JPS5832609A - 2−(4−ピリジル)アリルアルコ−ル高重合体の製造方法 - Google Patents

2−(4−ピリジル)アリルアルコ−ル高重合体の製造方法

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JPS5832609A
JPS5832609A JP12962281A JP12962281A JPS5832609A JP S5832609 A JPS5832609 A JP S5832609A JP 12962281 A JP12962281 A JP 12962281A JP 12962281 A JP12962281 A JP 12962281A JP S5832609 A JPS5832609 A JP S5832609A
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JP
Japan
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pyridyl
allyl alcohol
alcohol
polymer
sulfate
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JP12962281A
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Sei Shimizu
清水 「あ」
Tadao Ichikawa
市川 忠雄
Susumu Harada
享 原田
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Nitto Boseki Co Ltd
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Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2−(4−ピリジルファリルアルコール高重合
体の製造方法に関する。
一般に、モノアリル化合物は、そのアリル共鳴によって
安定化する友め、通常の方法で重合させても、高重合体
が得られないことは、周知のことであり、現在に到る迄
、2−(4−ピリジル)アリルアルコールから、その高
重合体を得たという報告は、皆無である。
本発明の目的は、2−(4−ピリジル)アリルアルコー
ルからそ?高重合体を得ることにある。
本発明者らは、第三級アイソ類の4級化剤として公知の
天孔メチルの如きアルキルハライド二臭化了り一の如き
アリ−・・ライド、又はp−トーーンスルホン酸メチル
の如tp−)ルエンスルホン酸エステルの存在下に2−
(4−ピリジル)アリルアルコールを重合処理してもそ
゛の高重合体が得MLないのに対し、脣定の有機溶媒中
で2−(4−ビリジルンアリルアルコールをジメチル−
酸やジエチル硫酸のようなジアルキル硫酸で処理スルリ
ジン環の窒素原子が4級化されると同時にアリル基の二
重結合が開裂し、しかもアリル共鳴による安定化を起さ
ずに重合が進むことを見い出し、この知見に基づいて本
発明を完成した。
すなわち、本発明の要旨は、 式 で表わされる2−(4−ピリジル)アリルアルコールを
ジアルキル硫酸と、2=(4−、ピリジル)アリルアル
コールとジアルキル硫酸を溶解するが−2−(4−ピリ
ジルコアリルアルコールの4級化物と重合体を溶解しな
い有機溶媒との存在下に重合させることを特徴とする2
−(4−ピリジル)アリルアルコール高重合体の製造方
法に、ある。
なお、Kabaztov (,7,Po)ymsr 8
a1 、016.1079(1967))は、式 で表わされるビニルピリジンを、ジメチル硫酸で4級化
することKより、直接重合体の得られることを報告して
いる。しかしながら、この化合物は、ビニル化合物であ
り、2−(4−ピリジル)アリルアルコールi異なり、
アリル基(ORIFOR−CR2−)を有していない。
従って重合反応中に、アリル共鳴を起こし、反応が停止
するという恐れは全熱な、い。それ故、ビニルピリジン
が、ジメチル硫酸の存在下に重合するとしても、このこ
と亡ら2−8(4−ピリジル)アリルアルコールが、同
様−に重合することを類推することは、著しく困難であ
る。
従ってこの事実は、本発明の特許性、を失なわしめるも
のではない。
次に、本発明の詳細な説明する。既に述べて来た如<、
2−(4−2リジル)アリルアルコールをジアルキル硫
酸で4級化し、それと同時に高重合体を得るためには、
その反応系をアリル共鳴を生じ難い系にして、重合させ
る必要がある′。従って、重合時に於ける溶媒の影響は
、著しいことが予想される。
本発明者らの検討によれば、2−(4−ピリジル)アリ
ルアルコールの高重合体を得る定めには、2−(4−1
?リジル〕アリルアルコール及びジアルキル硫酸を溶解
するが、2−(4−ビリジ゛ル)アリルアルコールの4
級化物及び重合体を溶解しない溶媒を用い、不均一系で
重合反応を行なわせることが必要である。その理由は、
不均一系では反応が進行するにつれて、重合体が系外に
沈殿−反応が円滑に行なわれるからである。
事実、溶媒として、2−(4−ピリジル)アリルアルコ
ールの4級化物を溶解するジメチルスルホキシ)’(D
M80)を用いた場合、固有粘度(ηinh )が0.
