルト進行方向を横断し且つベルトから所定
    距離だけ離間して、ベルト進行方向に回転すべく配設さ
    れた分散ローラと、分散ローラによってベルト上に展開
    された汚泥をベルトを介して圧搾する圧搾手段とからな
    る下水汚泥脱水装置。 2 無端スクリーニングベルトを介して汚泥が濾過ゾー
    ンからやや低圧の吸引ゾーンを介して圧搾ゾーンへと順
    次搬送される汚泥脱水装置であって、沢過ゾーンと吸引
    ゾーンとの間に分散ローラが配置されており、圧搾ゾー
    ンに圧搾手段が配置されていることを特徴とする特許請
    求の範囲1に記載の下水汚泥脱水装置。
JP50031729A 1975-03-14 1975-03-14 下水汚泥脱水装置 Expired JPS5832610B2 (ja)

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