04のものしか得られなかったが、アセトン中(不均一
系)では、固有粘度(’Finh)3.39の重合体が
゛得られた一′同様の理由から、テトラとドロフラン中
及びジオキサン中では、高重合体(それぞれ固有粘度(
ηlnh ) = 3・17.5.05 )が得られ友
、 一方、芳香族系溶媒の中では、ベンゼン、ベンぜy
環に電子供与性基であるアルキル基やアルコキシ基など
が置換し次溶媒(例えバドルエン、キシレジ、メトキシ
ベンゼンなど〕及び比較的に弱い電子吸引性基であるシ
アノ基が置換した、ベンゾニトリルを使用すると高重合
体が得られるのに対し、ベンゼン環に比較的に強い電子
吸引性基であるニトロ基が置換したニトロベンゼンを使
用すると重合が起らな−。
他方、脂肪族系溶媒では、電子吸引、性基であるニトロ
基を有するニトロメタンを使用しt場合には重合が全く
起らず、ま九同じく電子吸引性基であるシアノ基を有す
るアセトニトリルを使用した場合には固有粘度(’l!
lnh ) 0.11の低重合体しか得られなかった。
また例えば、メチルアルコールやエチルアルコールの如
く、−活性水素を有する・脂肪族系溶媒で反応させると
2−(4−ピリジル)アリルアルコールのアリル基の水
素と、溶媒であるアルコミルの・水素との間で交換反応
を起こす様になり、アリル共鳴を生じ易く、重合性(即
ち、重合率及び重合度)は低下すると考えられる。事、
実、上記溶媒中で2−(4−ピリジル)アリルアルコー
ルヲ重合処理しても、重合体の収率も低く、高重合体は
得られなかった。
以上のことから本発明の方法の実施に好適な溶媒は下記
の如くである。
一般式 (式中、’l 、R2は同一まtは異なっていても曳い
低級アルキル基である) で表わされるケトン化合物; 一般式 (式中、mは4〜6の整数である) で表わされる環状モノエーテル化合物;一般式 (式中、p、qは同−ftは異なっていても良い1ま几
は2の整数である) で表わされる環状ジエーテル化合物; 一般式 (式中、X%Yは同一または異なっていても良く、水素
、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはシアノ基で
ある) で表わされる芳香族化合物。・・1・5つぎに、2−(
4−ピリジル)アリルアルコールとジアルキル硫酸との
仕込モル比と、重合体の収率及び重合度の関係について
検討する。本発明における不均一重合系に於ては2−(
4−ピリジル)アリルアルコール対ジアルキル硫酸のモ
ル比が1:1〜1:30の時、収率、重合度共良好な結
果が得られ・る。
また゛反応温度は−10−100℃、特に0〜50℃と
するのが好ましい。温度が100℃を越えると、2−(
4−ピリジル)アリルアルコールのアリル基の水素原子
(或いは水素イオン)が引き抜かれやすくなり、アリル
共鳴を起しゃ−すくなって重合が行なわれにくくなり、
他方温度が一10℃に満たない場合、開始反応に関係す
る、2−(4−ピリジル)アリルアルコールのジアルキ
ル硫酸による4級化反応が遅くなり、種々の削反応を生
じ、生長反応に好ましくない結果を与えるからである。
重合時間と収率“との関係をみると、反応温度により若
干の差異を生じてはいるものの、反応時間は約3〜96
時間、特に約12〜48時間であるのが好ましい。
以上の様にして得られた重合混合物系は、上方に液体(
溶媒)、下方に固体状重合体からなる2相に分離してい
るので、液相を傾斜法などで分離し、そのまま、乾燥さ
せるか、或は適当な溶媒、例えと、水に溶解し、多量の
非溶媒、例えば、エチルアルコールなどで再沈澱させ、
精製することが出来る。
qら4qt;も14ト4杢−け・ ヒ・ ν レンJ(
115季、ツヤ1、シ戸!977L/ 41しQ l電
J17 4 K(+: f+ r: 2−C4−t−)
−)rし)了りルアルフールA114木Cあう。
とジアルキル硫酸との混合方法などは、これら実施例の
みに限定されない。またジアルキル硫酸としてジメチル
(iiiIl!を用いたが、ジメチルml!やその他の
ジアルキル硫酸を使用しても同様に高重合体が得られる
。。
実施例1 既知の方法によシ合成した、2−(4−ピリジル)アリ
ルアルコール(以下Pムム・と略記する)t−ベンゼン
に溶解し、5mox/lのベンゼンS液(ム液)tll
lmlする。つぎに、ジメチル硫ml(以下I)M8と
略記する)をベンゼンに溶かし、5 mol / jの
ベンゼン溶IIL(B液)とする。
ム筐2dを試験管にと夛、5℃に冷却した后、BwLの
所定量を加えて、振とうし、試験管f:恒温槽内に浸漬
し、一定の重合温度で、24時間反応を行なった“。
ム筺とBiI金混合後、反応混合物は、直ちに、白濁し
、反応系の下部に、初め粘稠な液体が分離してくる。続
いてこれが固化する。しかしながらB液/ム液の体積比
が1未満である( FAA/DM80モル比が1t−越
える)場合には、下部の粘稠の液体は赤色とな9固化し
確い・ 反応終了層、上層の液体を傾斜して#ぎ、下部の固体層
をメチルアルコール10111で2回洗浄した后、10
dの水に溶解させる。この水溶at200dエタノール
に加え、生じた沈#をF*。
乾燥する。
重合条件および結果t−表−1に示す。
a)収率は、アムムーDM8が1対1の構造を持つ重合
体とし【計算した。
b) m有粘度は、生成した重合体を水に@解し、多量
のエタノール中に注入して生じた沈澱を、P別乾燥した
后、”Aoo(転)17ノの食塩水中で求めた60℃に
おける粘度(η1□= lnη1゜、10゜0 = 0
.5 g  ポリw  / 100aj−0,01mo
x/j食塩水)である。
以下O実施例で、単に粘度を示す場合は、すべてこの固
有粘度(η、工)t−表わす。
第1図および第2図は、Pムム及び上記反応の結果得ら
れた4連合体の赤外吸収スペクトルをそれぞれ示す。
図から明らかな様に第1図の単量体Pムムに存在した、
アリル基の2重結合に基ずく吸収、1840al−1,
990(’a−1e 920 (@−1が、第2図の高
重合体では消滅している。    、: 実施例2 実施f111−ellllLりA1[2mgK、B *
 4 m t 加え、実施例1と同様な操作で、反応温
度5℃で所定時間、重合させた。重合条件および結果を
表2に示す。
表 −2 実施例6 櫨々の溶媒を′用いて、それぞれPムム及びDMBの3
 mol / j溶at−amした。この溶11 t 
pムA/pus比が1/!になるように混合し、5℃で
48時間重合反応を行なった。実際の操作は、実施?1
11に準じ【行った。用いられた溶媒の種類および重合
結果を1t3に示す。
表 −3 実施例4 FAAをジオキサンに溶解し、濃度3 mo1/)の溶
t100jlJt−作シ5℃に冷却する。一方、DMB
を含むジオキサン溶液(llI1度c)mo1/l )
 100111jt−all製し、これを攪拌下に、添
加する。発熱が停止するのを待って、攪拌をとめ、s@
÷12時間、次に、10℃で12時間反応させる。反応
層、実施例1と同様の操作によシ、白色の重合体43.
96 )マ(収率85.6 % )が得られた。このポ
リマーの固有粘度(ηinh )は2.76であった。
実施例5 実施例1でlII製したム液2dとB液4dとを混合し
、アゾCスイソデチpニトリル0,01611(Pムム
に対し、2wt%)或は、ハイド誼キノン0.016.
9t−添加した后実施例1と同様の操作で、40℃で2
4a#間重合させた。得られた重合儂の収率及び固有粘
度は、それぞれ、78.0優、η1nh2.18及び、
78.5 % 、ηinh 2,14である。
この結果は、実施例1で示した、゛アゾビスイソブチ冒
ニトリル或は、ハイドロキノンt−添加しない系に於け
る重合結果と、実質的に等しく、この重合反応が、ラジ
カル開始剤及びラジカル重合禁止剤の影響を受けないこ
とがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は単量体である2−(4−ピリジル)アリルアル
コール(pムム)の赤外*a収スペクトル図、JI2図
は2−(4−ビリゾル)アリルアルコールの高重合体の
赤外線吸収スペクトル図である。 代理人浅村 皓 外4名

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 で表わされる2−(4−ピリジル)アリルアルコ−(4
    −ピリジル)アリルアルコールの4級化物と重合体を溶
    解しない有機溶媒との存在下に重合させると−とを特徴
    とする2−(4−ピリジル)アリルアルコール高重合体
    の製造方法。
  2. (2)  ジアルキル硫酸がジメチル硫酸またはジエチ
    ル硫酸であり、有機溶媒が、 一般式 (式中1a J 、”!Iは同一または異なっていても
    良イ低級アルキル基である) で表わされるケトン化合物; 一般式 (式中、mは4〜6の整数である〕 で表わされる環状モノエーテル化合物;一般式 (式中、Ds qは同一または異なっていても良い1ま
    たは2の整数である) で表わされる環状ジエーテル化合物および一般式 ! (式中、X、Yは同一または異なっていても良く、水素
    、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはシアノ基で
    ある) からなる群から選択される1種以上の化合物である、特
    許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. (3)2−(4−ピリジル)アリルアルコールヲ有機溶
    媒に溶解して得几第−溶液とジアルキル硫酸を有機溶媒
    に溶解して得た第二溶液とを混合した後、2−(4−ピ
    リジル)アリルアルコールをf合させる、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。
  4. (4)  #r−溶液の2−(4−ビリジルファリルア
    ルコールの濃度がQ、5 mol / l以jで飽和濃
    度迄であり、第二溶液のジアルキル硫酸の濃度が0.5
    mol/1以上で飽和濃度迄である、特許請求の範囲第
    3項記載の方法。
  5. (5)2−(4−ピリジル)アリルアルコール又はジア
    ルキル硫酸のいずれか一方を有機溶媒に溶解して得た溶
    、液に溶解処理に付されなかつ九2−(4−ピリジル)
    アリルアルコール又はジアルキル硫酸を綿体の状態で加
    えt後、2−(4−ピリジル)アリルアルコールを重合
    させる、特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. (6)  前記溶液の2−(4−ピリジルコアリルアル
    コール又はジ”アルキル硫酸の濃度が0−’5 mol
     /−1以上で飽和濃度迄である、特許請求の範囲第5
    項記載の方法。
  7. (7)  2− (4−2リジル)アリルアルコール対
    ジアルキル硫酸のモル比が1=1〜1:60であへ特許
    請求の範囲第1項〜第6項のいずれかに記載の方法。
  8. (8)  反応温度が一10〜100℃である、特許請
    求の範囲第1項〜第7項のいずれかに記載の方法。
  9. (9)  反応時間が約3〜96時間である、°特許請
    求の範囲第1項〜第8項のいずれかく記載の方法。
JP12962281A 1981-08-19 1981-08-19 2−(4−ピリジル)アリルアルコ−ル高重合体の製造方法 Pending JPS5832609A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9013263B2 (en) 2008-09-03 2015-04-21 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Wound iron core for static apparatus, amorphous transformer and coil winding frame for transformer

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9013263B2 (en) 2008-09-03 2015-04-21 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Wound iron core for static apparatus, amorphous transformer and coil winding frame for transformer
US9601256B2 (en) 2008-09-03 2017-03-21 Hitachi Industrial Equipment Systems Co., Ltd. Wound iron core for static apparatus, amorphous transformer and coil winding frame for transformer

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